第75回関東大学バスケットボール選手権大会の初戦。対戦相手は昨年のリーグ戦において、入替戦進出を争う一戦で敗れ、2部昇格への道を絶たれた宿敵・國學院大である。
今年度副将の服部怜恩(商3・大垣北)を中心に、前半は攻守ともに相手を圧倒する。後半は國學院大の追い上げを受ける苦しい時間帯もあったが、服部の放った3ポイントシュートが勝利の決定打となり、76−69で勝利。接戦を制し、國學院大に昨年の雪辱を果たした。
2026/4/11(土) @成蹊大学 吉祥寺キャンパス | |||||
第75回関東大学バスケットボールリーグ戦 | |||||
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 |
慶大 | 22 | 16 | 15 | 23 | 76 |
國學院大 | 18 | 11 | 21 | 19 | 69 |
◆慶大スターティングメンバー◆ | |||||
SF | #6 服部怜恩(商3・大垣北) | ||||
PF | #7 中田大智 (理3・都立小山台) | ||||
SG | #9 柳本晴暖(理3・延岡学園) | ||||
SF | #11 桑原佑尚(総2・済々黌) | ||||
SF | #24 稲葉優生(文2・常磐大学) | ||||
第1Q開始15秒、服部怜恩(商3・大垣北)の3ポイントシュートで試合が動き出した。続けて、中田大智(理3・都立小山台)が國學院大のシュートのリバウンドを奪い、そのまま速攻からレイアップにつなげる。桑原佑尚(総2・済々黌)の3ポイントシュートや速攻も決まり、14−4と差を広げた。その後、國學院大に立て続けに連続得点を許したものの、服部のドライブや柳本晴暖(理3・延岡学園)と稲葉優生(文2・常磐大学)のコンビネーションで、簡単には流れを渡さない。主導権を握り続け、22−18と4点リードで第1Qを終えた。

第2Q、慶大は激しいディフェンスで、國學院大のオフェンスを苦しめる。服部がゴール下でファールを受けフリースローを獲得し、中田も果敢にリバウンドへ飛び込むなど、ペースは完全に慶大のものに。中盤には坂本惺野(商2・都立西)の技ありジャンプシュートや速攻からのドライブ、桑原のタフショットが決まり、17点差までリードを広げた。しかし終盤、國學院大の猛追を受け、ドリブルカットやフリースローで失点が続く。残り5秒にはアーリーオフェンスからフリースローを獲得するも決め切れず、最終スコア38−29、慶大の9点リードで前半を折り返した。

流れを渡したくない第3Q、9点リードで後半を迎えた慶大は、桑原の3ポイントシュートやパスカットからのレイアップで得点を重ねる。しかし中盤以降はオフェンスが停滞し、残り5分には1点差にまで詰め寄られる苦しい展開に。それでも、稲葉のゴール下シュートや服部のミドルシュートなど、要所で踏みとどまり、追い抜かれることなく53ー50で最終Qへとつないだ。

わずか3点差で突入した最終Q、柳本のパスから中田が得点を決めるなど、慶大は攻撃のギアを上げる。しかし國學院大も粘りを見せ、互いにパスカットやリバウンドを奪い合う激しい攻防の中、点差は徐々に縮まり、ついに68−68の同点に追いつかれる。
それでも慶大は崩れない。直後、服部のフリースローで勝ち越すと、柳本や服部がリバウンドで流れを引き寄せる。残り30秒には服部が3ポイントシュートを沈めて73−68と突き放し、会場を大きく沸かせた。終了間際には、リバウンドから柳本が速攻を決め、中田のフリースローで加点。追い上げを受けながらも最後は振り切り、76−69で勝利を収めた。
終盤の競り合いを制し、接戦を勝ち切ったこの一戦は、新体制チームの勝負強さを印象づけた。「宿敵」國學院大を打ち破ったこの経験は、昨年の悔しさを晴らすとともに、今後の戦いに向けた確かな一歩となるだろう。

(記事:本橋未奈望、新妻千里、星野友莉子 写真:中原亜季帆、星野友莉子)
▼以下、試合後インタビュー
〈#6 副将・服部怜恩(商3・大垣北)〉
ーー今日の試合を振り返って
今日の試合は出ているメンバーをはじめとしてベンチにいる選手たち客席にいるチームが一丸となって勝ち取ったものだと思います。そのため今はまず、勝てて良かったという気持ちが大きいです。
ーー國學院大は秋リーグからのリベンジとなりますが、どんな気持ちで臨まれましたか
ここ数年、僕が1年生の頃から國學院との試合には負けてしまっており、悔しい経験をしました。その思いもあり、國學院を自分の中では「宿敵」だと思っていました。今日の試合で勝つことができて、心から嬉しいです。
ーー勝ち越し点ともなる3ポイントシュートを決めました。接戦の中、どんな気持ちであのボールを取りましたか
マッチアップをしていた川上くん(※)とは仲が良かったこともあり、何とかシュートを決めたいと思っていました。その思いも届き、今日の試合ラストでシュートが決まってくれて、嬉しい気持ちでいっぱいです。
※川上新心(人間開発3・國學院久我山)
ーー次戦への意気込み
負けたら終わりのトーナメント戦なので、少しでも気を緩めず、このままチーム一丸となって勝てるように頑張ります。応援よろしくお願いします!
〈#7 中田大智(理3・都立小山台)〉
ーー今日の試合を振り返って
みんなで最後まで戦って勝ち切れたのが良かったと思います。
ーー試合中リバウンドや積極的なアタックが印象的でした。意識したことはありますか
今日は堂々と力強いプレーをすることを意識していたので、それが実現できて良かったです。
ーー後半は國學院大に追いつかれる場面もありましたが、どのようなことを意識して(またはチームで話し合って)勝ち切ることができましたか
ディフェンスとリバウンドのところを一番重要に考えていて、そこをしっかりチームでコミュニケーションを取ってプレーしたので勝利につながったと思います。
ーー次戦への意気込み
次戦(日本ウェルネススポーツ大戦)に向けて、チームでの一体感をもっと高めていき、より良い試合ができるように頑張っていきたいと思います。

