慶應スポーツ新聞会

【ソッカー(女子)】関東リーグ後期第5節 中島&松木弾で3連勝! 決定力には課題 前橋育英高校戦

前節、強豪MITO EIKO FC茨城レディース相手に5-0と快勝した慶大。今節は前期の対戦で「負けに等しい引き分け」(伊藤洋平監督)を喫した前橋育英高との一戦となった。序盤から多くのチャンスを作る中で23分にCKから中島菜々子(総3・十文字高)のゴールで先制に成功したものの、その後は追加点を奪えない。前期対戦時の展開も頭をよぎったが、70分に松木里緒(環2・常盤木学園高)が待望の追加点を挙げて相手を突き放す。試合は2-0で終了しリーグ戦3連勝を飾ったが、決定力に課題を残す結果となった。

 

第23回関東女子サッカー2部リーグ

 

2017/08/06(日)15:00KO@前橋育英高校高崎グラウンド

 

慶應義塾大学2-0前橋育英高校

 

【得点者(アシスト者)】

〔慶〕23分 中島菜々子(鈴木紗理)、70分 松木里緒(小川愛)

〔前〕

 

◇慶大出場選手

GK野村智美(4・作陽高)

DF佐藤幸恵(1・十文字高)

DF奥本くるみ(2・浦和レッズレディースユース)

DF加藤楓琳(2・常盤木学園高)

DF足立智佳(1・大阪桐蔭高)78 鈴村萌花(3・村田女子高)

MF松木里緒(2・常盤木学園高)902 高見澤るり(4・慶應義塾女子高)

MF中島菜々子(3・十文字高)46 勝木日南子(2・大和高)

MF工藤真子(2・日テレ・メニーナ)

MF小川愛(1・神村学園高)88 澤田優香(2・慶應湘南藤沢高)

FW 志鎌奈津美(3・常盤木学園高)→56 山本華乃(1・山手学院高)

FW鈴木紗理(1・十文字高)

 

前節、慶大は強豪MITO EIKO FC茨城レディース相手に5-0と完勝を収めた。約3週間ぶりのリーグ戦となった今節は、前橋育英高との対戦。前期の対戦では先制後も圧倒的にボールを支配しながら追加点を奪えず、逆に終了間際に同点ゴールを許して引き分けただけに、この試合ではしっかりと勝ち切りたいところだ。伊藤洋平監督は、前節に引き続きセンターバックの一角に加藤楓琳(総2・常盤木学園高)を起用している。

 

試合は序盤から慶大ペース。10分、鈴木紗理(総1・十文字高)のスルーパスに反応した小川愛(総1・神村学園高)が相手GKをかわしたが、シュートは枠をわずかに捉えられず。14分には再び小川が相手GKとの一対一を迎えたものの、ループシュートは上へ外れる。22分、今度は鈴木が相手GKと一対一になったがシュートはセーブされてしまう。なかなかゴールを奪えない慶大だったが、このプレーで得た左CKを中島菜々子(総3・十文字高)が頭で合わせて先制。1点をリードする。その後も慶大はボールを保持し続けるが、センターバックからの縦パスが相手にカットされるなどボールを奪われるシーンも。2点目を挙げるには至らず、1-0で前半を終えた。

 

後半も慶大が試合を支配する。57分、投入されたばかりの山本華乃(理1・山手学院高)があいさつ代わりの強烈なシュートを放ったが、枠の外へ。65分には山本が左サイドからクロスを入れると小川が収めて最後は足立智佳(環1・大阪桐蔭高)がシュートを狙ったが、相手GKの正面を突いてしまう。1-0のまま試合は進み、前期対戦時の展開が頭をよぎり始めた70分、慶大に追加点が。右サイドをドリブルで突破した小川の折り返しを松木里緒(環2・常盤木学園高)がきっちりと決めてゴール。2-0とする。その後は交代枠も使いながらうまく時間を使い、しっかりと試合を終わらせた慶大。決定力に課題を残しつつのリーグ戦3連勝となった。

