【男子ラクロス】日本一へ好スタート/関東学生リーグ 日体大戦

昨季の無念を晴らすことを誓い、ついに開幕戦を迎えた慶大男子ラクロス部。リーグ予選敗退という厳しい現実に向き合い、今季に向けて時間をかけてきた分準備は万全だ。初戦の相手は日体大。序盤に先制されリードを許すも、後半の追い上げで見事逆転に成功。着実に白星を挙げていきたいところでしっかりと初戦勝利をおさめ、日本一への第一歩となった。

 

関東学生リーグ 第一戦VS日体大戦

2014/8/14(木) 17:20F.O. @駒沢オリンピック公園第二球技場

チーム名

1Q

2Q

3Q

4Q

慶大

日体大

 

 

主将としてチームを牽引する安藤

主将としてチームを牽引する安藤

落雷の影響で直前の試合が中断し、大雨の中40分遅れでスタートした開幕戦。前半は両者ともに慎重なプレーでなかなか得点が動かない。日体大ボールが続きパスを回される中で1Q15分に失点。しかし16分木島薫がシュートを決め、すぐに同点に追いつく。1Qは互いに探り合いながらの結果で終了し、2Qからついに慶大のオフェンスが力を見せ始める。脇坂俊輝、大西博也をはじめ慶大が次々とシュートを放つが、惜しくもゴーリーに阻まれる。徐々に攻めの時間が多くなり慶應ペースになったかと思われたところで、15分に失点。隙をつかれたか、続いて17分にも失点。相手のショットが不運にも慶大ゴールに滑り込む。チャンスを掴みつつも活かしきれていない慶大が、相手リードを許すことはできない。ここぞというところで18分、陣野クリスが慶大のチームアウト明けに自らランシューを決め、鮮やかなゴール。2Qを1-2で終える。

 

フェイスオフを制圧した陣野

フェイスオフを制圧した陣野

1点ビハインドで迎えた3Q。開始3分で木島薫のシュートが決まり、同点に追いつく。続いて5分には大西博也が相手をかわして技ありシュート。ついに逆転に成功した。「ディフェンスから盛り上げる」「オフェンスにチャンスを与え続ける」(安藤主将)と言うように、守護神安藤主将を中心として安定したディフェンスが、攻撃のチャンスを作っている。3Qは1点のリードを守って終了。さらに点を稼ぎたいところで、4Q開始直後、マイボールにした陣野クリスのパスが大西博也に通り、速攻でシュート。開始15秒でゴールを決めた。これを合図に、慶大のシュートラッシュが始まる。果敢にゴールを狙う中、11分、15分には脇坂俊輝のシュートが決まり、リードを広げた。4点のリードでこのまま試合終了かと思われたが、19分、すきを突かれ失点。しかし日体大に残された時間は無かった。慶大が3点のリードを守り7-4で試合終了。初戦、見事逆転勝利を収めた。次戦の相手は成蹊大。安藤主将は「目の前の相手に勝てるか、今までやってきたことが出せるかどうかという自分との勝負」に勝つことを意識してチームをゴールから鼓舞している。一戦一戦勝利を積み重ねていくことを着実にすれば、慶大の日本一への道筋が見えて来るに違いない。

 

 

安藤圭祐主将(商4)

(開幕戦への思いは)去年早い段階で負けてしまって、それを受けて今シーズン開幕戦にしっかり準備してこられたので良かった半面、開幕戦でも他のグループリーグでも、優勝がかかった試合でも、意識することに変わりはなく、目の前の相手に集中することです。(逆転に成功したオフェンス面を振り返って)前半特に相手のゾーンでフェンスが良くて、済し崩せないというか、攻めあぐねる時間が多かったんですけど、ディフェンスから盛り上げるというか、ディフェンスがしっかりやるべきことやって、オフェンスにチャンスを与え続けることで、その結果後半オフェンスもよくなったし、しっかりやってくれたと思います。(一方のディフェンス面を振り返って)まあまあというか、完成度は悪くはないんですけど、細かいところで詰め寄る面とか、最初の一失点目、まだまだ6人の共通認識というか、意思の疎通が不完全なところがあって、明日から煮詰めていきたいと思います。(ご自身のプレーについては)まだまだチームを救える存在になっていないかなと。自分が主将としても、主力としても、やるべきことを果たすべきだと思うし、もっとシュートとれたと思うし、もっとパスの精度にもこだわれたと思うし、オフェンスにも絡めたと思うので、まだまだそういった意味では反省も多いかなと思います。(先月出場されたワールドカップについて、どのような経験になりましたか)あそこまで身が削れるような思いをする試合はこれまで人生の中でも無くて、いろいろな人の思いも背負ってプレーしているんですけど、あくまでも一ラクロス選手として自分の夢でもあったので、自分自身のためにプレーできたのは収穫だったと思います。主将だからチーム運営を、というように考えずに、自分のプレーを追い求められたことは大きな収穫になりました。(今後に向けて意気込みを)開幕戦でも、次戦でも、優勝のかかる試合でも、やるべきことは変わらなくて、目の前の相手に勝てるか、今までやってきたことが出せるかどうかという自分との勝負にこだわって、128人全員で一試合一試合やっていきたいと思います。

 

陣野クリス(法4)

(今日の試合を振り返って)前半は天候に左右され中々点が入りませんでしたが、後半点を取って相手を突き放すことができて良かったです。(フェイスオフで圧倒されました)そこが自分の仕事なので、相手と戦い圧倒できてよかったです。(ワールドカップで得たこと)プロの選手と対戦することで新しい発見がありました。(陣野選手の得点が流れを変えました)味方と目が合って「得点を取ってください」という共通認識が取れて、思いっきりシュートしました。(次に向けて)目の前の一戦を頑張りたいです。

河村剛士(商2)

(今日の試合を振り返って)

接戦だったんですけど、ディフェンスはかなり良かったのであとはオフェンスを信じるだけだったのでこのままやっていけば日本一とれると思います。(春に比べてディフェンスが強化された印象があるが)安藤主将のいうことに従って、安藤主将を信じてついてきているだけですね。(次の試合に向けて)ディフェンスはかなりいい状況なので今度はロングから得点をとりたいと思います。

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