慶應スポーツ新聞会

【バスケ(男子)】リーグ最終戦、チーム一丸となって掴み取った劇的勝利!/リーグ戦第22節vs順大

2か月以上にわたる秋のリーグ戦も、ついに今日が最終節。現在6位の慶大は、勝てば入れ替え戦行きがグッと近づく一方、負ければ即シーズン終了というプレッシャーのかかる状況。対戦相手は11節に64-71で敗れている順大となった。順大もまた昇格の可能性を残しており、双方にとって絶対に負けられない一戦。客席から人が溢れるほど大勢の観客が見守る中、互いの意地とプライドをかけた試合がスタートした。

2018/11/3()@国士館大学多摩キャンパス

94回関東大学バスケットボールリーグ戦第22vs順

 

Q

Q

Q

Q

合計

慶大

17

14

21

24

76

順大

17

19

17

17

70

慶大スターティングメンバ

 

#4 鳥羽陽介 (環4・福大大濠)

 

#5 原匠(環4・近大付属)

 

#7 澤近智也(環4・高知学芸)

 

#9 山﨑純(環3・土浦日大)

 

#10 髙田淳貴(環3・城東)

1Q、慶大は鳥羽がリバウンドを拾って先制すると、その後も立て続けにタフなレイアップとミドルをヒット。重要な一戦でまずは主将がチームを引っ張る。その後は外のシュートが入らない場面が目立つも、その分オフェンスリバウンドで健闘。そこから澤近が確実にゴール下を決めた。中盤には山﨑がスティールから速攻を決めると、またも速攻から鳥羽が3ポイント。最後は相手の外が当たり始めるも、小原陸(政4・慶應義塾志木)がスティールを奪うなどディフェンスでも粘りを見せ、17-17と互角の展開で2Qへ。

鳥羽は苦しい時間に主将としてチームを牽引

2Qは髙田のプルアップジャンパーや吉敷秀太(政4・慶應義塾志木)の力強いドライブで加点。リバウンドも澤近と吉敷を中心に引き続き奪取し続けた。タイムアウト明けに髙田の3ポイントが決まり勝ち越しに成功するも、ここからは順大のペースに。慶大は澤近や鳥羽がインサイドで得点を奪うも、外がなかなか決まらず相手にリードを許してしまう。それでも工藤翔平(政3・慶應義塾)が好守をみせると、そこから原の3ポイントがヒット。その後もディフェンスで何とか踏みとどまり、5点ビハインドでハーフタイムを迎えた。

吉敷は持ち前のハッスルプレーで会場を沸かせた

3Qは澤近のコーナーからのミドルで幕を開ける。これで2点差とした慶大だが、相手の4点プレーや3ポイントが連続でヒットし、なかなか点差を詰めることができない。それでも、原のドライブや澤近のゴール下での得点で粘り強く相手に食らいついていく。そんな苦しい展開の中、吉敷がオフェンスリバウンドからのバスケットカウントを奪い突破口を開く。さらに鳥羽がオフェンスリバウンドをもぎ取ると、フリーの吉敷を見逃さず3ポイントをアシスト。続くポゼッションでは、鳥羽がチェックを受けながらも空中でバランスを保ってシュートをねじ込み、1点差として最終Qへと向かった。

原は勝負所で貴重な3ポイントをヒット

4Q、開始早々にフリースローと3ポイントを決められリードを広げられてしまう。しかし澤近がフックシュートを決めると、ここまでリングに嫌われていた山﨑、髙田が連続3ポイントをヒットし2Q以来のリードを奪う。ここから再度速攻からの3ポイントなどで逆転されるが、山﨑、原の3ポイントで得点を重ね、試合は一進一退の展開となる。試合が動いたのは残り3分。鳥羽がディフェンスを引きつけ、3ポイントラインの外でフリーの原にパスを出すと、原もそれに応えるように3ポイントを沈める。主将から副将へ、4年間の集大成かのような連携で勝ち越しに成功した。その後逆転を狙う相手に対し、慶大はチーム一丸となって懸命に守り、得点を許さない。しかし慶大も、山﨑、髙田がダメ押しの得点を狙うもなかなかショットが決まらない。そして時間は残り25秒。勝負を分けたのはルーズボールへの執念だった。外れたショットにコートの誰よりも早く反応した澤近がゴール下のシュートを決め、差を3点まで広げる。そして最後のディフェンスもチーム一丸となって守り切った慶大。最後は髙田がブザービーター3ポイントを決め、劇的勝利に花を添えた。

