【バスケットボール(女子)】 早慶戦開幕直前企画!4年生インタビュー

バスケ女子

(画像:女子バスケットボール部提供)

いよいよ4日後に迫った早慶戦。コロナ禍での代交替でチームが掲げた目標は「全進」だ。「全員で、全力で、全う」したその先の景色、「進化」を目指して、部を率いる4年生にラストシーズンについて語ってもらった。

【4年生部員】

主将:眞尾瞳(商4・浦和第一女子)

副将:中島花(環4・慶應NY)

武藤怜(商4・成蹊)

西理奈(政4・葺合)

ビディンガー美亜(商4・青山)

 

――4年間を振り返ってみて印象に残っている試合は

 

眞尾:国士館大戦は自分が3年生としてチームメイクをする覚悟を決めて体現できた試合だったと思うので、今の主将という立場にも繋がった試合かなと思います。あとは早慶戦です。1年生の時は当たって砕けろと精神でプレーして思い切りの良いプレーが出来ていたなと感じているので、4年生最後の試合でも早稲田に全力で向かっていく姿勢で試合に挑めたらなと思います。

 

中島:昨年の国士館大戦です。一昨年の試合では30点差くらいで負けていて歯が立たたず、

高い壁だなと感じていた相手でしたが、去年はチーム全体で戦って10点以上上回る形で勝つことができ印象的な試合でした。

 

武藤:各年の早慶戦です。1年目は楽しみながら、2年目は早大の強さに圧倒されて自分たちのプレーにもどかしさを感じた試合でした。早慶戦は相手の強さに関わらず、特別な思いをもって望んでいる試合で、相手の強さに対して慶大らしさをどこまで出せるかがとても大切になってくる試合だと思うので毎年のチームの変化を味わえる早慶戦はどれもとても印象的です。もう一つは、昨年の国士舘大戦が印象に残っています。3部1、2リーグ進出のためにはその試合に勝つことが絶対に必要でしたし、勝ち切ることができたのは嬉しかったなと感じています。

 

西:昨年の神大戦と国士館大戦です。神大はフルの戦力で戦える試合ではありませんでしたが、各々がどうやってチームを勝たせるのかを考えてプレー出来た試合かなと思っています。国士館大戦は、目標の3部上位リーグ進出を達成できた試合だったので大きな存在です。

 

ビディンガー:昨年度のリーグ初戦、学習院大学との試合です。普段から得点を一番とっていた中心選手2人が不いない中、初戦がどうなるのか不安に感じていたのは私だけではなかったと思います。ですが、結果として一人一人が頼もしく、接戦を勝ち切って良いスタートを切ることができました。コート・ベンチ全員の成長を実感できる、とても興奮した試合でした。

 

――今年のチームの強みは

 

眞尾:今年のチームは個々人の繋がりやチームの中での連携プレーを強みとして持っていると思います。

 

中島:代が始まる前から、一年間の計画や4年生としてできることなど綿密に土台づくりを進めてきたつもりなので、一つの共通認識として軸を持っているのは強みかなと思います。

 

武藤:やはり、コミュニケーションの部分だと考えています。後輩とフランクに話したり、ミーティングの時の積極的な姿勢は私たちの強みだと感じています。

 

西:去年から試合に出ているベンバーが多いので、部員同士の繋がりが一段と強いというのは今年のチームの特徴かなと感じています。

 

ビディンガー:選手層が厚いことが強みだと思います。今年はアップテンポなバスケを目指しているので、オフェンス、ディフェンスともに攻撃的なバスケットができているのではないかと思っています。

 

――各学年の印象について

 

眞尾:1年生はまだ入部して間もないですが、一人一人が考えてチームがやりたいことは何だろうと考えてついて来てくれているなと印象です。2年生はとにかくバスケが好きで向上心を持った学年だと感じています。1・2年生通して、その真面目さやひたむきさが特徴だなと思うのでこれから個々の個性を引き出せて行けたらなと感じています。3年生は個々が強くて学年として一体感もあって上級生としての責任感をもって動いてくれているので、4年生として強いタッグを組んでいきたいなと感じています。

 

中島:一年生は「バスケに対してまじめな学年」だと思います。まだ入部から日が浅いのもあって一年生の個性を出しきれていないかなと感じていますが、バスケとの向き合い方がまっすぐだなと感じます。2年生は去年に比べてまとまりが出てきて、「バスケを楽しむことを忘れない学年」だと思います。みんなとのコミュニケーションを通してバスケも上達しようという姿勢がすごく見られる学年だなと思っています。3年生は「全体的に明るい学年」で上級生としてまとまりが出てきて個々の存在感が大きくなっているなと思っています。

 

武藤:1年生は真面目で優しいというのが第一印象ですが、内側に秘めた闘志があるのではないかと日々感じています。2年生は本当にバスケが好きで一人一人でもお互いでも楽しむ姿勢が見られる学年だなと感じています。その姿を見てチーム全体が明るくなったり、もっと頑張ろうと思える着火剤のような学年だなと思います。3年生は去年から今年にかけて、学年としてのまとまりが一段と見えてきてミーティングを重ねてチームのために動く頼もしい姿を見ると4年生としても後輩のために頑張ろうと思える存在です。

