慶應スポーツ新聞会

【相撲】85kg未満級で時田が準優勝!3選手が全国への切符掴む/東日本学生相撲個人体重別選手権大会

 7月30日、靖国神社相撲場で東日本学生相撲個人選手権大会が行われ、時田王右(環4・愛工大名電)が85kg未満級で準優勝した。慶大選手の入賞は、藤原治樹さん(H26経卒)の65kg未満3位以来3年ぶり。時田、石井良(経2・慶應義塾)、胡華興(薬2・慶應義塾)の3名は9月3日に行われる全国学生相撲個人体重別選手権大会に出場する。

準優勝を果たした時田

7/30(日)東日本学生相撲個人体重別選手権大会@靖国神社相撲場

 

 時田が怒涛の快進撃を見せた。予選トーナメントを突破し、迎えた優秀8選手トーナメント。強豪校の選手を立て続けに破っての準優勝に、「嬉しいの一言に尽きます。まさか自分が準優勝するとは思わなかったです」。望外の好成績に本人も驚きを隠せない様子だった。

強豪校の選手を立て続けに破った

 優秀8選手トーナメント1回戦では、渡邉(日体大)を土俵際に追い込まれつつ引き落としで破ると、続く2回戦は清家(日大)の突っ張りを上手く反らし、体勢を崩したところを寄り倒した。迎えた決勝戦はあっけなく突き出されたものの、殊勲の準優勝を飾った。

 

 小柄な体格。普段は相手の勢いをいなす相撲が持ち味だが、相手の体重が自分と変わらない今大会は、「自分から押していく相撲をとった」。立ち合いから果敢に仕掛けるスタイルが功を奏した。

2年連続の全国出場を決めた胡

 昨年の全国大会出場者の石井と胡は予選トーナメントを順当に突破。2年連続の全国を決めたが、いずれも昨年と同じく優秀8選手トーナメント初戦で敗れた。試合後は「1勝を求めすぎて、大会で良い結果を残すことに意識を向けることができなかった」(石井)「立ち合いの駆け引きで負けた」(胡)と悔しがった。「まずは一回戦勝ってベスト8を狙っていきたい」(胡)と全国での昨年超えを誓った。

 

(記事:江島健生 写真:萬代理人)

 

全試合結果

 

◎65kg未満級

▽予選トーナメント

1回戦

○石井良(経2・慶應)押し出し 大城(日大)

  • 渡辺雅治 押し出し 吉原(千葉大)

▽全国出場者選出トーナメント

準々決勝

  • 渡辺 上手投げ 大城(日大)

▽優秀8選手トーナメント

準々決勝 

  • 石井 吊り落とし 藤本(日体大)

 

◎75kg未満級

▽予選トーナメント

1回戦

  • 関野大輔(2)押し出し 酒井(日体大)

2回戦

  • 中村一稀(経2・慶應) 押し出し 中嶋(駒沢大)

▽全国出場者選出トーナメント

準々決勝

○中村 不戦勝

  • 関野 押し出し

準決勝

  • 中村 上手投げ

 

◎85kg未満級

▽予選トーナメント

1回戦

○胡華興(薬2・慶應) 上手投げ ドゥルグーン(上手投げ)

2回戦

○胡 寄り切り マークス(東北大)

○時田王右(環4・愛工大名電) 寄り切り 六井(拓殖大)

▽優秀8選手トーナメント

準々決勝

  • 胡 押し出し 宮城(日体大)

○時田 引き落とし 渡邉(日体大)

準決勝

○時田 寄り倒し 清家(日本大)

決勝

  • 時田 突き出し 森田(明大)

 

◎100kg未満級

▽予選トーナメント

1回戦

  • 平野皓大(商4・慶應)上手投げ 宇野(法政大)

 

◎115kg未満級

▽予選トーナメント

1回戦

○北原英嗣(政1・慶應) 不戦勝 野口(東京大)

2回戦

○北原 叩き込み 雑賀(中央大)

3回戦

  • 北原 下手投げ 鎌田(日体大)