澤近は得点にリバウンドにインサイドで大暴れ

勝てば一部昇格戦出場への望みが繋がる大事な一戦。ここまで怪我に苦しみ、なかなかベストメンバーが揃わなかった慶大だが、この大一番で選手全員がそれぞれの持ち味を発揮したからこそ、今日の勝利がある。この先は他校の試合結果次第で、もしかしたらこの試合が今季の慶大バスケ部にとって最後の試合となるかもしれない。だがどのような結末が待ち受けていようとも、このチームが今季成し遂げた大躍進を忘れることはないだろう。

 

(記事:徳吉勇斗・内田貴啓、写真:徳吉勇斗)

 

 

鳥羽陽介(環4・福大大濠)

――今の気持ちは

本当に22試合、チーム全員でよく頑張ったなという風に思います。

――試合を振り返って

向こうもかなり気合が入っていて苦しい状況が続いたんですけど、大事なところでディフェンスを頑張れましたし、リバウンドも全員で取り切れたことが、勝ちに繋がったのかなと思います。

――自身も開始からエンジン全開だったが

そうですね。最悪今日が引退試合になる可能性もあったので、本当に気持ちだけは絶対負けないようにと思ってプレーしました。

――前回対戦と異なり勝ち切れた要因は

相手の抑え所はアウトサイドだったと思うので、みんながそこのチェックの意識を持っていたことです。あとはうちがシュートが入らない時間もディフェンスで粘ることができたのが良かったかなと思います。

――もし入れ替え戦進出が決まったら

今のままだと明治とあたる可能性が高くて、トーナメントでも負けていますし、早慶戦でも早稲田に負けていて1部に勝てていないので、最後は1部のチームを倒してインカレに行くという強い気持ちをもって臨みたいなと思います。

 

原匠(環4・近大付属)

――今の気持ちは

とりあえずやりきったかなという感じはしていて、ここから他のチームの結果次第で入れ替え戦残れるかどうか分からないですけど、自分たちがやるべきことはやり切れたと思うので、そこは今一瞬だけ満足はしていますね。

――試合を振り返って

なかなか前半はシュートが入らない時間が長くて苦しい展開ではあったんですけど、やっぱり途中吉敷だったり鳥羽だったりがつないでくれて、最後4年生としてしっかりやり切れたなと。そこに髙田だったり山﨑だったり工藤がしっかりと決めてくれたんですけど。自分としては今日の試合は4年生だったなっていう印象はありますね。

――今日の試合にはどんな気持ちで臨んだか

最終戦ではあったんですけどこの全22試合となるべく変わらない気持ちを作って入って、最終戦だからどうっていうのは考えないで、どれだけ自分たちのバスケットボールができるかっていうことは意識して試合には臨みました。

――第1戦では敗れた順大が相手だったが対策は

やっぱりオフェンス力が相当高いチームなので外のシュートなどが誰でも打てるっていうのはあったんで、そこの対策はしてましたが、最初の方はちょっと点取られちゃったんですけど。辛抱強くメンバー交代させながらやって、最後の最後に相手の得点止められたっていうのはちゃんと試合前に準備していた部分が出せたのかなと思います。

――-試合終了後には涙も見られた

なんていうかケガだったりとかいろいろな部分でチームメイトに迷惑かけた部分ありましたし、今日は特に保護者の方だったりとか応援してくださる方がいっぱい来ていたので、それで最後勝って終われたっていうのがありました。なんて言ったらいいか分からないですけど、すごい込み上げてくるものがあって久しぶりに涙を流してしまいました。

