慶應スポーツ新聞会

【ラクロス(女子)】シーズンを終えて 4年引退コメント集②~MF編~

 

 3回に分けてお届けする4年引退コメント集。第二弾は守備から攻撃まで幅広い活躍を見せたMF陣から、石田百伽(経4)、伊藤香奈(経4)、橋本ひかる(政4)、小久保磨里奈(政4)の4名のインタビューをお送りする。

 

#51石田百伽(経4・慶應女子)

 

ドローやシュートで活躍を見せた石田

ドローやシュートで活躍を見せた石田

――全日準決勝から数週間が経ちました。改めてNeO戦を振り返って

チーム全員の魂が詰まっていた試合でした。関学戦の負けもあってチームの立て直しが難しかった中でのゲームとしては、ここぞというときのチームの強さが出たと思います。優勝したNeOに対してあそこまで自分たちのラクロスを貫き通したことを誇りに思います。でもまだまだ全然に悔しいです。

 

――ドローや得点など様々な面で活躍された今シーズンを振り返って

昨シーズンのモヤモヤした想いが全部爆発しました。大舞台に立つことも初めてだったのですが、怖いもの知らずのせいか全く緊張せずに毎回楽しみながら試合をすることができました。また、今年、特に注力していたドローとシュートでチームに貢献できて、信じてやってきたことが間違ってなかったって思いました。

 

――試合を経るごとにここ一番での得点が目立ちました。今年のご自身の成長をどう感じていますか

特に関学戦とNeO戦のゴールは全員で生んだシュートだったと感じています。7枚のポジショニングとATまで運んでくれたDF陣、緻密なスカウティングとアナライジングで相手の穴を見つけたベンチ、そして何よりもここぞというときに私たちを信じて一段と大きな声を出してくれた応援席のみんなが作ってくれたシュートで、私はたまたまフィニッシャーになっていただけです。トップチームに上がってもなかなか点数を決められない期間が続いたんですけど、早慶戦とリーグ戦を通してゴールへの執着心が一段と強くなりました。結果としてリーグ戦でもゴールを決められたことを嬉しく思います。

 

――4年間のラクロス部での活動を振り返って

1・2・3年生と自分が描いていたラクロス人生とかけ離れていて、挫折の繰り返しでしたが、今まで知らなかった自分の強さ、弱さを見ることができました。思い返すと、辛いことのほうが圧倒的に多かった四年間でも、一度も逃げたいと思わなかったのは自分に向き合えていた証拠かなって思います。人生で一番成長できた四年間でした。

 

――4年間を通してご自身の中で成長を感じる部分はありますか

精神面が大きいと思います。ちょっとやそこらの苦難にはへこたれなくなりました。あとは、感謝の気持ちを持ってプレーすることです。自分のために頑張っていた一年生の頃とは違い、支えてくれ、応援してくれた家族や仲間の喜ぶ顔が見たくて試合出て活躍したいって思うようになりました。特に昨年の4年生のごさきさん、さらさん、あおいさん、めりさん、ひさこさん、ちはるさんには感謝してもしきれません。

 

――苦楽を共にした同期の仲間へ何か伝えたいことはありますか

はちさんしーさんに育てられて幸せだったねー。ありがとうしかない。

 

――部に残る後輩たちへメッセージをお願いします

今までありがとう。型にとらわれず、自分たちらしい19チームを作って日本一獲ってください!あと、いつかいいことあるから、諦めずそのチャンスを待つこと!200mとトレーニングがんばってね❤️

 

――最後に一言お願いします

応援してくださった皆様、四年間本当にありがとうございました。慶應ラクロスでラクロスができて幸せでした。また、ずっと私たちの記事を書き続けてくださったケイスポの方々、本当にありがとうございました。一流スポーツ選手になった気分で毎回嬉しかったです。

これからも進化し続ける慶應ラクロス部の応援をどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

#73伊藤香奈(経4・慶應女子)

 

誰よりもコートを駆けまわった伊藤

誰よりもコートを駆けまわった伊藤

――全日準決勝から数週間が経ちました。改めてNeO戦を振り返って

2週間経ちましたが、ふとしたときにあの試合勝ちたかったな、と思い出します。どんなに時間がたってもこの悔しい気持ちは忘れないだろうし、もう自分たちでリベンジできないと思うと余計に悔しいです。

でも、チームとして練習してきたことがうまくいった場面もたくさんあったので、やり切ったと思える試合でした。

 

