【野球】第4週 白村の投打にわたる活躍で東大に快勝!勝ち点を3に伸ばす 東大②

5月1日(日) 慶大-東大2回戦

白村はこの日、投打にわたって大活躍!

季節はずれの寒風吹きすさぶ曇り空の中行なわれた慶東2回戦。この試合がリーグ戦初先発となる白村(商2)は7回1失点の好投をみせ、さらに打っても3回二死満塁から走者一掃の適時二塁打を放つなど、投打でチームに貢献。以降も小刻みに加点した慶大は、危なげのない試合運びで7-1と東大に快勝し、連勝で勝ち点1を奪取した。

   
東大
慶大 ×
慶大:○白村、福谷―伊場、岩崎、阿加多東大:●鈴木、平泉―田中

慶大出場選手

  ポジション 選手名(学部学年・出身高校)
[8] 影山(総3・鎌倉学園)
  [8] 辰巳(文3・郡山)
[4] 金田(政4・土佐)
  [R] 川島(政3・岐阜)
  [4] 千々和(商4・慶應)
[5] 山崎錬(商3・慶應)
[9] 伊藤(環4・中京大中京)
[2] 伊場(政4・慶應)
  [2] 岩崎(商4・慶應)
  [2] 阿加多(法3・慶應)
[7] 宮本真(政4・慶應)
  H[7] 松本大(環2・桐光学園)
  H[7] 田中聡(商4・慶應)
[3] 神田(経4・慶應志木)
  [3] 鈴木裕(商3・慶應)
[6] 大川(環3・済々黌)
  [6] 福富(商3・慶應)
[1] 白村(商2・慶應)
  [H] 小野寺(商4・盛岡一)
  [1] 福谷(理3・横須賀)
慶大・白村(商2)、東大・鈴木の両投手の投げ合いで始まったこの試合。リーグ戦初先発となる白村は初回を三者凡退に抑え、落ち着いた立ち上がりを見せる。するとその裏、慶大は1番・影山(総3)、2番・金田(政4)の連打、4番・伊藤(環4)への敬遠でいきなり一死満塁のチャンスを迎える。しかし後続が倒れ、この回は無得点に終わる。

盛り上がるベンチ

先制点が欲しい慶大は2回、影山の2打席連続となるセンター前ヒットなどで二死一,二塁のチャンスをつくると、続く金田のサードへの打球は三塁ベースに当たるラッキーなタイムリーヒットとなり、慶大があっさりと先制点をあげる。

続く3回、4番・伊藤、5番・伊場(政4)の連打と四球で二死満塁のチャンスをつくると打席にはここまで好投を続けている白村。初球を流し打った打球は前進守備の左中間を破る走者一掃の3点適時二塁打となり、慶大がリードを4-0に広げる。

さらに5回、この回先頭の伊場がレフト前ヒットで出塁し、一死二塁となった後、7番・鈴木裕(商3)がレフトフェンス直撃となる鋭い打球の適時二塁打を放ち、さらに1点を追加する。

一方、慶大先発の白村はテンポの良いピッチングで東大打線から次々と凡打の山を築く。6回に2番・内海、3番・舘に連打を浴び、1点を許すものの7回を投げ、被安打4、1失点の好投をみせる。

初打点を挙げた鈴木裕

慶大は8回にも2連続四球で一死一二塁のチャンスをつくると4番・伊藤がライトへ適時二塁打を放ち、リードを再び5点差とする。さらに、東大・平泉のワイルドピッチでダメ押しとなる1点を追加する。

白村の後を受けて8回からマウンドに上がったのは今季ここまで全6試合に登板し、いまだ無失点に抑えている慶大の絶対的守護神、福谷(理3)。2回を投げ3安打を許したものの、要所を締めるピッチングでこの試合も無失点で試合を締めくくった。

これで慶大は立大、法大に続いて東大からも勝ち点を奪い、勝ち点を3に伸ばしリーグ単独首位を堅持している。さらにチームは現在6連勝中と勢いに乗っている。投手陣が試合をつくり、打線は勝負強くチャンスをものにし、投打がかみ合った試合が続いている。このままの勢いで春季リーグ戦連覇へ向けて突き進んでもらいたい。

