慶應スポーツ新聞会

【ソッカー(男子)】守備陣奮闘も、ゴールが遠くスコアレスドロー 第16節 vs青学大

連敗を止めたい慶大は6位の青学大と激突。序盤のいくつかのチャンスをモノにできないでいると、徐々に慶大はリズムを失ってしまう。青学大のカウンターも最後の局面で精度を欠き、試合はこう着状態に。終盤はややオープンになりお互いに決定機を迎えたが、両守備陣が体を張って最後まで得点を許さず、スコアレスドローに終わった。

 

第92回関東大学サッカーリーグ戦 第1節 vs青学

2018/10/1411:3KO日体大グラウンド

【スコア】

慶應義塾大学―0青学

【得点者】

慶大出場選手

GK上田朝都(総3・横浜・マリノスユース)

DF井出悠介(環4・桐蔭学園)

DF鴻巣良真(総4・国学院久我山)

DF野村京平(総3・国学院久我山)

DF 佐藤海徳(政3・桐光学園

MF 江本優貴(総3・大宮アルディージャユース)

MF八田和己(総3・桐蔭学園)

MF山田盛央(総3・藤枝東)→79分 松岡瑠夢(総2・FC東京U-18)

MF松木駿之介(総4・青森山田)

FW小谷春日(環4・藤枝東)→60分 増田皓夫(商4・桐蔭学園)

FW沼崎和弥(商3・暁星)→76分 堤惠杜(商4・清水東)

 

2連敗中の慶大

慶大は前節の劇的な逆転負けを受けて、当面の目標を「昇格」から「残留」にスイッチした。この日の相手は、前期に松木駿之介(総4・青森山田)の2ゴールなどで勝利を収めている青学大イメージは悪くない相手だ。秋らしい涼しさを感じさせる曇り空の下、試合は始まった。

 

キレのある突破を見せた山田

序盤から慶大は丁寧にパスをつないでゴールに迫る。分、佐藤海徳(政3・桐光学園)のクロスに松木が飛び込みヘディングシュートを放ったもののポストの左へ。16分には山田盛央(総3・藤枝東)がペナルティエリア内でDFを1人置き去りにして決定機を迎えたが、角度のない場所からのシュートは相手GKに弾かれた。30分ごろからは、高い位置を取っていた慶大両サイドバックの裏を鋭いカウンターで突かれるシーンが増える。引き気味に守る青学大の守備をなかなか崩せなくなり、スコアレスで前半を折り返した。

 

鴻巣は接触プレーで目頭から出血も、フル出場で青学大攻撃陣を完封

後半、少しずつリズムを取り戻した慶大だったが、ゴールが遠い。60分、ペナルティエリア付近で縦パスを受けた江本優貴(総3・大宮アルディージャユース)が反転して放ったミドルシュートはクロスバーを直撃。その分後には松木が個人技で左サイドを突破し、沼崎和弥(商3・暁星)とのパス交換から最後はファーサイドで待っていた山田に決定機も、シュートは戻ったDFにブロックされた。終盤になるとまた青学大のカウンターを浴びる機会が増えたが、鴻巣良真(総4・国学院久我山)、野村京平(総3・国学院久我山)のセンターバックコンビが気迫のディフェンスを見せ得点を許さない。79分、山田のスルーパスに松木が抜け出しシュートに持ち込んだが、相手GKに横っ飛びで防がれ、ここもスコアを動かすことはできず。両チーム守備陣の奮闘が光り、0-0の引き分けで勝ち点1を分け合うこととなった。

 

勝ち点3が取れる試合のはずだったが…

チャンスの数や相手のパフォーマンスを考えれば、決して満足のいく結果ではないだろう。「双方ともに良い試合をできていなかった」という鴻巣の言葉からはフラストレーションも感じられる。一方で、苦しい時間帯にも「一つになって」戦い抜いたことを評価したのは冨田賢監督だ。「残留争いの中では、うまくいかない時こそ焦れないで我慢して戦うことが大事になる」。3試合勝利に見放されている慶大。監督、選手たちが日頃から大切にしている「一つになること」が、今こそ試されている。

(記事:桑原大樹 写真:髙橋春乃)

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試合後コメント

 

冨田賢監督

――試合を振り返って

まず残留を決めようという中で勝ち点3を取りに行ったんですけど、青学さんもすごく戦って良いゲームになったかなと。まあ決め切れないところとかはあったんですけど、最後本当に(鴻巣)良真が体を張って守ったりとか、そういうシーンが見れたので良かったなと。あとは何本かあったチャンスを決め切れるように練習から突き詰めてやっていきたいなと思います。

