慶應スポーツ新聞会

【ソッカー(女子)】関東リーグ後期第7節 逆転勝ちで入れ替え戦出場決定! W昇格懸け、TEAM2017最終章へ 武蔵丘短大戦

課題を残しながらも、しっかりと勝利を、そして入れ替え戦出場権をつかみ取った。8月以来となった関東リーグは、今季最終節。慶大は武蔵丘短大に引き分け以上で入れ替え戦出場が決まる中で序盤からチャンスを数多く作りながら、16分に不用意な形で失点を喫する。それでも33分に鈴木紗理(総1・十文字高)のゴールで追いつくと、1-1で迎えた82分に工藤真子(総2・日テレ・メニーナ)のシュートが相手に当たってゴールに決まり、逆転に成功した。試合終了間際にも1点を追加した慶大は3-1で勝利し、2位フィニッシュ。来年1月末に開催される1部2部入れ替え戦への出場を決めた。

 

第23回関東女子サッカーリーグ2部リーグ 後期第7節

 

2017/12/3(日)13:00KO@武蔵丘短期大学グラウンド

 

【スコア】

慶應義塾大学 3-1 武蔵丘短期大学

 

【得点者】

0-1 16分 宮崎世梨奈(武蔵丘短期大学)

1-1 33分 鈴木紗理(慶應義塾大学)

2-1 82分 工藤真子(慶應義塾大学)

3-1 90分 オウンゴール(慶應義塾大学)

 

◇慶大出場選手

GK野村智美(総4・作陽高)

DF佐藤幸恵(総1・十文字高)→90分 齋藤宇乃(理4・慶應義塾湘南藤沢高)

DF加藤楓琳(総2・常盤木学園高)

DF熊谷明奈(総1・十文字高)

DF足立智佳(環1・大阪桐蔭高)→87分 鈴村萌花(総3・村田女子高)

MF松木里緒(環2・常盤木学園高)→84分 石川結菜(総1・静岡高)

MF工藤真子(総2・日テレ・メニーナ)

MF中島菜々子(総3・十文字高)

MF小川愛(総1・神村学園高)

FW鈴木紗理(総1・十文字高) →87分 勝木日南子(総2・大和高)

FW志鎌奈津美(環3・常盤木学園高)→35分 山本華乃(理1・山手学院高)

 

大学リーグ入れ替え戦出場権獲得から10日。8月以来の開催となった関東リーグでも慶大は入れ替え戦出場の可能性を残しており、“W昇格”に向けて勝負の最終節に臨んだ。引き分け以上で入れ替え戦出場権を手にすることができるが、1週間後に大学リーグ入れ替え戦を控える慶大としては勝って弾みをつけたいところ。伊藤洋平監督は大学リーグ第4節・山梨大戦(5○0)と同じメンバーをこの一戦に送り出した。

 

グラウンドコンディションの影響でボールが走らない状況下でも、慶大は立ち上がりから次々と好機を作り出す。まずは3分、左サイドの高い位置で粘った佐藤幸恵(総1・十文字高)のクロスに志鎌奈津美(環3・常盤木学園高)が足で合わせたが、シュートは右へ。さらに5分、鈴木紗理(総1・十文字高)が味方からのスルーパスに完全に抜け出したが、相手GKをかわし切れず。チャンスをつぶし続けていると、16分に相手選手の蹴ったボールがGK野村智美(総4・作陽高)の頭上を越え、そのまま慶大ゴールに吸い込まれて失点。伊藤監督が「本当にやっちゃいけない失点」と振り返った通り、不用意な失点でリードを許した。それでも33分、敵陣の高い位置で鈴木がボールを奪うと、遠目から鋭いシュートを叩き込んで同点に。前半は互いに1点ずつを取り合い、ハーフタイムに突入した。

 

後半も慶大はチャンスを作り続ける。59分、工藤真子(総2・日テレ・メニーナ)のスルーパスに抜け出した小川愛(総1・神村学園高)のシュートはGK正面。62分には鈴木が小川からの浮き球パスに反応して左足で狙ったが、これもGKにキャッチされる。その後も70分に山本華乃(理1・山手学院高)、75分に鈴木と立て続けに決定機を迎えながら、慶大は2点目を奪うことができない。それでも82分、ゴール前でボールを持った工藤が左足を振り抜くと、このシュートが相手DFに当たってコースが変わり、ゴールへと吸い込まれる。攻め続けた慶大がようやく逆転弾を挙げると、90分にも1点を追加。3-1で勝利し、2位フィニッシュで来年1月末に行われる1部2部入れ替え戦への出場権を手にした。