――チームの点取り屋として大きく貢献された今シーズンを振り返って

ダッヂの種類が増えて1on1の自信がついたこととか、いろいろ技術的な部分もあるとは思うのですが、4年の責任感とか、何としてでも勝ちたいって気持ちが得点につながった部分も大きかったんじゃないかなと思います。

 

――コート上では人一倍プレーに参加され、「自分の体がどうなってもいいから、やれることはやりきったって状態で引退したい」と話していました。シーズン終了を迎えて、思うことはありますか

慶應の強みとして運動量を掲げていて、その中でチームでの私の役割はとにかくたくさん走ってボールに関わることだと思っていて、それは最後までやり遂げることができたんじゃないかなと思います。

体力的に本当にきつい試合がたくさんあったのですが、応援席にいる仲間の応援だったり、タイムアウト中のベンチの選手やスタッフのサポートだったり、一緒にフィールドに立っている選手の頑張りでどの試合も全力で50分間走り切ることができました。

 

――2年次からトップの試合に出場されていましたが、4年間のラクロス部での活動を振り返って

2年生のときは、10連覇を逃した早慶戦、惨敗した開幕戦、勝ちきれなかった東海戦など悔しいことが多くて、その分3年生では日本一を獲ることができて最高にうれしかったです。最後自分たちの代で結果を残すことができなくて悔しい気持ちはたくさんあるのですが、1年生の新人戦で勝てなかった相手を倒して、関東を全勝で優勝できたことは誇りに思います。その年によってチームの中での自分の役割や責任や覚悟も全然違って、4年間いい経験をたくさんさせてもらいました。

 

――4年間を通してご自身の中で成長を感じる部分はありますか

大学からラクロスを始めて、最初はクロスを扱うのが不器用すぎて、パスもキャッチもキープもできなかったので、技術的には相当成長したと思います。なにもできなかったおかげで、成長を感じる瞬間が多くて、ラクロスがとても楽しかったです。あとは試合における勝負強さだと思います。最後の1年間は自信をもって勝負所で自分らしいプレーができることが多くなりました。

 

――苦楽を共にした同期の仲間へ何か伝えたいことはありますか

恥ずかしいので長くは書きませんが、自慢の同期です。まじめなときもすぐふざけちゃうような代だったのですが、本当に信頼していました。この25人が同期で、みんなとラクロスできてよかったなと思います。

 

――部に残る後輩たちへメッセージをお願いします

私たちが獲ることのできなかったVリーグ優勝、準リーグ優勝、学生日本一、全日優勝を取り返してほしいです。あとは引退したときに後悔しないように、一日一日を大切に、全力で駆け抜けて、ラクロス楽しんでください!

 

――最後に一言お願いします

4年間、たくさんの応援ありがとうございました!

 

 

#77橋本ひかる(政4・慶應女子)

 

人一倍の「覚悟」を持ってラストイヤーに臨んだ橋本

人一倍の「覚悟」を持ってラストイヤーに臨んだ橋本

――全日準決勝から数週間が経ちました。改めてNeO戦を振り返って

 まだ悔しいです。「いい試合だった」「惜しかったね」「お疲れ様」と声をかけられるたびに悔しさがこみ上げてきます。それでもようやく、ビデオでNeO戦を見ることができました。あの日、私たちは慶應らしい、走るラクロス、積極的なラクロスができていました。その点は関東決勝や全学決勝の試合とは違い、“慶應のラクロス”を、4年間の全てをぶつけて戦い、シーズンを終えることができたのは、唯一救われる点というか、胸を張れる点です。

 

――今シーズンを振り返って

 あっという間でした。一年もそうですが、FINAL4に入ってからの2ヶ月半は本当に一瞬でした。目標の日本一には届かなかったし、結果として関東制覇という1つのタイトルしか取れず、慶應ラクロス部2年4ヶ月ぶりの黒星。二連敗という形で、引退となりました。結果だけ見て、昨年と比べたら全然結果を残せていません。それでもこの一年は今までのシーズンの中で一番楽しかったです。一番“ラクロス”という競技を楽しみながらプレーができました。何本も200mを走り、沢山考えながらプレーして、同期全員でどうやったら日本一に近づけるか何度もミーティングを重ねて、後輩と鼓舞し合って…あっという間に過ぎた1年なのに一瞬一瞬を鮮明に覚えています。それくらい4年間で最も濃くて、充実したシーズンだったと思います。

 

