慶應スポーツ新聞会

【ボクシング】圧巻のスタミナで、リーグ初戦突破!/第72回関東大学ボクシングリーグ戦 VS日体大

北岡が勝利した瞬間湧き上がる慶大チーム

今年も開幕した関東大学ボクシングリーグ戦。慶大は初戦を日体大と戦った。昨年のリーグ戦では第4位だった慶大に対し、日体大は第3位。拮抗した実力の中でどう戦っていくかがこの試合の鍵であった。今回慶大は第7試合を戦うミドル級の選手棄権のため不戦敗を確定させた状態だったため、黒星1を背負ったまま初戦に臨んだ。初戦を古山皓介(環3・新潟江南)がなんなくクリアすると、その後第五試合のライトウェルター級までで、最終試合の黒星を含めると3−3と接戦に。ここで、最後はウェルター級の北岡秀石(経2・清風)が手に汗握る試合を繰り広げ、どちらが勝ってもおかしくない状況でのポイント勝利を収めると思わずガッツポーズ。見事慶大はリーグ初戦を制した。

 

第72回関東大学ボクシングリーグ戦 第1節 vs日体大

 

 

5月11日(土) 13:00試合開始 @後楽園ホール

 

 

階級

勝敗

慶大選手名

 

相手選手名

LF

古山皓介(環3・新潟江南)

5−0

(39-26,30-26,30-26,29-27,29-27)

肝付賢哉

桑満隆生(文3・慶應)

2−3

(28-29,28-29,27-30,30-27,29-28)

根井鷹弥

井上慈元(総4・広陵)

RSC 2R2’47

鶴屋健人

松木健太

(総1・鎌倉学園)

ABD 1R

0’58

牛田翔也

LW

武智琉馬(環2・新田)

1−4

(28-29,28-29,27-30,27-30,29-28)

堀尾裕司

 北岡秀石(経2・清風)

3−2

(28-29,28-29,30-27,29-28,29-28)

小森勇典

なし

 

西田浩樹

 

正確なパンチで先制した古山

ライトフライ級は古山皓介が出場。昨年リーグ戦では4戦出場で全勝という結果を残し、今年も期待のかかる選手である。試合は全体的に相手によるクリンチが目立ち、攻撃の機会は多くないものの隙を伺いながら的確にボディを狙う形に。インファイトを繰り広げ、右利きながら至近距離での左ボディは確実に相手の体力を奪っていった。自身の姿勢を崩すことなく、距離を取ろうとする相手に積極的に接近しダメージを与え続けると最後ポイント勝ちを制し、慶大が先制した。

 

 

安定感あるプレーで戦った桑満

第二試合はフライ級の桑満隆生(文3・慶應)が登場。相手は日体大キャプテンということで近づいてきた瞬間にワンツーを繰り出し、安定感を強く感じさせるプレースタイルをとる。相手の細かいパンチとフットワークで押され、1R終盤は後ろに倒れる場面も。2Rは低い姿勢の相手攻撃に苦しみつつ、得意のストレートで応戦し、戦いは互角の様相を見せる。3Rは左右フックを織り交ぜながら、試合はヒートアップ。終盤にパンチの数は増えたが、結果はまさかのポイントでの敗戦となった。

 

井上主将の貫禄漂うパワフルなパンチは会場を沸かせた

バンタム級に出場したのは主将・井上慈元(総4・広陵)。主将らしい貫禄あふれるずっしりとした左右フックが当たるたび会場が沸く、強烈なプレーを見せた井上は、2R左ストレート、ボディで積極的に攻めると、相手の体力を消耗させ、1:36で1度目のダウンを奪った。その後は試合の主導権を握り、攻撃をひたすら続けると2R2:47でRSC勝ちを収めた。

 

 

わずか1分ほどで判定勝ちをつかんだ松木

ライト級は松木健太(総1・鎌倉学園)が出場。開始から圧倒的な攻撃力を見せた松木が1R45秒で1度目のダウン、そしてめざとく隙を見つけると華麗なワンツーで2:02に相手をなぎ倒し、試合開始わずか58秒という短さで、ABDによる勝利をつかんだ。

 

 

個性的なパンチが印象的な武智

 

 