――入れ替え戦の可能性もあるが、次に向けて

ここは願うしかないんですけど、自分たちに入れ替え戦の出場権がもらえた時のためにしっかり準備して来たので、全然可能性もあると思うんで、入れ替え戦に勝てばインカレにも出場出来ますし、そこはさらにモチベーション上げてチーム一丸となってやっていきたいなと思います。

 

小原陸(政4・慶應義塾志木)

――今の率直な気持ちは

本当に一部昇格に望みを繋げることができて良かったです。

――今日の試合振り返って

相手はチェックをしてもシュートが入る時間があって、逆にこっちはシュートが入らない苦しい時間帯が続きましたが、チーム一丸となって戦えたことが勝因だったと思います。チームでやろうとしていたことを意思を統一してやり遂げたことが最後に生きたと思います。ディフェンスリバウンドもチーム一丸となって取ることができました。

――接触でベンチに下がるシーンもありましたが

大丈夫です!

 

澤近智也(環4・高知学芸)

――どんな40分間だったか

リーグ戦最終戦ということでいつも通りやろうとは言ってたんですけど、やっぱりいつも通りには自分的にはいけなくて、最初は緊張してしまいました。最初のシュートが入ってからは落ち着いてできたかなという印象です。

――リバウンドなど目標にしていた働きを有言実行できたか

いつも通りディフェンスリバウンドであったり体を張ったプレーであったり、ゴール下の力強いプレーであったり、自分の仕事を全うできたのでこういう結果になったと思います。

――怪我の状態は

少し痛みはあったんですけど、やっぱりそんなことは言い訳にはできないし、僕だけじゃなくてチーム1人でも欠けたら慶應というチームじゃないので。僕以外にも万全な状態ではない人も何人かいたんですけど、それでも言い訳にせずにみんながひとりひとり自分の仕事をやっていたかなと思います。

――後半の得点で慶大に勢いを与えていたが

自分で点を取りに行く意識はあまりなかったんですけど、オフェンスリバウンドに絡んでシュートを決めたりっていう点においては、そこでコツコツ積み重ねることによって離されることなくついて行けて最後ああいう展開で離せたかなと思います。

――家族も応援に来ていたが

今までは母親とかも来てくれていたんですけど、最終戦ということもあって兄弟も親も全員来てくれたので少し緊張はしたんですけど、観に来てくれた中でこういう結果を出せて嬉しいです。

――長い22節が終了した

自分たちが1部に昇格しようっていう気持ちを持ってずっとやっていたので。周りのリーグ戦が始まる前の評価はまた下の降格争いをするんじゃないかみたいなことも言われていたんですけど、自分たちは1部に昇格しようという気持ちでずっと練習してきたし、先のことは考えずに一戦一戦戦っていこうっていうのを積み重ねた結果がこういう形になったので、自分たちはやるべきことをやったので他のチームの結果次第にはなってしまうんですけれども、あとは祈るしかないので結果を待ちたいと思います。

――入れ替え戦に出場したら

1部のチームとの試合になるので、今まで経験したことのないようなスキルとかフィジカルを相手にすることになるんですけど、それでもやっぱり自分たちのやってきたことを1つずつ試合で出して、自分だったら体を張ったプレーとかディフェンスリバウンド、あとはスクリーンプレーで勝利に貢献していきたいです。

 

吉敷秀太(政4・慶應義塾志木)

――今の気持ちは

まだどうなるかはわからないですけど、本当にやりきったなという感じです。次に入れ替え戦に行けるとしても、このまま終わってしまうとしても、悔いはない出来だったかなと思っています。

――試合を振り返って

入りはみんな結構緊張していましたし、苦しい時間もあったんですけど、それを凌駕するくらいに勝ちたいという気持ちが前に出た試合でした。気持ちの面やコンディションの面はもちろんですし、今まで問題に挙げてきた戦術面もみんな本当に勝ちのために遂行できて、この1年間がしっかり集約された試合だったかなと思います。

