慶應スポーツ新聞会

【ラグビー】慶應ラグビー沈黙 帝京大に大敗を喫する/関東大学ジュニア選手権VS帝京大Jr.

帝京大のモールを跳ね返すことができなかった

 

 帝京大との対抗戦の戦いから1週間が経ち、迎えた10月28日。今度はジュニア選手権の中で帝京大と相見えた。

序盤こそ両者無得点で試合が進んだが、徐々に帝京大に流れを掴まれて、帝京大攻撃の一方的な展開に。

終わってみれば帝京大は前半に4つ、後半に5つトライをあげたのに対し、慶大は前半後半ともに1つずつのトライのみ。

慶大の良さが発揮されず、14−61と大きく水を空けられての敗戦となった。

 

 

得点

慶大

 

帝京大

前半

後半

 

前半

後半

T

G

PG

DG

14

小計

10

14

合計

61

 

平成30年関東大学ジュニア選手権VS帝京大Jr.

 

10月28日(日) 13:00K.O. @帝京大学百草グラウンド

 

T=内田、濱野

G=南2

 

ポジション

 先発メンバー

 交代選手

1.PR

有賀 光生(総3・國學院久我山)

→後半10分 竹内 翼(政4・慶應)

2.HO

原田 衛 (総1・桐蔭学園)

→後半20分 中川 丈豊(経4・慶應)

3.PR

坂田 拓海(経4・慶應志木)

→後半20分 大山 祥平(経2・慶應)

4.LO

田中 芳樹(政4・慶應)

 

5.LO

北村 裕輝(経2・慶應)

 

6.FL

濱野 剛己(総2・桐蔭学園)

→後半27分 森清 泰介(総4・國學院久我山)

7.FL

齊藤 柊(環4・獨協埼玉)

→後半23分 川端 隼人(理3・國學院久我山)

8.No8

辻本 大河(法4・慶應)

→前半39分 内田 尚輝(経3・慶應)

9.SH

若林 俊介(政2・慶應)

→後半18分 上村 龍舞(環3・國學院栃木)

10.SO

南 翔大(総4・常翔学園)

 

11.WTB

沖 洸成(総2・尾道)

 

12.CTB

柴尾 將希(商4・修猷館)

→後半10分 高木 一成(商3・慶應)

13.CTB

阿部 直孝(政1・國學院久我山)

 

14.WTB

安西 浩昭(政3・慶應)

 

15.FB

豊田 康平(総4・國學院久我山)

 

 

 

 先週の対抗戦で19−24と赤い軍団を惜しくも撃退できなかった慶大。

今度は場所を変えて、帝京大学百草グラウンドで帝京大のJr.チームとの一戦を迎えた。

対抗戦では帝京大にプレーで引けを取っていなかっただけにこの試合でのリベンジに期待が懸かる。

 

 しかし、その期待とは裏腹に終始帝京大に圧倒される試合になってしまう。

試合の序盤こそ、慶大は攻撃では南のキックで相手の陣地へとじわりじわりと侵入し、守備では帝京大の攻撃を粘っていた。だが、それも長くは続かなかった。

両者なかなかインゴールにたどり着けない展開の中で、先に試合をうごしたのは再三チャンスを作っていた帝京大。

帝京大は慶大がタッチに蹴り出したボールを素早く出すと、FB奥村翔(帝京大2・伏見工業)にボールを渡す。その奥村が、慶大のディフェンスのギャップを突き、一気にトライ。

ここまで粘りのディフェンスを見せ、無得点に抑えていた慶大だったが、あっさりと先制点を許してしまう。

 

 その後、約10分間均衡した状態が続いたが、26分にトライを決められて以降、試合は帝京大の独壇場となってしまう。

モールからの失トライや、裏をかかれたパスでディフェンスのギャップを作られたことによる失点など、立て続けに慶大のインゴールに侵入された。

だが前半38分、かろうじて慶大にも得点シーンが生まれた。

濱野が体の強さを見せ、慶大に初得点をもたらした

FL濱野剛己(総2・桐蔭学園)がボールを持つと、帝京大のディフェンスに掴まれながらインゴールまで走りきった。

その後、終了間際にも決定機を作る。SO南翔大(総4・常翔学園)のパスダミーでチャンスを作ると、LO北村裕輝(経2・慶應)も相手に掴まれながらも、インゴール直前までボールを運びトライまであと一歩。だが、それを得点につなげることはできず前半終了。

帝京大のバックスを中心とした攻撃に苦しめられて、21点差をつけられてしまう約40分間だった。

 