――開幕前取材では「覚悟」「余裕」と2つのキーワードを掲げていました。シーズン終了を迎えて、その振り返りをお願いします

 「覚悟」という点で、私は日本一のためなら何でもやるチームへの覚悟はもちろんですが、その裏に自分自身に対して「後悔しない覚悟」というものがありました。チャレンジせずに、追いかけずに、誰かに何かを言わずに、後悔してもそれを晴らす次はもうない、それがラストシーズン。だからこそ、迷って後悔しないように、今まで以上に自信を持ってプレーを選択できるように、一つ一つを大切にしながら練習やビデオ見をしていました。その積み重ねの結果、フィールドでは迷うことなく、自信を持ってプレーができました。

 「余裕」という点では、4年生として、昨年の日本一を経験した者として、そして昨年自分の立ち位置に葛藤した者として、特にトップチームの後輩に目を配っていました。後輩が私の姿勢をどう受け取ってくれたかはわかりませんが、何かを感じて、今シーズンを過ごし、来シーズンに繋げてくれれば本望です。

 

――4年間のラクロス部での活動を振り返って

 間違いなく、今までの人生で一番濃く、充実した時間だったのと同時に、最もうまくいかなかった4年間でした。「こんなはずじゃなかった」と何度思ったことか。3年の夏までプライドを捨てきれず、もったいない時間を過ごしてしまったな、と思います。一方で、そんな時間を過ごしたからこそ、4年目の今シーズンは今までの気持ちを全部ぶつけて思いっきり楽しみながら挑めたシーズンだったのだと思います。

 また、周りの人に本当に恵まれた4年間でした。「こんなはずじゃなかった」という事態が起きたとき、声をかけてくれる先輩や同期、応援してくれる後輩、試合を欠かさず観に来てくれる両親、試合後に連絡をくれる友人。改めて、沢山の人に支えられながらラクロスをしていたことに気づくことができました。4年間、私に関わって下さった全ての方々に感謝の気持ちで一杯です。

 

――4年間を通してご自身の中で成長を感じる部分はありますか

 関東FINAL4の東海戦です。この日まで私は、このチームで日本一を獲りたいという思いがある一方で、今までの自分の悔しい思いを自分の中で無駄じゃなかったと証明したい一心で、自分のために、日本一を獲りたいと思っていました。独りよがりな思いを強く抱えていました。でも、この日、私が決めたシュートに猛ダッシュで駆け寄ってくるチームメイト、泣いてくれる仲間、割れんばかりの歓声、コーチ陣とのハイタッチ。その瞬間「この人たちの思いを背負っているんだ、この人たちのために勝たなきゃいけないんだ」と身を以て実感しました。口では慶應を代表する者、チームを代表する者、フィールドに立つ者としての“責任”と言っていましたが、その本当の意味が全然わかっていませんでした。気づくのが遅すぎました。この日からの4戦は何よりもチームのために戦って来たつもりです。だからこそNeO戦の後、仲間の一人一人の顔を見るたびに涙が止まりませんでした。

 独りよがりだった私がチームのため、人のために闘った。ここが自分の中で最も人として成長を感じた部分です。

 

――苦楽を共にした同期の仲間へ何か伝えたいことはありますか

 ありきたりな言葉で済ませたくはありませんが、「ありがとう」の一言に尽きます。4年間一緒に闘ってくれて、応戦してくれて、指摘してくれて、沢山笑わせてくれてありがとう。そして何より、人として成長させてくれてありがとう。です。今後、それぞれの道に進んでも帰って来られる場所だと思います。そんな帰れる場所、居場所を今後も大切にしていこうと思います。

 

――部に残る後輩たちへメッセージをお願いします

 誰にでも「葛藤」はあると思います。本当に辛い期間です。でもその経験は絶対に無駄にならないし、何かがきっかけで絶対道は開けます。でも、そのきっかけは与えられるのを待つのではなく、自分で作るものだと、私は4年間で感じました。辛い時期をグッとこらえて、今、自分にできることを探して一つ一つを全力でやってみてください。

 この前、ある一人の後輩が「来年こそ、日本一の舞台に連れて行きます」そう言ってくれました。その言葉、信じています。私たちが成し遂げられなかった“真の日本一”、達成してください。その観客席に私たちを連れて行ってください!応援しています。

 

――最後に一言お願いします

 今シーズン、慶應ラクロス部を応援して下さった皆様、そしてこの記事を読んで下さった皆様、そして沢山の記事を書いて下さったケイスポの皆様、1年間、本当にありがとうございました。これで18TEAMは終わり、私たち4年生は引退となりますが、今後とも、日本一を目指す慶應ラクロス部に温かいご声援のほど、宜しくお願い致します。

 

 

