【庭球（男子）】下村が決めた！接戦を制して３連勝／関東リーグ戦　ｖｓ法大

慶大は前半のダブルスで２勝１敗とリードして折り返す。シングルスではエースの藤原智也（環４・東山）が負けるなど波乱もあったが、Ｓ２の下村亮太朗（法３・慶應）が勝利を決め、ダブルスでのリードを守って５－４と接戦の末に法大を撃破した。

関東大学テニスリーグ戦　第３戦　vs 法大

９月１日（金）＠有明テニスの森

♢試合結果♢

慶大　〇５｛Ｄ２－１、Ｓ３－３｝４●　法大

D３の林・高木組は序盤から相手に圧倒され2ー4にもなり、粘るもタイブレークで第１セットは落とすこととなる。しかしここから勢いをつけ始めると、6ー１で相手を圧倒する。しかし第３ゲームでは相手も意地を見せ大接戦となる。最後まで粘るも１０ー１２で第３ゲームを取られた。

有本・菅谷組は序盤完全に流れをつかみ相手を圧倒する。第１ゲームを6ー３で奪ったが、第２セットからは相手が徐々に優勢となっていく。第２セットを4ー６で奪われるも、積極的に攻めていき、第３ゲームでは11ー９で大接戦を制した。

タイブレークに及ぶ激闘を制した

D1は藤原・下村組。序盤から安定感ある試合を続け第１セットを6ー３で取ると第２セットは接戦となるがタイブレークを制し、勝利を収めた。

眞田は序盤から相手に流れをつかまれ、粘るも３ー６で第１セットを奪われる。続く第２セットでは自身のプレーを少しずつ取り戻し、６ー４でここまでの分を取り戻した。しかし勝負の第３セットではまたも相手に崩され、2ー６で第３セットを取られた。

S5の高木は先ほどまでに行われていたダブルスの疲れを見せることなく２セットとも６ー2で流れをつかんだまま離さず勝利した。

シングルスで勝利をつかみ取った高木

林は序盤は自分のペースでプレーをすることで相手を圧倒し第１セットをものにするが、第２セットからはダブルスまでの疲れからか、徐々に相手のペースへとなっていく。第２セットを３ー6で奪われると、体がけいれんを起こすというアクシデントに見舞われる。なんとか復帰するもそのまま相手のペースで点を取られていき、2ー6でセットを落とした。

ダブルスで接戦を制し、シングルスでも勝利したい菅谷。第１セットでは相手のフィジカルに押され、タイブレークまでもつれこむ。しかしここは相手に一歩先を行かれ、セットを取られてしまう。第２セットでは完全に流れをつかみ、6ー１でセットを奪う。第３セットもそのまま自身のペースを掴んで連続でゲームを奪う。第3ゲームもその流れに乗るかと思われたが、ここで相手選手の体がけいれんを起こし、そのままリタイア。ダブルスに続きシングルスも勝利した。

単複で勝利しチームに大きく貢献した

先に藤原が負け、勝負の行方はS２の下村に託された。第１セットは相手を圧倒しセットを奪うも、第２セットでは接戦を繰り広げる。サービスエースや前陣で攻めるなど多彩な攻撃を仕掛けるが惜しくも５ー7でセットを奪われる。最終セットでは序盤は点をうまく決められずにいたが、ロビングやボレーなど多彩な攻撃を仕掛け、連続でゲームを奪う。最後は強烈なリターンで決め、６ー３でセットを取り、チームの勝利に雄叫びをあげた。

S１の藤原はダブルスまでの疲れからか、序盤はゲームを奪えていたが、徐々に相手にペースを奪われミスが増えていき、第１セットは3ー6で取られる。第２セットも自分のプレーを取り戻せずにいた藤原は、粘って点数を奪いに行くも、終始相手のペースに押され、ストレートで２セットを先取された。

（取材：岡澤侑祐、大泉洋渡、酒井里彩）

♢選手コメント♢

菅谷優作選手

ーー本日の勝利の感想

シングルス、ダブルス共に厳しい戦いでしたが自分もチームも勝つことができてよかったです。

ーーダブルス・シングルスどちらも接戦に。体力、メンタル的にどうだったか

ダブルスでは相手に先にマッチポイントを取られ精神的に押し切られそうだったのですが、部員の方々が応援してくれている姿を見てなんとか勝ってやろうと意地で立て直すことができました。シングルスの中盤では体力的にもきつい場面もありましたが、今までのトレーニングを思い出して踏ん張ることができました。

ーー次戦の意気込み

次戦も厳しい戦いになるかと思いますが、日頃よりサポートしてくださっている方たちに勝利で恩返しできるように頑張りたいです。