――前回対戦と違って勝ち切れた要因は

前回は出られなくてベンチから見ていたんですけど、最後の試合で勝ちたいという気持ちの面だと思います。うちは4年生が多くて、それについてきてくれる3・2年生がいて、一体となることができたのが勝った部分じゃないかなと思います。

――自身も最後までらしさ全開のプレーを見せた

最後になってしまうかもしれない試合だったので、やってきたことを全部出そうと思っていました。まずは最初リバウンドのところだと思って上手く絡めて、そこから自分の気持ちも乗ってシュートも入れられて、本当にちゃんと練習してきて良かったなと思います。

――もし入れ替え戦への進出が決まったら

ここから先の入れ替え戦、インカレと一戦一戦負けたらその時点で終わりなので、一試合一試合に今日を上回るエナジーや準備を持って臨んで、一試合一試合を大切にやっていきたいです。

 

山﨑純(総3・土浦日大)

――今の気持ちは

勝てば望みが繋がって負ければ最後という試合だったんで、とにかく結果だけを求めたんですけど、本当に勝てて良かったです。

――試合を振り返って

個人的には3Qまで全然シュートが入らなくて、その中でも4Q強気でいって決めることができたので良かったです。

――チームとしてもなかなかシュートが入らない時間があって苦しかった

なかなか調子が良い試合ではなくて、重い流れになったんですけど、リバウンドだったりディフェンスだったり、一年間通してやってきたことがリーグ戦最後の試合で出たので、そこは評価できると思います。

――4Qで上回れた要因は

やっぱり基礎の部分でリバウンドとディフェンスで最後相手に勝ったと思うんで、結果的にシュートが入ったんですけど、そこの基礎の部分が大事だし、そこが徹底できたんで良かったと思います。

――まだ分からないが、入れ替え戦に向けて

本当にまだ分からないんですけど、体も心も準備をしっかりやって、もし行けるなら格上の相手ですけど勝てるように全力で頑張ります。

 

髙田淳貴(環3・城東)

――今日の試合振り返って

本当に気持ちで戦って、勝った試合なので最高です。

――最後はブザービーターも決めた

1試合通してシュートが入らなくてみんなに迷惑かけていて、4年に助けてもらっていました。最後は入って良かったですが、本当に4年に感謝しています。

――後半で逆転できた要因は

前回の対戦でも負けていて簡単に行く相手ではないと分かっていたので、リードされても焦らずに戦っていけば勝てるとずっと話していました。

――相手の印象は

やっぱり外のシュートが上手くて、個人技で点取ってくるチームというのは、これまでのスカウティングで分かっていたので、最初はうまく相手にやられましたが、最後は気持ちで守り切れたので良かったです。

 

工藤翔平(政3・慶應義塾)

――今の気持ちは

入れ替え戦に望みがつながって、試合内容よりも今日勝ったことが嬉しいです。

――試合を振り返って

個人的には今ひとつだったのですが、このリーグ戦を通してチームのみんなに助けられてプレーしてきて、今日はシュートも積極的にしようと思っていたのですが、あまりいいプレーにはつながらなかったのですが、チームのひとりとして、出てるメンバーとして、全力でやれたのではないかと思います。

――ディフェンスについては

今年からセンターをやって、自分より体格や動く技術が優れている人を相手にディフェンスをやってきた中で、通用する部分としない部分がわかったところと、今日は油断したところもあったしよかったところもありましたが、来年考えていかなければと思いました。

――どんな気持ちでリーグ最終戦に臨んだか

今日の1試合は絶対に勝ちたいと思っていたので、準備もしっかりかけてやってきたので、勝てて良かったです。

――入れ替え戦に向けて

入れ替え戦にもしいければ、全力で戦っていきたいと思うので、応援よろしくお願いします。

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