【野球】4年ラストメッセージ “Precious”

2018年の慶大野球部は実績や経験不足を不安視されながらも結束力をもって春季リーグ9勝4敗で優勝、全日本大学野球選手権ベスト4、秋季リーグ9勝5敗で3位という結果を残した。そんなチームを引っ張った4年の選手たちに最後にお話を伺った。

◆投手

 

太田力(経4・桐朋)

――これまでの4年間を振り返って

最後は悔しかったですが、4年間やってきてだんだん野球がわかってきたというか、野球ってこんなスポーツだったんだと改めてわかりました。そういう勝っていく組織に最後はいれたので、すごいよかったなと思います。

 

――ファンの方にメッセージを

3年以下の人たちはまた頑張ってくれると思うので、ここから慶應が勝っていけるように応援をよろしくお願いいたします。

 

菊地恭志郎(政4・慶應志木)

――早慶戦を終えて、今の率直な気持ちを聞かせてください

三連覇できなかったことが一番の悔しさです。

――これまでの野球人生を振り返って

皆に言ったら怒られると思いますが、16年間野球をやってきて、最後早慶戦を締める場面で投げれたということは、そこに立てるというのは自分は幸せだと感じました。でもそう簡単には勝たせてくれないということも感じました。自分はもう野球でこれを取り返すことはできないので、社会人になって新しい道でこの悔しさを活かしてさらに人としても成長できたらなと思います。

――後輩に向けてひとこと

後輩には申し訳ないという気持ちしかないですが、今年はほとんど自分たちの代からは出ていなくて来年以降選手がほとんど残るので、郡司(裕也=環3・仙台育英)や柳町(達=商3・慶應)や今出ている野手中心に、自分たちが成し遂げられなかったワセダに勝つということと、優勝、日本一を達成してほしいと思います。

 

前田和真(商4・津西)

――4年間を振り返って

本当にいろんなことを経験させてもらいました。僕はほとんど4年間Bチームで、基本的にはバッティングピッチャーの役割だったのですが、最後にこの秋は選手としても出させてもらって、どちらも経験することができたのは大きな経験になったと思います。

 

――ファンの皆さんに一言

4年の秋に初めて神宮のマウンドに立ってみて、スタンドからの声援が本当によく聞こえますし、力になる部分も多くて、僕も次はOBとして後輩達に少しでも声援を送れたらいいなと思います。ありがとうございました。

 

◆内野手

大平亮(環4・鎌倉学園)

――今日の試合の率直な感想を
悔しいの一言です。

 

――慶大野球部での4年間はいかがでしたか
入部当初は、このように神宮でプレーできるようになるとは思っていませんでした。最後に自分なりの目標は達成できたかなと思います。充実感はあります。

 

――最後に、ファンの方に向けて一言お願いします
多くの方々が3連覇を期待してこの2ヶ月間神宮に足を運んでくださっていたと思います。その期待に応えられず、悔しくて申し訳ないです。最後まで精一杯応援してくださり、本当にありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。

 

長谷川晴哉(政4・八代)

――今の率直な気持ちは
パレードの準備がしてあって、いろんな人に来ていただいて勝てなかったことが申し訳ないです。そして、僕を含め4年が最後まで何もできなくて、後輩に頼ってしまい後輩にも申し訳ないですし、悔しかったです。

 

――後輩に向けて一言お願いします
本当に良いやつらなので、絶対優勝してほしいなと思います。

 

吉田将大(商4・慶應)

――今の率直な気持ちは
勝てなかったっていうのはやっぱり悔しいですけど、野球が僕の人生を変えてくれたなって思います。

 

――この4年間振り返って
最初の方は、これも運命かもしれないですけど、大久保監督と一緒に(野球部に)入ることになって、林(=卓史助監督)さんがその次の年に来て、4年がつらい思いをした分、報われたことが多かった1年じゃないかなと思える4年間でした。

 

――後輩に向けて一言
なんとしても来季優勝して、監督の下でまた、すぐに3連覇してほしい、僕らのできなかった3連覇をしてほしいと思います。できると思います。

 

◆外野手

植田清太(総4・慶應)

――今の率直なお気持ちを
まずあんまり実感湧かないと言うか、ここで終わっていいチームじゃなかったし、早稲田に勝つっていうチーム目標が春も秋も達成できなくて、悔しいです。来年は後輩たちがしっかりとやってくれると思うので、後輩たちに期待したいです。

 

――その後輩たちへメッセージを
とにかく頑張れということです。

 

――最後にファンに向けて
本当に今まで、応援の力で勝ち上がってきたので、本当にありがとうございました。

 

◆学生スタッフ

泉名翔大郎(商4・慶應志木)
--今の率直なお気持ちは
悔しいです。ただそれだけです。

 

--ここまで一緒に戦ってきたメンバーの最後の姿を見てどんな思いがありましたか
同期には本当に感謝しかないです。この1年間は、4年生が一生懸命サポートしてきたことが強さだったと思いますし、それが一番のチーム力だと思うので、スタンドのメンバー含め4年生には感謝しています。

 

--今日の試合前のチームの雰囲気は
今年で一番いい試合をしようということで臨んだのですが、結果的には一番悔しい試合になってしまいました。

 

--試合後には多くの4年が泣き崩れていましたが
やってきたことが大きくて、3連覇するために取り組んできたので、悔しかったです。僕としては、自分の悔しさもあるのですが、スタンドのメンバーとかサポートしてくれたメンバーを見た時に申し訳ないという気持ちがありました。

 

--4年間一緒にプレーしてきた同期に向けて
試合に出ていたのは内田だけでしたけど、誰よりも必死に練習して、姿勢でチームを引っ張ってくれました。そこにみんながついてきたと思います。

 