 

試合後に選手・指揮官が多くの課題を口にした通り、内容は決して手放しで喜べるものではなかった。「入れ替え戦に繋がったという結果だけしか残らなかった」(伊藤監督)、「もっとできることがあった」(野村)と、本来の姿とは程遠いものであったことは否めない。それでも全員でつかみ取った、1部への挑戦権。もう、視線はそこに向けるべきだろう。大学リーグに続いて入れ替え戦出場権を獲得し、“W昇格”を視界に捉えた。千載一遇のチャンスを、逃すわけにはいかない。両リーグ2部降格の憂き目に遭ってから1年。あの悔しさを晴らす時が、やっと来た。TEAM2017、最終章。荒鷲よ、暴れまわれ――。

 

(記事 小林将平)

 

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試合後コメント

 

伊藤洋平監督

(入れ替え戦出場が決まったがほっとしている方が大きいか)ほっとしているというよりは、やっぱり試合内容に関してあんまり満足できていないところが多いので、入れ替え戦に繋がったという結果だけしか残らなかった試合だと思います。(うまくいかなかった点は)意識の部分だけしか練習できなかったんですけど、2トップから掛ける守備というところで、やっぱりああやってショートパス主体で中央を崩してくるチームに対して間のパスを通されたりだとかが多かったのでまずそこが課題としてあったのと、やっぱり最後崩しの部分でお互いがお互いに空気を読みあっているというか、なかなかアクションして主体的に決断ができなかったというところが少し課題かなと思います。(攻撃の判断の場面でミスが多かった印象だが)そうですね。まあ答えはないと思うんですけど、「何もしない」っていう一番不正解なことをしているので、もうちょっとそういう部分を活性化させたいなと思いますね。(早めの交代に至ったのはそれが理由か)交代に関しては、守備ですね。守備のところで、志鎌の問題というよりは2トップの問題で、どちらか一方に指示を与えて答えを出したいという感じでした。(立ち上がり15分は良い入りができたが、一発のあるチームに先手を取られた。あれは問題と捉えるべきか)そうなんですよ。問題です、まさしく。相手のセットプレーからでしたし、決して防げない失点ではなかったと思います。来週の大学リーグ入れ替え戦は引き分けじゃだめで、先制点が本当に運命を分けると思うので、そういう意味では本当にやっちゃいけない失点だと思いますね。(グラウンドコンディション的にパスを繋ぎにくい状況だったが、それでもまずパスを繋ぐことを優先としたか)そうですね。まあグラウンドを確かめた感覚ではやれるっていう感覚だったんですけど、プレッシャーがある中でやってみると、頭も下がってしまいますし、1個1個のプレーがちょっと遅くなってしまいましたね。(相手のモチベーションという要素もあって難しい展開が続いたが、11で突入した終盤はどういうプランだったのか)この試合だけを見れば引き分けでもよかったんですけど、やっぱり来週も見据えてもう1点取りに行こうっていう話でやりましたけど、その前ですね。我々は先制するチャンスがいくつもあったと思うんで、やっぱりそこで仕留めて本当に残りの時間をボールを繋ぎながらコントロールするという状態に持って行かなきゃいけない試合だったと思います。(来週への良い教訓になったのでは)そうですね。もちろん結果も出ましたけど、課題もしっかり出た試合だったので、選手にとっては1週間後に繋がる試合になったんじゃないかなと思います。(これでW昇格も視界に捉えた。まずは来週の大学リーグ入れ替え戦に向けて意気込みを)本当に、最大目標である「大学リーグ1部昇格」はもう目の前にあるので、しっかりと積み上げてきたサッカーをやりながらも、見ている人を楽しませる、そしてなおかつ勝ちたいと思います。

 

