【ソッカー(女子)】早慶戦直前企画② 「今年3人が入って勝てた。ってなったら本当に最高だと思う」一年生対談(髙橋・秦野・ブラフ)

ソッカー女子

 

早慶定期戦直前企画

《第二弾》

7月12日(金)、第18回早慶女子サッカー定期戦が開催される。過去の対戦成績は0勝13敗4分と未だかつて一度たりとも勝利を挙げたことがない。史上初の快挙を目指すソッカー部女子。早慶定期戦直前企画では、運命の大舞台に挑む選手、監督、マネージャーにその意気込みを伺い、今季の戦いを振り返ってもらった。

一年生の活躍が光る今季の慶大

第18回早慶女子サッカー定期戦

7/12(金)15:30Kickoff @等々力陸上競技場

 

第二弾の今回はTEAM2019で活躍の光るフレッシュな3名にお話を伺った。ソッカー部入部から早三ヶ月。終始、緊張した雰囲気での対談となりましたが、いまの心境を語ってもらいました。

(インタビュアー:柴田航太郎)

 

――まずは、自己紹介をお願いします

髙橋 髙橋佳里です。常盤木学園から来ました。

 

秦野 秦野くるみです。藤枝順心高校から来ました。

 

ブラフ スフィーダ世田谷FCユースから来ました、ブラフフェイです。

対談の序盤は緊張感が抜けなかった3人

――こういった対談という機会は今までありましたか

髙橋 秦野 無いです。

 

――すごい緊張されていますね(笑)

髙橋 はい(笑)

 

――入学から3ヶ月経ちましたが、大学生活には慣れてきましたか

秦野 徐々に慣れてきたと思います。

 

ブラフ 結構勉強が大変です。

 

――部活との両立はいかがですか

髙橋 夜遅く帰ってきた後に課題などをこなすのは大変だなと思っています。

 

ブラフ 大学の授業が終わってから部活が始まる時間までを勉強に充てています。

 

秦野 レポートなどが多くて大変なのですが、頑張っています。

 

――休みの日はどのように過ごされていますか

髙橋 休みの日はゆっくり起きて、Youtubeを観たり映画館に行ったりしてます。

 

秦野 行きたいところに行ったり、ショッピングなどをしてます。

 

――サッカーを始めたきっかけは

ブラフ 小学生の時、休み時間に男子とサッカーをしているうちに好きになって始めました。

 

秦野 兄二人がサッカーをやっていて、その影響を受けて始めました。

 

髙橋 近所の子がサッカーの練習に通っていて、私も参加したくて始めました。

 

――憧れや、手本にしている選手などはいらっしゃいますか

髙橋 トニ・クロース選手です。

 

秦野 岩渕真奈選手です。

 

――これまでのサッカー人生でターニングポイントになった試合や出来事はありますか

ブラフ 自分は今までFWをやっていたのですが上手くいかないことがあって、そんな時に高校生の頃のコーチからDFを勧められました。今もDFをやっているので、そこがターニングポイントだったと思っています。

 

秦野 どこかの試合がターニングポイントになったというのは無いですけど、中学生の時はクラブチーム、高校生の時は部活動と、中高6年間でクラブチームと部活動を両方経験してレベルの高いところでサッカーをできたというのは、それぞれで感じるところがあります。

 

髙橋 高校3年生の時にインターハイで全国優勝して、初めて全国1位の景色を見た時がターニングポイントです。全国1位になって満足するのではなく、向上心やもっと上手くなりたいという意識がさらに芽生えたように思えました。

 

――どうして慶應を選んでソッカー部に入ろうと思ったのですか

ブラフ 私には双子がいて、早稲田大学のサッカー部に入っています。小学生の頃からずっと同じチームでやっていたのですが、同じチームでサッカーをするより離れてライバルとして戦ってみたいという思いがありました。早稲田大学に入ったことで、ライバル校である慶應に入らないと、というライバル心から慶應に入りました。

 

