慶應スポーツ新聞会

【バスケ(女子)】攻守ともに得るものは多く、次につながる敗戦に/リーグ戦第3節vs玉川大

持ち前の粘り強さとチームプレーでここまで2連続勝利を挙げた慶大。第3節の相手は昨年2部に所属していた玉川大だ。今年のリーグ戦では昇格・降格は行わないが、今の慶大女子バスケ部の実力を知り、来年以降、より高いレベルでのプレーを目指していく上で重要な意味を持つ試合である。結果を残して勝利以上の自信を手に入れることはできたのだろうか。

2020/10/3/(土) @エスフォルタアリーナ八王子

第70回記念関東大学女子バスケットボールリーグ戦第3節vs玉川大

 

合計

慶大

1311

20

1256
玉川大11

25

181670

慶大スターティングメンバ

 

#9 武藤怜(商3・成蹊)

 

#11 井手友美(理2・慶應NY)

 

#14 西理奈(政3・葺合)

 

#18 林えみり(理2・慶應女子)

 

#21 阿部七奈子(商1・三田)

 

第1Q、先制点を玉川大に許すものの、武藤怜(商3・成蹊)がオフェンリスリバウンドを林えみり(理2・慶應女子)に繋ぎ得点を返す。しかし、相手は昨年2部所属チーム、素早い切り替えでインサイドに切り込み、得点を重ねる。スピーディーに試合が展開される中、インサイドプレーを攻めた井手友美(理2・慶應NY)のボールを阿部七奈子(商1・三田)がつなぎ、2本のフリースローを獲得するナイスプレーを見せる。中盤、相手がアウトサイドからのシュートチャンスを伺う中、阿部のアシストから西理奈(政3・葺合)のシュート、眞尾瞳(商3・浦和第一女子)がレイアップを決め、着実に得点を重ねていく。終盤では慶大のディフェンスが光る。徹底されたマークやスクリーンプレーで相手の攻撃の勢いを抑え、13-11でリードして第1Qを終えた。

眞尾は攻守で高い適応能力を発揮

 

第2Q、開始早々連続得点を許し逆転されてしまう。しかし、慶大も林のガッツあふれるプレーで相手のファールを誘発しフリースローを獲得。続いて今シーズン初出場の1年生・野本美佳子(総1・東京成徳)が冷静にレイアップシュートを決めて得点を返す。しかし、玉川大のアグレッシブなインサイドでのプレーやスティールに苦しみ、流れがなかなか掴めない時間が続く。この局面でも阿部は焦ることなく確実にボールを繋ぐと、相手から厳しいマークを受ける武藤に代わって川俣乃英(商2・国立)がインサイドに切り込み、果敢にシュートを試みる。さらに阿部が相手の3ポイントをブロック、そのまま素早くオフェンスに切り替え、得点を獲得して少しずつ点差を縮めていく。しかし終盤、玉川大の連続3ポイントで一気にリードを許してしまい、24-36で前半を終えた。

1年生ながら冷静なプレーを見せ得点源となった野本

 

得点を取り返したい第3Q、相手がオフェンスリバウンドに執着を見せる中、阿部も負けじとディフェンスリバウンドに絡み、レイアップシュートで得点に繋げ、先制点を獲得する。すると眞尾が落ち着いてゴール下からのシュートを決め、続いて野本もフリースローで加点、一気に流れを慶大に引き付ける。徐々に相手のディフェンスにアジャストした林はマークをかわしながら強気の姿勢で得点を決める。眞尾のスムーズなパスやライン際でのボールへの食らいつきで試合の流れを切らすことなくさらにスピーディーな展開が繰り広げられる中、武藤が安定感のある3ポイントを沈める。野本も相手のファールを上手く誘発しフリースローで得点を決め、44-54で第3Qを終えた。

積極的に声を出しチームの士気を高める主将・梅田

 

