【バレーボール】最後のリーグ戦を前に4年生が抱く「覚悟と責任」 そして後輩への思い/秋季リーグ開幕直前対談第2弾~山口快人×野口真幸×松山鼓太郎~(後編)

バレー企画

この記事は後編です。前編はこちらからご覧ください。

【バレーボール】部員が一丸となり「助け合い」で掴んだ1部への道/秋季リーグ開幕直前対談第2弾~山口快人×野口真幸×松山鼓太郎~(前編) | KEIO SPORTS PRESS

――4年生の立場から、他の学年はどのように見えているか

山口:3年生は、みんなでチームの問題を解決しようとしている姿勢が見えます。毎週金曜日に3年生たちが同期ミーティングを行っていて、そこで最近気付いたことだったり、課題を共有してくれているんだと思います。3年生は人数が多くて大変だと思うんですけど、全員で課題を改善していこうっていう動きが見られるので、すごいなと思っています。2年生は経験がある選手が多いので、主にプレー面で引っ張ってくれていて、4年生としてもすごく助かっています。「チームとして何をしていくべきか」についての意見も、2年生から多く挙がっている印象なので、ありがたいなと思います。1年生は真面目な人が多いなという印象です。しっかり1年生の仕事もやってくれています。あとはアドバイスを求めてきたり、「1mジャンパーになろうぜ」っていう声も聞こえてくるので、すごく向上心があって、バレーに真剣に取り組んでいるんだなっていうのが伝わってきて、チームにいい風を吹かせているんじゃないかなと思います。

主将/OH・山口快人選手

野口:僕たちは「当事者意識を持つ集団であってほしい」というのをいつも伝えているんですけど、チームのために何ができるかをみんながしっかり考えて実行してくれているなというのは感じます。ただ、1年生と2年生はまだ同期内でひとつになれていないように思います。「個人としてなんとかしよう」という気持ちはすごく感じるんですけど、1年生として、2年生として、チームになったときにどうしていくべきか。1、2年生は同期ミーティングの数も少ないように感じるので、個人としてはよくできている分、同期としての部分も、もう少し考えてみてほしいなと思います。僕たちも、下級生のときはチームとしてどうするべきか、ちゃんと考えられていなかったので、過去の自分たちを見ているみたいで懐かしいなと感じます。その点、3年生はその部分がすごくよくできているなと思います。上級生だからというのもありますけど、人数が多いからこそ、彼らなりに考えてやっているんだなというのがすごく伝わってきます。

松山:1年生がすごいなと思います。仕事にボロが出ないです。いつもありがとうっていう感じです。みんなが自分の役割をしっかり分かっているなと感じます。

秋季リーグ戦について

――最後のリーグ戦を前に、どんな思いを持っているか

松山:僕はもうこれでバレーを辞めるので、みんなで勝ちたいなという思いです。1部で戦っている後輩たちを、来年見に行きたいので、自分のために頑張ります。後輩たちのためじゃなくて、自分が見に行くために。そのために1部に残らせてあげたいなと思っています。

野口:毎日体育館に来て、こんなに声を出して、汗をかいて、ボールを打つっていう日々は、僕の人生でこれが最後だと思います。だからこそ、この瞬間を大切にしたいし、当たり前じゃない日々を支えてくれた人たちに感謝したいです。自分たちがこれまで積み上げてきたものが、関東1部に繋がって、最後の力を発揮する最高の舞台になったので。最後はもう、自分の身がどうなっても、何としても勝ちたいと思います。

副将/OH・野口真幸選手

山口:バレー人生最後の秋リーグ、それを1部で戦えるということに感謝したいです。その喜びを、コート上で、プレーで示したいなと思います。秋リーグはすごく難しい戦いになるというのは、自分たちでも分かっていますが、何としてでも1部に残りたいという思いです。春に昇格して、早慶戦も勝って、東日本インカレは中大に負けてしまいましたけど、今のところ、この代でいい結果が残せていると思うので、秋リーグも結果を残して、あとで振り返ったときに「この代はいい代だったな」と思ってもらえるように、できることを考え抜いて練習していきたいなと思います。

松山:まとめるね。

――秋季リーグの注目選手は

山口:すごく無難になってしまうんですけど、江原修平(経1・慶應)で。今1年生で試合に出てくれているんですけど、自分が1年生のときを振り返ってみると、こんなに4年生に信頼されてはいなかったなと思います。それくらい自分はあの子を信頼していて、レシーブもスパイクもコート上の振る舞いも、すごく安心感があって、やりやすい仲間だなと思います。

野口:俺、上手くまとめられるから。先言って。

松山:みんなとか言うの?(笑)

野口:いや、まあ先言って。

松山:僕は二人いて、一人は松田悠冬(商2・慶應)。日本代表にも選ばれていて有名な選手ですけど、あそこまで勝ちにこだわる人を見たことがないです。日々の練習も超ストイックに自分を律していて、それがプレーにも表れています。去年よりも高さもスキルも見違えるほど変わっていると思いますし、初の1部ということで期待です。あと1人は石田玲之(経3・芝)。出場機会は分からないですけど、高さは関東1部でもトップレベルなので、今後頑張ってもらいたい選手だなと思います。

MB・松山鼓太郎選手

野口:僕は注目してほしいのは4年生みんなかなと思います。選手の3人は試合に出る・出ない関わらず、自分のできる最大限の力を発揮してくれると思うし、スタッフの男子3人はチームをよくするために戦術などをいろいろ考えてくれていて、試合中のサポートや声かけもよくしてくれます。あとは学連委員にも佐藤かれん(商4・長野)がいて、大会運営を頑張ってくれていて、すごくバランスのいい学年だなと思います。僕たちが後輩だったときは先輩たちにすごく支えてもらって、今は後輩に支えられている代だなと感じるので、その恩返し、感謝っていうのを、僕たち4年生が覚悟と責任を持って示せたらいいなと思います。

左から鍬塚凛(商4・刈谷)、熊谷健太(商4・慶應)、林航大(商4・慶應)

――最後に、秋季リーグ戦への意気込み

松山:5勝です。

5勝ポーズをする3人

松山:これも宗雲さんが言っていたことなんですけど、確実に入れ替え戦を回避できるのが5勝。4勝でも年によっては入れ替え戦になってしまうことがあるので、そこで一喜一憂するのを避けるために、5勝。

野口:絶対勝てる相手に5勝するのではなくて、そんな相手はいないので、1戦1戦必死で戦った結果、最後に5勝できていることが目標かなと思います。

山口:目の前の1戦を大切に戦っていきたいです。その結果、1部残留であれば嬉しいなと思います。これはみんなも同じ認識を持っているので、チーム全員で目の前の相手を倒すことに集中したいです。大きな壁に必ずぶつかると思うんですけど、その度にみんなで話し合いを重ねて、チーム全員でレベルアップしながら戦い抜きたいと思います。

(取材:梅木陽咲、根本佳奈)