慶應スポーツ新聞会

【テニス(女子)】王座優勝の夢半ばにして準決勝で散る/全日本大学対抗テニス王座決定試合準決勝 関大戦

大型台風直撃を免れた愛媛の地で行われる王座準決勝。インカレ上位者を有する関大にダブルスで苦戦を強いられた慶大は、0-2でシングルスを折り返すという窮地に立たされる。1本たりとも落とせない状況の中、S2平田歩(総2・岡山学芸館)が関大主将の気迫あるプレーに押されて敗戦。3敗を喫した慶大の準決勝敗退が決まり、部員全員の悲願である、「王座優勝」への道が虚しくも閉ざされた。

 

慶大

 

関大

D1 ●佐藤・永田

0{3-6,5-7}2

大野・鈴木

D2 ●大村・望月

1{7-5,3-6,2-6}2

中塚・中村

S1 ○佐藤

2{6-2,6-4}0

沈清河

S2 ●平田

0{0-6,3-6}2

鎌田琴衣

S3 ○末野

2{6-4,2-6,6-4}1

大野菜々子

合計2

 

 

全日本大学対抗テニス王座決定試合準決勝 関大戦

 

2019年10月12日@愛媛総合運動公園

 

※試合が終わった順に戦評を掲載しています

 

ダブルス

慶大1-1関大

 大型台風の影響で強風が吹き荒れる中、王座準決勝が幕を開けた。慶大のD1を背負うのはやはり佐藤南帆(環1・日出)・永田杏里(総1・南山)組だ。インカレ準決勝で下した大野菜々子・鈴木理子組との再戦となったこの試合、長いデュースの末に2ゲーム目をブレークするも、サーブでのミスが続いた直後のゲームを奪われ、なかなか流れに乗り切れない。次第にショットのコースが乱れ始めたところを相手に突かれ、第1セットを3-6で逃してしまう。続くセットでは隙のないネットプレーで相手を圧倒し、5-1まで進める佐藤・永田組。第2セットをつかみかけたと思われたが、最後の踏ん張りを見せる相手に粘られここで失速。積極的にポーチを仕掛ける相手のペースに飲まれた2人は怒涛の反撃を振り切ることができず、5-7で逆転負けを許した。

 

D2での起用を受けた大村千乃(総3・九州文化学園)・望月菜々子(環3・白鵬女子)組の第1セット。一歩も譲らない接戦を繰り広げる中、5-5で迎えた11ゲーム目に望月のポーチボレーが光りブレークに成功。勢いそのままに7-5でセットを奪うも、続くセットではギアを上げてきた相手を前にミスが出始め、3-6で落としてしまう。迎えた最終セット、果敢にネットへ詰めて攻撃を仕掛ける大村・望月組だったが、勝負所であったデュースを取り切れず、勢いをそがれてしまった。最後はリターンでのミスが重なり、悔しい敗戦となった。ダブルス2敗と、絶体絶命の状態でシングルスへ折り返すことになった。

 

シングルス

慶大2-1関大

 

1本たりとも落とすことの許されないシングルス戦、S2は平田歩(総2・岡山学芸館)と関大主将・鎌田琴衣の対戦となった。試合開始から両者は力強いショットで打ち合いを続けるも、正確なショットでボールをつなげる相手にミスを誘われ、平田は失速。勢いそのままに相手のペースで進んだ第1セットは0-6で落としてしまう。切り替えて臨んだ第2セットは2ゲーム目からブレークに成功するが、鎌田の流れを断ち切るまでには至らなかった。主将として気迫あるプレーを見せる相手の勢いに押された平田は流れをつかむことができず、悔しいストレート負けを喫した。慶大の準決勝敗退が決まった瞬間だった。

 

すでに勝負はついたが、S3で戦う末野聡子(総2・芦屋学園)へ部員らは熱い応援を注いだ。粘り強いラリーの続いたこの試合、互いに1セットずつを取り合い、勝負はファイナルセットまでもつれた。ブレークを許し劣勢にあった末野だったが、仲間の声援を受けてからはミスのないストロークで相手を圧倒。最後まで集中力を切らさずに、見事勝利を持ち帰った。

 

 

最後に登場したS1佐藤はこの局面にも盤石の戦いぶりを見せた。序盤から緩急あるボールで相手を翻弄すると、6-2のロースコアで第1セットを先取。続くセットでもその勢いは止まらず、5-2まで試合を優位に進める。その後は粘り強さを見せる相手からなかなかマッチポイントを奪えずに5-4まで追いつかれるも、最後は果敢にネットへ詰める攻撃的なテニスで相手を突き放し、最後の1本を勝利で飾った。

 

 

(記事・写真:堀口綾乃)

 

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