慶應スポーツ新聞会

【バスケ(男子)】善戦むなしく、3部降格決定/リーグ戦第20節vs拓大

勝負の日がやってきた。慶大は19節終了時点で5勝14敗。順位をひとつ上げ自動降格圏から抜け出すためには残る3試合全てに勝利しなければいけない、正真正銘の崖っぷちに立たされている。その絶対に勝たなければいけない状態で迎え撃つは1巡目に25点の大差で敗れた拓大。リーグ戦で1位に君臨し、既に1部昇格を決めている格上の相手である。自分たちのやらなければならないことを徹底し首の皮一枚つなぐことはできたのだろうか。

2019/11/02(土) @水戸市青柳公園市民体育館

第95回関東大学バスケットボールリーグ戦第20節vs拓大

 

Q

Q

Q

Q

合計

慶大

1327

2370
拓大19

23

211679

慶大スターティングメンバ

 

#4 山﨑純 (総4・土浦日大)

 

#5 髙田淳貴(環4・城東)

 

#6 工藤翔平(政4・慶應)

 

#7 泉友樹雄(経4・慶應志木)

 

#10 岩片悠馬(環3・広尾学園)

第1Q、山﨑の代になって初めてコートに4年生全員が並びタイマーが動き始めた。すぐさまスタートダッシュを切りたいが、なかなかシュートがリングを捉えることができない。拓大がボールをコントロールする時間も少しずつ長くなり、得点を重ねられ開始4分を切った時点でスコアは0―7。なんとか最初の得点を決めたい慶大は、山﨑のアシストから工藤が落ち着いて3ポイントを決め、ようやく流れを掴み始める。今度は泉のアシストから工藤が再び3ポイントをカウント。得点が重ねられない苦しい状況の中で強固なディフェンスで、髙田が拓大のボールを奪う。髙田・工藤・山﨑でボールを回し山﨑が3ポイントを決める。第1Q終了間際、工藤がオフェンスリバウンドを勝ち取り、自らそのボールを3ポイントシュートへつなげ13―19で第2Qへ。

工藤は落ち着いてシュートを放った

逆転を狙いたい第2Q。開始早々に山﨑が3ポイントを決め3点ビハインドに。しかしその後再びシュートを決めきれない時間が続きじわじわと点差が広がってしまう。ここで主将・山﨑は「強くいこう」とコート上の選手たちに声をかけた。その言葉を発することで山﨑自身が心に火を灯したのだろうか、山﨑が怒涛の攻撃を繰り広げ、およそ3分間で10得点をあげた。山﨑の奮闘に背中を押されるように、髙田が強気のレイアップを押し込みバスケットカウントを獲得。見事に同点に追いつくと、流れに乗った髙田の連続得点で逆転、リードを広げた。そこで黙っていないのが王者・拓大。スターティングメンバーをコートに戻すと、瞬く間にリードを奪われ40―42で前半を終えた。

髙田は40分間走り抜けた

再び主導権を握りたい第3Q。岩片がオフェンスリバウンドをそのままセカンドチャンスからの得点につなげると、工藤もインサイドで奮闘。山﨑が3ポイントをカウントするものの、拓大・多田の勢いを止めることができず、点差を離されてしまう。岩片が再びセカンドチャンスからの得点を獲得し、2階から声援を送る応援席のメンバーが盛り上がりを見せたが、その後約4分間、攻撃の足が止まってしまい、47―63で最終Qへ。

随所で意地を見せ続けた山﨑

16点の差を埋め、なんとしてでも白星を掴み取りたい第4Q。髙田が意地の3ポイントを決めこのQの先制点を決めると、それに続いて山﨑がミドルシュートを決め流れに乗った慶大。しかし掴んだ流れも束の間、再びリングを捉えられない中で、拓大に連続得点を許してしまう。悪い流れを断ち切りたい局面で、途中出場の人見快(法2・慶應志木)が山﨑純のアシストから3ポイントをカウント。もう1度闘志を燃やした山﨑は連続得点。髙田も泉の鮮やかなアシストから得点を決める。試合の残り時間は1分を切り、後がなくなった慶大。拓大のファールでタイマーが止まると、山﨑は「まだいける」と呼びかけた。しかし奮闘むなしく点差を詰めきることはできず敗戦。来年度のリーグ戦は3部で戦うことが決定した。

