【野球】春季リーグ開幕戦前特集第1弾 新主将山﨑錬に迫る!

昨シーズンは春の優勝から一転、秋は5位に沈み悔しさを味わった。しかし新たな戦いはもう始まっている。昨シーズンは不動の3番打者として活躍し、新たに主将となった山﨑錬に、伊藤から引き継いだ主将への想いや今年にかける意気込みなど、現在の心境を伺った。

―主将に決まったのはいつですか

最後負けて、納会が終わって一週間ぐらいしてからですかね。

―どのようにして決まったのですか

監督からの発表で。

―その時に江藤監督からどのような声をかけられましたか

普通に監督が「お前、キャプテンでいくから」と言って、その時はそれだけだったんですけど、その日にどういうキャプテンになっていってほしいかということは言われて。

―その時の心境は

気が引き締まって、すごい「やるか!」という。気が引き締まりましたね。

―主将になったことで意識の変化はありますか

そうですね。今までも伊藤さんがキャプテンでやってきて、その中で自分もチームを引っ張るつもりでずっとやってきましたし、特に変わったという感じはないですかね。ほんとに気が引き締まってしっかりやろうという思いがまた一段と強くなったというだけですかね。

―その伊藤さんからはどんな声をかけられましたか

伊藤さんからは「期待しているから」という、特にたくさん声をかけてもらったというよりはほんとそれだけの一言メールいただいて、僕も伊藤さんに「期待しています」と言いました(笑)。

―その伊藤さんを引き継ぐわけですけども伊藤前キャプテンを参考にする部分と山﨑さんが自己流で変えていく部分があると思うんですが、それぞれ教えていただけますか

自分自身監督から「口で引っ張っていくというよりはまず自分がやってチームを引っ張っていってほしい」という風に言われたので、まぁ伊藤さんがそういうスタイルでやってきて自分もそういうとこは引き継いでいきたいなという風に思っていて、しっかりまず自分が誰よりも練習をこなすっていう面はしっかり引き継いで、あとは本当に伊藤さんがいなくなった分、全員でやっぱりカバーしていかなきゃいけないっていう面はたくさん出てくるので、野球の神様がいると思って、しっかりどこのチームよりも声を出して、泥臭く練習量をこなして自分たち全員でチームをつくっていこうという、そういう面で自分も後押しするというか、チーム全員を引っ張っていくじゃないですけど、そういうスタイルを自分としては作っていきたいと思っています。

―伝統の背番号10番を背負うことに対する思いをお聞かせください

そうですね、自分の場合は背番号1をつけさせてもらっていて、その背番号1もすごい歴代の先輩方が強い思いでつけていた背番号1なんですけど、やはり10番っていうのはそれにも勝るキャプテンの番号っていうことで、背番号10を意識するっていうわけではないですけど、やっぱり光栄ですし、その番号に恥じないようにやっていかなきゃいけないなっていう思いはあります。

―理想の主将像はありますか

自分自身監督からも言われているように、まず自分が一番練習量をこなしてしっかりとチームを背中で引っ張るじゃないですけど、そういう主将になっていきたいなと思っていますし、自分がまずやって、それプラスアルファで周りを見て声をかけてやっていけたらなという風に思います。

―高校の時も主将をされていましたが、背中で引っ張っていくというスタイルは高校の時も大学の時も変わっていませんか

どうですかね。まぁやっぱり、大学っていうのは本当にレベルが違いますし、みんな大人なので、本当に言葉で「こうやっていこう」って言っても説得力ないですし、しっかり自分がやってその姿勢を見せるだけでもみんながついてくるかなっていう風に思ってますし、全然違うと思いますね、やっぱり。

―新チームが始動していますが、今のチームの雰囲気はどうですか

すごいチームの雰囲気良くて、みんなでチームの雰囲気をつくっていこうという姿勢は見えますね。本当に野球の神様が見ていると思って、締めるとこは締めて明るいとこは明るくやれているんじゃないかと思います。

―今年のチームの強みと課題は何ですか

そうですね、強みは福谷とか大助とか投手陣がしっかり残っていますし、野手もやっぱり経験してる選手が多いっていうのは強みかなと思いますけど、それが弱みでもあるなと自分は思っていて、経験してる分受け身になったらもうその時点で終わりなので、その中でいかに伊藤さんが抜けた穴っていうのを意識して、しっかりと全員でやっていけるかっていう、それが課題かなっていう風に思いますね。

