慶應スポーツ新聞会

【野球】陸の王者の意地を見せつける! 全早慶野球戦熊本大会

8月5日(土)全早慶野球戦熊本大会 @藤崎台県営野球場

2年ぶりのユニフォームに身を包み好投する三宮

今年は2度行われる全早慶野球戦。1度目が5日に熊本県にて開催された。熊本で早慶戦が行われるのは63年ぶり。慶大に所属するマネージャーを含めた4人の熊本出身の選手らが地元で花を咲かせた。5人の投手リレーでピンチを凌ぎながら、見事13本の大量安打で14-3と大勝をあげた。

 

慶大

14

早大

慶大:○三宮、菊地、髙橋亮、石井雄、髙橋佑―郡司、三枝

早大:●大竹、早川、柳澤、藤井―道端、岸本、小藤

 

慶大:長谷川2ラン(6回)、瀬尾3ラン(7回)

◆慶大出場選手

 

ポジション

選手名(学部学年・出身高校)

[D]

安藤太一(環3・済々黌)

 

HD

長谷川晴哉(政3・八代)

 

RD

河合大樹(総3・関西学院)

[8]

柳町達(商2・慶應義塾)

 

H

金澤爽(商2・済々黌)

 

R8

大串亮太(法1・慶應義塾)

[7]

岩見雅紀(総4・比叡山)

 

R7

中村健人(総2・中京大中京)

[9]

谷田成吾(H28卒・JX-ENEOS)

 

R9

杉本京平(理2・中央中等教育)

[3]

明渡稜(政4・桐蔭)

 

清水翔太(総4・桐蔭学園)

[2]

郡司裕也(環2・仙台育英)

 

三枝遼太郎(商3・慶應義塾)

[4]

倉田直幸(法4・浜松西)

 

小原和樹(環2・盛岡三)

[5]

瀬尾翼(理4・早稲田佐賀)

[6]

照屋塁(環4・沖縄尚学)

P

 

三宮舜(H28卒・明治安田生命)

  

菊地恭志郎(政3・慶應志木)

  

髙橋亮吾(総2・慶應湘南藤沢)

  

石井雄也(商2・慶應志木)

  

髙橋佑樹(環2・川越東)

 

大型台風の接近に伴い強い風が吹き込んでいたが、幸運にも雲の割れ目からは青空が覗く。スタンドでは駆けつけた観客達のかき氷を頬張る姿が見られ、蒸し暑い中全早慶野球戦が始まった。両大学OBの選手も参加しており、慶大は三宮舜(現・明治安田生命)、谷田成吾(現・JX-ENEOS)といった記憶に新しい2名が駆けつけた。

同郷出身の早大・大竹投手と対決する安藤

慶大の先頭バッターは地元の熊本・済々黌高校出身の安藤太一(環3)。サイレンの音とともにボールがミットを突く音が響く。安藤は早大の先発・大竹と高校時代のチームメイトであった。当時バッテリーを組んでいた同志との対決で始まったこの試合は多くの熊本にいるファンの心をつかんだ。

試合が動いたのは3回。先頭の倉田直幸(法4)が2塁打で出塁するとその後三盗をきめる。1死三塁で主将の照屋塁(環4)が放った打球は中堅手の前に落ちる。慶大は先制のホームを踏んだ。しかし、その後の4回。早大先頭のランナーを出してしまうと、バッテリーミスもあり同点に追いつかれてしまう。シーソーゲームになるかと思われたが、6回に先頭の瀬尾翼(理4)が持ち前の選球眼で出塁すると、1死二塁の場面で打席には代打の長谷川晴哉(政3)。4球目が放たれると同時にフルスイングをすると打球はどんどんと伸び、レフトの頭上へ。大学人生初のホームランとなった。慶大打線はここで収まることはなかった。7回にも清水翔太(総4)、郡司裕也(環2)の連打の後にこの日慶大2本目の本塁打を瀬尾が放った。依然、打線は静まることを知らずに迎えた8回。継投に入った早大投手陣を慶大ナインが打ち崩す。5つの四死球にバッテリーミス、そこに5本の安打が絡み一挙8得点。点差は一気に12まで開き、ビッグイニングとなった。

見事な好守でチームを鼓舞する照屋

対する守備。慶大の先発はOB・三宮。社会人野球でも名を馳せる投手がピンチを凌ぎながら試合を進める。主将照屋の好守もあり、5回を4安打無四死球1失点で投げ切る。6回からは現役投手で継投に入った慶大。野手陣の援護によって最少失点で切り抜けたが、連打を許したり四死球が多く出たり、と打撃と反面、課題の残る結果となった。

下級生の活躍もあり、圧勝を収めた慶大。春季リーグ準優勝の意地を見せつけた。また、昨年は震災、今年は水害、と災難に見舞われた熊本県。地元の選手たちの活躍はきっと熊本の人たちに勇気と希望を与えたに違いない。六大学野球の発祥となった早慶戦。毎年行われるこの全早慶野球戦は野球界の活気につながってくるだろう。

 

This is YOUR day!!】地元の聖地で大学初ホームラン! 長谷川晴哉

地元で豪快な本塁打を放った長谷川

リーグ戦出場経験はまだない。大学通算本塁打が0から1に変わる瞬間を地元熊本の聖地・藤崎台球場で迎えた。今日1番の盛り上がりを見せたのはこの打席で間違いないだろう。この一打が見る者全員を魅了した。秋季リーグでは神宮球場でそのバッドの快音を響かせて欲しい。

