慶應スポーツ新聞会

【ラグビー】進化したタックル炸裂!粘りのディフェンスで明大から白星/関東大学ジュニア選手権VS明大Jr.  

慶大らしい低いタックルで明大の攻撃を防いだ

関東大学ジュニア選手権第2戦のVS明大は、慶大の練習の成果が垣間見えた試合だった。

オフェンスでは「相手にやられる前に自分たちで先に仕掛ける」(CTB柴尾將希=商4・修猷館)テーマ通りに、序盤から明大のインゴールを脅かし連続3トライ。ディフェンスでは慶大の十八番のタックルが炸裂し、明大に決め手を欠かせた。

明大の時間帯もあったものの、序盤から主導権を握った慶大はリードを許すことなく、45-33で勝利。

Aチームのメンバーに刺激を与えるような試合となった。

 

得点

慶大

 

明治大

前半

後半

 

前半

後半

T

G

PG

DG

31

14

小計

14

19

45

合計

33

平成30年関東大学ジュニア選手権VS明大Jr.

 

9月23日(土) 15:00K.O. @慶應義塾大学日吉グラウンド

 

T=原田、佐藤航、北村、柴尾、沖、中山、小谷田

G=南5

 

ポジション

 先発メンバー

 交代選手

1.PR

有賀 光生(総3・國學院久我山)

→後半31分 竹内 翼(政4・慶應)

2.HO

原田 衛 (総1・桐蔭学園)

→後半26分山本 英晴(商3・慶應)

3.PR

坂田 拓海(経4・慶應志木)

 

4.LO

植竹 創(商4・湘南)

 

5.LO

佐藤 航大(理4・國學院久我山)

→後半21分 濱野 剛己(総2・桐蔭学園)

6.FL

辻本 大河(法4・慶應)

 

7.FL

齊藤 柊(環4・獨協埼玉)

 

8.No8

北村 裕輝(経2・慶應)

 

9.SH

若林 俊介(政2・慶應)

→後半35分上村龍舞(環3・國學院栃木)

10.SO

南 翔大(総4・常翔学園)

 

11.WTB

沖 洸成(総2・尾道)

 

12.CTB

柴尾 將希(商4・修猷館)

 

13.CTB

三木 亮弥(総2・京都成章)

→後半35分阿部直孝(政1・國學院久我山)

14.WTB

中山 和政(総4・桐蔭学園)

→後半21分安西 浩昭(政3・慶應)

15.FB

小谷田 尚紀(経2・慶應志木)

 

 

東海大戦から約2週間経ち、迎えた明大戦。

思うように戦えなかった慶大の姿から一転、前半の慶大の姿はまさに彼らの思い描いている姿に近づいているように感じられた。

 

試合は序盤から動いた。前半3分にラインアウトからフェーズを重ねるとNo.8北村裕輝(経2・慶應)がフィニッシュ。先制点をもぎとると、7分にはFB小谷田 尚紀(経2・慶應志木)が相手ディフェンスを引き寄せると、フリーな状態のWTB沖 洸成(総2・尾道)にパスを出し追加点。さらに17分にはSO南翔大(総4・常翔学園)のキックで右へ展開すると、それをキャッチしたWTB中山和政(総4・桐蔭学園)が1人かわし、グラウンディング。

ここまで、低く出足の早いタックルで相手に攻めきらせず、慶大に有利な状況を作ってきた。

だが23分、初失点を許す。タックルをかわされる場面が見えた時間帯だった。

さらに31分にも失点してしまう。

その後、慶大がチャンスをミスで逃してしまう場面もあったが、CTB柴尾將希(商4・修猷館)のビックゲインでインゴール近くまで攻め込むと最後はLO佐藤航大(理4・國學院久我山)がトライ。

また、前半終了間際には1年生のHO原田衛(総1・桐蔭学園)が追加点をあげて、後半へと折り返す。

1年生のHO細田もトライを決めた

前半は明大をほとんど封じ込めていたが、徐々に明大が息を吹き返してきた。

後半も先に得点を入れたのは慶大。相手インゴール前で楕円球を受けた柴尾がディフェンスをかわしてインゴールへ侵入した。

だが、その後はなかなか得点することができない。追加点を奪えないでいると、明大にゲインを許し、失トライ。

その後、小谷田のトライで慶大が反撃するも、試合終盤に2トライを許し、点差を詰められたところでノーサイド。

終わり方はいいとは言えないが、チームとして大きく前進していると感じさせられる一戦だった。

 