―昨シーズンを振り返って、春は優勝しましたが秋は5位に転落してしまった原因は何だと思いますか

僕が思うのは、春はすごい全然分からない、経験者が少ない中でのスタートで、右も左も分からないような雰囲気の中でがむしゃらにみんなでやっていったというか、勝つために全力で自分たちは弱いチームなんだからっていう気持ちがあった中で練習でも試合でもやれていたんですけど、優勝したせいというか、優勝した結果に少しおごりが出て、練習に対しても少し怠けるじゃないですけど、ちょっとメリハリがないというかそういう雰囲気があったんですよね。それがもう、野球の神様に、秋もあと一本のところで一本が出ていればたぶん5位というよりは優勝の可能性もあったシーズンだと思うんですけど、そこで見放されたのはそういうところかなと自分は思いますね。

―個人的にはどのようなシーズンでしたか

春は、1シーズン出たことがなかったので先発で出てみて、すごい何も分からない中でやっていたのが春なんですけど、いろいろ春の中で思ったことを秋ちょっと変えてみようと思って秋やって結構コロコロコロコロ自分のスタイルがないまま秋のシーズンを通してしまったんですよ。それで自分の中で、何て言うんですかね、なんかこう自分のものがないまま1年間通してしまったというか、なあなあというか、自分のバッティングのスタイルっていうのを固定しきれないまま秋が終わってしまったなっていう風に思っていて、それが結局途中で失速してから、自分自身失速してから戻れなかった原因の一つかなっていう風に思っていますね。

―その原因への対策は

これからはバッティングに関しては本当にシンプルにして、ちょっとダメな時があってもコロコロ変えるんではなくて、打撃をシンプルにして、それでやっていこうかなという風に思っていて、ダメでもそこで変えないというか、自分を貫く、それをやっていこうかなという風に思っています。

―現在チームと個人でどのような練習をしていますか

今は練習量をこなそうということで、バットを一日1200本というのをノルマで考えていて、今までは1000本ていうのを「振った~」みたいな感じでやっていたんですけど、それじゃダメだと、他大学が1000本を目標にやっている中で、同じことをしていては絶対にダメなんで、自分たちは1200本、それをさらに超えていく数字を残す練習量をこなそうということで今やっているんですけど。

―3月の合宿ではチームと個人でどのようなことを目標としますか

合宿では、今スイングとかが多いですけど、実際に前からくるボールを打って1200本っていう数を継続していきたいなという風に思ってますし、暖かくなるのでもっともっと体が動いてくるので、もっと振り込んでもっと充実したものにしてきたいですね、練習を。

―伊藤さんや伊場さんのような主軸が抜けますが、目指すチームスタイルは

伊藤さんが抜けた穴は全員でカバーするしかないですね。去年の秋の明治は下位打線がチャンスを作ったり、ランナーを返したりというのが見られて、あのように全員でどこからでも点が取れて、全員で守ってというスタイルをこの春秋はやっていかなければいけないなと思っています。

―その打線の中で山﨑さんが四番を打つ可能性が大きいと思いますが

どうですかね。三番かもしれないですし。そこはまだ全然わからないですけど、自分は今まで通りチャンスが来たらその一打席で結果を出すっていうことを、どの打順でもしっかりやっていきたいと思っていますね。

打ちたい打順は三番か四番でいったらどちらですか

どっちでもいいです(笑) チームが勝つのであれば。チームにとっていい方向に行くように監督が置いてくれると思うので、その打順で自分はやるだけです。

では打順はこれからの練習試合などを通して決まっていくということですか

多分そうだと思います。

山﨑さんの魅力は勝負強さだと思うのですが、打席に入るときに心がけていることはありますか

自分はいいイメージを持って打席に立つようにしています。今までやってきたことをここはこうでと考えるというよりは、いいイメージだけを持って打席に立っているかなと思います。

今年対戦したい投手はいますか

誰ですかね。みんなですかね(笑) 六大学はいいピッチャーが多いので。

警戒しているピッチャーはいますか

警戒しているピッチャーは…うーん…まだ人のことは考えていないですね。まず自分をつくって、自分がやっていくことしか考えていないので特に誰というのはないです。

ではライバルチームも全チームということですか。

はい。どこの大学もどっこいだと思いますし、自分たちがしっかりやっていかないと、そういうふうに語れるレベルではまだないです。

守備に関してもサードを守り無失策でしたが、守備に対する意識は

ピッチャーが打ち取ったゴロは絶対にアウトしようと思っていますね。あとスローイングのミスをしてしまうと、ピッチャーが打ち取ったのに…という感じでダメージが大きいので、そういうのをしっかりとこなしていけば、失策は0という結果が出てくるかなと思います。それは継続してやりたいなと思います。