記事:千綿 加華

 

 

◆打撃成績

  

 

[D]

安藤

三ゴロ

 

一直

       

HD

長谷川

     

左本②

 

四球

  

RD

河合

       

 

右安①

 

[8]

柳町

投ゴロ

  

逃三振

 

二安

    

H

金澤

       

四球

  

R8

大串

       

 

中安②

 

[7]

岩見

空三振

  

空三振

 

二併

 

右安①

  

R7

中村

        

左安

 

[9]

谷田

 

左飛

 

逃三振

  

遊ゴロ

四球

  

R9

杉本

         

死球

[3]

明渡

 

左飛

  

右飛

     

清水翔

      

左安

一ゴロ

 

左飛

[2]

郡司

 

三ゴロ

  

左飛

 

左安

二飛

 

左安

三枝

          

[4]

倉田

  

右2

 

左飛

 

投犠打

左安②

  

小原和

         

投併

[5]

瀬尾

  

空三振

  

四球

左中本③

四球

  

[6]

照屋

  

中安①

  

三犠打

空三振

死球

  

 

◆投手成績

 

打者

球数

安打

三振

四死球

失点

自責

三宮

18

77

 

菊地

19

 

髙橋亮

12/3

31

 

石井

1/3

 

髙橋佑

16

 

 

◆監督・選手コメント

三宮舜(H28卒・明治安田生命)

(今日の自身のピッチングを振り返ると)試合を作れたと思うのでよかったです。(今日の試合を振り返って)久しぶりの慶應のユニフォームで久しぶりに慶應の雰囲気を味わえました。(慶大のユニフォームを久しぶりに着た感想は)あんまり似合ってる気がなかったんですけど、やっぱり慶應のユニフォームはかっこいいなと思いました。(久しぶりに学生とプレーしてみて感じた社会人野球と学生野球の違いとは)ベンチにいる監督以外のみんなは学生なので、全員が同じ方向を向いてお互いに厳しく野球をやっているのが学生。社会人になると年齢がみんな違うので、学生同士で厳しく言い合えるのはいい雰囲気だなと思います。(最後に後輩たちにメッセージを)今日一緒にプレーした感じ、今の慶應は強いと思うので秋は優勝して欲しいです。

 

照屋塁(環4)

(タイムリーが出ました。打撃の調子は)今取り組んでいる段階なので、しっかりリーグ戦につなげていきたいなと思っています。(華麗な守備を連発しましたが、振り返って)今日は最初から最後までしっかり集中してやるということは意識してやったので、結果的にしっかり捌けてよかったです。1年越しの熊本開催への想いは)やる予定だったものが延びてしまって、それを1年経ってやっとできるということになったので、自分たちのプレーをしっかり見せたいなと思っていました。(これからの地方遠征に向けて)とにかくリーグ戦で勝つための取り組みだと思っているので、チームとして隙のないように取り組んでいきたいと思います。

 

安藤太一(環3)

(今日の試合を終えてみて)楽しめてできたので、それが一番よかったと思います。元気な姿を熊本の人たちに見せることができてよかったです。(久々の藤崎台球場でした)懐かしいな、という気持ちと慶應のユニフォームを着てこの球場にいるという新鮮な気持ちでした。(高校時代のバッテリー、大竹投手との対戦でした)最近野球やってる中で一番楽しかったです。純粋にピッチャーとの対戦を楽しめました。(母校の後輩の金澤選手も打席がありました)彼は常に一生懸命なので、打席に立っていてそれが伝わってきました。先輩としてもいいものが見れたな、と思います。(秋季リーグに向けて一言)まだベンチ入りはしてないんですけど、しっかりそこに入り込めるように練習していきます。

 

長谷川晴哉(政3)

(代打の場面を振り返って)僕自身あんまり上手い選手ではないので、目一杯振ろうと思って打席に入って、低めだけは絶対に手を出さないように振っていったら、いいところに飛んでくれてよかったです。(打った瞬間の感触は)打った瞬間に行ったなと思ったので、自身としても嬉しい一本でした。(地元・藤崎台球場で打った感想は)高校の夏の大会もここで負けてたので、ここで一本打てたのはすごい嬉しかったです。(熊本のファンの方々へ一言)がむしゃらなプレーを見ていただいて、少しでも楽しんでいただけたらよかった思います。応援ありがとうございました。

 

金澤爽(商2)

(今日の試合を振り返って)まずは早慶戦という舞台で勝ててよかったです。個人的には、四球でしたが自分のできることができたのでよかったです。(久しぶりに地元藤崎台球場でプレーしてみた感想は)やっぱり地元なので、大きな声援が後押しになりました。そんなみなさんの声援のおかげでフォアボールを選べることができたと思うのでみなさんに感謝したいと思います。(母校の先輩の活躍も見られました)僕の1個上の先輩たちなのでかっこよかったです。(そんな2人の対決は自身の目にどう映りましたか)色々思うことはありました。2人らしい結果だったと思います。(秋季リーグに向けて一言)試合に出られるかどうかは分からないですけど、勝利に貢献できるように、チームに何かしらできることがあると思うので、それを頑張っていきたいと思います。

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