 

試合後、選手たちの表情はどこかすっきりしないものであった。決定機の数に対する2得点という結果がそうさせたことは想像に難くない。野村智美(総4・作陽高)主将が「勝ち点だけじゃなくて得失点差も関わってくる」と語った通り、佳境を迎える昇格争いにおいては1点でも多くもぎ取ることが求められる。また、先日には9月に開幕する大学リーグの日程も決定。1部昇格を目標とする以上、やはり多くのゴールを奪うことが必要不可欠だ。「勝つのは大前提として、内容の良いサッカーで勝ちたい」と鈴木が話すなど、選手たちの気合は十分。まだまだ、荒鷲の実力はこんなものではないはずだ。

 

(記事 小林将平)

 

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試合後コメント

 

伊藤洋平監督

(試合を振り返って)オフ明け後初の試合で、前期引き分けた相手で難しかったんですけど、本当に良い準備ができて、無失点で勝利を挙げることができて安心しています。(オフ明けということやこの暑さなど難しいところもあったと思うが試合の狙いとしては)あっちが5-4-1でまたブロックを作ってくるというのは分かっていたんで、しっかりボールを動かして数的優位を作りながら攻めていこうと。あまり攻め急ぎすぎたりして体力勝負をするんじゃなくて、数的優位をしっかり作ろうという練習をしていました。(センターバックからの縦パスが相手に引っかかる場面が多かった)センターバックがどうしても数的優位になって、そこからの配給というところをテーマにやっていたので、チャレンジはしていたんですけど、引っかかる場面も多かったのでまあ50点くらいですかね。(右サイドバックの足立選手がフリーになる場面も多かったが、それでも中を選択した)そうですね、中ですね。中で数的優位を作ってっていう狙いだったんですけど、まあ外側の選手がフリーだったんでそこはやっぱり使わなきゃいけなかったかなと思います。(チャンス数が多かった中で2点、監督としてはもっと取れたという評価か)うーん、そうなんですよ。大学リーグもやっぱり1点目、2点目をどれだけ早く取って得失点差勝負というところもあるので、やっぱりああいうところで本当に無慈悲に、息の根を止めにいくくらいのつもりでやっぱりやらないと、どこかでツケが回ってくると思うので、そこらへんは練習から厳しさを求めたいなと思います。(展開としては1-1で引き分けたホームでの前橋育英高戦が頭をよぎったのでは)よぎりましたね。やっぱりちょっと交代もなかなか踏み切ることができなかったので、もうちょっと安定した戦いができるように、ビルドアップの練習をしていきたいなと思います。(そこを次節までの2週間で突き詰めていくことになるか)そうですね。まずは来週1週間で育成リーグがあって、次はまた尚美学園大なので、ロングボールが主体の相手に対してどう戦うかも含めて準備していきたいなと思います。(加藤選手がフル出場したが調子が上がってきたか)上がってきましたね。ますます期待できると思うので、次も期待していてください。(ここから工藤選手がユニバーシアードで離脱するがどう補っていくか)そうなんですよね。彼女がいなくなるのはみんなもう分かっているので、そこで誰かが台頭してくるでしょうし、それにやっぱり僕も期待しているので、楽しみにしていてほしいと思います。(次節に向けて)次も前期で引き分けている尚美学園大で、今2位を狙えるチャンスは十分あると思うので、しっかり4連勝を狙いにいきたいなと思います。

 

