【ホッケー(女子)】盤石の試合運びで今季初勝利を飾る/関東学生ホッケー秋季リーグvs立教大

女子ホッケー

秋季リーグ初勝利を狙う慶大。今季から1部の舞台で戦う立教大相手に試合開始から終始押し込む展開となる。圧倒的にポゼッションを握った慶大だったがなかなか得点につながらず、膠着した展開となる。しかし第2Q、PC(ペナルティコーナー)から加藤ひより(環3・学芸大附属)が強烈なシュートを突きさし待望の先制点を挙げると、試合終了間際に西村未八(政3・慶應NY)が追加点。守っては無失点と盤石の試合運びで勝利を収めた。次戦の相手はライバル、早大だ。

今季初白星をあげた

令和3年 関東学生ホッケー秋季リーグ Aプール

9/26(日) 12:40試合開始 @早大東伏見グラウンド

 

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

立大

 

スタメン

 

GK  飯塚美里(政4・慶應女子)

 

DF  小泉怜衣(政4・慶應湘南藤沢)、石田紗英(経3・慶應湘南藤沢)、栗岡満里奈(経3・Plano West)、加藤ひより(環3・学芸大附属)

 

MF  萩原和夏(商4・横浜雙葉)、佐藤玲(商4・成蹊)、丸山菜穂子(理3・学芸大附属)

 

FW  西村未八(政3・慶應NY)、山田里紗(商3・慶應女子)、陶山知佳(法3・田園調布雙葉)

 

 

秋季リーグ開幕戦は絶対王者・山梨学院大相手に0―6で黒星を喫した慶大。第2戦の相手は立教大。今季から1部の舞台で戦う相手に対し何としても白星が欲しいところ。試合開始から慶大ペースで試合が進んだ。第1Q開始早々1分、PCを獲得し早速チャンスを作る。続く3分には陶山知佳(法3・田園調布雙葉)が左サイドを一気に駆け上がり相手陣内深くまで攻め込む。いずれも得点には至らなかったが開始直後から積極的な攻撃で、相手ゴールを脅かした。

 

慶大が押し込みながらも得点が奪えない中13分、立大にカウンターを許しPCを奪われる。この試合最大のピンチを迎えたがここはGK飯塚美里(政4・慶應女子)が足でファインセーブ。その後も連続でPCを与えたが飯塚を中心とした堅い守備で得点は与えない。両者無得点のまま、1Qを終えた。

 

第2Q開始5分、相手陣内でボールをキープしサークル内に侵入するとファウルを誘発しPCを獲得。1回目のPCは決められなかったものの2度目のPCで加藤の強烈なシュートがゴールに吸い込まれた。「絶対に決めなくてはいけないなという思いで打った」(加藤)という力強いシュートで待望の先制点を挙げた。

PCから加藤の強烈なシュート

第3Qも開始から相手陣内でボールをキープし、幾度となくPCを獲得。なかなか得点にはつながらなかったが、チャンスを作り続けた。この試合これほど攻撃に集中できたのも堅い守備あってのことだろう。相手にボールを奪われても中盤付近でボールを奪い相手にチャンスを作らせず。サークル内に相手の侵入を許すシーンはあまり見られず失点の危険はほとんどなかった。第4Qに入ってもPCを得るなどチャンスを作り続け、試合終了間際に相手サークル内で混戦状態を作り西村がゴール。追加点を挙げてしっかりと試合を締めた。

 

明らかに慶大が攻撃する時間が長かったこの試合。それだけにもう少し得点を重ねたかったところ。幾度となくPCのチャンスを得ながらなかなか得点に結びつかなかった点は今後に向けた課題となるだろう。しかし、序盤に最大のピンチをしっかり守り、ほとんどの時間相手陣内でプレー。先制点を奪い、終了間際にダメ押しと盤石の試合運びを見せた点は今後に向けた確かな収穫となったであろう。次戦の相手はライバルの早大。春には勝利した相手だが油断は禁物。しっかり勝利してAプール2位をしっかりとキープしたい。 (記事:松田英人)

追加点を喜ぶ慶大の選手たち

次戦 10/10(日) VS早稲田大  試合開始時間未定 @駒沢オリンピック公園総合運動場

 

以下、コメント

 

加藤ひより選手(環3・学芸大附属)

――今日の試合への意気込み。

相手が自分たちのチームより格下ということもあり、初戦・山学大戦の戦い方は「どれだけ失点を抑えられるか」でしたが、今日は「どれだけ点を重ねられるか」という戦い方で試合に臨みました。

 

――PCから先制点を決めたシーンを振り返って。

先制点を決める前に何度かPCを獲得するものの失敗が続いてしまい、その後もFWが果敢に攻めてPCを獲得してくれたので絶対に決めなくてはいけないなという思いで打ちました。

 

――守備でも無失点に抑え、攻守に存在感を示していましたが振り返って。 

(守備に関して)自分自身は昨年から試合に出させてもらっていて他の同期やチームメイトより試合経験があるので、多少おぼつかないシーンがあったものの自分は落ち着いてチームメイトに声をかけてプレーすることができました。また、攻撃面においては、自分は後ろでプレーしているので出来るだけ声を出してボールを持つ選手がやりやすいようにという心掛けのもとプレーしました。

 

――次の試合への意気込み。

次は早稲田戦。今日の相手より格上で、前回の春リーグでは勝利した相手ではあるが油断せずに勝ちきりたいと思います。

 

 

飯塚美里選手(政4・慶應女子)

――今日の試合への意気込み。

今日は大量得点を狙うことを目標としていて、守備はもちろん無失点ということを掲げていました。

 

――第1Qでは何度かPCのピンチもファインセーブ

立大相手にPCに関して特にしっかり対策をしていました。相手のPCからこちらの攻めにつなげるために守備も気を抜かないで練習してきたので何も心配はなく、私もあまり緊張はありませんでした。うまく仲間がカバーしてくれたと思います。

 

――ご自身のパフォーマンスを振り返って

山学戦では本当に多くのシュートを受けたので怖いものなしというかしっかり強気でできたかなと思います。

 

――次戦への意気込み

次は関東リーグ2位という目標を達成するために絶対に重要になる、プール戦では最も大事な試合だと思います。あと2週間、しっかり勝ち切れるようにもう一度一から練習して、得点ももっととれるチームにしていきたいと思っています。今日の試合振り返ってやっていきたいと思います。

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