あっという間の松木の試合に次いで、ライトウェルター級を任されたのは武智琉馬(環2・新田)。個性的な形の右ストレートとフックが力強く相手に当たっていく。ゆるやかに動く相手に対して、軽く飛びながら相手の攻撃をかわしていく姿から余裕さえ感じられたが、2R後半は体力の差が見られた。終盤は体力温存型の相手攻撃が効き、危ない場面も続き、思うように攻撃できないままポイントでの敗戦を喫した。

 

勝ち越しの白星をあげた北岡

 

ミドル級選手棄権のため、勝負の行方を握るウェルター級は北岡秀石が満を持して登場。相手より比較的有利な体格を生かし、右フックと左ボディで相手攻撃を封じる。しかし2Rから相手に何度かクリンチからの攻撃の機会を与えると、細かいダメージが北岡を襲う。そしていよいよ運命の3R。互いにスタミナ切れを起こしながら、低い姿勢でのパンチを与え合う。しかしながら最後まで一切手を抜かないプレーで圧倒し、結果はポイントでの勝利を収め、慶大はリーグ戦初戦を制した。

 

リーグ初戦を制した慶大

1階級不戦敗というハンデを背負いながらもこの試合を制した慶大。まだまだ初戦ということから気を抜けない日々が続くが、今後取り組むこととして「ジャブとボディをしっかりと基本に立ち返ってやらせたい」と井上主将は語り、次戦以降の成長にも注目できる。次回は昨年2部リーグ第2位の平国大との対戦だ。昨年は2−5で慶大が敗戦しただけに、リベンジを期待したい試合。初戦での勝利を糧に2週間でどれだけ仕上げられるか、2部リーグAクラス入りを目指した戦いが幕を上げた。

 

(記事:津田侑奈/写真:結城和臣)

 

以下、コメント

 

 

 

井上慈元主将(総4・広陵)

——今日の試合を振り返って

今日は大振りになってしまって反省点はたくさんあるんですけど、一応勝てたということで自分に及第点をあげたいなと思います。

 

——プレープランは

落ち着いてジャブを突いて細かいパンチを当てていくというのが最初のプランだったんですけど、最初から大振りになって倒そう倒そうとなってしまったので、そこがこれからの課題ですね。

 

——リーグ戦初戦でしたが、これまでに取り組んできたことは

自分にとって最後の大会なので、悔いを残さないようにと思ってできるだけ練習量を増やしました。人より多く練習をしたというだけで、特に何をするというのは考えていなかったです。

 

——今日の試合を終えて今後部として取り組んでいきたいことは

今日全体を振り返って、みんな基本のジャブが少ないと思うので、ジャブとボディをしっかりと基本に立ち返ってやらせたいと思います。

 

——再来週の平国大戦に向けて

相手は強いんですけど、自分のやるべきことをしっかりやって絶対勝ちたいと思います。

 

 

古山皓介(環3・新潟江南)

——今日の試合を振り返って

去年よりも減量がきつく、自分の中で動ける時とのギャップが大きくて、1Rはあまり思うように動けなかったこと、それと、いつもは自分より小さいか同じくらいの選手との試合多かった分、相手は自分より身長が高くてリーチも長い、戦い慣れてない相手だったので、1Rは戦いづらく苦労しました。

 

——今日のプレープランを踏まえて、実際のプレーでは勝つために何を意識しましたか

ボディを中心に攻めようと考えていたのですが、1Rは思った以上に踏み込みができず、ボディが少なくなりました。しかし相手は身長があるのに頭下げて打ってきたため、抜いて右アッパーが当たるかなと思い、2、3Rは特にそこを狙いました。実際に綺麗に決められたのでよかったかなと思います。

 

——相手の戦いづらかったところは

リーチが長いということで間合いに入りづらく、プレッシャーはかけているけれどパンチが出せなかったところです。相手のパンチを待って攻撃する感じがあったので、戦いづらかったですね。

 

——今日のリーグ初戦へ向けて意識したことは

初戦は緊張して一番体が硬くなるで、なるべくストレッチとか多めにしたりと、準備はいつも以上に入念にしました。

 

——再来週の平国大戦に向けて

去年は4戦出て全勝してるので、しっかり次も勝って、一番手としてチームを勢い付けられたらなと思います。

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