▽全国出場者選出トーナメント

準々決勝

 

◎135kg未満級

▽予選トーナメント

1回戦

  • 長谷川大起(総2・木造) 引き落とし 中村(中央大)

 

以下、コメント

 

時田王右(環4・愛工大名電)

 

――準優勝おめでとうございます。今の気持ちは

 

  嬉しいの一言に尽きます。まさか自分が準優勝するとは思わなかったです。今日の目標がベスト8に入ることだったので、嬉しさと驚きの半々です。

 

――今日の取組を振り返って

 

  初めの立ち合いがどの相撲も思いっきり行くことができました。それが今日の準優勝できた要因になったと思います。相手の勢いを利用するというよりは自分から押していく相撲の方をとっていたと思います。

 

――全国大会に向けての抱負

 

  決勝で負けてしまったので、全国で借りを返せるように優勝を目指して頑張っていきたいです。

 

石井良(経2・慶應義塾)

 

――全国大会進出おめでとうございます。今の気持ちは

 

去年と同様出場することができて嬉しいです。去年もこの大会でベスト8に入ったので、今年はベスト4に入ることを目指していました。しかし、1勝を求めすぎて、この大会で良い結果を残すことに意識を向けることができなかった点で遺憾の念があります。

 

――今日の取組を振り返って

 

  油断してしまって、相手の形に入られて、負けてしまいました。

 

――全国大会に向けての抱負

 

  ベスト8以上の結果を残せるように、さまざまな技を磨き、練習をしていきたいです。

 

胡華興(薬2・慶應義塾)

 

――全国大会出場おめでとうございます。今の心境は

 

去年に引き続き出られるのは嬉しく思います。去年は全国が決まるまでの対戦相手がそれほど実力者ではなかったのですが、今回もそれは一緒でした。去年はベスト8に入って決勝トーナメントの1回戦で日大の強敵と当たったのですが、今回も同じような展開で日体大のかなりレベルの高い相手であっけなく負けてしまったので、そこが一つとても悔しいところですね。

 

――自身としては悔しい結果だったと

 

そうですね。はい。

 

――今日の取り組み全体を振り返って

 

一番大変だったのは一回戦で、完全に悪い体勢に持ち込まれて、相手の両手が自分の両脇に入ってもろ差しと言われる不利な体勢になってしまって、土俵際まで持ち込まれたんですけど、そこでなんとか上手を取れて、力を発揮できて良かったなと思います。二回戦は、多分留学生で経験者ではなかったので、絶対脇が空くだろうと思っていました。最初から相手の脇に手を差すことができて、簡単に倒すことができました。

 

――決勝トーナメントは立ち合いで決まってしまったという感じを受けました

 

立ち合いの駆け引きで自分は負けたなという感じがしていて。僕が先に両手を着いたんですけど、相手が両手を着くまでに結構時間をかけてきて、相手が一回両手を着けようとしたところで、来た、と思って出る準備をしたんですけど、相手が手を戻しちゃって。まだか、と思って重心を後ろに戻したところで相手がぱっと着いて、完全に重心が後ろに落ちた状態で立ち合うことになってしまいました。立ち合いの力とかスピードとか、自分の持っているものが発揮できなかったというのが一番の敗因かなと思っています。

 

――今までにそういう駆け引きをされることは

 

そうですね。そこまで普段の練習の中で立ち合いの駆け引きというのは意識したことがなかったです。今回の試合が終わったあと、同期の長谷川が「駆け引きで負けたな」と言ってくれて、ああ、確かにそうだなと思いました。それを今後の、全国まで時間があるので課題にしていきたいと思います。

 

――2年連続の全国大会出場になりますが

 

嬉しいですね。悔しい部分もありますけど、大学から相撲を始めてこうして2年連続で全国体重別に出られるとは思っていなかったので、非常に嬉しいですし、先輩が準優勝してくれたので、これからの稽古にも気合が入ります。

 

――目標は

 

勝ち上がっていきたいです。まずは一回戦勝ってベスト8を狙っていきたいです。

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