髙橋 常盤木から慶應に進む先輩方が多く、常盤木のサッカー部の監督に勧めていただき、なおかつソッカー部が強く文武両道であるところが将来に役立つかなと思い、慶應に進学を決めました。

 

秦野 サッカーだけではなくそれ以外の部分にも魅力を感じるところが多かったので、慶應に決めました。

 

――慶應は上下関係が比較的フランクだと言われていますが、上級生とはすぐに打ち解けられましたか

髙橋 たくさん話しかけていただいて、食事にも連れて行ってもらっています(笑)

 

秦野 本当に皆さん優しくてすぐに仲良くなりました。

 

ブラフ 自分はクラブチーム出身なのでその時はさほど上下関係は厳しくなかったのですが、先輩方が良い雰囲気を作ってくださっています。

 

左:髙橋 中央:秦野 右:ブラフ

――皆さん1年生ながら出場機会を得ています。その辺りは入部前に想像していましたか

髙橋 全然想像していませんでした。高校のときと違って、戦術がより細かくなりずっと頭を使ってサッカーをしなければならないというのを入部当初から感じていて、全然上手くいかなかったのですが、関東リーグなどで試合に出させてもらって、多くの経験を積んで成長してこられたかなと思います。

 

ブラフ 皆頭いいなというのを感じています。一つ一つのプレーに対して何かしらの意図を持ってやっているので、そこは見習わないといけないと思います。

 

秦野 今年からチームとして方針が変わって何か新しいことをやろうということになっていて、それを自分で理解するのが難しいなと感じています。

 

――伊藤監督との関わりはいかがですか

髙橋 高校の監督は偉大な存在っていう感じで、あまり話しかけられない感じでした(笑) 伊藤監督は選手との距離感が近い監督だなと思います。

 

――今季の戦いを振り返っていかがですか

ブラフ チームとして練習で積み上げてきたことが試合で出せなくて、結果的に前期は思うような結果が残せませんでした。前期は終わってしまったのですが、早慶戦や後期までの中断期間の中で立て直していきたいと思います。あと、負けが続くとやっぱり厳しいなという風に感じています。

 

髙橋 関東リーグ前期は崩されて失点する場面が多く、自分たちのミスで負けるという悔しい負け方が多かったのでそこが課題です。関東リーグ前期が終わってから他の試合でいろんなことにチャレンジして多くの成果が生まれましたし、新しい気づきなども出てきて、これからの試合に向けてそういったことを実践したいなというワクワク感でいっぱいです。

 

秦野 システムが変わってから勝てるようになったというのもあるのですが、最初のシステム(3バック)の時は勝てなかった時期でしたけどそれが悪かったわけではないと思います。前期での悔しい経験が徐々にチームが上に向かっている原動力になっていると思うので、この流れを大事にしていきたいなと思います。

 

――髙橋選手は球離れが良い印象を受けますが、意識などはされていますか

髙橋 正直にいうとドリブルが苦手なので(笑)味方の選手にボールを出して受ける、そういった周りの選手を活かすプレーヤーでありたいなと思っています。

 

――ブラフ選手は2得点という数字を残しました

ブラフ 自分が決めたシュートは全部右サイドから崩して、こぼれた球を決めているだけで自分から崩していることが少ないので、そこはもっと増やしていかないとなと思っています。

 

――秦野選手はビハインドでの途中出場が多いですが、意識していることはありますか

秦野 途中から入っているのでとにかく走らないといけないなというのは常に意識しています。負けていて雰囲気が悪い中で入るのは難しいのですが、その中でももっと短時間で自分のプレーを発揮して得点に絡んでいかないといけないなと思っています。

 

――では早慶戦の話題に移らさせていただきます。三人とも初の早慶戦となりますが、見に来たことはありますか

ブラフ はい。応援とかがすごくて、その応援の中で自分がピッチに立ちたいなっていうのが率直な思いでした。

髙橋 無いです。

秦野 去年初めて見に行って等々力競技場、J1とかで普通に使うスタジアムで大学生がサッカーやってて応援とかの雰囲気もすごくて感動しました。

左:秦野 右:ブラフ

 

