【ソッカー男子】第66回早慶サッカー定期戦 試合後インタビュー

7月1日に行われた第66回早慶サッカー定期戦。試合後、須田監督と90分間を戦い抜いた選手の皆さんに、早慶戦の振り返り、そして今後について、お話をうかがいました。

 須田芳正監督

DSC_6910監督(今日の試合を振り返って)負けたので、弱いだけです。それだけですね。(選手たちには攻撃中心にという指示でしたか)攻撃的にしっかりパスコースを作って相手のギャップで受けて、最終的には裏で受ける、あるいは、サイドからの攻撃というところを中心に、取られたらプレスをかけるという指示でした。(後半特にチャンスが増えたようでしたが)チャンスがあっても、入らなければ意味がないです。(セットプレーからの失点でしたが)責任感がないの一言です。マークを外してしまったわけなので。(前半、狭いところでのパスが目立ちました)1、2回やったら、サイドにするだったり、裏を抜けるというようなことが必要でした。3本、4本持ってしまったら相手も集中してくるので、集中してきたらサイドにしようということを言っていたのですが、そこがなかなか強引に中をこじ開けようとしすぎてしまっていました。もう少し冷静にやらなければいけなかったと思います。(交代の意図は)5人使えるので、生きのいい選手を使っていこうと思いました。裏に抜けていく選手がなかなか抜けていけなかったので、プレーの速い選手たちを入れていきました。DSC_0647監督(リーグ戦との雰囲気の違いは)定期戦というのは、これだけ多くの1万人以上の観客が来ていますし、塾生の皆さんもたくさん来ているということで、選手たちも懸ける想いも強かったですし、もちろん我々もそうでした。定期戦なので、内容というよりも勝ちか負けしかないです。そういう意味では、負けてしまって「若き血」を歌えなくて本当に申し訳ないという一言に尽きます。(今後について)我々の目標は関東リーグです。今日見ていても早稲田との力の差というのはかなり広がっていったなという感じがしたので、この7、8月でもう一度覚悟を決めて目標である関東リーグ制覇を成し遂げられるように頑張っていきたいと思います。

 

久保飛翔主将(環4・済美高)

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(試合を終えて率直な感想をお願いします)試合が終わった後は何も考えられなかったですが、今思うことは、悔しい気持ちはもちろんあるんですけど、勝てなかったことでチームメイトだったり、この舞台を用意してくれた仲間に対して本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。試合中、自分がもっとできた部分がありますし、その試合に向けてもっと準備などできたことがたくさんあるのかなと思いました。そういう意味では、試合前から自分の覚悟が足りなかったなという思いがあります。(プレー面では)チームとして、戦術的なところでチャレンジできたと思いますが、失点してしまっては意味がないですし、負けてしまっても意味がないので、結果に結びついていないというのが今の現状です。どうすれば結果に結びついてくるのか、無失点だったり点を取るだったり、という部分を今後練習でつきつめないと、何回やっても勝つことはできないんだなと思いました。DSC_0616久保(リーグ戦が秋からまた始まります。今後について)早慶戦は悔しかったですが、いつまでも下を向いていられないので、しっかりチームとしてもう一度気持ちを切り替えて、今回なぜ負けてしまったのかということを、チーム全体でも一人ひとりでも考えて整理することで、チームとしても個人としても成長が見られると思います。後期はこんな悔しい思いをしたくないので、もう一度覚悟を決め直してリーグ優勝という目標を、自分のためだけではなく応援してくれる仲間のために絶対成し遂げたいと思います。

 

山田融副将(総4・横浜F.マリノスユース)

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(今の率直な気持ちを)本当に悔しいです。(今日の試合内容を振り返って)内容自体は悪くなくて、むしろ良かったと思うんですけど、点を取らないと勝てないスポーツなので結果を受け止めないといけないと思います。(具体的にどの面が良かったと感じていますか)練習してきたことを出そうということで、パスを細かくつないだり、といったことはできていたと思うんですけど、球際などのベースの部分で早大に劣ってしまったなという印象です。DSC_0634山田(後半はボールをさばくだけでなく、引き出すプレーも見られましたが)どうしても点がほしい場面で、引き分けでは絶対にだめだと思っていたので、その気持ちがそのようなプレーを生んだかなと思います。(試合後には涙も見られました)正直自分のことというよりは、主務の織井や、同期が下を見ている姿を見て感情がこみ上げてきましたね。(チームメイトに伝えたいことはありますか)目標はただ一つ、関東リーグに優勝してインカレに出場することだけになったので、改めてチーム一丸となって絶対に達成しようと伝えたいです。

 

 

宮原 隆志(経4・武蔵高)