 帝京大のキックで始まった後半。

このままでは終われない慶大だが、またも先に得点をしたのは帝京大。

22メートルラインで形成されたモールをインゴールまで止めることができなかった。

その後、帝京大のビックゲインからのトライなどでさらに21点を追加され、前半同様に慶大の防戦一方の試合が展開されていった。

後半27分に慶大はこの日二つ目となるトライをあげたが、直後にラインアウトモールから失点を許し、反撃に転じることができず。

試合終了間際にラストチャンスが訪れたが、それを生かせないまま無念のタイムアップ。

帝京大に力の差を見せつけられ、大敗を喫した。

 

 

 「ブレイクダウンやひとつひとつのプレーで力の差は大きく出てしまっていました」(南)との言葉通り、帝京大の実力が一枚も二枚も上だったように感じられた試合だったが、この試合の慶大はいい部分が出し切れていなかった。低く激しいタックルは鳴りを潜め、各選手の長所もほとんど生かせない。その結果がこの点差に繋がってしまったのではないだろうか。

ディフェンスでは相手を食い止める場面も見られた(高木)

 そういった中でも、朗報がある。WTB高木一成(商3・慶應)が約2ヶ月ぶりに戦線に復帰したのだ。

「手応えとしてはいい」(高木)と、ファーストタッチからゲインするなど、ブランクを感じさせない動きを見せた。

春季大会でトライを量産していた男の復帰。今後の慶大にプラスになることは間違いない。

 

 ジュニア選手権はアピールの場。この試合でアピールできなかった選手も、残された決勝トーナメントで力を最大限発揮してほしい。

限られたチャンスをものにするために、日々前進あるのみだ。

(記事:田中壱規/写真:竹内大志)

 

 

次戦(対抗戦) 11月4日(日)vs明大

11:30K.O. @秩父宮ラグビー場

 

※カテゴリー1に所属する慶大は決勝トーナメントに進出が決まっている。

 

 

以下、コメント

 

SO南翔大(総4・常翔学園)

——今日の試合前に意識していたことは

今週ずっとフォーカスに掲げていた「ウィン・ザ・レース」と「ウィン・ザ・ロー」、つまり速さと低さで相手を圧倒するということをチームとして意識していました。個人としては、相手陣地に入り、エリアをとってラグビーをするということを心がけていました。

 

——それを踏まえて今日の試合の手応えは

結果としては点差が開いてしまいましたが、前半では意識していたことがしっかりできたと思います。

いいエリア取りに関してはできましたが、ブレイクダウンやひとつひとつのプレーで力の差は大きく出てしまっていました。そこは改善するしかないと思います。

 

——帝京大に及ばなかったところは

シンプルにブレイクダウンの実力もありますが、フィジカルの部分で後手に回ってしまったということもあります。前半では対等にやれていたと思いますが、後手に回った途端に突き放されてしまいました。

 

——今後改善していきたいことは

ブレイクダウンやフィジカルはもちろんのこと、もう一度ラグビーをしっかり理解して、流れがどちらに傾くかわからない場面で全員がしっかりスイッチを入れられるという部分にかかっていると思います。

 

——ご自身のキックについて

狙ってやったタッチキックで2本ミスが出てしまったのでそこは改善の余地があると思います。フィールドキックに関しては相手の裏がとれていたのでよかったです。

 

——今後に向けて

ジュニア選手権に関してはあとプレーオフがあるので、一つ一つをしっかり勝って優勝することです。個人としては、1月12日にグラウンドに立ってしっかりいい結果を残すことだけです。

 

 

高木一成(商3・慶應)

——今日の試合を振り返って

僕が出場するときに、だいぶ差をつけられていたので、僕が入って流れを変えようと思いました。しかし帝京大にいいようにやられてしまったので、あまりいい思いはしなかったです。

 

——今日は復帰戦でしたが、プレーの感覚の部分はどうでしたか

プレーの感覚は、リハビリの期間が長かったので、ラグビーの他の試合を見たりして、自分のプレーに生かそうとしていました。それが今日はだいぶできたので、手応えとしてはいいです。

 

——どんなプレーをしようと考えていましたか

具体的に言うと、溜めて出ることによって相手との間合いを計れるので、自分の間合いでアタックができるようになりました。

 

——リハビリの期間は肉体的な部分ではトレーニングなどはされていましたか

肉体的な部分では、上半身のけがで上半身のウエイトトレーニングはできなかったので、その代わりに下肢のトレーニングをしていました。

坂ダッシュをメインにしていて、1週間で100本走るというような目標を立ててやっていました。

 

——今日のプレーではそういった部分で変化は見られましたか

レッグドライブが結構できるようになっていたので、良かったと思います。

 

——今後の試合に向けての意気込みを

シーズンが終わりに近づいてきているので、僕がチームに勢いを与えて、これからどんどん勝っていきたいと思います。

 

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