野村智美(総4・作陽高)主将

(試合を振り返って)早慶定期戦とMITO戦を終えて、テスト期間とかもあって2週間以上空いて入った試合だったので、前期を振り返った中で自分たちの良いところや1回対戦してどう来るか分かった相手との戦いに関しては想定通り臨めたかなと思ったんですけど、もっともっと得点にこだわって積み重ねなければいけないところはあったかなという感じです。(前半からチャンスは多かったが決めきれなかった)そうですね。ここからは勝ち点だけじゃなくて得失点差も関わってくる中で、たぶん見ていても思われたと思うんですけど、「そこは決めてくれ!」っていうのがたくさんあって、そういうところが今後響いてくると思います。それはシュートを打った本人たちが一番分かっていると思うので、こだわってやっていかなきゃいけないと思います。(失点が少ない試合が続いているが、守備は良くなっていると感じるか)はい、安定してきたと思います。自分たちのミスで失う場面はあってもそれに対して対応ができていたり、1人のミスを1人のミスで終わらせずにカバーする意識があるのはチームとして良いことだと思いますし、自分自身も味方を信頼して自分のプレーに集中して安定して入れていると感じています。(大学リーグの日程が決まったが、やっていくことは)大学リーグは1周しかしなくて絶対に負けられない試合が続くので、失点を0に抑えることは全試合徹底してやろうと思っています。そのなかでどれだけ点を決めていけるか、今日の課題にもなったんですけど、そういうところにこだわってやっていきたいとチームでも話しています。(次節に向けて)2週間空くのでもう一度今日の試合を振り返って、1人1人の課題に取り組むのはもちろんですけど、チームとしても勝つためにできることがたくさんあると思うので、全体でしっかり取り組んで勝ち点3を取りたいと思います。

 

佐藤幸恵(総1・十文字高)

(試合を振り返って)前回最後の最後で追い付かれてしまった相手に今回勝ちきれたことは、この先関東リーグで上位を目指すのにすごく有利になったと思います。(失点が少ない試合が続いている)練習でもディフェンスを中心にやったりしていて、だんだんお互いにコミュニケーションが取れるようになってきたので前より良くなってきていると思っています。(今日は松木選手が中央寄りになって佐藤選手が高い位置をとっていた)そうですね。前回の試合から相手は引いてくるなと分かっていたので、練習の時からサイドを幅広く使って厚みを持ってサイドから攻撃できたら良いなと思っていて、里緒さんとうまく連携を取って攻めることができたかなと思います。(ミドルシュートも積極的に打っていたが、ゴールはかなり狙っているか)そうですね、狙っていたんですけど…(笑)。キックには自信があるんですけど今日はあまり足に当たらなかったです。でも今後もどんどん狙っていけたらと思います。(いつもと違って途中出場の鈴村選手と左右で入れ替わったが理由は)たぶんですけど、キャプテンマークを巻いていた相手の10番が裏をよく狙ってくるのに対して、自分は足の速さには結構自信があるので、一対一で負けないようにという伊藤監督の意図かなと思いました。なのでそこを感じ取って、一対一では絶対に負けないようにしました。(今日の試合に限った監督の判断ということか)そうですね。練習でもずっと左だったので。(次節に向けて)今日勝って、上位2チームに入って昇格するチャンスは全然あると思うので、絶対に勝ってチームを1部に上げられるように、自分も精一杯頑張って貢献していきたいと思います。

 

鈴木紗理(総1・十文字高)

(試合を振り返って)試合前まで全員で揃って練習することができていなかったので、コンビネーションのところで心配はあったんですけど、前半はやっていきながら調整していくという形でチームが良くなっていったので、良かったかなと思います。(今日の狙いは)順位が下の相手に対して負けちゃいけないというのがまず第一で、それに加えて何点取れるかというところが勝負だと思っていました。(試合の中でポジションを入れ替えていたが)途中から出てくる選手に応じてみんながポジションを移動していったと思うんですけど、任されたポジションをみんなができていたので、良かったと思います。(後半からはボランチでのプレーだったが)自分がトップの時は落ちる動きがあるんですけど、自分がボランチになるとツートップとツーボランチで2、2に別れてしまって流動性というのが欠けてしまったので、パスが回りづらくなったり、味方同士の距離が悪くなってしまうというのが課題だと思いました。(次節に向けて)尚美学園大は前期に引き分けているんですけど、自分自身は出られていないので、後期は勝つのは大前提として、内容の良いサッカーで勝ちたいなと思います。

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