DSC_6575宮原

(今日の試合振り返って)悔しいという気持ちそれだけですね。(最後の早慶定期戦となりましたが)自分にとっても同期と一緒にやるという意味でも最後の早慶戦で絶対に勝ちたかったのですけど勝てなくて残念です。(いつもより守備範囲が広いように思えたのですがそこは意識しましたか)今日はチームとして引かないで前から行こうという考えでやっていたので、自分がカバーする範囲も広かったのですけど、そこは意識して積極的に前に出るようにしました。DSC_0624宮原(失点シーンはセットプレーでしたが)壁の間に相手選手が座るとボールが見えなくて、他の選手も含め、直接のシュートに気をとられてしまいました。セットプレーで失点してしまうことは本当にもったいないことなのでこれからはなくすように修正していきたいと思います。(天皇杯の予選やリーグ戦後期に向けてはどのように気持ちを持っていきますか)今日の試合は実力差が出たと言ってもいい試合なので、この結果を謙虚に受け止めて自分達の足りない部分をこれから突き詰めていってどんどん良いチームにしていきたいと思います。

 

黄将健(総4・近畿大学附属高)

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(試合が終わって今の気持ちは)悔しいです。(去年出場したときと何か違いを感じたか)いや、同じです。やっぱり最高の舞台です。(ファーストシュートも放って個人的には流れに乗っていけたか)目的は点数取ることなので。練習よりできたところもあれば、練習よりできなかったところもありました。やっぱり練習とは違う局面が多いので、難しいけど自分たちのペースでサッカーができていたのでこじ開けたかったです。実力不足です。DSC_0668黄(得点を取るためにこれがあればというものは)チームとしてどこで取るかというのをもっと突き詰めていかないと。(後期に向けて意気込みをお願いします)まだまだこれからチームに貢献できるチャンスがあるので、自分のゴールで勝たせられるようにしたいです。

 

 

望月大知(環3・静岡学園高)

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DSC_6933望月(フェイスガードを付けてのプレーとなりました)2週間ぐらい前からこれを付けてやっているので、プレーに影響はなかったですし、それを言い訳にはできないので自分の実力が足らなかったと思います。(今の気持ちを)途中で替えられて、プレーが不甲斐なく終わってしまったことが本当に悔しいです。また121人の部員全員で戦うということで、ピッチに立つ以上は責任を持ってプレーしないといけないと思いますが、自身の甘さを痛感させられて申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

溝渕雄志(環3・流通経済大学附属柏高)

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(試合を終えて、今の率直な気持ちを)申し訳ないです。(立ち上がりの早い時間帯での失点がもったいなかったと思うが)まあもったいなかったと言ったらもったいなかったですけど、このフォーメーションにしてとにかく失点よりも得点しようという意気込みで臨んでいたので、あの失点があったからというよりかは追いつけなかったことが一番悔しいです。(相手の決定的なシーンを体を張って防ぐなど、気持ちのこもったプレーが目立った。この試合に懸ける意気込みとはどのようなものだったのか)今の4年生は1回も勝っていなかったので、そういう意味で勝たせてあげたかったっていう何よりそれだけで今日走ってやろうというふうに思っていて、1失点目もあれは僕のマークだったんで、前に入られて決められたという責任はあったので、何かゴールに関わる仕事を絶対守備でも攻撃でもやろうと思と頭を切り替えていました。でも結局得点につなげられなかったので、それがまだまだかなと思います。DSC_0632溝渕 (最後に、熱い声援を送ってくださった観客の方々へ一言お願いします)勝てなくて申し訳ないと思いますけど、まだまだ僕たちもこれからだと思いますし、これで負けて全てが終わりじゃないので、この負けを全員が真摯に受け止めてまず何か変わらないと、後期、リーグ戦優勝という大きな目標を本当に達成できないと思うので、ここで早稲田に負けたからこそ最後笑えたと言えるように、僕を筆頭に頑張っていきたいと思います。

 

宮地元貴(総3・東京ヴェルディユース)

DSC_0432宮地

(今日の試合を振り返って)全部で負けたということに尽きますね。(自信の出来については)自分自身も勝利に貢献できなかったし、何も出来なかったですね。(主体的なサッカーが出来ていたと思いますが)そこは今年の慶應のサッカーで、自分たちから受け身になるのではなくて、主体的にサッカーをしていこうということはずっと言っていたので、出来た部分というのはそれが慶應のサッカーなので、当たり前だと思います。DSC_0636宮地(宮地選手にとってはまだあと1回定期戦が残っていますが)早稲田は良いチームでしたけど、何が何でも破りたいですね。(後期や天皇杯予選に向けて)今日は終わってしまったので、しっかりと自分たちの出来たことと出来なかったことを振り返って、それを生かしていくしかこの先に道はないと思うので、夏場は覚悟を持って取り組んでいきたいですね。

