【バレーボール】「食らいついて、存在を示す」若き3人が挑む初めての1部の舞台/秋季リーグ開幕直前対談第1弾~中村玲央×中島昊×松田悠冬~

バレー企画

9月5日に開幕する関東大学バレーボール秋季リーグ戦。慶大は春季に2部リーグ2位の成績を残し、今季からは2024年春季ぶりに1部の舞台で戦う。ケイスポでは、開幕を控えた選手たちにインタビューを行い、開幕に対する思いや意気込みを語ってもらった。第1弾となる今回は、チームに勢いをもたらす若き2年生トリオ、OP・中村玲央(総2・福大附大濠)、MB・中島昊(経2・慶應)、S・松田悠冬(商2・慶應)の3選手。

 

お互いについて

ーー他己紹介

中村→松田:悠冬は、とても真剣…ではないです(笑)。とてもマイペースで、自分の世界に住んでる感じの人ですかね。でもやらないといけない時にはちゃんとやる。やらない時はやらない。めっちゃはっきりしてるかな。素晴らしい選手だと思います。

松田:以上?もっと良いところ探して、良いところ。

中村:良いところは…え、良いところある?

中島:まあ、結構悩むよな正直(笑)。でも、ちゃんと筋が通っているところ。ちゃんと自分の考えを持ってるところが良いところかな。

松田→中島:社交的ですごく感じの良い人間ではあるものの、バレーボールの時には割とエゴイというか。慶應にあまりガツガツ行く選手はあまり居ないんですけど、ミドルであっても結構自分が点数取るぞみたいな。そういう結構強い気持ちを持っている選手なので。そこは良いところだとは思うんですけど、1番おっかないと思うんで。はい、気を付けた方がいいと思います。

中村→松田:俺、悠冬の良いところ1個分かったわ。自分のことしかできてないし、自分のことしか考えてないけど、やらないといけないことはちゃんとできる。人に頼らないところが一番のいいところ。

中島→中村:玲央の良いところは、めっちゃ素直なところ。同時に良いところでも悪いところでもあるんだけど。例えば、会場が盛り上がったり、自分の気持ちが高ぶっていたら、すごく良いパフォーマンスをするし、ハッピーみたいな感じで良い雰囲気だけど、単に自分ができなくなったり、試合中に周りが沈み始めたら一緒に沈んじゃう。でもすごく素直だから。可愛いわ。(笑)

中村:ありがとう。

松田選手について語る二人

ーー試合中とプライベートな部分での性格のギャップがあると思う選手は?

中島・中村:悠冬じゃない?

松田:理由は?

中村:コートではめっちゃクールに真剣にやってるのに、部活終わった瞬間はしゃいで遊びに行く。急に野球とかして。ドッチボールとかサッカーとバスケとか。

松田:やったことないです。

中島:虚言?でも、バスケはやってるよね?

松田:バスケは最近ちょっとはまってて、1on1してます。

松田:それで言うと、この3人割とすぐキレるんですけど(笑)。その中でも多分1、2くらい。

中村・中島:それは本当にそう。情緒不安定。

中島:ギャップがあるのは、悠冬かな。悠冬は、真剣にコート上ではバレーやるけど意外とオフとかふらっと1人でどっか行ったりするかな。

ーー中村選手は福大大濠から塾バレー部に入部しましたが、入部した経緯は

中村:より高いレベルでバレーボールがしたかったので。他の大学と比べたらやっぱり慶應は頭を使ってバレーボールする部分があって。体だけで勝負するのではなくて、作戦を立てたりだとかそっちの面で、自分的にも成長がしたいなと思って入部することを決めました。

OP・中村玲央選手

ーー松田選手と中島選手は塾高時代からセッターとミドルとしてコートに立ってきたが、2人だからできる思うプレーやお互いに一番信頼できる部分は

中村:靴もお揃いだしね(笑)。

中島:他にも同じ人いっぱいいるから(笑)。

中島:プレー面では、高2、高3ぐらいからBクイックの方がいいねって話になって。それをメインで練習してきたからBクイックは攻撃のバリエーションの中では1番信用できる方かなと。

松田:僕はBクイックよりかはAの位置の振りだったりとかかな。慶應と対戦するチームは大体クイックに付いて、クイックを潰しに来ることが多くて。なので速く打ったり、ずらして打ったりしています。ブロックに対して逆をつけるところかな。

春季リーグ戦とオフシーズンについて

ーー春のリーグを振り返ってお互いのプレーはどう見えていたか

中村:僕にとっては初めてのリーグ戦ということで、どういう関係かわからない部分も多かったんですけど。2人はすでに1年生の頃から試合に出ていたので。とても頼り甲斐のある選手です。特に中島は点数をすぐに決めてくれたり、コート内での言葉とかはめちゃくちゃ良くて。とても安心させてくれる時が多かったので、そこが良いなと思いました。

松田:点数を取る軸はリーグ戦が始まる前から大体見当をつけて、データを元に最後どこにあげるかって決めているんですけど。中島に関しては割と序盤から中盤、終盤と決定率が落ちずに、むしろちょっと上がるぐらいの感じで終盤タッチする選手なので。特にサイドアウトの面においては非常に信頼できる選手だったし、多分リーグを通してサーブが本人にも手応えがあったと思う。後ろに行っても前に行ってもできるプレーを最大限やってくれて助かりました。玲央は序盤あまり上手くいかなくて大変だったと思うんですけど、その中でも1枚のシーンでしっかり決めきれるようになったあたり。多分、中盤ぐらいにかけてからはラインを軸に色々な打ち方だったり、高い位置で打ったり、色んなバリエーションが増えてきてて。専修大との試合だったり、早慶戦だったり、玲央が軸になって点数取ってたと思う。1番リーグの中で成長していたと思う。

