【ソッカー(男子)】渡辺夏彦が海外挑戦を決意!ドイツ3部VfRアーレンと契約

慶大で数多くのゴールを演出してきた渡辺夏彦

今年3月に慶大を卒業する渡辺夏彦(総卒・国学院久我山)が、13日、自身のTwitterで、ドイツ・ブンデスリーガ3部に所属するVfRアーレン(VfR Aalen)と契約したことを報告した。 https://twitter.com/nacchoooooooooo/status/973493424774139904?s=19 翌14日には慶大ソッカー部公式HPに、渡辺のコメントが掲載された。 「ブンデスリーガ3部のVfR Aalen(VfR Aalen 1921 e.V.)と契約しました。1月頭からチームに合流してプレーはしていましたが、労働許可が降りた5節前からようやくメンバー入りできるようになりました。」 「僕がヨーロッパでプレーしたいと考え始めたのは、中学生の頃でした。中学卒業のタイミングでスペイン挑戦を考えましたが断念(すでに時遅しでした)。そして高校卒業のタイミングで、SFCに受からなかったらヨーロッパでプレーしようと考えながら、幸いにも合格。そして22歳のいま、ここドイツでプロキャリアをスタートさせることができました。」 「ドイツ3部リーグがブンデスリーガ(全国リーグ)になって以来、初の日本人選手だとのことです。そんな道に進めるのは全て、僕の周りにいる方々のおかげです。素晴らしく志の高い方々に囲まれています。そして、僕にはそんな方々と出会える運がありました。このご縁に、ただひたすら感謝するばかりです。」 「僕のサッカー選手としての夢は、プロになることでも、ヨーロッパでプレーすることでもありません。その遥か高いところにあります。僕が高いところに飛んでいくことが、その方々への恩返しになります。」 「そしていま、その第一歩を踏み出すことができたことも確かです。これから益々、面白いサッカー選手になれるよう、日々進化していきます。」 「HPはこちらをご覧下さい。」 正確な足元の技術と創造力を武器とする渡辺は、U-17日本代表選出経験もある非凡なチャンスメーカーだ。慶大ソッカー部ではボランチ、サイドハーフ、FWなど幅広いポジションで活躍し、昨季は関東リーグでチーム最多の5得点を挙げるなど攻撃の中心を担った。その実績と華麗なプレースタイルに加え、端正なルックスやサッカーへの真摯な姿勢から多くのファンに愛されているが、今季からは異国の地で新たな挑戦をスタートした。なお、VfRアーレンは同じく今年3月に早大を卒業するDF鈴木準弥とも契約を結んでおり、渡辺とともにプロキャリアをスタートさせることとなった。 近年、慶大ソッカー部出身の武藤嘉紀(経卒・現FSVマインツ05)に代表されるように、多くの日本人若手選手がドイツに渡り、世界レベルの舞台で活躍している。“慶大のスター”渡辺夏彦がその名を世界に轟かせる日を、楽しみにしたい。

(記事:桑原大樹)

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