--慶大野球部での4年間を振り返って
本当に幸せな4年間でした。特にこの1年間の1年から3年が大好きですし、このメンバーで人生最後の野球ができて良かったなと思います。

 

--後輩たちに向けて
まずは本当にありがとうと伝えたいです。僕たちができなかった3連覇は、一つの代ではできないですし、代をまたがないとできないですが、今の後輩たちならできると思うので、そこにチャレンジしていってほしいです。

 

大久保貴裕(商4・慶應)

--今の率直なお気持ちは
とても残念で、めちゃくちゃ悔しい試合だったというのが一番の感想です。46年ぶりの3連覇が懸かった試合で勝ちきれなかったというのが、本当に悔しいです。

 

--今日勝ちきれなかった要因はどのように感じていますか
勝負所での弱さが要所要所であったのかなと感じています。一つのフォアボールだったり、ゲッツーを取りきれなかったり、勝負所での弱さが負けに繋がったのかなと思います。

 

--ここまで一緒に戦ってきた同期の姿はどのように映っていましたか
4年はなかなか試合に出れない中で、本当に一生懸命サポートに回ってやってきて、その力をすごく感じたのですが、もう一歩届かなくて、悔しいの一言です。

 

--今年の後輩たちの姿は見ていていかがでしたか
本当に助けてもらった試合が多くて、後輩の力を借りてここまでこれたと思っているので、感謝しかないです。

 

--昨日今日と優勝がかかった中での試合でしたが、スタンドの声援はいかがでしたか
苦しい時に応援席を見ると、全力で応援してくれている皆さんがいて、すごく勇気づけられました。ですが、それに応えられなかったのが本当に悔しいです。

 

--同期の4年に伝えたいことは
今まで一緒に野球をやってこれて良かったですし、この同期と出会えて本当に良かったなと思います。

 

--慶大野球部での4年間を振り返って
野球の知識はもちろんですけど、ものすごく人として成長できた4年間でした。一言では言い表せないくらい、色んなものが詰まった青春だったなと思います。

 

--後輩たちに向けて
たしかにいいチームだったとは思いますが、ここを超えられなかったことが僕たちの代の弱さだったと思うので、これよりもいいチーム、強いチームを作って、僕たちが作れなかった歴史を作ってほしいと思います。

 

◆副将

内田蓮(総4・三重)

――今の率直な気持ちは
最後早稲田に勝つのは本当に難しいことだなと思ったのと、最後のアウトまで1個とるっていうのが、どれだけ大変かっていうのを改めて感じさせられて、率直に言えば、残念で悔しい気持ちです。

 

――今季を振り返って
春を超越するっていう意味では四球11個くらい取れて、打率も春よりは上回れたっていう、そこらへんに関しては夏、春を反省してやってきた成果は出たかなというところはあって、ここで野球人生も終わるので、悔いなくは思い切ってやれたので、そこは良かったです。

 

――ベストナインも受賞されましたが
そこは実際運が良かったというか、チームが優勝するのがもちろん一番なんですけど、そこ(ベストナイン)は自分が野球をずっと頑張ってきた最後のご褒美かなと思ってます。

 

――これまでの野球人生を振り返って
小学校からすごくいろんな素晴らしい指導者の方とか先生方とかにお会いできたっていうのが、同期とか先輩とか後輩とか、野球を通じて会えた人のつながりとかって本当に深いものがあって、そういう強固なものが自分の人生の中でこれまでも生きましたし、これからもそういう出会いを大切にしていきたいなって思えるような野球人生でした。

 

――後輩に向けて一言
やっぱり3年生以下には、僕たちができなかった完全優勝とか3連覇っていうところは本当に達成してほしいですし、そのためには本当に、今までも取り組みとしては申し分ないようなことはしてきたと思うんですけど、それ以上のことが必要になるってことがわかったので、そこはこれから一人一人頑張ってもらいたいなって思います。

 

三枝遼太郎(商4・慶應)

――今の心境は

もう野球をやらないんだなと。あんま実感わかないですけど、不思議な感じがします。

 

――今シーズンを振り返って

ピッチャーが上手くいかなくて3連覇を出来なかった1番の要因だと思いますが、その中で4年生がなかなか試合出てなかったりチームを引っ張れなかったなと思います。

 

――ファンに向けて一言

ここからまだ戦力も残りますし、ここから強くなっていくと思うのでこれから引き続き応援よろしくお願いします。

 

◆主将

河合大樹(総4・関西学院)

――今の心境は

悔しいの一言ですね。

 

――それでも厳しい状況の中、ここまで来ることができました

苦しい試合が何度もあって、そこを乗り越えられたのはチームの力だと思います。でも最後の最後乗り切れなかったというのがこのチームの限界というか、あと少しの勝負強さが足りなかったんだなと思います。

 

――試合後選手を励ます姿もありましたがどんな思いでしたか

僕自身も野球が最後というのもありますし、最後この最高のチームで優勝するというのが目標だったので、達成しきれなくて悔しいという気持ちと、来年まだまだあるので下の子たちにはもっといいチームを作って優勝してほしいという思いがありました。

 

――選手たちに話したことは

勝負強くなれと。もっといいチームを作って僕らに優勝を見せてくれと言いました。

 

――4年間を振り返って

基本一年の時から苦しいことばっかりで、逆にここまで自分が来れると思っていなかったのが正直なところです。ここまで成長させてくれた塾野球部に感謝したいですし、これからこの経験をつなげたりだとか、塾野球部に支援できることがあればなと思います。

 

――最後にファンの方に一言

ここまで勝つことができたのもファンの皆様のおかげですし、本当に今日もたくさんの方が見に来てくださって、そこで勝ちきることができなかったのは悔しいです。これからも下の子たちが頑張ると思うので、応援をし続けてほしいなと思います。

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