#97小久保磨里奈(政4・慶應NY)

 

副将として100人を超えるチームをまとめ上げた小久保

副将として、100人超えのチームをまとめ上げた小久保

――全日準決勝から数週間が経ちました。改めてNeO戦を振り返って

関学に負けてから2週間、NeOを倒すことだけを考えて試合の準備をしました。相手は、社会人ということもあり、私たちよりラクロス経験は何年も長く技術の高い選手ばかりです。その中で私たちが相手に勝つ方法は「魂で勝つ」ということでした。結果として、3-5で負けてしまい私たち4年生は引退となりました。でも正直、魂では絶対にNeOに勝っていたと思っています。自分も含め、最初から最後までフィールドに立っていた選手たちは諦めずに全力を出し切ったと思います。チームとして1番集中して1番連携していた試合でした。だから試合がすごく楽しかったです。日本一を逃してしまったことは死ぬほど悔しくて2週間たった今でも死ぬほど悔しいです。だけど、あのNeO戦は4年間の中で1番熱く燃えて魂を出し切ったのでそれの悔いはないです。

 

――「爆発」を目標に掲げた今シーズンを振り返って

今シーズンは、「爆発」という目標を掲げてプレーをしていました。昨年まではどこか控えめにプレーをしていましたが、今年は4年生ということもあり、本当に自由にラクロスをプレーさせてもらっていたと思います。そして何より、4年間日本一に向けて毎日仲間とともに頑張ってきたのも今年で終わりと思うと、心が1番爆発していたと思います。全戦全勝のために自分の中の気持ちはいつでも勝ちたい、日本一をとりたいその想いで一杯でした。特に、NeO戦は自分の中で1番爆発していた試合だったと思います。

 

――副将を務めましたが、幹部として苦労した部分はありますか

苦労したことは沢山あります。事務的な面でももめたことも何度かありましたし、チームとして日本一がとれるようなチームの雰囲気でなくなってしまう時期があったりと、苦労することは沢山ありました。しかし、主将の友岡や主務の柳井をはじめとしてその他の幹部人や同期の力があり、それらの問題を乗り越えられたと思っています。本当に感謝です。

 

――4年間のラクロス部での活動を振り返って

先ず、本当にラクロス部に入って良かったと思っています。ラクロスというスポーツが本当に楽しくて楽しくてしょうがなかったです。今までバスケをしていてバスケを超えるスポーツはないだろうと思っていました。しかし、今ではもうラクロスの方が好きになってしまいました。引退した今でもラクロスがしたいです。でもそう感じさせてくれたのは部活の仲間、コーチの方々、家族の存在があったからです。本当に感謝しています。

しかし、楽しいことばかりでももちろんありませんでした。何度も怪我をしましたし、スランプもありました。だけど、諦めずにラクロスを続けてこられたのもラクロスが楽しかったからだと思います。楽しいと思えたのは、本当に慶應ラクロス部という素晴らしいチームでラクロスが出来たからです。慶應は日本でラクロスのパイオニアということもあり、様々なことにチャレンジする慶應のプレースタイルであったり、海外遠征やクリニックなどグローバルなことも経験し、大久保さんをはじめとしてコーチの方々は素晴らしい指導者で高い質の環境でラクロスを出来たことに本当に感謝しています。そして、何よりも時には厳しく、辛い時には励ましてくれて、遠いところまで毎回応援にきて支えてくれた家族に感謝しています。4年間の大学生活が本当に充実していました。ラクロスを通して関わった方々に感謝しています。有難う御座いました。

 

――4年間を通してご自身の中で成長を感じる部分はありますか

4年間を通して、人間として強くなったかなと感じています。部員が100人いれば、様々なことがありますし、4年間もラクロスをしていれば辛いこともありました。その中でも自分の芯を強く持っていなければなりません。そのような意味でちょっとのことでは動じない、人として強くなったかなと感じています。きっとラクロス部でなければ、芯が弱い人間のままだったと思います。

 

――苦楽を共にした同期の仲間へ何か伝えたいことはありますか

25人の同期は本当に最高です。そして、大好きです。本当に有難うと伝えたいです。

 

――部に残る後輩たちへメッセージをお願いします

これから、沢山の辛いこともあるけどそれ以上に本当にラクロスが楽しいから、私たちが果たせなかった日本一をとって欲しいです。

 

――最後に一言お願いします

この4年間、慶應の体育会ラクロス部でラクロスが出来て良かったです。ラクロス部本当に最高です。有難う御座いました。

 

(取材:堀口綾乃)

 

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