By Masao Honda

選手のコメント
伊藤主将
(今日の試合を振り返って)序盤からいい展開で守備は0でいけたし、先制もできた。結 果的に勝ち点も取れて、次に繋がる試合ができた。(今日も2安打と好調が続いているが)いい形で打てているので、それが良い結果に繋がっている。(東大・先発の鈴木投手に対してチーム、個人で狙いは)コントロールがいいピッチャーだったので、積極的に行こうというのはあった。(今日の試合では敬遠が2つとマークも厳しくなっているが)それも承知の上なので、そこで自分が出さずにやっていきたい。(チームは勝ち点3で優勝も見えてきたが)次の明治戦が山だと思うので、そこに向けて気を引き締めてやっていきたい。チームもいい雰囲気でやれているし、さらに強くなっていけると思う。(次の明大戦に向けて)連勝して一気に優勝まで突っ走りたい。

伊場

(今日は白村が今季初の先発だったがリードで何か意識したか)特別なことは意識しなかったが、彼の投げられるいい球をひきだすことを意識した。(東大打線の印象は)やはり振れているなぁと。なので狙いを絞らせないように気を付けました。(打撃好調の要因は)いやいや、好調じゃないですよ。今日も伊藤が歩かされた後打てなかったですし。やっぱりチャンスで打たないと。(明大戦に向けて修正点は)とにかくミスをしないことですね。1つのミスが命取りになる戦いになると思うので。

鈴木裕

(ツーベースを放ちましたが感触は)よかったです。特に、僕にとって初打点だったので、嬉しかった。(途中出場でしたが)途中出場だったので、逆に気合いが入った。(連勝が続いていてチームの雰囲気がいいのでは)はい。このまま勝ち続けて優勝したい。(明治戦への意気込みを)僕自身、野村からヒットを打って、勝ちたい。

大川

(初スタメンだったがどのように試合に臨んだか)思いっきりプレーすることだけを考えた。(一打席目でヒットを放ったが)思いきって振った結果、いい結果が出たのでよかった。(リーグ戦初安打ですね)はいそうです。ありがとうございます。(六連勝中だがチームの雰囲気は)優勝にあと一歩のところまで来ているので、何とか自分も優勝に貢献できるように頑張っていきたいし、優勝できたらいい。(次の明治戦への意気込みは)勝つことだけ。そのなかで僕も貢献できるようにいつでも準備はしておきたい。

白村

(先発として初登板を振り返って)神宮に少しずつ慣れてきたのかなという感じだったので、不安もなく楽しむという気持ちで臨めたので、良かったと思います。(今まで中継ぎで今日が今季初先発。調整で苦労したことや違うところは)僕は元々練習試合でどちらかと言えば先発で投げてきたことが多かったので。それでいて変えることもなく、中継ぎで投げるときも普通にブルペンで投げて行けと言われれば行くだけ。何も変えることはないです。(投球で意識したことは)無駄なフォアボールを出さないことと、後先頭バッターを切ると凄い楽だったので、先頭バッターを切ることを意識したんですよ。たまに無駄なフォアボールを出してしまったのでそれを次の課題で。少しずつ良くなっていけばいいかなって感じです。(東大打線の印象と対策は)真っ直ぐにやっぱ強いなって印象があって、それで変化球でカウントとらなきゃいけないなと。(自分の投球に点数をつけるなら)70点ぐらいですね。無駄なフォアボールってのもありましたし、もうちょい空振りも取れたなと。真っ直ぐも正直そんな良くなかったので。(タイムリー打ったときの気持ちは)本当に嬉しかったですね。僕は元々バッティング好きだったので、神宮で早く打席に立ちたいなと思って、満塁で回ってきたので絶対に打ってやろうと思って。(打った感触は)ちょっと先っぽだったんで…。あ~ダメかな~って思ったら、走ってるとぶれてよく見えないんですよ。けどランナーコーチが回れ回れ!って言ってたので、え~マジかよみたいな(笑)まあ良かったです。(次の試合に向けて)次先発か中継ぎかはわかりませんけど、それは監督が決めることなんで。だから任されたことをしっかり出来ればいいかなと思います。

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