「東海大戦はセットプレーのモールとスクラムが崩れてしまい、全然慶應のラグビーがでなかった」(FL齋藤柊=環4・獨協埼玉)が、この試合ではそのモールとスクラムで崩される場面はほとんどなかった。きっちり修正してきたのだ。

さらにこの試合では低さや激しさに、出足の早さが加わったタックルを幾度も見ることができた。

前半に粘りのディフェンスからボールを取り戻すことができたのは、このタックルが1つの要因だといえよう。

ラインアウトのさらなる成長が期待される

これまで取り組んできたことが確実に表れ始めてきている。だが、モールやスクラムを自分たちの武器にしたいと、まだまだ成長に対して貪欲な姿勢は健在。

 

全ては1月12日の大学選手権決勝で笑うため。

そのためにチーム全員で前へと突き進む。

(記事:田中壱規/写真:竹内大志、津田侑奈)

 

 

次戦

(対抗戦) 9月30日(日)VS筑波大

12:30K.O. @江戸川区陸上競技場

 

(ジュニア戦) 10月14日(日)VS流通経済大Jr.

15:00K.O. @流通経済大学第二グラウンド

 

 

以下、コメント

 

FL齋藤柊(環4・獨協埼玉)

——今日の試合を振り返って

慶應のラグビーをしようということで、明治の大きい相手にずっと下に刺さり続けるというのをターゲットにしていて、それができたのかなと思います。

 

——特に前半は、低く、出足の早いタックルが見受けられましたが

まさに自分たちのゲームプラン通りと言いますか、あそこで我慢して相手のミスにつけ込めました。練習の成果が出たという感じです。

 

——前半は慶大のペースでしたが、後半は明大に勢いが出てきましたが、要因は

それは明確で、一対一のタックルの部分です。先程言った、一人目が低く突き刺さるタックルを前半はできていましたが、後半はできませんでした。

一人目が受けてしまったり、高く行ってしまうところがあったので、明治のボールキャリーも強く、ずるずると攻め込まれてトライされてしまいました。

 

——ジャッカルの場面を振り返って

僕は体も小さいので、ボールを持っていないシーン、タックルやブレイクダウンの部分など、運動量でとにかく目立とうという意識があります。そこでアピールできたことが大きいですが、まだまだ納得はしていないのでもっともっとアピールしていきたいと思います。

 

——FWのセットプレーに関しては

東海大戦はセットプレーのモールとスクラムが崩れてしまい、全然慶應のラグビーがでなかったので、とにかくモールとスクラムで絶対に崩されないようにして、その部分はできました。

逆に慶應が(相手を)崩すことができなかったので、そこが課題です。

モールは止められましたが、自分たちのモールは一個もトライを取れず、スクラムも取られませんでしたが、ペナルティーやターンオーバーを取ることはできなかったので、今後はクリーンにボールを出すだけではなくて、相手ボールを取れるように、自分たちの武器にできるようにしていきたいです。

 

——これからの日本一の戦いに向けて抱負をお願いします

僕はまだBチームにいます。目標は対抗戦のAメンバーで選ばれて、大学日本一に貢献することなので、まだまだ満足していませんし、これからだと思っています。だからこれからも努力をして、まずAチームで出場できるように頑張って、体を張り続けて、1月12日の決勝戦で笑えるように頑張っていきたいと思います。

 

 

CTB柴尾將希(商4・修猷館)

——今日の試合を振り返って

試合の前半に立て続けに3トライ取れたのが大きかったです。それも相手にやられる前に自分たちで先に仕掛けるというのが今シーズンのテーマなので、それを体現できて嬉しいです。

 

——トライを決めた場面を振り返って

ミスボールではなく、自分のタイミングでボールが来ましたが、前が空いていたので運良くトライを決められたと思います。

 

——ボールキャリーの場面が目立ちました

自分の強みはボールキャリーです。今日はディフェンスでのミスが多く、ボールキャリーで取り返そうと思ったので、激しく前に出ました。

 

——今後に向けての意気込みをお願いします

ジュニア選手権に出て勝つことはできました。対抗戦に出たいので、対抗戦に出場できるように頑張っていきたいです。

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