野村智美(総4・作陽高)主将

(入れ替え戦出場を決めた)そうですね、3-1という結果で勝ちはしたんですけどゲーム内容的にはあんまり満足いっていなくて、チームとして今日の試合で良かったのは本当に次に繋げられたこと、このチームで長くサッカーができることだなっていう。それ以外はあんまり…。もっとできることがあったなってところですね。(ディフェンス面では1失点という結果だったが)今日の相手は大学リーグ1部ということで格上の相手ではあるんですけど、決して自分たちが戦えない相手ではないと思っていて、自信を持って試合に入った中での1失点だったのでそこは防げたと思いますし、流れからというわけではなくリスタートからの気の緩みでの失点だったのでゼロで抑えるべきだったし、抑えられたなと。(芝の状態が悪く、また重そうであったが)後半のサイドがボコボコしていたんですけど、そんな中でもしっかりできなきゃいけないので、ピッチを見た上での状況判断というのをもっと早くしなきゃいけないし、それに対応できないと上では戦っていけないと思うので、そこも言い訳にせずやっていきたいと思います。(関東リーグも入れ替え戦出場を決めたが、まずは来週に大学リーグ入れ替え戦が控える。意気込みを)今季の目標に「早慶戦勝利」と「1部昇格」を掲げていて、早慶定期戦では勝利できなくて、このチームで目標を達成できるのは1部昇格しか残されてない中で大学リーグを戦ってきたので、来週末は引き分けでも現状維持、勝ちが絶対条件なのでそれをこのメンバーで何としてでも勝ち取って、目標達成の喜びを味わいたいなと思います。

 

工藤真子(総2・日テレ・メニーナ)

(試合を振り返って)3点取れたんですけどまだまだ点を取れるシーンがいっぱいあったし、正直この結果には満足してないです。(立ち上がりはうまく入り、先制のチャンスもあった)そうですね。失点した後に押し込まれる時間が長かったし、やっぱり立ち上がりで決めるところを決めていかないといけないなと。立ち上がりを大事にしなければと思いました。(お互いに後方から組み立てるサッカー同士、主導権を争ったが)結構ビルドアップを練習して、後ろから組み立ててゴールに向かうシーンが増えてきているので、このまま続けていきたいなと思います。(今日はいつもよりFWの交代が早かったが、攻め方の違いは)(山本)華乃はすごくスピードがある選手なので、足下よりも裏に走らせるボールを出していこうかなと思っていました。(入れ替え戦まで日が空くがそれに向けての準備は)まずは来週の大学リーグを勝てるようにしたいと思います。(来週の大学リーグ入れ替え戦に向けて意気込みを)今日は引き分け以上ということで、失点しても点を取ればというマインドだったんですけど、来週は失点したら2点取らなきゃいけない不利な立場なので、やっぱり先制点が大きな鍵になると思います。今日はもっともっと決めるべきだったし、その課題を克服して、チーム一丸となって戦いたいです。

 

鈴木紗理(総1・十文字高)

(大学リーグと関東リーグ、ダブルで入れ替え戦出場を決めたが今の気持ちは)去年どちらも2部に落ちてしまってスタートしたチームなんですけど、入部して必ずどっちも1部に1年で上がるっていう強い思いを持って入ってきたので、昇格の可能性がだんだん見えてきて、安堵の気持ちでいっぱいです。(試合を振り返って)久しぶりのアウェイってことで、コンディションも気持ちの面でも色々とイレギュラーだったんですけど、ピッチに慣れるのもみんな早くて、パスにもそんなミスもなかったので、問題なくできて良かったです。(入れ替え戦出場には引き分け以上が条件となる中、どんなモチベーションで臨んだか)前期勝っている相手とはいえ、油断したら負ける相手だと分かっていて、自分たちのサッカーをやれば引き分け以上はできると信じていたので、いつも通りやりました。(自身のゴールシーンについて)その前に1本私が外していて、チームとしてずっと押されていたわけではないので、いつか1点取れるなというのはチーム全体として感じていたと思うし、自分自身でも思っていたので、1点追う形でも自分が1点取って同点にできて良かったと思います。(来年1月末の入れ替え戦まではかなり間が空くが)チームでこうしなければいけないっていうのはこのチームはいらないと思うし、自分自身で考えて行動すれば必ず1月末の試合にみんな調整してくると思うので、入れ替え戦に行く自覚と覚悟を持って、間のオフの日を過ごしていきたいなと思います。(来週の大学リーグ入れ替え戦に向けて意気込みを)来週こそ負けてはいけない相手で、今までやってきた集大成だと思うので、必ず自分が点を取ってみんなで戦って勝ちたいなと思います。

 

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