第46回関東学生フィギュアスケート選手権大会が東大和スケートセンターにて開催された。女子7.8級クラスには慶大から鈴木星佳(総3)、小堀瑛美(環2)が出場。小堀は13位、鈴木は演技途中で靴紐が緩んでしまったが何とか最後まで滑り切り、21位で今大会を終えた。
5月19日 第46回関東学生フィギュアスケート選手権大会
@東大和スケートセンター
クラス | 選手名 | 点数 | 順位 | 学部学年・出身高校 |
女子7.8級 | 小堀瑛美 | 37.24点 | 13位 | 環2 千葉私立千葉 |
| 鈴木星佳 | 31.65点 | 21位 | 総3 慶應湘南藤沢 |
1日目には女子7.8級クラスの演技が行われた。学生大会ながら全日本選手権に出場経験のある選手も登場。慶大からは2名が出場した。
最初に登場したのは鈴木。赤と黒の衣装に身をまとい、新プログラム「Fiesta Flamenca」を披露した。4月のリリーカップカナガワでは見事に優勝を果たした鈴木だが、今大会では演技途中に靴紐が緩むというアクシデントに見舞われる。冒頭のアクセルジャンプが1回転となってしまうと、その後の2つのジャンプも、靴紐の影響もあり決めきることができない。スピンは全てレベル4を獲得するなど表現面ではまとめあげたものの、ジャンプでのミスが響き、順位を伸ばすことはできなかった。新しいショートプログラムは、昨シーズンのフリープログラム「カルメン」を彷彿とさせるような力強いプログラム。フラメンコの曲調に合わせた後半のステップは大きな見どころになっていくだろう。
続いて小堀。新しいプログラムで滑る予定だったが、完成が間に合わず昨シーズンのプログラムを披露した。冒頭のダブルアクセルはきれいに決め、笑顔がこぼれる。2つ目のトリプルトウループではコンビネーションジャンプを付けられなかったが、最後のジャンプでリカバリー。「6分間練習で何も降りられなくてすごく不安だった」と振り返るが、大きなミスなくジャンプをまとめた。今後は本格的なシーズンが始まる夏以降に向けて、新しいプログラムを完成させて更なるレベルアップを図っていく。
2選手ともに、思うように順位を伸ばすことはできなかったが「この試合でさまざまな反省点が見つかった」(鈴木)と振り返るように、今後へ向けての課題が見つかったようだ。それぞれのプログラムに磨きをかけていって欲しい。
(記事・写真:伊藤史織)
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以下、選手コメント
鈴木星佳(総3・慶應湘南藤沢)
――演技を振り返って
ジャンプが全然まとまりきらなかったです。途中で靴紐が緩んでしまい、演技に集中することが出来ませんでした。
――新しいプログラムで特に見て欲しいところは
冒頭の踊りが好きなのでそこと、ステップの細かい動きも見て欲しいです。
――どなたの振付ですか
先生がしてくれました。
――今後の大会に向けて
この試合でさまざまな反省点が見つかったので夏の大会に向けてより詰めて練習して、ジャンプの成功率をあげて臨みたいです。
小堀瑛美(環2・千葉市立千葉)
――演技を振り返って
今日は自分の中で目標にしていたのが全部のジャンプを締めることだったので、それができたのはすごく嬉しかったです。
――今日滑っていたのは昨シーズンも滑っていたプログラムですよね
本当は新しいプログラムを作ってやりたかったんですが、試合の兼ね合いや先生との予定も合わなかったりで間に合いませんでした。この試合が終わったら新しいショートを作って、今シーズンは新しいショートで頑張ります。
――ジャンプを振り返って
6分間練習で本当に何も降りられなくて、すごく全部不安でした。でもアクセルは何とか流れがあって降りられて、トウループはコンビネーションなんですが、そこで付けられなかったのをサルコーで頑張ってリカバリーしました。
――表現面を振り返って
怪我している間にスケーティングを頑張ったので、それが出るといいなと思ってスピードを出して流れに乗れるようにしました。踊りの方はもうこれで(プログラムが)3年目とかなので慣れちゃっているところもあったのですが、キックは蹴るようにしました。
――今後の大会に向けて
次が7月か夏の試合なんですが、フリーもショートもまだ新しくしてから試合に出てないので、ちゃんと慣らしていけるように練習していきたいです。