慶應スポーツ新聞会

【アメフト】ミスにつけ込まれ完敗 早慶戦

パスをキャッチしタッチダウンを決める寺園

パスをキャッチしタッチダウンを決める寺園

63回を迎えた伝統の早慶戦。1万人近くの観衆が足を運び、注目度の高い一戦となった。試合は慶大が先制するも、勢いに乗り切れず。ミスが続き、逆転を許すと反撃の形になかなか持ち込めなかった。終盤に追い上げるも及ばず、完敗。多くの歓声に応えることはできなかった。 

 

 

第63回早慶アメリカンフットボール対校戦

4月29日(水・祝)

@駒沢陸上競技場 14:00KO   

慶大 17-31 早大

1Q 3-

2Q 0-17

3Q 0-

4Q 14-

前半は早大に攻め込まれる場面が目立った

前半は早大に攻め込まれる場面が目立った

先制点は慶大が挙げた。試合開始直後の攻撃で慶大は3回のダウンの間にファーストダウンの更新に及ばず、パントを行った。ところがこれを早大がキャッチミス。ルーズボールを慶大が確保し、エンドゾーンまで残り10ヤード付近の地点からの攻撃権を得た。タッチダウンこそならなかったものの、K手塚太陽(経3)がフィールドゴールを決め、先制した。この流れに乗りたいところだったが、早大がすかさず反撃。パスを中心とした攻撃を止められず、タッチダウンを許し逆転を喫した。この失点をきっかけに痛いミスが続いてしまう。直後の攻撃では、ランプレーでまさかの落球。これを確保され、フィールドゴールを許す。続く攻撃でもパンターへのプレッシャーを防ぎきれず、パントをミス。タッチダウンにつながってしまった。悪い流れを断ち切れないままさらに失点し、前半を終えて3-24と大差をつけられてしまった。

 

2つのタッチダウンを決めた寺園

2つのタッチダウンを決めた寺園

後半に入ると落ち着きを取り戻し、3Qは無失点に抑えた。サックを続けて2度決めるなど、反撃を予感させるプレーもあったが、決定力を欠きなかなか得点に結び付けられなかった。4Qに入ると再び攻め込まれてしまう。エンドゾーン近くまで進まれると、早大はフォースダウンにもかかわらずパスプレーを選択。これを決められさらに突き放された。しかし、ここから慶大の粘り強さが実を結ぶ。QB米内碩希(商3)からWR寺園貴文(経4)へのタッチダウンパスを続けて決めた。しかし、逆転には及ばずタイムアップ。勝利を挙げることはできなかった。

勝利への思いが空回りしてしまったのだろうか。特に前半は地に足がついていなかったのか精彩を欠き、慶大のミスをしっかり得点に結びつけた早大との差が浮き彫りとなった。ディフェンスも決定力を欠き、相手QBの果敢な攻めを食い止められなかった。一方で、後半に入ると落ち着いたのか、ディフェンスではサックが決まり始め、躍動感を取り戻した。終盤には立て続けにタッチダウンを挙げたが、これらはそれぞれ性質の異なるもの。1つ目はこの試合中のコミュニケーションによって作られたプレー。2つ目は日々の練習に基づいた形でのプレー。2種類のプロセスを持つ得点を挙げられたことは、オフェンスの多様性の観点から収穫あるものだった。結果こそ振るわなかったが、今後に向けて意義のある試合だった。

 

(記事 平島将大)

 

コメント

 

金子陽亮主将(政4)

(試合の収穫)自分達のプレーがしっかりと出来ている時は相手をコントロール出来ていたこと。(反省点など)逆に前半は浮き足立って練習でできていた当たり前の事が出来ていなかった、試合に出ている人間もサイドラインにいる人間も。(守備について)前回の関学戦で課題であったディフェンスラインのスタートやコミュニケーション等で改善できた部分もあったが、圧倒的にタックル力がまだまだ低い。一発で仕留めきれていない。(早慶戦ということで特別な意識は)もちろん、観客も多く早慶戦ということもあって意識せざるをえない部分はありましたが、とにかく相手は気にせず自分達のプレーをしようという事を試合前から部員には言っていました。(今後の意気込み)春はしっかりと自分達のベースを作る時期、この敗戦で得た課題を一つずつ乗り越えて秋に向けて強くなっていくだけです。

 

米内碩希(商3)

(試合の収穫)自分のパッシング力を磨いていけば、トップ8の強豪校に対してもパスを通すことができる自信を持つことができました。パスを警戒しているディフェンスに対してもパスをしっかり決められるように努力したいと思います。(反省点など)緊張によって最初から波に乗ることができず、チームにも迷惑をかけたことをとても反省しています。QBはオフェンスだけでなく、チームの流れにも直結しているポジションであるということを改めて痛感しました。(タッチダウンパスを振り返って)オフェンスが下がっているときやハーフタイムでの話し合いで、CBとの1対1にレシーバーが勝てているという話を聞き、1本目のタッチダウンではプレーを変更してあのパスを選択しました。試合中のコミュニケーションが課題なので、今後より充実させていきたいです。2本目のタッチダウンパスは練習での良いイメージをしっかりと試合で体現できたものでした。プレーのコンセプト理解や対戦校のスカウティング、対戦校を意識した練習を今後さらにしていきたいと思います。(早慶戦ということで特別な意識は)やはりビッグゲームということで勝ちを意識し過ぎてしまいました。結果として空回りしてしまい自分の思うようなプレーもなかなかできず、悔しい思いをしました。次回雪辱を果たします。(今後への意気込み)自分自身の実力を向上させるのは当然ですが、QBとして常にオフェンス全体を意識し、リーダーシップをとって引っ張っていけるよう努力していきたいと思います。

 

寺園貴文(経4)

(今日の試合を振り返って)ラストイヤーの早慶戦だったので、負けてしまって非常に悔しいです。(1つ目のタッチダウンについて)最初入っていたプレーがロス上で変わったので、その時点で自分にくるパスだったので、絶対に決めてやろうという気持ちで臨みました。(2つ目のタッチダウンについて)2つ目も自分がプライマリーのプレーで、絶対決めてやろうという気持ちでやりました。(今後に向けて)5月は試合が毎週あるので、とりあえず毎週勝利を収めてられるように、自分のプレーで頑張りたいと思います。

Leave a Response

Please note: comment moderation is enabled and may delay your comment. There is no need to resubmit your comment.