今期超大型ルーキーとして注目を集めているのが柳田将洋(環1)。東洋高ではキャプテンとしてチームを春高優勝に導くなど、間違いなく世代ナンバーワンプレーヤーだ。慶大でも1年からレギュラーとしての活躍が期待される柳田選手に慶大入学の経緯、大学での目標をうかがった。
―ホームページを見ている人へご自身のセールスポイントを含めて自己紹介をお願いします
東京都の東洋高校から来ました、柳田将洋です。セールスポイントは、バレーボールが出来るというだけなのですが、そういうところを見ていただければと思います。
―こうやって取材とか受けるのは好きですか
いや、嫌いではないですが、どちらかというと苦手です。
―柳田選手が慶大進学を決めた理由は何でしょうか
スポーツと勉学の両方に力を入れているところにすごく魅力を感じ、バレー以外の選択肢を作るために、慶應大学で可能性を作っていきたいなと思ったので、入りたいと思いました。
―慶應義塾大学という学校についてどんな印象をお持ちですか
やはり、第一印象は、勉強が出来る大学といいますか、堅い大学なのですが、そういうところも出来ての、一人の人間になりたいと思っているので、こういう厳しい環境の中で自分がしっかりやっていけるように頑張りたいと思っています。
―大学の練習の印象はどうですか
良い意味で上下関係が無く、部活中にしっかり自分のことをやりやすいと言いますか、自分を一部員としてしっかり先輩方が見てくださっているので、すごくやっていて楽しいです。
―慶大の宗雲監督は母校・東洋高校のOBでいらっしゃいますが、何か感じるものはありますか
やはり今の(東洋高校の)監督の教え子の方でもあるので、練習のやり方などが、自分の母校の、東洋高校の監督に似ていると思いました。
―慶大バレー部の先輩で、目標としたい選手はどなたですか
皆さん上手な方々なので、皆さんの長所を目標にしていきたいと思っています。また、やはり間宮先輩(政3)や岡田先輩(商2)などは、自分のやることをしっかりと見据えてプレーしていらっしゃるので、意識などの面も目標にしていきたいと思っています。
―プライベートで仲の良い選手はいますか
岡田先輩が全日本ユースで一緒に行かせていただいたので、ほかの方々よりは少しだけ親しいかなと思います。
―日吉周辺でラーメン屋とかお気に入りのお店は見つかりましたか
色々な所に行かせていただくのですが、定食屋さんの「くりのき」というお店で、おまけみたいのをもらったりしたので、これからまた行かせてもらおうかなと思っています。
本を読んだりテレビを見たり・・・普通のことをしています。
―どんなテレビ番組を見るのですか
ゴールデンとかは普通に、視聴率の高いものを見ています。
―ドラマとかバラエティーとかですか
バラエティーは良く見ます。最近はドラマはあまり見ません。
―バレーボールを始めたきっかけは何でしょうか
両親が二人ともバレーボールをやっていて、誘われたと言いますか、小学校のクラブチームを見に行かせてもらって、そこから始めました。
―始めたときからずっとスパイカーですか
はい。初めにスタメンに割り当てられたポジションが、前のスパイカーのポジションだったので、それからずっとやっています。
―ユースでの代表経験をお持ちですが、将来の全日本招集を意識されていますか
はい。スポーツにも力を入れたいと思っているので、やはりそういうところにも意識は向けておきたいなと持っています。
―目標はオリンピックですか
自分が通用する力を持てたなら、それを使って世界に挑戦したいという思いはあります。
―スパイカーとしてライバルはやはり同じ関東1部の法大に進むの池田選手(鎮西高卒)ですか
そうですね。春高でも敗れてしまったので、リベンジを大学で果たしたいなと思います。
―慶大で柳田選手にかかる期待は非常に大きいと思いますが、ご自身では自分に課せられた役割はどのようなものだと考えていますか
漠然となのですが、やはり結果を残すことが第一だと思います。そういう方々の期待をプレッシャーと感じることなく、自分の力にしてプレーしていきたいと思っています。
―開幕スタメンは当然狙っていきますか
はい、あまり先輩方の前では言えないのですが、出来ればスタメンで春のリーグ戦から出たいと思っています。
―サイドのレギュラー争いは間宮、山本(環3)、岡田らと争う激戦区ですが自信はどうでしょうか
今のままでは先輩方にはかなわないので、この短い期間ですが、スパイク以外の武器を身につけたり、スパイクにももっと種類を出したりして、先輩方に負けないように頑張りたいと思います。
―春高バレー終了直後に、レシーブについて非常に意識していらっしゃるようなお話をされていましたが、当面の目標はレシーブですか
はい。やはり大学生になると自分の身長でも小さい方になるので、スパイクだけが武器というのでは通用しないと思っていて、自分にはレシーブが出来るプレーヤーになることが求められていると思うので、力を入れていきたいと思っています。
―入ったばかりですが、慶大が強くなるうえでチームとして必要なものはなんだと感じていますか
自分が試合を見させていただいたときは、欠点というのは見当たらなかったのですが、今年から下級生の方のチームとなるので、思い切りというものを持って自分も加われたらなと思っています。
―5月から始まる、普段のキャンパスライフの方での目標は何かありますか
まずは友達を作りたいです。
―柳田選手は女性ファンも多くて、バレー界の斎藤佑樹になれるのではないかと思うのですが、ご自身の人気の面についてはいかがですか
応援してくださっている方々には感謝していますし、力になっているので、これからも応援していただきたいと思っています。
―大学4年間での目標を教えていただけますか
リーグ戦、全日本インカレなどで上位を狙って、自分がスタメンとしてしっかり活躍出来るように頑張っていきたいと思います。
―では春のシーズンに向けての意気込みと、読者に一言お願いします
春は、出られれば大学での初めての試合になるのですが、自分の持ち味をしっかり出して、このチームで頑張りたいと思います。
―柳田選手お忙しい中有難うございました
By Kenji Okamoto
♦柳田将洋(やなぎだ・まさひろ)1992年(平4)年7月6日生まれ。185センチ、73キロ。最高到達点330センチ。東京・東洋高出身。ポジションはサイド。東洋高では3年連続春高バレー出場。2年時には主将として母校を初の全国制覇に導く。09年には世界ユース選手権でベストスパイカーに選出されるなど、豊富な実績を持つ。
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