【バスケ(男子)】リーグ開幕直前企画第3弾! 主将・副将対談――山﨑純×髙田淳貴

悲願の1部昇格へ。最後のリーグ戦に期待がかかる、髙田(左)と山﨑(右)。

ついにリーグ戦初戦が12時間後に開幕する。開幕直前企画の最後は、山﨑純(総4・土浦日大)と髙田淳貴(環4・城東)による主将・副将対談をお届けする。共に下級生の頃から主力としてチームを支え、今年はWエースとしてチームの先導者として活躍をする2人に最後のリーグ戦にかける思いを語って頂いた。

(取材日:8月19日

――春シーズンを振り返って

山﨑:結果としては春シーズンのチーム目標であった「早慶戦優勝」を達成できたので、結果という部分ではすごく満足のできるシーズンではあったのですが、早慶戦に勝った中にも色々課題はあったので、まだまだ伸び代はあるなという印象でした。

 

――見えてきた課題としては具体的にどのようなものがありますか?

山﨑:スタッツを見ると、得点が偏っていてそれは仕方がない部分もあるのですが、リーグ戦だと22試合あって相手もどんどんスカウティングや対策をしてくるので、いかに得点を分散させるのかということと、ディフェンスに関してもまだまだ荒削りな部分があって、気持ちの部分だったりルーズボールだったりは昨シーズンから徹底できたのですが、スクリーンの対処だったりもっとテクニカルな部分を秋シーズンは課題としてあげています。

髙田:昨日今日の練習試合で結構顕著に出ていたと思うのですが、やっぱり早慶戦と同じような集中力というか気持ちでやれているかと考えると、やれていないと思いますし、本当に能力も身長も低いチームなので、ずっと言われていることですが「デイフェンス・リバウンド・ルーズボール」の3つを徹底できるかというのがリーグ戦22試合を戦っていく上で課題にかなと思います。

 

――昨年から個人として成長した部分はありますか

山﨑:昨年は自分たちが得点源で、チームの幹となる部分は昨年の4年生が作ってくれていました。その4年生が今年抜けて自分たちが気持ちの部分などでもチームの中心になっているという部分では変わったことだと思います。

髙田:去年は得点を取ることだけに集中させてもらっていて、そのような環境づくりを昨年の4年生がしていただいていて、今年その4年生が抜けたので自分が下級生たちに気持ちのいいプレーをさせてあげられるような精神的支柱となれるように心がけています。

 

――春シーズンを通してお互いの変わったと思う部分は

山﨑:やはり自分たちがチームを引っ張らなければいけないということで、今年は練習からチームを引っ張っているなと、声の部分だったり姿勢の部分だったりを見て変わってきたなと思います。

髙田:今日の練習試合は勝ち切れたのでよかったのですが、チームとして少し下向きなチーム状況だった中で、声を出して厳しくやってくれていますし、去年にはなかったと言うか、キャプテンになって変わったのかなと思います。

――早慶戦からここまで特にどんなことに力を入れて練習してきましたか

山﨑:もともと慶應らしさというか、ディフェンス・ルーズボールというのは1年を通してずっとやってきたことでそれをもう1度再確認できたのと、それに加えて春シーズンにはあまりできなかったオフェンスの練習が結構増えてきました。春シーズンはディフェンスの練習にずっと力を入れてやってきて、秋シーズンに向けてオフェンスの練習も増えているので、春シーズンよりも面白いチームというか、バランスのとれたチームになりつつあるのかなと思います。

 

――チームの出来上がり具合は

山﨑:正直まだまだ完成しきれてないので、リーグ戦を通して成長できるようなチームにしていきたいと思います。

 

――主将として、副将としてそれぞれチームに感じることはありますか

山﨑:春シーズンよりも1年生が試合や練習を通してどんどん成長していて、もちろん今年リーグ戦で勝つことも重要なのですが、自分たちが卒業した後で来年からも慶應らしさというか強い慶應になって欲しいので、1年生がどんどん試合に参加しているっていうのは、春シーズンでは見られなかったことかなと思います。

髙田:今力を入れていることと重なるのですが、戦力が偏っていて伸び代があるチームだと思いますし、この期間で今まで試合に出ていなかったメンバーをたくさん使っていますし、下級生が経験を積んで、試合に出ても自信を持ってプレーしてくれるようになっているなと感じます。

 

――特に活躍が楽しみな後輩はいますか?

