【バレーボール】秋季リーグ戦開幕! 立正大戦

この秋から2部で戦うこととなった慶大バレー部。第1戦の相手は昨季3部から昇格してきた立正大。開幕戦ということで序盤は動きが堅かったものの、池田裕哉(環3・北嵯峨高)を中心とした攻撃、そして不用意なミスが少なかった慶大が初戦をストレートで勝利した。

 

円陣を組む慶大バレー部

円陣を組む慶大バレー部

9月5日(土)秋季関東大学男子2部バレーボールリーグ第1戦 慶大×立正大@慶應義塾大学日吉記念館

 

得点

慶大

セット

立正大

25

14

25

17

25

18

 

秋リーグ第1戦のスタメンは春とは大きく変えてきた。慶大の点取り屋・黒田彪斗(環2・富山第一高)に代えて佐藤凜太郎(環4・東北高)。またミドルブロッカーも上田悠貴(総4・生野高)に代わり1年の伊藤祥樹(総1・清風高)出場した。その他のスタメンはウィングスパイカーが池田、ミドルブロッカーが上野素希(文3・甲陽学院高)、セッターが尾木将(政2・修道高)、リベロは野瀬将平主将(環4・東福岡高)。

第1セット。黒田不在で攻撃面では不安を抱える中、この日は池田が躍動した。相手のサービスが少し弱かったこともあり、セッターにしっかり返る・Aパスが多かったため、攻撃を優位に進められた。序盤こそサイドアウトが続き、7-7となるが、池田のサイドからのアタックが3連続ポイント、さらに相手のミスで11-7とする。終盤相手がタッチネットなどのミスを重ね、25-14でこのセットを取る。

体制を崩しながらもアタックする佐藤

体制を崩しながらもアタックする佐藤

 

第2セットも慶大が終始リードの展開に。ここで慶大が夏に力を入れてきた守備力の強化が表れてきた。2-0と慶大リードで迎えた場面には、相手のスパイクをリベロ・野瀬主将がスーパーレシーブ。これをサイド・佐藤が不利な体勢ながらもアタックを決めるなどしていきなり4連続ポイント。このセットは1年でスタメンの座を掴んだ伊藤のクイックも決まり、25-17として勝利まであと⒈セットとする。

 

第3セットはこの試合初めて嫌な流れになった。10-5と慶大が大きくリードした中、レフトからの池田のアタックが初めてブロックされる。これをきっかけに相手に5連続ポイントを与えるが、その後はセッター・尾木が池田にトスを集中せずに佐藤、伊藤に分散させて、相手のブロック陣を翻弄させ、25-18でストレート勝ちを決めた。

 

この試合は慶大が快勝したものの、「攻撃は決め手がない(宗雲監督)」と攻撃面には大きな不安が残る。課題の攻撃をこのリーグ戦中にどのように克服するか、そして自分たちの攻撃をどのように作っていくかが今後の戦いの重要なポイントと言えるだろう。

                                        (記事 後藤理央)

宗雲健司監督

(開幕戦でしたが)

もちろん選手は思う所はあって緊張していたと思います。

(チームの状態は)

守備力はまずまずになってきました。ただ攻撃はまだ決め手がないので今そこが苦しんでいる部分です。どこと練習試合させてもらっても攻撃は決め手がない感じが続いています。

(上田選手に代えて伊藤選手をスタメンで使いましたが)

上田も4年生ですし、すごく責任を持ってやってくれているのですが、今回はネット際のプレーが上手であり、クイックに入るテンポの良い伊藤の方を思い切って起用しました。

(夏に強化した部分は)

8月に入るまでは守備を中心に練習をしていた。ボールを落とさないための練習ですね。今日はそんなに強打がなかったので今日だけでは測れないのですが、ルーズボールをしっかり拾っていたので結果は出ていたと思います。

(明日の試合に向けて)

1試合、1試合成長をして戦えればなと思います。頑張ってくれると思います。

野瀬将平主将(環4・東福岡高)

(初戦ということでチームの状態は)

前半戦は悔しい思いをしたので、この夏の期間は「タフなチームに」という目標を掲げてやってきました。今日の試合を全員で待ち望んでいたのですが、今日はよかったと思います。

(今日の試合をふりかえって)

正直レベルの差が少しあったといえばおかしい話ですが、自分達のバレーをやって勝ちにいこうという事で100点ではないのですが、70点ぐらいの出来だったと思います。

(夏の練習で強化したことは)

ボールを落とさないということを念頭に置いて、レシーブ練習を多くやったので、それが少し出てきたのであと10試合しっかり出していきたいです。

(次戦に向けて)

全勝でいかないといけないので、しっかり明日も全力で戦っていきたいと思います。

池田裕哉(環3・北嵯峨高)

(お疲れ様でした。今日の試合を振り返っていかがですか。)

相手がランキングでいうと下位なんですが、それでも慶應らしく一点から思いっきりいくことが出来たので良かったと思います。またホームでの試合だったので、応援などもあってとても後押しされてやりやすかったです。

(初戦でしたが、チームの状態はいかがですか。)

初戦だったんですが、今日は積極的にいけていたので良い準備ができていると思います。

(この夏強化したことや取り組んできたことはなんですか。)

自分はアタッカーなんですが、サーブを狙われることが多いのでその練習を特に重点的にやってきました。

(明日に向けて意気込みをお願いします。)

明日も今日と同じように応援を受けながら、一点から思いっきりいくことを心がけて頑張りたいと思います。

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