慶應スポーツ新聞会

【バレーボール】快進撃ここまで 3位決定戦へ/東日本インカレ 宇都宮大・専大戦

快挙ならず

快挙ならず

 

ついに8強にまで上り詰めた慶大。4強を懸けた試合は、今季2部リーグで優勝し秋からは1部で共に戦うこととなる宇都宮大。相手のデータが少ないだけに戦いづらい相手ではあるが、ここは突破して準決勝へと望みをつなげたいところだ。この試合に少々苦戦ながらも勝利すると準決勝で専大と対戦。フルセットまで持ち込む熱戦となったがあと一歩が及ばず、初の決勝進出とならなかった。

 

6月21日(土)第33回東日本大学バレーボール選手権大会第3日目 @墨田区総合体育館

 

得点
 
 
慶大
セット
宇都宮大
25

20
19

25
25

17
25

20
 

多彩な攻撃を見せる

多彩な攻撃を見せる

 

 

この日一試合の対戦は宇都宮大。第1セット序盤は相手のスパイクに対応できずリードを取られる展開となったが、以降黒田(環1)、丸谷(環4)を使った手広い攻撃で一気に逆転。最後は柳田中心に攻め25-20でセットを先取する。

 

第2セットも柳田、黒田のスパイクが光ったものの、15-16の場面から相手の3連続サービスエースを含めた6連続得点で差を広げられてしまう。途中池田(環2)のピンチサーブなどでなんとか流れを掴もうとするが叶わず19-25。スムーズな流れとは言えない雰囲気となる。

 

 

しかし第3セット。ここで第1セットでも使った丸谷、黒田の攻めを再び用いると相手もそれに対応できず14-8と一気に差が広がる。相手に的を絞らせない攻撃が功を奏し、その後の柳田のスパイクも決まり25-20で第3セットを取る。その後の第4セットは終始リードされる展開であったもののサイドアウトでしっかりとついていき、稲田(環4)のクイックも有効に決まって流れを変える。柳田の2連続サービスエースで試合をきっちりと締めセットカウント3-1で勝利。準決勝へと駒を進める。

(記事 中田健太)

 
得点
 
 
慶大
セット
専大
16

25
25

23
20

25
25

14
13

15
 

 

勝てば初の決勝進出となる慶大が準決勝で激突した相手は、明治を下して勝ちあがってきた専大。春季リーグでは負けている相手だ。

第1セット、いきなり黒田のスパイクが2連続で決まり、攻撃の口火を切る。その後、競り合う展開から抜け出したのは専大。エース藤中のサーブで流れをつかみ一挙7連続得点を奪う猛攻を見せる。慶大も柳田のスパイクで意地を見せるがこの差を最後までつめられず16-25でこのセットを落とす。

切りかえたい第2セット、相手のセッター山本の変幻自在なトス回しに対して慶大は柳田のパイプ、丸谷の得意の速い攻撃で対抗。またも序盤は拮抗する展開となる。9-9の場面から専大にミスが相次ぐ。稲田のキレのいいクイックもあり確実に差を広げる。ここから試合は両者点を取り合う展開に。結局この差を守りきった慶大が25-23でこのセットを取る。

 

エース中心となる

エース中心となる

 

第3セットも両チームの攻撃力が存分に発揮され、エースを中心としてスパイクを打ちこんでいく。随所でブロックやサービスエースなどで差を広げる専大に対し、慶大はこのセット連続得点を2回しか奪えないなど、試合を通してリズムをつかめなかった。途中、ピンチサーバーに入った林のサービスエースが飛び出すも、最後は強烈なクイックを決められ、20-25で落とす。

 

後がなくなった慶大。第4セット、序盤から柳田がインナーへ強烈なスパイクを決め、スタートダッシュに成功する。10-7の場面では稲田が待望のブロックポイントを挙げ、試合は一気に慶大ペースへ。その後もミスが目立つ相手にも助けられ、一度も逆転されることなく25-14と大差でこのセットを取る。

 

第5セットは点を取ったら取り返す一進一退の攻防に。6-7の場面でピンチサーバーに起用された池田がエンドラインいっぱいに落ちるサーブを見せ、慶應応援席が一気に沸く。一気に試合を決めにかかりたい慶大であったが、柳田のスパイクが相手のキルブロックに遭ってしまい、ベンチはたまらずタイムアウトを要求する。その後も自らに流れを引き寄せることができず、最後は藤中に3枚のブロックをつけるも決められ、13-15で無念の試合終了の時を迎えた。

 