10点差で向かえた最終Q、またしても玉川大の力強いインサイドから先制点を決められるが、武藤の3ポイントのリバウンドを林が繋ぎ、眞尾がミドルショットを放つ連携プレーを見せる。すると野本のリバウンドを林がタップシュートで沈め、チーム全体で得点を重ねる。武藤は自身のオフェンスリバウンドから確実に得点に繋げる。ディフェンスでは井手がスクリーンを仕掛けるなど奮闘し、玉川大のショットクロックをオーバーさせる。しかし、相手もリバウンドでの粘りを見せ、思うように点差を詰めることが出来ない。ベンチからの主将・梅田香(環4・慶應NY)の「切り替えて」の指示が飛ぶ中、試合終盤に阿部のアシストから眞尾が、武藤のパスから林が連続得点を決める。しかし、玉川大との点差を詰めることは出来ず、相手のレイアップで試合終了。56-70で敗れる結果となった。

 

数字だけ見れば14点差で敗れた試合となった。しかし、第1Qと第3Qでの獲得得点は慶大が勝っており、決してただ負けた試合とは言えないだろう。むしろ粘り強いディフェンスと相手に臆することなく、インサイドを中心に得点を重ねたオフェンス力には40分間の中にも成長を感じた。一試合一試合確実に進化を遂げる慶大。チーム一丸となって前を向く力強さと頼もしい姿にこれからも期待だ。

(記事:佐藤有・写真:菅野有紗、隅田一)

 

 

眞尾瞳(商3・浦和第一女子)

――今日の試合を振り返って

今日は格上の2部から下がってきた玉川大との試合でしたが、自分たちが勝てると思える瞬間が常にあって、格上の相手でも自分たちが通用する部分があったというのが嬉しかったです。ですが、やはり相手との実力差というのが結果として表れたので、相手から学ぶべきところをしっかりと学んで次の試合に生かしたいなと思います。

 

――昨年2部の相手に対する作戦は

相手がスクリーンプレーをしてくるチームだったので、練習中から相手の動きを想定して動いたり、ディフェンスで声をかけていこうと言っていました。オフェンスは自分たちもスクリーンプレーで戦いながら、やってきたことをしっかりとやり切って戦おうということを話していました。

 

――自身のプレーで前半はインサイド、後半はミドルからの得点が多かったが

今日が復帰戦だったのですが、自分の力が結構通用するなということが分かったので前半は自分で(シュートを決めに)行くことが多かったのです。後半は相手のディフェンスが対応してきたことと慶大と相手の点数が離れてきていて3ポイントを狙いたかったので、自分が(内側に)切り込んで外に捌くということを意識していました。

 

――ボールをつなぐシーンが多かったが

相手のディフェンスが良い分、ボールの運びが難しくて自分がミスをしないように、繋げて一本取れるように、そこは動きの中で考えていました。

 

――次戦に向けて

時間がないので今日しっかりと睡眠をとって準備をして、今日の反省を生かしながら明日の相手に頭を切り替えて勝ちを掴みたいと思います。

 

野本 美佳子(総1・東京成徳)

――今日の試合を振り返って

実力差もあったのですが、それでも勝ち切ることができた試合だと思うので、すごく悔しいです。

 

――去年2部の玉川大学にオフェンスもディフェンスも、1年生ながら通用していました

ディフェンスは怪我明けということもあって、思いっきりできないと言うか、チームメイトに迷惑をかけてしまう部分が多くて、申し訳なかったです。オフェンスでは、自分が思っていたよりもドライブとかが通用して、良かったなと思います。

 

――今日の試合で多くのフリースローを決めていたが

(フリースローは)得意とまでは行かないんですけど、フリースローを決めきっていかないと、強い相手には勝てないと思うので、こういう試合では決めきれるように頑張っています。

 

――今日の試合の反省点は

ずっと10点差みたいな場面が続いていた時に、もう少し自分が切り込んで、ドライブだったりジャンプシュートだったり、簡単な2点を取りに行けていれば、もう少し流れが変わっていい試合にできたのではないかなと思います。

 

――リーグ戦3試合目となりました、チームの雰囲気は

ベンチもすごく盛りあがっていて、コートの中でもすごく声が出ているので、(チームの雰囲気は)すごく良いと思います。

 

――今後に向けて

ここから全勝するつもりで頑張ります。

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