中島:俺は玲央に関しては最初、初めてリーグに入って、試合も今まで高校ではミドルとしてやってたからオポジットとして試合に出るってことが少なくて、最初どうすればいいかわからない部分も結構あったと思うけど、中盤ぐらいから大事な場面で決めてくれるようになってきて。そこで決め切った上で、めっちゃ大げさとはちょっと違うけど、素直に喜ぶ姿っていうのはコート上のみんなが明るくなってたから、すごい良い影響を与えてくれる選手だなっていう風に思っていました。あとは、悠冬に関しては、ずっと高校から一緒にやっているので。慶應としてクイックが軸だっていうのがあって。その通りにやってるんだろうなって思う。特に覚えているのは、専修大戦の4セットの21ー23で、この場面取られたらもう負けるなみたいな部分で自分を使ってきたりとか。意外とそういうめっちゃ大事な時に使ってくるんで。自分でもびっくり。結構強気なトスをするなって。図太いというか、メンタルが強いというか。

MB・中島昊選手

ーーオフシーズンの夏休みを通して成長したと思うところ、意識していたところ

中島:今まで、Bクイックはターンと言って左側を打つのをメインでやってきたけど、夏休み中にどっちにも打てるように練習したので。そこが成長したところかな。

中村:チームとしての成長したところは、誰が入ってもチームの質が下がらないっていうところで。この夏で底上げをしていくっていうのを目標にしていて。ただ下を上げるだけではなくて、上もどんどん伸ばしていくっていう感じで。チームのアベレージを上げていくことに集中してきました。現在は誰がチームから抜けても同じ質のプレーを保つことができているのかなっていう風に感じています。

松田:チームとしては、うちのチームは「そんなところも?」みたいなことも割とこだわるところがあって。例えばブロックフォローだったり、それ以外にも色々あるんですけど。そういう、当たり前のことを当たり前以上にやるというか。より高いクオリティを出すために、ボールを触らない人間も高い意識を持ってやるっていうのは、割と定着してきたというか。みんなにその意識が浸透しつつあるので。これまで慶應は伝統的にエラーが多いし、レシーブできないしみたいな。空中戦で戦うみたいなスタイルだったんですけど、それが春よりももう少しディフェンスのできるチームになって。そこは多分成長してるかなと思います。個人としてはB代表の練習に行ったりして、色々な質の高いバレーボールをやらせてもらう中でどうやったら自分が生き残れるのかなっていうのをすごい人たちとやってみて考えました。思ったのは、やっぱりサーブだったり、リードブロックの速さだったり、そういうところが他の小さくて上手なセッターと差別化するために絶対に大事なのかなって、改めて気づきました。それに加えて、小さいセッターができることをより精度高く突き詰めていかないといけないと感じました。そのためにチームに戻ってからは、乱れたボールのセッティングの精度だったり、サーブ、ブロックスキルだったり。そういうところの向上を頑張りました。

秋季リーグ戦について

ーー秋は1部での戦いになるが、2部との違いはどんなところにあると思うか

中村:移動時間。

中島:ほんとに。半分になった(笑)。

松田:真面目なこと言うと、1部はSVだったりVで生き残りたいって本当に心から思っている人たちが多分いっぱい集まってるところなので。だからこそプレーのクオリティーだったり、バレーボールに向き合う姿勢や戦ってくる姿勢が2部の選手とは多分違うと思う。自分たちもそういう姿勢は見習わないといけないと思うし、バレーボール一筋でやってきた相手に対してどう勝つかって言ったら、自分たちで頭を使って戦ったり、力だけで戦わずに色々なスキルを使いながら工夫して戦うことが一番大事だと思う。そういう選手たちに負けないように我々も頑張りたいと思います。

中島:2部の選手よりも、1部の選手の方が多分より高いレベルを目指して練習していると思うので。質問に正しく答えられているかはわからないけれど、高いレベルの人たちと一緒に試合ができることが楽しみかな。

ーー秋リーグで注目して欲しいところ

中村:ストレート軸からのクロスに注目して欲しいです。あと、ジャンプサーブ。

中島:僕は変わらずBクイックのスパイクかな。

松田:俺は、もちろんセッターとしてのプレーもそうなんですけど、それ以外のサーブだったりブロックだったり。たまにスパイクも打ったりするので。そういうオフェンシブなプレーにも注目して欲しいです。

S・松田悠冬選手

ーー秋リーグの意気込み

松田:初めて1部でやるので。今まで一緒にやったことある選手がいっぱいいるので、まずそういう選手たちと高いレベルでできることを楽しみたい。あとは、1部で自分がどれだけ通用するのか楽しみなところでもあるので。自分に期待してるとともに、絶対食らいついて1部の中でも存在を示せるように結果を残したいです。

中島:僕はさっきと同じ内容になっちゃうけど、より高いレベルを求めて全力でプレーする人たちにビビらないようにじゃないけど。そういう人たちと試合できることを純粋に楽しんで頑張りたいと思います 。

中村:1部では自分より上手な選手が自分のポジションに数えきれないほどいるので。しっかり学べるものはしっかり学んで、自分のプレーに活かせるように頑張っていきたいと思います。

息の合った3人サボテンを披露してくれました

(取材:根本佳奈、髙木謙)