髙田:1年生の蛇谷ですね。今年の早慶戦に1年生が2人出て、まだまだ荒削りな部分も多いのですが、身長の部分でもこのチームでは1番担っていく責任があって仕事とは多いと思うので、22試合長い2ヶ月間を通して、成長してくれたらチームとしてもすごくいいと思いますし、期待しています

山﨑:1年生の水谷です。早慶戦でも結果を出してくれていて、高校でも全国大会に出ていて1年生ながらこのチームでは経験のある方なので、試合という本番で力を発揮してくれるので、そのような部分で期待しています。

 

――オフの間に3x3にも挑戦していましたが、そこから収穫したものはありますか

山﨑:3x3は思っていた以上に色々なレベルの高い人が参加していて、練習でも杉浦(佑成)さん(現・サンロッカーズ渋谷/立川DICE)であったり、原修太さん(現・千葉ジェッツ/東京DIME)であったりBリーグで活躍している人とマッチアップをして、フィジカルやテクニックの部分でまだまだ足りないなというのを感じて、その高いレベルを経験できたので自信につながったと思います。

――髙田さんはオフの間、自主練をしていたと仰っていましたがどのような部分に特に力を入れていましたか

髙田:やっぱり春と比べたらスカウティングされてマークが厳しくなってくることが予想できるので、スキルの部分で1からやり直そうと思って、特別なことをやるというよりは、ドリブルなどの基礎を時間をかけて向上させられるようにオフの期間を過ごしました。

 

――対戦が楽しみな相手はいますか?

山﨑:国士舘です!

 

――理由は…

山﨑:強い相手なのですが、去年は2勝できて、自分たちが得意としているタイプなのかなと思っていて、今年も絶対に負けたくないですし、日曜日に国士舘との試合があって、そこで勝ちきれたらリーグ戦流れに乗れると思うので、対戦が楽しみです。

 

――髙田さんはいかがですか?

髙田:拓殖ですね。ずっと1部でやっているチームですし、スキルの部分などで他のチームと比べても図ずば抜けていると思いますし、京王電鉄杯で対戦した時に最後競り負けてしまったので、借りを返すという意味でも上手い人たちとできるという意味でも拓殖大学が楽しみです。

――リーグ戦で「自分のココを見て欲しい!!」という部分を教えてください

山﨑:ディフェンスですね。去年オフェンスで中心として出来ていた部分はあるのですが、ディフェンスは4年生が頑張ってくれていたので、今年もオフェンスはもちろん引っ張っていかなければならないと思いますが、ディフェンスの部分でもチームを引っ張っていきたいなと思っているので、ディフェンスに注目して欲しいです!

髙田:自分はやっぱり点をとることですかね。去年「得点王」という目標を掲げてやらせてもらって、結局なれなかったので今年こそという意味とチームの方針としてこの2人で何点取れるかということが22試合の勝敗に繋がってくると思うので、得点をとるところを見て欲しいです。

 

――最後にリーグ戦の目標をお願いします!

山﨑:1部に昇格することです…以上です!!

髙田:以上です!!!!

 

(取材:船田千紗、写真:染谷優真)

 

☆リーグ戦第1・2節スケジュール

日付

開始時刻

対戦相手

会場

8/24(土)

11:40

明星大

駒沢オリンピック総合運動場 屋内球技場 bコート

8/25(日)

10:00

国士舘大

駒沢オリンピック総合運動場 屋内球技場 bコート



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