今年の投手陣は頼もしいと思いますが、投手陣の印象は

経験豊富なピッチャー陣ですし、大助と福谷を軸に回っていくと思うんですけど、ひとつでも多くの白星をあいつらにもつけてやりたいです。僕があいつらにこうしてほしいというのは特にないです。あいつらが好きなようにというか、あいつらも勝ちたい気持ちは強いと思うので、僕たちは自分たちのことをやって、あいつらの手助けをして全員で勝つ。それだけですね。

野手陣の印象はどうですか

野手陣はまだまだ課題がたくさんありますし、投手陣も自分たちではまだまだ課題があるよと思っているかもしれないですけど、自分が野手で中心でやっているぶん、まだまだ課題はたくさんありますね。チームの連係のプレーであったり、個人の能力であってもまだまだミスが出るので、しっかりとそういう部分を押さえていって、シーズン入るときには守りの堅いチームをつくっていきたいなと思っています。

日大三高出身の横尾選手や慶應義塾高校出身の谷田選手が期待の新入生として入部しますが

やっぱりすごい活気が出ますよね。新しい選手が入ってきて、今まで下からの底上げが無かったとは言わないですが緩かった面があったので、あの二人が入って下からのチームの底上げというのが出てくると思いますし、あの二人の新鮮な感じでチームに新しい雰囲気が生まれて今はすごく雰囲気がいいです。

チーム内で注目の選手やブレイクしそうな選手はいますか

誰ですかね。わからないな(笑) みんなですかね。みんなこの冬振り込んできましたし、俺がやってやるという気持ちはみんなが持っていると思いますね。

今年は最終学年になりますが最終学年としての意気込みは

もう慶應のユニホームを着られるのもあと2シーズンしかないので、しっかりと結果を残して、終わりたいなと思っています。あとは春秋連覇して、日本一を二度取るということを目標にやっていきたいと思います。

ではチームの目標は二度の日本一ということですね

はいそうですね。春秋連覇、二度の日本一です。

個人的な目標は

三冠王です。

三冠王の先にはプロという道も見えてくると思いますが

そうですね。それくらいやって、プロという結果がついてくれば最高ですね。

3月10日に開催される東日本大震災復興支援ベースボールマッチでは大学選抜チームに選ばれましたが

そうですね。大学の代表レベルを肌で感じることができるので、この前も強化合宿に呼んでいただいて、トップレベルはこういうレベルなんだというのを感じることができたので、自分にとっては大きい経験でした。大学日本代表候補というチームの中でやれたことで、一年生じゃないですけど、しっかり声出してやろうっていうのもチームに持ち帰って、今やれているのはすごい大きいかなと思います。

特に目立ったすごい選手はいましたか

みんなすごいですよ。みんな野球に対して熱いですし、声出しますし、本気で野球やっているなと。すごい楽しかったです。

同じチームに福谷選手や竹内大助選手のようなドラフト候補の選手がいることについてはどう思いますか

野手と投手では全然違いますけど、高いレベルを目指してやっている仲間がチームにいるっていうのは、自分も影響受けますしすごいいいことだと思います。

オフの日は何をして過ごされていますか

僕はジムに行っています。ジムに行ってトレーニングしてオフは終わりです(笑) 映画観たいなと思って、「映画観てくるわ」って同部屋の只野に言ってから行くんですけど、ジム行ってると遅くなっちゃうんでそのまま帰ってきます。

毎日野球漬けというかほとんどオフではないですね

ジム楽しいですよ。結構ジムは好きで行っています。ウエートトレーニングなどで体がでかくなって、打球が飛んだりすると、やっててよかったなって思ったり、こっちの方向は今まで大きい当たりが無かったのに大きいのが飛ぶようになったりすると楽しいなというかまだまだ奥深いなと思えて最高ですね。

余談ですが伊藤さんから野球部に車が寄贈されましたが

結構高いらしいんですよね。でもこうやって後輩に何かを残してくださるっていうのはすごいですよね。いい伝統なので僕たちももしプロに行けたら残していきたい伝統だなと思います。

最後にファンにむけて一言お願いします

去年の秋のシーズンで負け続けて負けるのはもういいと思っています。だからあとは勝ち続けることだけを意識してやっているので、ぜひ神宮に足を運んでください!

―お忙しい中ありがとうございました

By Yui Furuya, Masao Honda

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