【バスケ(女子)】全勝対決を制して首位キープ!/1次リーグ第4節vs県立医療大

バスケットボール

リーグ戦ここまで3勝0敗の慶大。この日は同じく3連勝中の県立医療大との対戦となった。1次リーグのブロック首位を確保するためにも、この試合は結果にこだわりたいところだ。相手ホームの声援が鳴り響く完全にアウェーの状況の中、注目の一戦が幕を開けた。

2018/9/16(日)@茨城県立医療大学

第68回関東大学女子バスケットボールリーグ戦4部Bブロック第4節vs茨城県立医療大

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

21

17

19

20

77

県立医療大

13

18

15

10

56

◆慶大スターティングメンバ―

 

#4 森川唯加(経4・慶應義塾女子)

 

#6 豊村沙恵(商4・慶應義塾ニューヨーク学院)

 

#8 井ノ本雅子(商4・四天王寺)

 

#19 武藤怜(商1・成蹊) 

 

#20 眞尾瞳(商1・浦和第一女子)

1Q、慶大は豊村がインサイドで立て続けに得点を奪うと、さらに武藤と眞尾がスティールから速攻を決め、最初の2分間で10-3と絶好のスタートを切る。タイムアウト後は相手も息を吹き返したが、豊村と井ノ本が激しいディフェンスでターンオーバーを誘発し、流れを再び引き寄せる。一方で攻撃では武藤が圧巻のパフォーマンス。3ポイントにリバウンドシュート、フリースローと多彩なスキルで得点を量産した。最後は眞尾が再びスティールからフリーのレイアップを沈め、8点のリードを奪って2Qへ。

武藤は1Qだけで11点を挙げた

その2Qは眞尾のアンドワンで幕を開けると、続いては森川がルーズボールをもぎ取り、そのオフェンスで自らシュートを決め、闘志あふれるプレーを披露。その後は外のシュートが決まらず流れが悪くなったが、タイムアウト明けの後半は井ノ本のバスカンに西理奈(政1・葺合)のタフショット、豊村のフリースローで3連続得点。36-24と点差を二桁に戻した。終盤は再び差を詰められたが、最後のオフェンスで豊村のパスを受けた武藤がコーナーからブザービーターをヒット。最高の形でハーフタイムを迎えた。

豊村は安定したプレーでゴール下を支えた

3Qはしかしホームチームの勢いに押され、一時42-40と2点差に迫られる。ここでチームを牽引したのがルーキーの眞尾。まずはオフェンスリバウンドで粘ってフリースローをもらうと、さらに速攻や3ポイントで一気に9得点を挙げ、チームのピンチを救った。中盤にはケガから復帰した磯部紗希(文4・國學院久我山)が早速3ポイントをヒットさせ、以降は完全に慶大ペースに。眞尾のアシストからの豊村のゴール下、井ノ本の2本目のアンドワンが決まると、最後はまたも武藤がブザービーター。57-46で最終Qへ向かう。

眞尾は得点・リバウンド・アシストとマルチに貢献

4Qも井ノ本がこの日最初の3ポイントを沈めると、直前に好ディフェンスを見せた眞尾が、武藤のパスからペイント内で得点。1年生コンビが息の合ったプレーを披露する。相手のタイムアウト後も勢いは止まらず、眞尾のアウトサイドや豊村の速攻、森川のフローターで点差をぐんぐん広げる。終盤には高瀬華琳(経4・広尾学園)のアシストからの磯部の2本目の3ポイントや、西と山崎多絵(政3・日比谷)のフリースローが決まるなどベンチメンバーも躍動。守備やリバウンドも最後まで集中を維持し、77-56で見事首位対決に勝利した。

磯部は勝負所で3ポイントをヒット

1Qの残り9分以降は一度もリードを許すことなく、安定した強さを見せた慶大。多少流れが悪くなっても早急に立て直すことができたのは、チームとして着実に力がついてきている証拠だ。ひとまずリーグ戦の山場は越えたが、3部昇格のための戦いはまだ始まったばかり。順位決定戦、そして入れ替え戦を最高の状態で迎えるためにも、まずはリーグ戦残り3試合を良い形で締めくくってほしい。

 

(記事・写真:徳吉勇斗)

 

磯部紗希(文4・國學院久我山)

――試合を振り返って

森川も最後の反省で言っていたことで、県立医療と戦うためにこの1週間対策してきたのに、1・2Qで結構やられてしまった部分がありました。私達の目標はこの試合に勝つことじゃなくて、あくまで3部に上がることなので、そこは反省点だと思います。

――対策とは具体的には

相手は小さいチームで動きが速くてドライブを積極的に仕掛けてくるので、一斉にプレッシャーを掛けようとしていました。あとは全員でカバーディフェンスをしようと言っていたけど、遅れてファウルになってしまったり、体力負けして足が出なかったりしたかなと思います。

――手応えを掴んだ部分は

1・2Qはやられてしまったけど、3Qから一気に流れを変えてこっちにもってこれたので、そこは収穫だったと思います。

――3ポイントも2本決まったが

怪我をしていて最近練習に戻れたばっかりだったので、その間もずっと練習していた子たちより先に出るのは、責任もあることだと思っていました。自分が任されているのはシュートの部分だと思うので、ミスを無くしてしっかりと決められるように心がけました。

――次戦に向けて

今日が山だったと思っているので次は圧倒的な力を見せられるようにしたいです。リーグ前半はあまり良くなかったけど、どんどん改善していって、最後は全員で良い雰囲気でやり切って、順位決定戦や入れ替え戦に繋げていきたいです。

 

武藤怜(商1・成蹊)

――試合を振り返って

自分自身としてはシュートが今まで入ってなかった分、今日は結構決めきれたので、そこは良かったと思います。でもディフェンスで私のところで抜かれてしまったり、やるべきところでやりきれなかったところがあるので、次の試合で直していきたいです。

――シュートが絶好調だったが

最近はシューティングのメニューが多かったので、そこでしっかりシュートを打って、試合に活かせるように練習してきました。

――ここまで3試合戦ってみた感想は

相手が小さめでスピードがあるチームが多くて、ディフェンスではポストプレーより1対1でつく機会が多かったので、そこをもっと守れるようにしないといけないと思ったし、細かなプレーに対応できるようにしていきたいです。

――この試合で得たものも大きかったのでは

シュートが入れば自分の気持ちも上がってきて、もっと頑張ろうという気持ちになれるので、今日は良い収穫になりました。

――次戦に向けて

今日が山だったので勝って落ち着くのも大事ですけど、次の試合に向けてまた気持ちを切り替えて頑張っていきたいです。

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