2022年以来勝利から遠ざかっている慶大は、3年ぶりの勝利を目指す。1立目ではリードを許すも、2立目の一の立では小泉達也(政3・慶應)をはじめ、4人全員が皆中の活躍で逆転に成功する。4立目終了時点で、慶大109中対早大110中で1中差と拮抗した展開に。最後の最後まで早慶戦勝利の可能性が残されていた慶大だったが、最終盤で崩れ慶大132中対早大137中で敗戦。早慶戦3連敗に終わった。
第97回早稲田大学対慶應義塾大学定期戦
5月17日(日)@志正弓道場(日吉)
昨年、一昨年と僅差で敗れ、3年ぶりの早慶戦勝利を目指す慶大は宿敵・早大を志正弓道場で迎え撃つ。先攻は早大。一の立で計14中、二の立でも14中とプレッシャーを与えられる。一方の慶大も一の立で13中、二の立でも12中とまずまずの立ち上がり。慶大25中対早大28中で1立目を終える。

3年ぶりの勝利を目指す
先攻で迎えた2立目は、一の立で全員が皆中で脅威の計16中、二の立では1立目で1中に終わった増田雄介(政2・慶應)に代えて、澄田武(政2・慶應志木)が送りこまれる。主将の増田啓吾(政4・慶應)が2中となかなか調子が上がらないなか、中澤篤軌(経2・慶應)、森山和紀(経2・慶應湘南藤沢)、澄田が皆中の計14中で、2立目は合計30計。慶大55中対早大52中で逆転する。

2立目からの出場となった澄田
続く3立目では、一の立で早大が3人皆中で計15中と意地を見せるが、慶大も計14中と譲らない。二の立も早大が計13中、慶大が計14中と拮抗した展開に。

拮抗した展開に
4立目では13射連続で的中していた小泉達也(政3・慶應)が初めて的を外すなど、計12中と疲れも見えはじめる。しかし対する早大は一の立で計15中。取り返したい慶大は二の立、13連続的中の森山が的を外すも、なんとか計14中を決める。ただ、早大も同じく計14中。4立目終了時点で慶大109中対早大110中の大接戦。勝負は最終の5立目に委ねられる。

1年生ながら出場を果たした大橋
運命の5立目。先攻の早大は一の立で、計14中。対する慶大も一の立で計14中と、二の立で全てが決まるという結果に。早大は三浦勇人(スポ1・成田)が計20射全て的中という圧巻のパフォーマンスを見せるなど二の立は計13中。合計137中で試合を終えた。二の立で15中以上で勝利という慶大だったが、緊張もあってか思うような力が発揮できず。二の立で計9中、合計132中で早大に5中差及ばず。早慶戦3連敗が確定した。
(取材:塩田隆貴)
【選手インタビュー】
◇増田啓吾主将(政4・慶應)

思うような結果とはならなかった増田啓
ーー早慶戦へ向けてどのような準備をしてきたか一番は基本の徹底みたいなところかなとは思っています。やっぱりそういう基本のところから丁寧にやるっていうのは、慶應の強みでもありますし、他の一部リーグの大学はスポーツ推薦で上手い高校生を取ってくる中で、うちはスポーツ推薦がないっていう環境だと思うので、そういった意味でも初心者とか 1年生の基本的な部分からしっかり指導をして、上達させるというところは大事にしているかなと思います。
ーー今日の試合を振り返って
まずはやっぱり負けてしまって、かつ今年で3連敗ということで、僕は2年生の頃から3連敗してるので、本当に悔しい気持ちが非常に大きいなと思ってますし、特に主将である僕が上手く振るわなかったというか、いつもの力を出せなかったというところは、OBの方々に対しても不甲斐なさとか申し訳ない気持ちとかもありつつ、チームとしてもその影響を以って勝てなかったと思うので、悔しいなと思っています。
ーー今後の意気込み
今日の早慶戦は負けてしまって、非常に悔しい気持ちが大きいんですけれど、しっかりこれをバネにして、この後も大きい大会たくさんありますし、最後にリーグ戦と伊勢で行われる王座があるんですけど、それを優勝っていうのを掲げてはいるので、しっかりこの負けを糧にして、今後部員全員で、慶應の強みを生かしつつ、一生懸命やっていければいいかなと思っています。頑張ります!
◇中澤篤軌(経2・慶應)

計19中を見せた中澤
ーー早慶戦に向けてどのような準備をしてきたか、また試合を振り返って
僕今週 火水木ぐらいちょっと体調崩して、部活休んでて。練習できたのが金曜日と土曜日のその 2日しかなくて、ちょっとどうなるかなって感じになっちゃったんですけど、しかも土曜日は全関個人という別の試合の個人戦の予選があったので、直前で練習できるのが実質金曜日しかなくて。どうなるのかなっていう感じだったんですけど。休み明けの割には上手くいったなというか、いつも通りの調子がなんかあまり崩れてなかったなというのがあって、むしろその休み期間でこう週末の試合に向けてどうやって射るのかっていうのが頭の中で整理できたみたいな感じはあって、今日もちょっと 1本抜いてしまったんですけど。個人的には満足とは言いたくないんですけど、悔いの残らない結果にはなったのかなという感じです。
ーー今後の意気込み
今日抜いた1本は結構 気持ちで抜いてしまったなという感じがあったので。気持ちで抜きたくないなと思います。今回は結構僕が抜いてから、流れが悪くなったのではないかなと感じるので、大事な場面でしっかり当てられるように練習したいと思います。
【結果】
〈一の立〉 | |
小泉達也(政3・慶應) | 20射19中 |
大橋俊介(経1・慶應) | 20射17中 |
八尋泰司(経3・開成) | 20射18中 |
菅沼貴博(経3・慶應湘南藤沢) | 20射15中 |
〈二の立〉 | |
中澤篤軌(経2・慶應) | 20射19中 |
森山和紀(経2・慶應湘南藤沢) | 20射16中 |
増田雄介(政2・慶應) | 4射1中 |
→澄田武(政2・慶應志木) | 16射15中 |
増田啓吾(政4・慶應) | 20射12中 |
※一回で各選手4本、合計20本の矢を放つ。各校4人チーム2つで構成され、計160本のうち的に中(あた)った本数の多い学校が勝利となる。