――去年来られたというお二人はソッカー部にどういう印象を抱きましたか

ブラフ なんか早稲田に対しては本当に戦い方が熱いなって感じで、そこはライバル心抱いているんだなと感じました。

秦野 男子しか行ってないです(笑)

 

 

――そうなんですね(笑)高橋選手は早慶戦に来られていないとのことですが、どういうイメージを持たれていますか

髙橋 まだ見たことないんですけど準備期間、早慶戦までの準備が本当に色々やりすぎてて凄いんだろうなって心から思ってます。

 

――監督は4日前、最近はチーム内での競争も激しくなっているとおっしゃっていました。

ブラフ 早慶戦が近づいてくるにつれて本当にみんなも調子を上げてきてて、ポジション争いも大変だし自分も絶対負けたくないっていう思いがさらに強くなってると思います。

高橋 練習内での厳しさ激しさみたいなのが生まれてて、早稲田に勝つっていう思いだったり迫力がどんどんみんな表れてきているなと思います。

秦野 練習の最後のゲームでお互いこう、負けたくないっていう雰囲気がすごい出ているなと思います。

 

――出場機会を得たら等々力に訪れる方々にどのようなプレーを見せたいですか

ブラフ 攻守どっちにも活躍して、守備では最後の最後何があっても絶対体を張るとかスライディングで止めたりとか。攻撃は自分が点を決めるっていう気持ちで。気持ちを見せたいです。

髙橋 自分はパスを回したりするのが得意なので、得意のスルーパスとかでチャンスを作ってアシストをしたいなっていうのがあります。あ、ゴールはもちろんですけど!

秦野 自分がどの立場にいるかわからないですけど、どの立場でもチームに貢献できることを探そうって思ってます。けどもし、その中で自分がピッチにいれる時間があったんだったら…ドリブルで積極的に仕掛けていきたいと思います!

 

――ブラフ選手は双子がア女にいると伺いました。早慶戦について話したりしますか

ブラフ もう毎日電話とかしてて絶対に二人ともスタメンで出て、仲間からライバルになったところを見せつけようって話してます。

――18度目の挑戦となりますが、打倒早稲田に必要なことは何だと思いますか

髙橋 気持ちですね。本当に。「勝つ」っていう気持ちと少しの戦術。

秦野 ラフ かっこいい(笑)その通りだと思います。

 

――早慶戦への意気込みと、応援してくださる方々にメッセージをお願いします!

髙橋 今年3人が入ったことで18度目の挑戦で勝てたっていうようになったら本当に最高だし、チームとしても頑張って勝つっていう気持ちはそれぞれ持っているので、勝利に向かって突き進んでいきたいと思うので応援してくれたら嬉しい限りです!

ブラフ 絶対にチーム一丸となって戦う必要があるし、今のチームにはその実力が絶対あると思うので早慶戦あと2週間ですけど、それまでの準備で何ができるかが大事だと思うので応援してくださる人達に今までの慶應の頑張りを見せたいと思います!

 

――最後に秦野選手、お願いします

秦野 もちろんみんな勝ちたいっていう気持ちがあるし、それが見てるお客さんに伝わればいいなあって思うんですけど。早慶戦をやるにあたって自分ら選手だけじゃなくて、マネージャーさんとか色んな人が動いてくれてるなっていうのを大学に入って初めて感じたので、それを去年は知らなかったですし、だからそういう人たちの頑張りもお客さんに知ってもらって、そういう魅力も気づいてもらえるような早慶戦になればいいなと思います!

 

――1年生のみなさん、ありがとうございました!

【取材日 6月30日】

髙橋:新しい歴史を作る  秦野:ドリブルで等々力を駆け抜ける  ブラフ:双子の熱い闘い

 

第18回早慶女子サッカー定期戦

7/12(金)15:30Kickoff @等々力陸上競技場

 

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