慶應スポーツ新聞会

【アメフト】秋季リーグ第2節 守備の課題が浮き彫りに vs法大戦

前節の開幕戦で勝利を収め、幸先の良いスタートを切った慶大。連勝して勢いに乗りたいところだったが、そのほとんどをランプレーで構成する法大のオフェンスに翻弄され、終始追う展開が続いた。途中52ヤードのFGを決めるなどビッグプレーで流れを掴みかけるも、ディフェンス陣のミスタックルが目立った結果、20-30で試合を落とした。

関東学生アメリカンフットボールリーグ戦 第2節vs法大

9月14日(土)@AGFフィールド 10:00KO

 

慶大 法大
1Q14
2Q
3Q
4Q
20TOTAL30

 

法大のレシーブから始まった1Q。第1ダウンから相手RBのランで53ヤードのゲインを許すと、2分足らずで先制のTDを奪われる。追いつきたい慶大はRB大河原陸(経2・慶應義塾)のフィールド中央をこじ開けるランプレーなどで着実に攻撃を進め、最後はQB西澤巧馬(理4・清風)からWR工藤眞輝(商2・慶應義塾)へのフライパスでTD。4度の第3ダウンでいずれもフレッシュを更新し、手堅く同点に追いついた。このまま逆転したい慶大だったが、続く法大の攻撃でまたしても相手の力強いランとリードブロックに苦しめられる。3度のランプレーで計75ヤードも奪われ、すぐさま勝ち越しを許した。

ラッシュとレシーブでオフェンスを引っ張ったRB大河原(経2)

 

2Qに入ると徐々にプレーにも落ち着きが生まれ、互いに一進一退の攻防が続いた。15分間戦って両者TDを決めることは出来ず、共にFGを2本ずつ決め前半を終えた。特に慶大のDB/K山本小次郎(総3・青山学院)が決めたのはそれぞれ52ヤード、43ヤードといずれも長距離で、ビハインドの展開に沈んでいたスタンドを大きく盛り上げた。

スクランブルで突破口を開くQB西澤(理4)

7点のリードを許して迎えた後半戦、3Q序盤は両チームともにディフェンス陣が粘りを見せる。前半戦で手を焼いた相手のランプレーに対しても、主将のDL並木琢朗(法4・慶應義塾)やLB富田陸斗(経1・慶応義塾)などのロスタックルが飛び出し、付け入る隙を与えない。一方でオフェンス陣もフレッシュをなかなか獲得することが出来ず、短い攻撃を重ねてしまう。QBスクランブルや左右へのヒッチなどバリエーションの多いプレーを試みるも相手のディフェンシブラインに阻まれ、得点には結びつかなかった。
 逆に終盤36ヤードのFGを決められ、点差は10点に開き13-23で4Qに迎えた。

2本のFGを決めたK山本(総3)

4Q最初の法大の攻撃。これ以上失点出来ないこの場面で、再びLB富田が相手QBに強烈なタックルを浴びせる。このビッグプレーから逆転へ向け流れを掴みたいところだったが、直後の攻撃もロングドライブにはならず、起死回生を狙った50ヤードのFGアテンプトも失敗に終わる。残り時間も少なくなっていく中、法大は自分達のペースで時計を進めながら最後までランを中心に攻撃を組み立て、勝負を決定づけるTDランにも成功。一矢報いたい慶大もQB西澤からWR佐藤への44ヤードTDパスで追い上げを見せたが、反撃もそこまで。20-30で敗れ、開幕2連勝とはならなかった。

果敢なタックルを見せたDB千葉(経2)

 終始リードされた厳しい展開ではあったが、勝機がなかったわけではない。一時は同点に追いつくなど、その実力を発揮したオフェンス陣はランとパスを織り交ぜる攻撃の幅の広さを見せ、最長52ヤードのFGを決めるなどキックプレーでもプレッシャーを与え続けた。それだけに相手の攻撃を止めきれなかったディフェンス陣のタックルミスが悔やまれる。相手の執拗なランプレーにゲームの中で対応しきれなかった点はこれからの課題だ。
 続く第3節の相手は優勝候補の明大。俊足WRを使ったパスプレーが脅威ではあるが、「ランの明治」と称される伝統的なランプレーにももちろん注意したい。ランディフェンスの改善が、次戦勝利へのカギを握るだろう。

(記事:栗栖翔竜 写真:左近美月)

以下選手インタビュー

富田陸斗(経1)

―試合前どのような話を
自分ができる最大限のことをするということで、相手に勝つことだけを考えていました。

―ランプレーが中心のチームでした、対策などはどのようなことを
1対1の勝負で負けないように意気込みました。

―ご自身のプレーを振り返って
まだまだミスがありますし、自分のせいでやられてしまった面もあったのでそこは修正していきたいです。

―次回に向けて意気込みを
勝ちに繋がるようなプレーを狙っていきたいと思います。

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