 

西:1年生はしっかりと考えて行動してくれている学年で、チームトークでも核心を突いた発言をしてくれるので真剣に考えているなという印象を持っています。2年生はバスケが大好きな学年だなと思います。学年の中で刺激し合って高め合っているメンバーが多いなと感じています。3年生は個々のチームへのアプローチ方法、自分自身の成長について真剣に向き合って行動しているなと思っています。個人的には3年生が一番伸びる学年だと思っているのでそこに4年生がどのようにサポートできるのかを考えていきたいと思います。

 

ビディンガー:3年生の強みは今まで豊かな個性だと話してきたのですが、この1年間で上級生としての自覚や責任感がより強くなって、学年としての存在感が増してきたように思います。3年生はチームをもっと良くしようと沢山発信してくれているので、本当に頼りにしています。2年生の強みはバスケに対する真摯な姿勢だと思います。常に食らいつこうとする姿勢が刺激的で、学年としての普段の姿は、切磋琢磨という言葉がよく当てはまると思います。1年生は入部して間もないときから、それぞれの得意とすることを臆する事なく発揮していたことが印象的でした。強みを認識することは非常に大事だと思うので、これからも期待しています。

 

――早慶戦への意気込み

 

眞尾:早大は強い相手ですが、同じ学生であってかつ2部を目指す中では対等な関係で渡り合える部分が必ずあるはずなので、チャレンジャー精神をもって挑みたいと思います。見ている人たちに慶大はどんなプレーをしたいのかが伝わる一戦にしていきたいです。

 

中島:最後の早慶戦なので今まで以上に思い入れは強いですし、記念試合にするのではなくて、全力を出し切っていきたいと思っています。チーム総力戦で、見てる方にもそれ伝わる試合にしていきたいと思っているので、コロナ禍で開催できることに感謝して熱が伝わるようにプレーをしていけたら良いなと思います。

 

武藤:今年が最後の早慶戦なので今までで1番良い試合にしたいと思います。早大はとても強いチームですが、慶大らしい泥臭いプレーや地道さをしっかりと発揮して少しでも早稲田に追いつきたいですし、良い試合だったねと言ってもらえるような試合にしたいと思っています。

 

西:慶應らしさやを見てくれた人に心から「慶應頑張っていたよね」と言ってもらえるプレーをしていきたいと思います。

 

ビディンガー:コロナ禍にも関わらず、練習ができて、試合までさせてもらえることにまず感謝したいと思います。伝統ある試合で格上の早大相手に、どこまで自分がプレーできるのか、チームとしてどこまでやれるのかとても楽しみです。チャレンジャーの気持ちを持って挑みたいと思います。

 

――今年の目標と見てくださる方へのメッセージをお願いします

 

眞尾:全員で全うして戦うことを大切にしたいので、考えながらプレーしていきたいと思います。個人としては3年間多くの経験をさせていただいたので集大成として出していきたいですし、後輩たちに文化、伝統として受け継いでいきたいです。

慶大の泥臭さや頭を使ったディフェンスなどを活かして戦っていきたいです。コロナ禍でも見てくださる方々を少しでも明るく、原動力になれるような試合にしていきたいと思います。

 

中島:全進というスローガンのもと、止まることなく進み続けることを最後まで徹底していきたいです。個人的な目標としては、毎年の目標である「自分の存在が誰かを鼓舞できる人でありたい」ということをプレーでも姿勢でも引き続き意識していきたいと思っています。まずは開催できること、学連の方々に本当に感謝しています。無観客にはなりますが、SNS発信にも力を入れているので見ていただけたらと思いますし、試合も全力で良い試合を目指してチーム一同頑張って参りますので、応援よろしくお願いいたします

 

武藤:今まで個人の目標として「私がいて良かった」と思ってもらえるように、自分の存在意義も出せるようにプレーしてきました。これまでの成果を発揮しながら、全員でチームを作り上げていくことに注力していきたいと思います。最終的には2部昇格に向けて自分たちがすべきことを追求していきたいなと思います。

コロナ禍でも早慶戦を開催していただけることに本当に感謝しています。オンラインで見てくださる方々に私たちのチームを見て楽しんでいただけるように精いっぱい頑張っていきますので、応援よろしくお願いいたします。

 

西:チームの目標としては2部昇格、個人としてはバスケ生活が最後になるので絶対に悔いを残さないプレーをしていきたいです。慶大がどのような戦い方をするのか、これからの成長ぶりに注目していただきたいです。

 

ビディンガー:去年とメンバーがあまり変わっていないという強みを持っている分、去年よりも大きく成長しなければ、目標である2部昇格はあり得ないと思っています。一人一人の責任を自覚しながらどう貢献できるのか、常に自分自身と向き合って発信していくことで、全員で成長していきたいと考えています。

今必死にバスケができるのも普段から応援してくださる皆様、サポートしてくださる方々のおかげです、本当にありがとうございます。今後も応援したくなるようなチーム、選手を目指して頑張って参りますので、引き続き応援をよろしくお願いいたします。

 

――ありがとうございました

 

(取材:佐藤有、写真:慶應義塾體育會女子バスケットボール部提供)

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