悔しさを滲ませた泉

もう負けは許されない状況まで追い込まれていた慶大。その中で、山﨑は何度も凄まじい勢いでコートを飛び出し、ボールを追いかけた。主将の意地が大いに見えた一戦となった。初めて4年生全員で試合をはじめ、4年生全員で試合を締めくくった今回。4年生にとって、残された時間が少ない中で、降格が決まってしまったとはいえ、大きな意味のある試合となったのではないだろうか。選手たちは試合終了とともに思い思いの表情を浮かばせた。最終的な結果はもう決まってしまったかもしれない。しかし、まだ戦いは残っている。何をやり遂げ、何を後輩たちに残すのか。最後の1秒まで、やりきったと心の底から思える戦いを2試合で見せてほしい。

 

(記事・写真:船田千紗、記録:佐藤有

 

山﨑純(総4・土浦日大)
─ ─今日の試合を振り返って
負けたらもう自動降格が決まるという試合で、本当に気持ちを入れていったのですが、やっぱり自分たちのチームの最初からの課題だったリバウンドが相手に取られてそこが徹底できなかったのが敗因かなと思います。

─ ─3部への降格が決定しました
4年生としても主将としても、1番は申し訳ないという気持ちなのですが、下級生も4年生が層が薄い分、特にインサイドでは試合に出られる機会が多かったので、今年の負けを教訓にして来年の試合につなげていって欲しいです。

─ ─ご自身としては32得点の活躍でした
あまり得点というのは意識していなくて、本当にがむしゃらにやった結果32点取れたのですが、やっぱりチームのリバウンドだったりを徹底させきれなかったのが今日の反省点かなと思います。

─ ─ルーズボールにもなんども飛び込んでいました
やるしかない状況だったので、怪我してもいいから勝ちたかったのですが、勝つことができなくて残念です。

─ ─初めての4年生全員での先発出場でした
試合前に分かったのですが、特にそこは意識することなく頑張ろうかなと思っていました。

─ ─残り2試合で後輩たちに残したいものは
今日のサークルでも言ったのですが、今日の試合で負けたら降格が決まる試合でディフェンスリバウンドルーズボールというのは1試合を通して徹底しなければいけなかったのですが、徹底できていない部分があったので、そこはあと2試合とにかく切り替えて徹底してやりきって終わることが、応援してくれる人に対してのせめてもの恩返しだと思うので、とにかく切り替えてあと2試合頑張りたいと思います。

 

髙田淳貴(環4・城東)
─ ─今日の試合を振り返って
この試合で3部に自動降格が決まってしまったので残念な気持ちでいっぱいです。

─ ─ご自身では22得点を挙げられていました
負けられない試合に対して、ただがむしゃらに最初から最後までやろうと思っていて、点数は取れたかもしれないですけど、勝ちに繋がるプレーではなかったので、本当に今日だけではないですが、責任を感じる試合が今まで多かったかなと思っています。

─ ─タイムアウトのときベンチメンバーからどのような声かけをされましたか
今日は技術面というよりは最後までやろうやろうという声が多くあって、今までの数試合よりはベンチも上の観客席からも良い声が出ていたので、最後は勝ち切ることはできませんでしたが、そこが良かった部分かなと思います。

─ ─残り2試合でやり遂げたいことは
もう引退の時期が決まって、自分にとってのバスケットボールの最後の2試合になるので、1試合1試合を噛み締めて、最後までやりたいと思います。

─ ─後輩たちに今後に向けて残したいものは
経験の浅いメンバーがまだまだ多いので、あと2試合自分たちと絡んでプレーしてもらうことで少しでも来年に繋がってもらえれば1番嬉しいですし、自分たち4年生の最後のプレーの背中を見て来年につなげてほしいなと思います。

─ ─明日に向けてひとこと
本当に切り替えて明日まず勝って、最後の江戸川大戦でみんなで良い雰囲気で笑って終われるようにしたいです。

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