実力派揃いの1年生が加入し、大きな期待の中で迎えた春季大会初戦。スタメンにも数多くのルーキーが名を連ね、経験豊富な上級生とフレッシュな新戦力が共に躍動する、見応えのある一戦となった。
第1ピリオドにFW・芝田光希(経3・都市大附属)のゴールで先制した慶大は、第2ピリオド開始直後にもFW・ラカラ・ロッコ(総2・Burnaby Central Secondary School)追加点を奪うが、逆転を許す苦しい展開に。しかしFW・石村虎太郎(理2・慶應湘南藤沢)のゴールですぐさま同点に追いつき、3ー3で第3ピリオドへ突入。第3ピリオドもFW・小島壯太(経2・慶應)のゴールで一時はリードしたものの、キルプレー間に追いつかれ4ー4で勝負はPSSへもつれ込む。FW・三田輝明(経4・慶應)とFW・冷水璃穏(経1・慶應)が冷静に成功させ、GK・山林慈英(法1・慶應)も好守を連発。終始リードを奪い合う手に汗握る展開となったが、最後まで集中力を切らさなかった慶大が見事な白星を収めた。
2026年5月6日(水)17:30試合開始 @東伏見ダイドードリンコアイスアリーナ
| 1P | 2P | 3P | PSS | TOTAL |
慶應義塾大学 | 1(6) | 2(18) | 1(8) | 1(1) | 5(33) |
青山学院大学 | 1(7) | 2(10) | 1(4) | 0(0) | 4(21) |
※()内はシュート数
【メンバー】
慶應義塾大学
1. 石村、冷水、ラカラ、大林
2. 三田、芝田、栖原、茨城、福谷
3. 竹林、中尾、小島、土井、仁王、久恒
4. 宮部、生原、沖野、伯野
GK:山林 控え:秋田
【慶大得点者】
【1P】
7分8秒 FW・芝田光希(アシスト:FW・三田輝明、FW・冷水璃穏)
【2P】
23秒 FW・ラカラ・ロッコ(アシスト:FW・冷水璃穏)
13分45秒 FW・石村虎太郎(アシスト:FW・冷水璃穏)
【3P】
2分21秒 FW・小島壯太
第1ピリオド、両陣を行き交う激しい攻防が続く中、相手の反則によりパワープレ―(5対4の数的有利)のチャンスが訪れる。FW・芝田光希(経3・都市大附属)が先制点を決める。

その後も果敢にシュートを放つなど攻撃の場面が多かったが、FW・棚橋悠紀(総合文化政策4・埼玉栄)に右肩を突くゴールを決められ、同点に追いつかれる。終盤はゴール前にパスを通される場面も多かったが、GK・山林慈英(法1・慶應)の好セーブにより追加点は許さなかった。第1ピリオドを1-1の同点で終える。
逆転したい第2ピリオドはすぐに試合が動く。開始23秒でFW・ラカラ・ロッコ(総2・Burnaby Central Secondary School)が早くもゴールを決め、逆転に成功する。

しかし、青学大も黙っていない。慶大DZ(守備ゾーン)で激しくぶつかり合いながらも、第1ピリオドにも得点を許したFW・棚橋に隙をついたゴールを決められ、またもや同点の展開に。勢いに乗った青学大はさらに続けてFW・角丸洸斗(総合文化政策2・武修館)にGKの左を抜くゴールを決められ、ついに逆転を許してしまう。それでも慶大チームはピンチの中を冷静にプレーし、相手のゴールから1分もたたないうちにFW・冷水璃穏(経1・慶應)のアシストとFW・石村虎太郎(理2・慶應湘南藤沢)の見事な連携プレーによって鋭いシュートが決まり、すぐに同点に追いつく。

その後も両チームとも互いのAZ(攻撃ゾーン)・DZを行き交う激しい攻防を繰り広げながらも、得点にはつながらず、そのまま3―3の同点で第2ピリオドを終えた。
同点のまま迎えた第3ピリオド。先に試合を動かしたのは慶大だった。FW・小島壯太(経2・慶應)がゴールを決め、慶大が勝ち越しに成功。会場の歓声も大きく沸き上がった。

しかし直後、反則によりキルプレー(4対5の数的不利)となる。数的不利の中、FW・棚橋にまたもやゴールを許し、再び同点に追いつかれてしまう。再度リードを奪いたい慶大は攻撃姿勢をさらに強めるも、青学大の堅いディフェンスに阻まれ、得点の機会を逃す。
その後、慶大にパワープレーのチャンスが訪れる。この数的優位の時間帯で得点を狙うが、相手守備陣の粘りもあり、勝ち越しゴールとはならなかった。激しいぶつかり合いの中でも両チームともに譲らない攻防が続く。第3ピリオドを4ー4の同点で終え、勝負はPSSにもつれ込む。FW・三田輝明(経4・慶應)がシュートを決めると、FW・冷水も続けて成功。また、GK・山林は失点を1点に抑える素晴らしい活躍で見事初戦を勝利で飾った。

(取材:浅井外熙、神谷直樹、小林由奈、姜紫涵、檜森海希 記事:小林由奈、姜紫涵、檜森海希)
【選手インタビュー】
🔷チーム一番手としてPSSで成功した主将・FW・三田輝明選手

━━チームとして本日の試合を振り返って
なんとか勝利を収めることができましたが、弊部の課題が浮き出た試合であったと感じています。対人プレーの強さ、チームプレーの徹底など、まだまだ修正が必要な部分が多く見つかったので、それらを克服できるように尽力していきたいです。
━━今シーズンのチームとしての目標
早慶戦勝利と秋リーグ5位を今シーズンの目標としています。昨年はどちらも叶わなかったので、今年こそはリベンジを果たせるようにチーム一同頑張りたいと思います。
━━三田選手ご自身の目標
個人としては氷上以外はもちろんのこと、主将として氷上でも部を牽引できるような存在を目指しています。結果を残すことも重視しますが、それ以外の運動量や泥臭さなど、慶應アイスホッケー部らしいプレーを誰よりも体現し、チームを勝利へ導きたいです。
🔷PSSで見事1失点に抑える活躍を見せたGK・山林慈英選手

━━本日の試合を振り返って
まずは、GW最終日にも関わらず多くの方々に会場へ足を運んでいただき、本当にありがとうございました。たくさんのご声援がチームの力になりました。
チームとして新チーム初試合を勝利することができ、次戦にコマを進めることが出来た点は嬉しく思います。
ですが、守備陣での連携やコミュニケーションの面では課題も多く、失点を重ねてしまった点については、10日の中央戦に向けて、改善していかなければならない点であったと感じました。
まずは、今大会を満足のいく結果で終わらすことが出来る様、チーム一丸となって頑張って参りますので変わらぬご声援のほどよろしくお願い致します。
━━今シーズンの山林選手ご自身の目標
目標は、早慶戦で勝利することです。
個人としては、U20世界選手権Div1BでベストGKに選出されることを目指しています。

