慶應スポーツ新聞会

【ホッケー(男子)】リーグ戦の雪辱果たせず。伝統の一戦を根負け/第91回早慶ホッケー定期戦

今年で91回目を迎える早慶ホッケー定期戦は、両校の応援部と多くの観衆の熱気の中行われた。先日の秋季リーグ最終戦のリベンジの意味も込めてなんとか勝ち取りたかった一戦。前半10分に獲得したPCでDF米山大樹(政4)が先制点を挙げ、勢いづいた慶大はさらなる得点に猛進するが、早大のペースに飲まれ得点を重ねることができない。1-1の同点で終えた前半、なんとか勝ち越したいところだったが、後半11分に失点。その後早大の積極的な攻めに圧倒され次ぐ後半27分に再び失点し、終盤には11人体制で総攻撃に出たが取り戻すことができず1-3で伝統の一戦を献上した。

 

第91回早慶ホッケー定期戦

 

11/5(日) 15:00試合開始 @駒沢オリンピック公園総合運動場第一球技場

 

 

前半

後半

合計

慶大

早大

 

 

得点者

 

前半10分 DF米山大樹(政4)

前半27分 失点

後半11分 失点

後半27分 失点

 

 

スタメン

 

GK相原宗之(商4)

 

DF米山大樹(政4)、吉國光裕(政4)、渡邉陸(法4)、望月慎之介(経1)

 

MF福谷亮太(政4)、金田翼(政3)、吉川大地(政2)

 

FW永野裕太(政3)、大久保遼(政3)、大橋俊介(政3)

 

 

来たるインカレに良い波をもたらすべく、そしてリーグ戦の雪辱を果たすためにも、この一戦は譲れなかった。早慶両校の意地がぶつかり合う、プライドをかけた戦いがはじまる。

 

先制点をあげた米山

立ち上がりから早大がサイドからドリブルでサークル内に侵入し、激しく攻め立てるがGK相原宗之(政4)の活躍で得点を与えない。迎えた前半10分に初のPCを獲得した慶大は、DF米山大樹(政4)によるシュートがゴールに豪快に叩き込まれついに先制点を挙げた。ここで流れを掴んだか、3度立て続けにPCを獲得した慶大であったが、それを得点に繋げることができず足踏みする。来たる前半27分、早大にカウンターで一気に攻め込まれると、そのままサークル中央から強烈なシュートを決められ1-1の同点に。なんとしても取り戻したい慶大は、その後早大にPCを与える場面もあったがなんとかしのぎ、追加点を許さない。MF金田翼(政3)らがカウンターで攻め立てるなど幾度とチャンスをつくるが、早大の人数をかけたディフェンスに阻まれ得点には結びつかず。1-1の同点で前半を折り返し、後半での勝ち越しを狙う。

 

前線へとボールを送る永野

後半、最初に動きを見せたのは慶大だった。後半2分、早速FW大久保遼(政3)が右サイドから果敢に駆け上がりゴールを脅かすと、次ぐ後半8分には金田のパスでMF福谷亮太(政4)がシュートを放つなど積極的な攻撃が見られる。しかし早大GKのブロックは堅く、なかなか決まらない。迎える後半11分、早大は巧みなパス回しで一気にゴールに近づき、放たれたシュートはそのままゴールに吸い込まれてしまった。1点を追う展開となった慶大は、連続でPCを奪うもチャンスを活かせない。中盤、選手の退場により、数的不利な状況となった慶大はなかなか得点の糸口をつかめぬまま、後半27分早大の素早いロングボールと鋭いストロークに翻弄され追加点を許してしまう。1-3の状況で迎えた終盤は「後半に入ってから慶大は集中力が切れてしまった」(米山)というように、激しい攻撃を仕掛ける場面が少なくなった。GKも加わり11人体制でプレーするも、思い通りの攻撃ができず、無情にも時間ばかりが過ぎてゆく。終了間際にPCを獲得したもののゴールを揺らすことならず、奮闘むなしく1-3で伝統の一戦は幕を閉じた。

試合後肩を落とす選手たち

 

後半から早大ペースで試合が進み、最後は福谷と米山が語るように「気持ちの強さ」で早大に圧倒されてしまった慶大。試合後の選手たちの目に光るものからも、この一戦にかけた想いの強さは察するに余りある。しかし選手たちは悔しさを滲ませながらも目線はすでにインカレへとシフトしている。今回の敗戦でますます勝利への執着を強めた慶大は、今週、インカレ初戦を新潟大と迎える。4年生の引退まで残された試合はあとわずか。必ずや勝利をつかみ、4年生の引退に華を添えたいところだ。

 

(記事:津田侑奈、写真:新池航平)

 

 

次戦 11月8日(水)第66回全日本学生ホッケー選手権大会 vs新潟大

 

9:30 試合開始 @天理大学親里ホッケー場第2フィールド

 

 

以下、選手コメント     

 

福谷亮太(政4)

 

(今日の試合を振り返って)勝ちしか求めていなかったので、まだ気持ちの整理がついていないのですが、正直悔しいです。(早慶戦ということで特別な気持ちはあったか)高3のときに勝っているのを観て、すごくかっこよくて、本当に勝ちたいなと思っていたんですけど、入学してから一度も(早慶戦で)勝っていなくて。勝たないと意味がないんですよ。意地と意地のぶつかり合いで負けちゃったのが非常に悔しいですね。(今回の結果について率直な気持ちは)春(の早慶戦で)勝っていただけに、悔しいのと、チームメイト、ここまで着いて来てくれた部員に申し訳ない気持ちです。(勝敗を分けたポイントは)やっぱり気持ちの強さだと思います。球際もそうなんですけど、早稲田の選手はうちよりもガツガツやってたと思うので、そこが違ったかなと思います。(インカレに向けて)もうインカレしか残っていないし、山梨学院大に勝たないとそこで終わっちゃうので、新潟大と東大(との試合)もありますけど、なんとしても、一つでも勝てるように頑張ります。

 

米山大樹(政4)

 

(今の思いは)4年の自分としては最後の早慶戦ということで、絶対に勝とうという思いでやっていましたが、後半にチーム全体が崩れてしまって負けたということが心残りにはなりました。(早慶戦ということで早大相手に特別な対策はあったのか)早大だから特別なことをするというのは無かったのですが、慶大の攻め方守り方を含めて今までのプレーが出れば勝てるのではないかと思って戦ってきました。(ゴールを決めて)素直に嬉しかったです。(勝敗を分けたポイントは)最後は気持ちの差だったのかなというところはあります。それと、後半に入ってから慶大は集中力が切れてしまったというところもありました。その気持ちと集中力という2点だったなと思います。(インカレに向けて)早慶戦で勝っていい流れでインカレに行きたかったのですが、もうインカレで勝つしかないので、しっかり目標であるベスト4に向かって頑張っていきます。

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