慶應スポーツ新聞会

【アイスホッケー】大会を4勝10敗で終え6位 来季もトップリーグに参戦する権利を得る 平成30年度関東大学アイスホッケーリーグ戦第14節vs法政大

勝者が5位の座を得る大一番。試合はFWスーリック(総4・駒大苫小牧)の先制弾で幕を開ける。しかし第2ピリオドは反則が重なったこともあり、Dゾーンでの時間が長引いた。慶大の放った数の実に7倍のシュートを法大から浴び、慶大は3失点を喫した。第3ピリオドでさらに点差を1つ広げられるも、勢いを取り戻した慶大は果敢に攻め込む。しかし点差を縮めることはできないまま試合終了。4勝10敗、6位で大会を締めくくった。

先制に成功した

 

2018年11月11日(日)12:30F.O. @ダイドードリンコアイスアリーナ

 

1P

2P

3P

TOTAL

慶應義塾大学

1(11)

0(3)

0(8)

1(22)

法政大学

0(8)

3(21)

1(11)

4(40)

※()内はシュート数

今季の慶大は直近の試合で5連敗を喫し流れは悪いものの、第5~8節における4連勝で積み上げた勝点に助けられ6位以上を確保、入替戦回避を既に決めている。最終節の相手、法大には前回の対戦で勝利しているものの、慶大は勝点差2で追われる形となっており、この試合を制した者が5位の座を手にする。またこの日の第1試合で日体大が勝点3を獲得しており、法大はこれまでの成績上負けると7位転落、入替戦行きが決まる。慶大の5位への執念と、法大の入替戦回避への執念、どちらが勝るのだろうか。

体勢を崩しながらも執念を見せるDF福盛太郎(政2・慶應義塾)

試合開始から2分いきなりひやりとする場面が訪れる。法大のシュートが慶大ゴールに吸い込まれ、赤いゴールランプが慶大の失点を高らかに告げた。しかし1度は法大の得点が認められたものの、これはキックショットと認められノーゴール判定。慶大は胸をなでおろした。試合の流れとは面白いもので、こういったハプニングをきっかけに試合が動く。3分、FW十文字陽亮(経1・慶應義塾)がフリーで待ち構えるFWスーにパスを供給、主砲が確実にこれを沈め鮮やかな先制ゴールを挙げた。その後もFW運上雄基(総2・埼玉栄)がリバウンドを詰める場面など、得点のにおいこそしたものの法大GKの体を張った守りに阻まれる。慶大もこれに応酬し、GK小池丈二(経3・浦和)が数的不利に素早いバタフライスライドで対応するなど、第1ピリオドはロースコアの1-0のまま20分間が経過した。

このシュートがゴールネットを突き刺した

リバウンドを詰めたFW運上

DF在家秀虎(環4・埼玉栄)も攻撃参加した

慶大の勝利パターンであるロースコアのまま試合を進めたい慶大だったが、崖っぷちの法大が動く。2、6、14分に得点を法大に与え、慶大はこの第2ピリオドで1-3と逆転を許してしまう。GK小池はダイナミックに体を投げ出したセービングなど気持ちで引かないプレーを続けたが、21本ものシュートをこのピリオドだけで浴び、Dゾーンでの時間が長引き過ぎた結果が失点という形で露わになった。一方で慶大のシュートは3本にとどまり、法大の本気に抑え込まれるピリオドとなった。

GK小池の素早いバタフライスライド

攻撃の起点になったDF瀧澤慎之督(経3・慶應義塾)

守備参加を厭わないFW田中陸(政3・慶應義塾)

第3ピリオド開始7分、ここで再び失点を許すも、その後の慶大はペースを取り戻し、反撃を開始する。FW滝智弥(政4・慶應義塾)のノーマークやFW振津直弥(政1・埼玉栄)のランニングシュート、DF永田誉(環1・日光明峰)のスラップショットなどチャンスが数多く訪れた。最後まで諦めずに走り抜いた慶大だったが点差を縮めることは叶わず、1-4で秋リーグ最終戦の幕が閉じた。

FW振津のランニングシュート

DF永田のスラップショット

秋リーグ通算戦績は4勝10敗で6位。昨季よりも1つ順位を落とす結果となったが、来季もこのトップリーグで戦えることが決まった。4連勝で4位に2点差まで迫るなど、近年稀に見る好展開をリーグ戦中盤では繰り広げた慶大。結局リーグ戦を通じて首位早大を60分間で下したのは慶大のみ、1月の早慶戦で再びその爆発的なパワーを発揮して笑って4年生には引退をして欲しい。

