慶應スポーツ新聞会

【女子ラクロス】悪天候下での熱戦 リーグ戦初黒星で2位通過決定/関東学生リーグ戦 立大戦

 

得点の足掛かりをつくった細田

得点の足掛かりをつくった細田

 

 

「超慶應」という目標を掲げ昨年に続く連覇を目指す慶大。ここまでリーグ戦負けなしで好調を維持していたが、ついにこの日立大に敗れてしまった。試合は降りしきる雨の中、行われたが前半から慶大は雨の影響からか正確さに欠けたプレーで苦戦。一方、一足早く天候を味方に付けた立大が、もたつく慶大を突き放していく。1-5で迎えた後半、やっと慶大らしさが見え追撃が始まるも、前半の失点が響き、4-7で痛恨の敗北。これで慶大のリーグ2位通過が決まり、同時にFINAL4の相手が明大に決定した。

 

 

 

関東大学リーグ第5戦 VS立大 

2013/10/20(日)13:10ドロー@東大駒場第二グラウンド

 

チーム
前半
後半
合計
慶大



立大



 

ここまでリーグ戦無敗、負け知らずできた慶大にとって、この試合が厳しい展開になることはわかっていた。しかし選手たちにもこの天気は予測できなかった。この激しい雨が選手たちを一層苦しめた。

 

ドローにおいても活躍した鈴木

ドローにおいても活躍した鈴木

前半開始から両チーム、慣れない環境に悩まされる。雨で足元が滑り、手元さえも狂いやすい状況、しかしその中でも立大は至って冷静だった。確実な近距離のパスと、ときには豪快な切り込みで慶大ゴールを脅かす。ドローでもうまくいかず慶大は5分までに一気に2点を献上してしまう。一方の慶大は環境に順応できず、パスミスを連発、また視界の悪さからリアクションスピードも落ちていく。ボールキープもままならない。そんなチャンスを立大は逃さず、臆することなくたたみかけてくる。こうなると慶大のリズムは崩れていくばかり。前線に回しても手堅い立大ディフェンスに阻まれ、シュートさえも撃たせてもらえない。そして18分には密集の中から失点し、これで3点差。やっとの思いで形を作った慶大が鈴木のゴールでなんとか1点を取るも、やはりボールへの反応の悪さが響き劣勢は変わらない。守護神渡邉を中心に盤石のディフェンスを誇ってきた陣営もこの日は不調。23、25分に立て続けに失点し1-5で4点差にとどめるのが精一杯だった。

 

勝利に貢献した福井

勝利に貢献した福井

運命の後半戦、雨がやむ気配はない。しかし慶大も次第に環境になれはじめていく。前半同様ドローから一気に攻め込まれる展開。ここはゴーリー渡邉が守り、前線にボールを供給。10分、同様のゴーリーセーブからの速攻で勢いよく走りこむと細田がプレッシャーをはねのけ鋭いシュートを放つ。このシュートがネットを揺らし2-5とすると、直後にも俊足を生かした展開で細田が得点を決めた。ここにきて縮こまっていた慶大の攻撃陣も吹っ切れたように果敢にシュートを放っていく。主将出原、廣野、小川が攻撃をけん引していく。だが相変わらず立大のゴーリーの好守により追加点は奪えない。だが「攻撃的ラクロス」を強みとする慶大には地力があった。16分、相手ゴール前でフリーシュートを獲得するときっちりとこれを決め4-5、ついに一点差に迫る。しかし立大はここからが強かった。厳しいチェックで慶大同点のチャンスを潰していくと攻める姿勢を貫いていく。その気迫に押され自陣で痛恨の反則。大きな1点を入れられた。その後は主将出原の負傷退場など嫌な流れが続き結局ここまでだった。4-7、今季負け知らずの慶大がついに負けた。

 

悪天候という同じ条件の中、負けたのはやはり実力の差か。東女体大戦で18得点を記録した攻撃は影をひそめ、ボールへの反応も悪かった。屈辱の敗北。しかしここで負けを味わったことは貴重な体験として選手たちの心に残るはずだ。

この敗北で立大のリーグ1位通過、慶大の2位通過が決まった。次なる相手はBブロック1位通過の明治大学。日本代表選手2人を擁する強豪で、昨年FINALで当たった因縁の相手だ。次なるFINAL4、負ければシーズンの終わりを容赦なく告げられる。連覇へ――本当の戦いはここからだ。      (記事・宮本 大)

 

 

以下コメント

 

大久保HC

(今日の試合を振り返って)立教がうちに焦点絞ってある程度策を練ってくることはわかっていたんです。それで今日の天候が雨で、グラウンドが狭いということ、それは相手には有利に働くということもわかっていました。それでも負けたのは準備不足ですね。(リーグ戦初の敗北だが)負けて4勝1敗で2位通過、それで明治か早稲田どちらに先にあたるかの差だったので、それに関してはあまり気にしていないです。昨年から負けを知らないチームでここまで来ているのでここで負けを知ったということを逆に利用しなければならないなと思います。(雨の影響は実際あったか)それは向こうも一緒なんでこっちのゲーム運びがやりづらくなったのは確かですけどそれが試合を分けたんだなと思います。(一番の敗因はなにか)すべてにあるんですが、前半から決めるべき時に決めきれなかったのは影響していましたね。(一番に修正すべき課題としては)ゲーム運びの中でいろいろな局面が訪れて、そこでぶれずに自分たちのプレーをすることだと思っているので、とくにはないです。(明治大戦に向けて)明治は実力は確かにあります。明治は攻撃型、早稲田は守備型のチームということで準決勝でいやだなと思ったのは実は早稲田なんですね。そういういみでは明治と先に戦えてよかったという気持ちで勝ちたいです。

 

細田咲彩

(今日の試合を振り返って)前半修正をかけられなかったのが負けの原因かなと思っていて最後1-5で折り返すことになってしまってそこを2-3くらいで抑えられるゲームだったと思っているので、そこで自分たちが決められなかったし守り切れなかったのが悔やまれるところです。(リーグ戦初の敗北だが)負けを知らないことが弱みであり、壁だというところで今シーズン始まったんですけど焦りから自分たちの敗北を招いてしまったのかなと思います。しかし負けで終わりではないとポジティブにとらえて明日から頑張っていきたいと思います。(ハーフタイムはどんなことを話していたか)立教はうまくいっているからそのままの流れでくるだろうという読みで、慶應はそれに対応して、いつもならできている強くゴールに向かっていくというところをしっかりやっていこうという話でした。(後半のシュートの出来は)試合前からどんどん仕掛けろというのはコーチから言われていたのでもっと前半からどんどん行かなければいけなかったなというのはあるんですが後半はとにかくゴール決めなきゃという気持ちでやっていました。(今日の試合で立教にどこが負けていたか)ボールに寄るというのが前半完全に負けていたなと思っていて相手ががむしゃらにガンガン来るのはわかっていたんですけど自分たちがそれを上回るくらい寄ることができていなかったと思うのでそこは修正すべきだと思います。(明治大戦に向けて)シーズン始まる時から敵は明治という話はあって、どうせどこかで当たる相手なのでもちろん勝ちに行きますし負けたくないという思いもあるんですけど、相手を一度気にしないで自分たちのことを見つめなおして明治に完璧な状態で当たれるようにここから2週間頑張っていきたいです。

 

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