――スコアレスドローで勝ち点1という結果はどう捉えているか

まあもちろん満足できないけど、最低限ここからは相手に対して勝ち点3を与えないというのも大事になってくるから、取りたい中で前掛かりになったのを突かれるシーンも結構あったけど、最後に守備陣が頑張ってくれてゼロで抑えられたのは良かったと思います。

――試合の中でうまくいかなかった部分はどこか

前半のリスクマネジメントのところがうまくいってなかったかな。自分たちがボールを持ってる分、両サイドバックが高い位置を取ってやっていたんだけど、奪われた後の背後のリスクマネジメントができていなくて裏を取られるシーンが前半多くて、後半は少し修正できたけど、最後の15分はまた少しオープンな展開になってサイドバックの背後を使われてしまっていたから、そこはもっともっとアラートに、使われないようにしなきゃいけないなと。

――カウンターを多く浴びていた中でセンターバックコンビ(鴻巣、野村)の奮闘が目立った

そうだね。そうだと思う。本当に2人が最後の最後、際のところで守ってくれたから。逆に言うとサイドバック、質自体は悪くなかったけど、残り15分ぐらいで少し質が落ちちゃった。あの2人(井出悠介=環4・桐蔭学園、佐藤)にはそういうところは求めたいなと。アラートだったけど、どうしても最後の15分でちょっとパフォーマンスが落ちるんだよね。その15分を戦い切る、メンタリティーなのかフィジカルなのか分からないけど、そこのところを残り6試合しっかりと出し切ってもらいたいなと。

――次節に向けて

関学戦も非常に厳しい戦いになると思う。残留争いの中では、苦しい戦いとか、うまくいかない時間帯とかに、今日みたいに本当にチームが一つになって、もちろん今日も勝ち切りたかったけど、うまくいかない時こそ焦れないで我慢して戦うことが大事になると思うので、しっかりそこは意識しながら、それでも勝ち点3を取りに行きたいと思います。

 

松木駿之介(総4・青森山田)主将

--試合を振り返って

守備陣はまあああいうゲームで難しい展開の中で最後まで集中を切らさずに守ってくれて、攻撃陣は多くの課題が出た試合だったと思います。

--前回の敗戦からどのように気持ちを切り替えたか

前節までは昇格を目指して奇跡を起こそうとやっていた中で、勝ち点が取れずに昇格が現実的じゃなくなってしまったので、気持ちの切り替えはすごく全部に難しかったと思いますけど、明確に残留争いに集中して、残り2節残して決めれるように、この5試合で3試合勝とうという話をして、試合に臨みました。

--この勝ち点1をどのように捉えているか

試合展開を見れば、勝ち点3は十分に取れたゲームではあったと思うし、逆にカウンターも何本もあった中で、守備陣があれだけの働きをしてくれなかったら、勝ち点1すらこぼしたゲーム展開も可能性的にはあったので、良くも悪くも見れると思いますけど、残留争いをしているので、ポジティブに今回は捉えたいと思います。

--今後の目標設定について

残り2試合で残留を決めておかないと、最後難しくなってしまうというか、残留争いをしているライバルの結果次第ってなると、やっぱり難しくなってしまうので、そこまでには確実に決められるように、勝ち点9取れれば大丈夫だろうという計算があるので、そういう設定にしています。

--次節に向けて

ここ3試合勝ちなしでなかなか難しいチーム状況ですけど、前期関東学院大は勝ち切れなかった相手なので、そこから成長した姿を応援しに来てくれる部員であったり、関係者の方に見せれるように勝ち点を狙って頑張りたいです。

 

鴻巣良真(総4・国学院久我山)

――試合を振り返って

双方ともに良い試合をできていなかったと思います。パッとしない試合でした。

――ピンチでは体を張ったプレーもあたが

立正にも失点、中央でも終盤に失点と失点数の多い試合が続いていたのでどうにか無失点でという気持ちで守備に臨みました。

――試合ぶり獲得したが、今後勝を取るために必要なことは

ここぞというところの集中力、セットプレーやクロスなどの最後の最後の精度が僕たちに足りないところだと思います。

――次の試合に向けて

次こそ勝を取って、早く残留を決めたいです。

 

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