 

井上大(総3・國學院久我山高)

DSC_6848井上

(試合を終えて、今の率直な気持ちを)悔しい気持ちが一番ですけど、これが今の実力だと思います。でもそれ以上に、この舞台を作ってくれたチームメイトや応援に来てくださったお客さんの皆さんに本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。(立ち上がりの早い時間帯にセットプレーから失点してしまい、もったいなかったと思うが)その通りで、本当にもったいなかったと思います。試合の流れ的にもあのシーン以外は自分たちが押し込めるシーンもありましたし、あの早い時間帯に失点してしまったことで多少なりとも焦りが出てしまったのはあると思います。(両ウイングバックがお互いバランスを取りながらかなり攻撃に絡んでいたが何か意識していたことは)このフォーメーションにしたのも相手のセカンドボールとかを前で拾うためだったので、高い位置でプレーすることは最初から意識していました。DSC_0118井上(自身にも決定的なチャンスがあったが最後まで1点が遠かったですね)そうですね、普段の試合であそこまで高い位置でプレーすることはあまりないので、チャンスに絡むことはできたんですけど、決めきれなかったことが本当に残念です。(最後に、熱い声援を送ってくださった観客の方々へ一言お願いします)まずは本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。今回は負けてしまいましたが、リーグ戦、そして来年の定期戦と僕自身が早稲田を倒すチャンスはあと何回かあるので、その時勝てるようにこれから自分自身もっと練習してもっとレベルアップしていきたいと思います。

 

加瀬澤力(環3・清水東高)

DSC_0188加瀬澤

(流れに乗り切れないまま試合が終わってしまったように感じたが)わからないですね。まだ気持ちの整理がついていないので… まだ、試合については振り返れてないですね。DSC_0152加瀬澤(無念の途中交代となってしまったが)受けられるところもかなりあったし、この後もうちょっと距離感がつかめていれば、よくなってきた段階で代えられてしまったので… 悔しいですね。(リーグ戦よりバックラインから積極的につないでいる印象を受けたが)今回は本当にしっかりつなごうということでやってきて、徹底してやれてるとは思ったんですけど、点に繋がらなかったら意味ないですよね。(秋に向けて)とにかく必死にトレーニングするしかないですね。

 

山本哲平(政3・國學院久我山高)

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(今日の結果について)素直に悔しいです。(3度目の早慶戦だったが雰囲気は)定期戦は普通の早慶戦とは違う雰囲気があって、とても盛り上がっていて、定期戦で勝ったことが無かったのでなんとしても勝ちたかったのですが、勝てなくて悔しいです。(早大の印象はどうだったか)サッカーはともかくとして勝負強い印象で、結局今日も攻め手は結構あったかもしれないですけど、セットプレー1本でやられて負けてしまったので、勝負強さがあるという印象です。DSC_6985山本(今日の試合で課題が見えたように思うが)そうですね。1つはセットプレーのところともう1つは、最後に相手はとても引いていて、その中でどうやって点を取るかというアイデアがなく、ボールを取られてカウンターを受けたりしたので、そこが課題で変えていきたいです。(後期リーグ戦に向けて)僕たちの目標は関東リーグ優勝なので、まずは前期よりいい結果を残さないとまず無理だと思うので、前期よりもいい結果を残せるように、引き分けを勝利に変えたり負けを引き分けに変えたりという戦い方をして、その中で早稲田にはリベンジしたいと思います。

 

矢野峻寛(文3・暁星高)

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(試合を終えて今の率直な気持ちは)初めてプレーヤーとして出場した早慶戦で、かける思いも強かったのですが、最後15分で点取りに行かなければならない場面で途中出場して、点を決められなかったのがただ悔しいです。(大きなゴールチャンスもありましたが、振り返っていかがでしたか)クロスから、2本チャンスがあった中で、そこを決めきれないとフォワードの控えとして出場できないしスタメンにもなれないので、決定力は課題だと思います。(1点を守り切る形になった早大に対して印象は)最後は本当に守備を固めてきていて、自分たちもいい形で何回かチャンス作れましたが、最後のところでやはり固く守ってくるなと思いました。(チームでどのような話を掛け合いましたか)後半は点取りに行かなきゃいけなかったので、前からプレッシャーかけてボール奪ってどんどん攻撃していこうとしていたのですが。形はできていたのに得点に結び付けられなかったので、これからもっと深めていかなければと思います。DSC_0628矢野(結果的には敗戦ですが、早大にここは勝っていたと思う点はどこですか)ゴールはありませんでしたが、いい形をつくれていた場面は練習の成果が出ていたので、そこから得点にきちんと結び付けられるように。良い守備から良い攻撃という形ができていたので、もっともっとやっていかなければならないと思います。(関東リーグ後半戦でも、戦っていくうえで早大との対決もありますが、今後に向けて意気込みをお願いします)定期戦4連敗して、リーグ戦も前期は負けてその節から早大が調子を上げてきて、自分たちが勢い付けさせてしまったとも思うので。後期の早慶戦は優勝争いに残るための戦いになる気がしているので、しっかり一つ勝って、目標のインカレや関東制覇に近づけたらなと思います。

