慶應スポーツ新聞会

【テニス】新体制企画第2弾!女子主将・押野紗穂

念願の王座優勝へ。その柱として今季チームを導くのが、女子部新主将の押野紗穂(新環4・つくば国際大東風高)。シングルスでは攻めのプレースタイルで1年次からチームの勝利に貢献、ダブルスでは昨年2つの大会で準Vを獲得し、単複ともに活躍が期待される。また、かねてから目標としていたプロ入りを果たすためにも、2018年を「人生を懸けた年にしたい」。主将として、エースとして、一人のテニス選手として、今季に懸ける熱い思いを伺った。


【取材日 2月25日(日)】

 

――まず、昨年はご自身にとってどのような1年でしたか

チームとしては王座に行けずリーグで負けてしまって、すごく悔しい結果だったんですけど、一昨年のリーグとはまた違う形だったという印象です。筑波大戦でも、最後S5で結局は負けてしまったんですけど、S5にかかるということが珍しかったので、S5の城間(安実=新総3・九州文化学園高)がそこでの経験を今年に繋げられるんじゃないかなという期待をしています。あと個人として、ダブルスはインカレとインドア両方で準優勝したんですけど、シングルスでは思うように勝つことができなかったです。だから今年、自分は就活をせずにプロを目指して、人生を懸けて頑張っていきたいと思います。去年はあまり上手くいったとは言えないシーズンだったんですけど、今年に繋げられるんじゃないかなと思います。

 

――昨年のなかで印象に残った試合はありますか

団体戦の中ですごく印象に残ったのが、筑波大戦の牛島(里咲)選手と試合したときです。自分が勝たなきゃ負ける状況で、今まで勝ったことのない相手だったんですけど、チームのみんなの応援や、団結力もあって、自分のパフォーマンスを上げて最後まで折れずにプレーして勝てたというところが良かったです。団体戦ではベンチの監督やベンチに入ってくれた人の声掛けで、自分は良いパフォーマンスが出せるんですけど、それがすごく表れた試合だと思っています。なので、個人戦でも自分との戦いのなかで、団体戦でできたことができるようになればいいかなと思います。

 

――主将に就任してから、心境や意識に何か変化はありますか

今までは上の先輩とかに引っ張ってもらっていた部分が多かったので、自分がトップになって引っ張らなきゃいけない状況になり、責任感と自覚というのは生まれました。自分がちゃんとしていないと誰もついてこないと思うので、行動なども意識しています。

 

「日本一になるために」

――自身の思う主将の理想像とは

試合では団体戦で絶対1本とってくる選手だと思われるような、信頼の厚い主将に。日常生活ではみんなに頼られたり、背中で引っ張っていけたり、居て安心感のあるような主将に。日本一になるために、みんなをそこに導けるような主将になりたいです。

 

――3年間苦楽を共にした同期の学年カラーは

私の同期は少なくて、女子は自分ともう一人の副将(西田奈生=新総4・済美高)で、男子も6人という、上下級生の多い学年です。その中で主務として活躍している人もいるんですけど、やっぱりコート上でも先頭に立つメンバーの多い学年なので、明るくて、活気もあり、チームの雰囲気をよくできるような人が揃っているんじゃないかなと思います。

 

――後輩の印象は

特に1個下は自分たちが少ない分、新3年にも関わらず新4年の気持ちで一緒になってやってくれるので、本当に心強いです。下級生もチームの土台として環境を整えてくれていて、仕事も多いと思うんですけど、一人一人が自覚をもってやってくれていると思うので、頼れる後輩たちです。

 

――今年の個人戦での目標は何ですか

個人戦は、学生大会ではタイトルを獲りたいです。優勝を2回と続けられる選手は本当に強い選手だと思うので、一回の優勝だけでなく、獲り続けるというのを目標としてやっていきたいです。自分はプロになるために頑張っているので、学生大会だけに目を向けるのではなく、国際大会でランキングを上げ、全日本選手権でトップに行けるように、個人戦ではやっていきたいと思います。

 

――これまでインカレインドアや新進などといった個人戦がありましたが、チーム全体の個々の強さにはどのくらい手応えを感じていますか

関東の本戦に行った選手を関東学生というんですけど、新進はその学生に上がったことのない人が出る大会です。その新進で、今まで上がったことのない人で学生になる人が、女子は今までで一番じゃないかと思うぐらい多かったので、一人一人が成長しているという手応えを感じています。今までメンバーでない人が上がることで、メンバーにとっても刺激になりますし、下が強くなればなるほど、上ももっと頑張ろうという気持ちになれると思います。

 

――団体戦での目標は何ですか

王座で優勝して日本一になることが目標です。ずっと慶應が(王座優勝を)獲れていないので、本当に達成したいことです。今年有明(テニスの森)がオリンピックに向けて工事中ということで、王座は愛媛でやるんですけど、私の同期で副将の西田が愛媛出身でして(笑)彼女の出身の地で優勝して終われるように頑張りたいです。

――以前まで課題と言われてきたダブルスについて

まだ優勝できたわけではないので、達成できたとは言えないんですけど、ダブルスに対する苦手意識はなくなってきました。最後は、相手にぶつけることや相手と勝負することだけかなと思います。あと少しというところまで来たと思っています。

 

――団体戦での自分の役割は何だと思いますか

今年は、インターハイを優勝した子や全国選抜という大会で優勝した子など、すごく心強い新1年が入ってきてくれました。大学入ったばかりでリーグ戦も分からないところが多いと思うんですけど、自分が柱として引っ張り、エースとして単複の試合に出て1本を取ってくれば、これまでに実績のある後輩が委縮せず思い切りプレーできると思います。

 

――対戦していくにあたり、気になるチームは

相手はどこでも関係ないという気持ちが強いんですけど、実際去年王座に行ったのが早大と筑波大なので、そこを倒していきたいと思います。

 

「人生を懸けた年にしたい」

――2018年は自分にとってどのような年になると思っていますか?

自分にとっては、プロを今まで目指してきて、なれるかなれないかの瀬戸際に立っていると思うので、本当に人生を懸けた年にしたいと思っています。飛躍の年にしたいです。

 

――最後に、これからの意気込みをお願いします。

新戦力が入ってきて、その中で誰が(試合に)出てもおかしくない状態で、競争力を高めていけば全体のレベルもアップすると思います。競争力を高く、チーム個々の力もアップしつつ、慶應の強みはチームの力だと思うので、テニスだけでなく人間としても成長し、チームとして日本一を掲げている以上そこに到達できるように全員で頑張っていきたいと思います。

 

――お忙しい中ありがとうございました!

(取材:堀口綾乃、写真:内田貴啓)

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