試合終了

主力選手の負傷離脱もあり、長い時間をかけて連携を確認してきたセットを崩さざるを得なくなるなど、苦しい2か月間ではあった。しかしインカレまで1か月、秋リーグで見つかった課題を修正するのに時間は十分だ。「このチームでできるのもあと2ヶ月」とFW滝は語る。長いようで短い1年があと2か月で終わり、このチームでプレーした結果も歴史の1コマに変わっていく。どれだけ深く慶大スケート部ホッケー部門の歴史に名を刻むことができるか、慶大の「覚悟」が問われる。

 (記事・写真:鈴木啓仁)

 

以下選手コメント

主将/FW滝智弥(政4・慶應義塾)

フィジカルを生かして法大ゴールに迫るFW滝

――最終戦を黒星で終えて

勝って5位で終わることを目標にしてきましたが、それが叶わず結果的に6連敗になってしまって、あまり良い終わり方ではなかったなというのが率直な感想です。

 

――今回の敗因は

はじめからやろうとしていたことはできたのですが、1ピリ中盤からパックをカットされてのターンオーバーや反則が増えて、キルプレーが増えるとこちらの選手層では特定の選手に負担がかかってしまって、最終的には電池切れになってしまいました。パック運びの悪さと、そのピンチに対する守備時の反則が敗因になったと思います。

 

――選手層の厚さに関連して、今大会は主力選手が複数負傷離脱していましたが戦力面での影響は

影響が無いとは言えないですが、言い訳にはできないですし本人も怪我をしたくてしているわけではないので、そこをカバーできない周りの責任だと思います。カバーできるようになればもう1段階上のレベルに行けると思います。

 

――秋リーグ全14試合を総括して

最初は負け込んでしまったのですが4連勝もありある程度の結果は残せたと思います。その後は怪我人もいて上手くいかなくて苦しい時もあって、尻すぼみな結果になってしまいましたが、一方で学びの多かったリーグ戦でもあったので、ただ負けて終わりではなくインカレでしっかり勝って良い学びに変えたいと思います。全体的に見れば決して良くはなかったですが、最低限来年も1部Aで戦えるようにすることができたことは良かったです。

 

――インカレ、早慶戦への意気込みは

このチームでできるのもあと2ヶ月で、大会としてはインカレが最後になるのでそこに全てを賭けたいです。幸いにも今年はインカレまで1カ月準備できるので、慶大に足りない部分を1から見直して、スキル面でも体づくりでももう1段、2段階レベルアップしてインカレ、早慶戦に臨みたいです。

 

平成30年度関東大学アイスホッケーリーグ戦DivⅠ-A対戦成績

 

明治

中央

東洋

早稲田

慶應義塾

法政

日本体育

東海

60分勝

GWS勝

GWS敗

60分敗

勝点

順位

明治

7-1

4-0

2-4

3-0

6-3

3-1

13-1

11

0

1

2

34

2

 5-3

 5-6

 2-6

 7-4

 4-2

7-3

4-1

中央

1-7

3-4

1-3

7-1

5-2

7-2

4-1

7

2

1

4

26

4

 3-5

0-6

 4-3

 5-3

 3-2

5-2

 7-2

東洋

0-4

4-3

1-4

7-2

7-9

5-3

11-2

8

2

0

4

28

3

 6-5

 6-0

 3-7

6-1

5-3

 4-3

 9-0

早稲田

4-2

3-1

4-1

5-3

6-2

5-1

14-1

12

0

1

1

37

1

 6-2

 3-4

 7-3

3-4

6-3

 5-2

 11-1

慶應

義塾

0-3

1-7

2-7

3-5

2-1

6-1

3-0

4

0

1

9

13

6

 4-7

 3-5

1-6

4-3

 1-4

 3-4

 3-4

法政

3-6

2-5

9-7

2-6

1-2

2-3

9-4

4

0

1

9

13

6

 2-4

 2-3

3-5

3-6

 4-1

 2-3

 10-1

日本

体育

1-3

2-7

3-5

1-5

1-6

3-2

1-2

3

1

0

10

11

7

3-7

2-5

 3-4

 2-5

 4-3

 3-2

 3-1

東海

1-13

1-4

2-11

1-14

0-3

4-9

2-1

1

1

0

12

5

8

1-4

2-7

 0-9

 1-11

 4-3

 1-10

 1-3

※○:60分勝(勝ち点3)、□:GWS勝(勝ち点2)、■:GWS敗(勝ち点1)、●:60分敗(勝ち点0)。

 

次戦予定

第91回日本学生氷上競技選手権大会 対戦相手未定

2018年12月25日(火)16:30 F.O. @安平町スポーツセンター

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