渡辺夏彦(総2・國學院久我山高)

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(早慶戦に初めて出場して、今の気持ちを教えてください)今の気持ちを言うと、ここまで悔しいのかと。定期戦で負けると本当に悔しい。(自身のプレーについては)なかなか自分の良さが出せなくて、良くはなかったですね。前半のファールだとか、後悔するところばかりが頭に浮かんでいます。難しいなという感じです。(高校時代よりも低いポジションでのプレーだったが)大学入って、この試合に関しては初めて一個低いポジションでやった試合で、スタートは低めの位置から攻撃参加しようという感じだったんですけど、細かい戦術的に今日は前の収まりが全体的に前に前にという感じになったので、もっと関わるシーンが多ければ良かったのかなと思います。ポジションが低いということはあまり関係なくて、高いところでプレーしないといけないですね。DSC_7014渡辺(山田選手とボランチのポジショニングについて話はしましたか)基本的には融くんが低めの位置で僕が高めの位置を取って、そこはフィーリングを合わせながらここ二週間くらいやってきていて、今日も最後の方はかなり僕がFWに吸収される形でやったが、攻撃に厚みが出なかったです。申し訳ないなと思います。(後期への意気込み)関東リーグ制覇を目指している中でそれを簡単にとれるような実力ではまだまだないので再確認して、明日の練習から更に責任感を持ってやらないといけないなと思います。

 

手塚朋克(環2・静岡学園高)

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(今日の結果について)自分としては、途中からということで流れを変えなきゃいけない立場で、そういう面では自分としても色を出せましたし、個人的にいいプレーができたと思うんですけど、ただ課題であるクロスの入り方であったり、自分のクロスの質もそうなんですけど、決めきれなかったという面では自分もまだまだだと思うので、見つめなおしていきたいと思います。(早慶戦のピッチに立って感じたことは)前期のリーグ戦で早慶戦に初めて出て、正直ビビッてしまって何もできなかったので、今日こそはという気持ちでした。途中からなので自分が流れを変えなければいけないという責任感もありましたし、そういう面ではいい緊張感を持ってできたと思います。DSC_6810手塚(今後の課題について)自分は去年とか今まで波のある選手だったのですが、今は体も切れていますし、調子も自分的にはいいと思っているので、これを継続していかないといい選手にはなれないと思うので、まずはこの夏でスタメンを取るという強い気持ちを持ってやっていきたいと思います。(後期リーグ戦に向けて)スタメンに定着できるように、そしてスタメンに定着して試合に出るだけではチームのプラスにならないので、定着して自分が絶対に必要となる選手になっていきたいです。

 

小谷春日(環1・藤枝東高)

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(今日の試合を振り返って)自分にとっては初めての早慶戦で、失点して負けている状態で出た中でもっとボールに絡んで自分の特徴であるドリブルを出したかったというのは正直なところですけど、もう終わってしまったので、切り替えて夏に強くなって、後期リベンジしたいなと思います。(初めて早慶戦のピッチに立った時の気持ちは)勝つという強い気持ちで入ったのですが、結果チームとして点を取れなくて、そのまま終了のホイッスルが鳴ってしまって、悔しさ以外残ってないですね。DSC_0626小谷(監督からの指示は)自分の良さを出して、楽しんで来いということを言われました。(小谷選手にとっては来年以降も定期戦がありますが)個人的に初めての定期戦で、負けて本当に悔しい思いしか残っていないので、とりあえず後期に借りを返すつもりでやって、来年につながれば良いかなと思います。(後期や天皇杯予選に向けて)この負けを引きずらないで、切り替えて、また自分たちのやるべきことをやりながら、天皇杯勝ち上がれたら良いなと思います。

 

試合後にインタビューに応じてくださった須田監督と選手の皆さま、ありがとうございました。今後も皆さまのご活躍を期待しております。

また、この度我々の取材活動にご協力いただいたスタッフの皆さまにも、この場を借りて深く感謝申し上げます。

(慶應スポーツ新聞会 ソッカー班一同)

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