【早慶戦特集】第1弾ボクシング部

 3年ぶりの早慶戦勝利を目指す慶大は久保田主将(政4)が実績ある相手に勝利するなど奮闘。敗れた試合も判定が僅差という熱戦繰り広げるも、早大に3連覇喫する厳しい結果となってしまった。
階級・慶大出場選手(学部学年) 勝敗
F 菅野 祐介(政3)
B1 久保田 喜基(政4)
B1 友野 直人(経1)
L1 高山 健吾(法4)
L2 田中 太智(法2)
LW 眞田 賢太郎(総2)
W 長谷川 嵩朔(経1)
  ●2-5
 敢闘賞       田中大智

2011年12月17日(土) 12:30~

第55回ボクシング早慶戦@早大体育館ボクシング場

早慶戦とは―自分を証明し究極に自己肯定できる最高の舞台

 

 「いつかあそこに立っていたい―」。慶大体育会ボクシング部前主将・久保田(政4)はボクシングを始めた慶應高時代に慶早戦を見て、こう思ったという。新たなる戦いの幕開けへ。今同じ想いが次代へと受け継がれていこうとしている。

 「対人格闘技の中でも究極に平等」(久保田)という魅力を持つボクシング。道具も一緒であるうえ、階級別に体重が設定されていて体格の上では同等の相手と拳を交えることができる。そのため常に結果に直結するのはいつも練習量と対戦相手の研究。「自分の努力がそのまま返ってくる」。極限まで自分を追い込むことができれば勝利、妥協したなら敗北。引き分けなして雌雄を決するボクシングで形として残るのはその二つのうちどちらか一方しかないのである。

 久保田自身最後となった第55回早慶戦では、自らは持ち味の「しつこく泥臭い」9分間を貫き勝利を収めたものの、慶大は2-5で敗れ3連敗となってしまった。その前は3連覇を果たしていたが、これで4年生が引退し早慶戦勝利の味を知る選手が一人もいなくなる。それでも「後ろ姿を見て練習すればするだけうまくなると思った」(田中)と影響を受けた後輩へと確実に受け継がれし伝統。そして「3年生は(慶應)高校入ってから3連勝してから3連敗しているので、最後に見せてやれよ」。その想いを胸に―、来年こそ早慶戦勝利を自らの拳でつかんで欲しい。 (並松 康弘)

早慶戦試合結果 0勝1敗

 

田中

(敢闘賞を獲得していましたが、今日の試合を振り返って)みんなのおかげですね。こういうでっかいトロフィーをもらったことはなかったので、びっくりです。(調子は良かったか)調子は良かったですね。計量の時から勝つビジョンしか頭になくて、結構乗ってきていました。僕はガラスのハートで心が弱いんですが、乗っていました。(最近からずっと良かったのか)そういうわけではなかったのですが、最近は泣くほど練習がつらくて、急に母親が優しくしてくれたりして(笑)。つらかったんですが、実るものですね。(相手の印象は)相手も大学から始めた人で、僕と同じL2の選手とやるっていう話だったので、対等だったので絶対に負けられないと思っていました。(今日は仮引退した4年生と再びチームを組んだが、去年の代の印象は)久保田さんの代なんですけど、久保田さんは超努力家なので、僕はその後ろ姿を見て練習すればするだけうまくなるんだと思っていました。(来年やっていきたいことは)継続ですね。練習の質をあげて、自分のモチベーションも落とさずに、やっていきたいです。頑張る、頑張らないは自分次第なので、自分に負けないようにしたいです。

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