春季野球慶早戦を目前に控えた慶大。応援席作りの中心を担うのが、應援指導部の野球サブ(応援担当者)だ。慶早戦で勝ち点を獲得できれば慶大の優勝が決まる大一番を前に、慶早戦に懸ける思いや当日の注目ポイントなどについてお話を伺った。
K.Sさん:今季の野球応援は勝ちにこだわることを掲げているので、勝ちへの執念というものを大事にしています。「逆襲」という野球応援コンセプトを掲げているのですが、それを果たすべく、応援から野球部を勝たせることを意識しています。

H.Sさん:応援席の意識でいうと、「なんか行けるぞ。今日は勝てるぞ。」という強気な空気感を持つことと、應援指導部内では、普段自分から発信するのが苦手な子も私たちから引き出して、少しでもみんなが楽しめる場所にして、みんなのいいところを引き出そうという意識でやっています。
S.Mさん:負けている時こそ、逆襲の精神が出ると思っていて、みんなの力が入るような空間を作れているんじゃないかなと思います。
K.Sさん:4カードを通して、ここ2年間あまり勝ててなかった状況の中で、しっかりと勝ち切ることができたところは純粋に嬉しいですし、慶早戦に向けては1万人の声を集められるということで、最後に有終の美を飾れるようにやっていきたいなと思っています。
H.Sさん:今季の応援席は、たくさんの方が来てくださっているなという印象があります。これまで苦しい試合を経験してきたからこそ、初回でたくさん点を取れて序盤から勝ちの雰囲気があると、その空気感が来てくださっている方々にも反映される、いい意味で波に乗れる応援席かなと感じています。

S.Mさん:私は、野球部の選手、應援指導部、そして応援席の方々が相乗効果を発揮しているなと思っています。応援席に来てくださる方々も、例年より応援を楽しんでくださっている方や理解してくださっている方が多く、人数も大変増えています。また、野球部の盛り上がりも例年以上だと感じています。さらに、應援指導部は本年度おそらく過去最多の人数で、新しいシステムも導入するなどレベルアップしていると思いますし、選手たちも4カード全てで勝ち点を獲得しています。そういった相乗効果が生まれているなと思っています。
K.Sさん:今季印象に残っているシーンは毎回の朱雀です。やっぱり朱雀は慶應の中でも一番盛り上がる曲で、それが何度も流れているというところで、毎回心を震わされる瞬間があります。慶早戦でも何度も聞けると思うので、楽しみにしていてください。
H.Sさん:朱雀繋がりで言えば、今日(慶法第3回戦)の1回、最初に朱雀から始まったのがすごく印象に残っています。そこで「行けるぞ」と思わせられたことが今日の勝利にも繋がったのかなと思います。試合全体で言えば、個人的には慶明第3回戦がすごく雰囲気が良くて、その時の応援席が自分の中で一つの指標になっているので、その雰囲気をこれからも続けていけたらいいなと思っています。
S.Mさん:印象に残っているのは慶立第2回戦と慶明第1回戦です。
慶立第2回戦は、今年の野球部がどれくらい強いのか、どんな雰囲気なのか、練習試合を見ていてもまだ分からず、不安が正直ありました。また、応援席を作る野球サブとして初めて臨んだ試合だったので、その不安はとても大きかったです。その中で大勝利を掴むことができて、涙が出そうになるほど嬉しかった試合でした。
慶明第1回戦は、私たちは入部してから一度も勝てていなくて、「勝てない相手だな」と思っていました。ですが、「逆襲」の精神の原点は慶明戦にあると言っても過言ではないくらいだったので、「これまでの分を絶対に逆襲してやるぞ」という気持ちがありました。みんなの中にもその思いがあって、必死さがすごく伝わってきて、結果的に掴めた勝利だったので、とても感動して印象に残っています。

K.Sさん:野球部の戦いぶりに関しては2点あります。
まず1点目は、上位打線から下位打線までどこからでも打てるというところです。どんな時でもチャンスだという意識を持てますし、応援席もそれによって盛り上がるので、打線全員が打ってくれるところです。
2点目は、応援席にいる野球部員が常に選手と応援席とともに戦っているというところです。一番盛り上げてくれているのが野球部ですし、野球部が盛り上げてくれた時は点も入る。そういうところですごく助けられているので、グラウンド、応援席ともに本当に素晴らしいなと感謝しています。

H.Sさん:野球部の戦いぶりは本当に頼もしいなと思っています。特に打線に関しては、1人が出れば必ず繋いでくれる、繋がるというのがすごくあって、見に来ている人も「1人出せればいけるんじゃないか」と思える信頼感が、これまでの試合を通してできていると思います。攻撃面では特に打線の繋がりが頼もしいなと思っています。
応援席にいる野球部員に関しても、これまでももちろんたくさん応援してくれていましたが、自分たちなりの盛り上げ方があって、それが野球部内で一つになって盛り上がろうという意識に繋がっているのが見えます。それも頼もしいですし、自分たちもそこに乗っかることで、野球部と一つになれるのがすごくいいなと思っています。
S.Mさん:簡単に言うと、「強い、繋がる、そして応援を楽しんでくれる」の3点かなと思っています。強いというのは結果から分かる通りですし、繋がるというのも、おそらく六大学の中でも残塁が少ないというところに表れていると思います。
3つ目の「応援を楽しんでくれる」というのは、應援指導部の応援と自分たちの応援を融合させながら、うまく楽しんで盛り上げてくれているところが最高だと思っています。
K.Sさん:まずは試合前の塾旗入場です。普段慶應義塾に通っていてもあまり見ることがない塾旗、慶應義塾の象徴が試合前にたくさん掲揚されるので、そこで一体感を持って慶早戦に臨むというところを、ぜひ早めに来て感じてもらえたらと思います。
H.Sさん:応援席としては、今年の慶應義塾なりの強さにしっかり乗れるような、そしてその力を引き出せるような応援を私たちが作り上げるので、ぜひみんなで楽しむ気持ちを持って来てもらえたら嬉しいです。たくさんの企画も用意していますし、慶早戦でしか見られないものもたくさんあります。優勝がかかっているというのも、皆さんにとって分かりやすく大きなものだと思うので、その空気感を楽しんでもらえたら嬉しいです。

S.Mさん:慶早戦は内野と外野に分かれるので、ある意味自分が慶應側の応援を外から見ることができると思います。自分が応援している姿が外から見たらどんな感じなのか気になることがあると思うので、内野と外野に分かれることで、自分たちの応援を客観的に見ることができるのが見どころかなと思います。
K.Sさん:もう勝つことしか頭になくて、2連勝して優勝することを目指しているので、勝ちに向けてしっかり熱い応援席を作っていきたいと思います。
H.Sさん:早稲田に勝ってこその優勝だと思うので、とにかく勝つこと。そして、たくさんの人が来てくれるからこそ、誰一人置いていかず、取りこぼさず、全員で勝てる応援席を作りたいなと思います。
S.Mさん:本当に優勝することだけです。これまでの4カード分の勝ちが繋がった結果が慶早戦での優勝だと思うので、まずこの伝統の一戦に勝つこと、そして、優勝を掴み取ること、全員の想いを一つの応援席にいたします。

K.Sさん:打倒早稲田こそ慶應義塾。応援席でお持ちしています。
H.Sさん:野球部と應援指導部を信じて、ぜひ神宮球場に来てください。一緒に応援しましょう。
S.Mさん:一緒に優勝の瞬間を見届けましょう。



ーーありがとうございました!
(取材:小野寺叶翔、塩田隆貴)


