慶應スポーツ新聞会

【端艇】エース新井、U-23日本代表に選出!!!

 

力漕するU-23日本代表の新井

端艇部が誇る怪物がまた一つ上のレベルへと進んだ。

慶大端艇部の新井勇大(経3・慶應志木)がボート競技におけるU-23日本代表に見事選出された。熊本での日本代表の合宿に参加し、そこで一人だけで艇を進めるシングルスカルという種目での2000㍍タイムトライアルに挑んだ。そして、全日本代表も含めた24人の中で10番目、U-23に限れば3位という驚異的な結果を残し、文句なしでの選出となった。

 

中学時代は短距離の陸上選手だった新井は、高校時代、何かに引き寄せられるようにボート競技を始めた。陸上で鍛えた爆発的な瞬発力、188㌢という恵まれた体格、苦しいことを楽しめるメンタリティ、その全てが規格外だった。高校時代にはインターハイベスト16進出、そして埼玉県選抜に選ばれた。これらの実績を引っさげ、より大きく強く漕ぐために慶大端艇部への入部を決めた。

大学でその才能はさらに開花した。1年ながら、4年も含めた最速の8人に入り、全日本大学選手権大会で日本一を争うほどの実力を身につける。また、昨年夏に行われた、国民体育大会(通称国体)では埼玉県選抜として日本代表のメンバーと共に四人乗りの種目、舵手なしフォアにおいて日本一に輝いた経験も新井にとって大きかった。同じ艇で漕ぐことで、日本代表と自分との距離を実感し、ここからさらに飛躍的に成長することができた。

その過程で多くの故障もあった。決して平坦ではなく、ゴールの見えない道のりだったと言える。それでも新井は漕ぎ続け、上記の通り2018年3月28日、U-23日本代表に選ばれた。憧れを現実へと自分の力で変えてみせたのだ。

全日本軽量級選手権で銀メダルを獲得した新井

日本代表に囲まれた合宿を終えて、「練習への取り組み方やモチベーションは、慶應端艇部と変わらない」と新井は言う。端艇部として培って来た方向性は間違っていない。細かい技術や意識の差の積み重ねで、慶大はこれからもっともっと強くなる。

そんな端艇部は、来たる4月22日、隅田川で行われる第87回早慶レガッタにおいて、宿敵早大と伝統の一戦繰り広げる。昨年、2年ながら早慶レガッタに出場した新井は、敗北に涙を流した。今年こそ、U-23日本代表となった新井は名実ともに慶大クルーのエースとして、隅田川に歓喜の若き血を巻き起こす。生で見ないと伝わらない感動がそこにはある

 

 

(記事 辻 慈生)

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