【ソッカー(男子)】王者相手に善戦も、悔しい逆転負け 第5節 Vs明大

ソッカー男子

過密日程で迎えた3連戦最後の相手は王者・明大。前半をスコアレスで折り返す上々の試合運びを見せると、57分橋本健人(総4・横浜FCユース)の2試合連続となるゴールで先制。しかし直後に同点とされてしまう。その後は明大の攻撃を凌ぎきっていた慶大であったが、78分に追加点を許し逆転負け。ハードスケジュールの3連戦を3連敗で終える結果となった。

2021/05/02(日)11:30ko @会場非公開

【スコア】

 慶應義塾大学 1ー2 明治大学

【得点者】 

1-0 57分 橋本健人(慶應義塾大学)

1-1 59分 林幸太郎(明治大学)

1-2 78分 藤原悠汰(明治大学)

◇慶大出場選手

GK 村上健(政1・國學院久我山)

DF 日川優太(商4・高崎)

DF 谷本竜一(総4・FCトリプレッタユース)

DF小林誉貴(商4・清水東) →64分 山本献(商2・國學院久我山)

MF橋本健人(総4・横浜FCユース)

MF酒井綜一朗(政4・慶應)

MF 松本雄太(商4・國學院久我山)

MF平田賢汰(法4・慶應)→64分 田嶋凛太郎(総4・三菱養和SCユース)

MF小山内慎一郎(総4・青森山田)

MF齊藤滉(商3・FC町田ゼルビアユース)→81分 宮本稜大(商3・國學院久我山)→88分 田村祐二郎(環3・藤枝東)

FW古川紘平(政3・学習院)

王者相手に金星を狙う

僅か1週間で3試合を戦い抜くタフな日程も今日で一区切り。前節の法大戦では手痛い逆転負けを喫しただけに、今節は少ない好機をものにしてリードを守り抜きたいところだ。

齊藤のシュートシーン

慶大は開始から積極的にゴールを狙う。1分、パスカットした古川紘平(政3・学習院)が齊藤滉(商3・FC町田ゼルビアユース)に流し、駆け上がった齊藤がシュートを放ちCKを獲得。CKに小林誉貴(商4・清水東)が頭で合わせるもボールはポストに直撃し先制とはならなかったが、ゴールを予感させる動きを見せる。試合序盤は慶大がアタッキングサードまで攻め込む展開が見られたものの、10分にスローインの連携を抜け出した古川がシュートを放って以降、チャンスらしいチャンスを作れず苦しい時間帯が続く。個の能力と素早いパスワークに勝る明大が徐々にボールを保持する時間帯が増え、慶大はサイドの突破とゴール前での連携に対応できずピンチを迎えるもののシュートコースを防ぎ自由に打たせなかった。明大が試合を支配しながら、両チームともゴールが生まれず前半をスコアレスで折り返した。

膠着した試合をこじ開けた橋本

後半序盤は一進一退の攻防が続いたものの、重苦しい雰囲気をこじ開けたのはやはりこの男だった。57分、松本雄太(商4・國學院久我山)と平田賢汰(法4・慶應)の連携から左サイドを突破すると、PA内でボールを受けた橋本が相手DF2人をかわしながら右足で放ったシュートはゴール右隅に吸い込まれた。橋本の芸術的なプレーで待望の先制点を獲得したものの、目が覚めたのか直後から明大の猛攻が始まる。先制点の喜びからわずか2分後、右サイドからのクロスの混戦を沈められたちまち同点に。逃げ切りを図りたかった慶大にとって痛い同点劇となってしまった。勝ち越したい慶大は69分、松本からの素早いスルーパスに反応した齊藤が1対1の絶好機を作るものの、トラップミスで十分な体制でシュートが打てず相手GKに防がれゴールネットを揺らせなかった。 村上健(政1・國學院久我山)の好セーブもあり明大の攻撃を凌いでいた慶大だったが、78分ゴール前でクリアしたセカンドボールを拾われ、左サイドに展開されるとクロスに飛び込んできた藤原悠汰(政経4・広島皆実)に頭で叩き込まれ逆転を許してしまう。試合終了間際には左サイドでの連携から橋本がシュートを放つも、相手GKの好セーブに阻まれここでタイムアップ。3連敗を喫し、勝ち点を積み上げることはできなかった。

気持ちを切り替え次節に臨む

王者相手に前半をスコアレスで終え、後半の早い時間帯に先制点を挙げる理想的な試合運びだったが、牙をむいた相手に力負け。この3連戦は上位大学との対戦が続いたとはいえ勝ち点を奪えなかったのは痛かった。次節は2週間後の拓大戦。気持ちをリセットして、今季初勝利を目指す。

 

(記事:小林由和 写真提供:慶應義塾體育會ソッカー部)

※当記事は緊急事態宣言発令を受け、オンライン中継を見て執筆しました。そのため監督及び選手へのインタビューは行っておりません。ご了承下さい。

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