紙一重の勝負だった。最後までどっちに転ぶかわからない試合展開。会場に詰めかけたたくさんの観客がその白熱した試合に釘付けとなった。結果はフルセットでの惜敗。「この負けの悔しさは選手と同じくらいある」(宗雲監督)と悔しさをにじませた。しかし、優勝候補に上げられていた中大に対しストレート勝ちを収め、またリーグ開幕戦で敗れた専大相手にも一歩もひかない試合展開を見せるなど、8位に終わった春季リーグからチームの完成度は確実に上がっている。東日本インカレの頂には届かなかったものの、明日には順大との3位決定戦が控える。勝って前半戦をいい形で締めくくりたい。

(記事 岩井邦夫)

監督・選手コメント

宗雲監督

(宇都宮戦を振り返って)見下しているとかそのような意味は無いのですが、宇都宮大とは1部と2部の差があるので相手はあたって砕けろという気持ちがあったと思うのですが、うちはそれに乗らず、しっかりと自分たちのバレーを展開していけたと思います。(専大戦はフルセットの激闘の末、惜敗となったが)専修さんはもともとタレントぞろいのチームで、それを山本君がうまく使っていて、うちはうまくはないチームなのですが、とてもいいゲームをすることができたと思います。最後はわずかな差でしたね。(取ったセットと落としたセットでは別のチームのようになってしまったが)取られたセットは相手のジャンプサーブにサーブレシーブを崩され、うまく攻撃できなかった。取ったセットはサーブレシーブがしっかり返って攻撃につなげられていたと思います。(明日の3位決定戦に向けて)明日もあるので、この負けの悔しさは選手と同じくらいあるので、勝って少しでもこの敗戦の悔しさを晴らしたいと思います。

 

柳田将洋 主将

(宇都宮大戦を振り返って)僕自身はあんまり立ち上がり良くないところが多かったので、周りの人に支えられて勝てた感じがしました。(専大戦とは惜しい試合でしたが)勝てば決勝というところでみんなのモチベーションも高くて、その中で負けてしまったというのはすごく悔しいんですけど、今日負けてしまったからと言って明日もしっかり試合があるので、今日のことは今日で切り替えて明日の3決にしっかり準備して戦いたいと思います。(今日の自身のプレーについては)宇都宮大学戦の時の立ち上がりが悪かったというのと、(専大戦の)5セット目のプレーでいいプレーをすることができなかったという二つ課題があったので、やはりそういうシチュエーションというのはなかなかそうなってみないとわからないので、そういう意味ではこの東日本の負けというのもいい経験になったなと思います。

 
野口剛志郎 副将
 
(宇都宮大戦を振り返って)どのようなチームで、どのような攻め方をしてくるのか事前にあまり知らなかったのですが、自分たちができるバレーをすることを心がけました。やりづらい面もありましたが、自分たちのバレーができたので結果もついてきたのだと思います。(専大戦を振り返って)悪いところがあったというよりは、相手の力にこちらの力がかなわず負けたと思います。秋季リーグ戦と全日本インカレでリベンジするため、もっと力をつけないといけないと今日負けてすごく感じました。(自身のプレーについて)春季リーグ以降いろいろな人と「もっと柳田選手を頼っていこう」と話していて、この大会でここまでずっと柳田選手を頼りにしてきたのですが、彼が思い切り打てるようなトスを心掛けていたので、それができたと思うのでそこはよかったです。一方で、総合力というか、僕を含めた他の選手がもっと得点を取っていく姿勢がないと勝てないと感じます。敗因を挙げるとすればここかなという気持ちもあります。秋に向けて、夏合宿などで取り組んでいかなければならないところだと思います。(3位決定戦に向けて)今季に関しては柳田選手を頼ると僕の中で決めているので、勝ち負けももちろんですが、締めくくりの試合ということで自分たちのバレーに徹し力を出し切ることにこだわりたいです。
 

出場選手

サイド
柳田将洋(環4・東洋高)
 
セッター
野口剛志郎(環4・東福岡高)
 
センター
上田悠貴(総3・生野高)
 
サイド
黒田彪斗(環1・富山一高)
 
サイド
丸谷将大(環4・東筑高)
 
センター
稲田聡典(環4・日向学院高)
 
リベロ
野瀬将平(環3・東福岡高)
 
途中出場
成尾陸(環4・高松一高)
 
 
林智之(商3・高知学芸高)
 
 
上野素希(文2・甲陽学院高)
 
 
池田裕哉(環2・北嵯峨高)
 

※この度は記事の掲載が遅れ、大変申し訳ありませんでした。お詫び申し上げます。

 

 

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