【バスケ】因縁の早慶戦。激戦の末に惜しくも敗れ去る 早慶戦 男・女本戦

試合開始

遂に待ちに待ったこの大会の日が訪れた。第71回早慶バスケットボール定期戦だ。現在2連敗中ではあるが、「ここ数年で一番メンバーが揃った」(蛯名)こともあり、期待のかかる早慶戦となった。しかし、怪我のためチームの大黒柱であるセンターの本橋を欠いて試合に臨むことに。窮地に立たされた慶大はスモールラインナップで、早大に立ち向かうこととなった。それぞれがそれぞれの思いを背負って戦う1年に1度の大舞台。1部の早大に慶大がどこまで食らいつくことができるのか。下馬評を覆すことができるのか。試合は互いに主導権を取り合うシーソーゲームとなり、一瞬たりとも目を離せない展開となった。

2013/06/08(土) @国立代々木第二体育館
第71回早慶バスケットボール定期戦 男子本戦
  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
慶大 14 10 24 17 65
早大 14 23 7 30 74
◆慶大スターティングメンバー◆
  選手名(#背番号・学部・学年・出身校)
PG #18 福元直人(環2・福大大濠高)
SG #4 蛯名涼(法4・洛南高)
SF #10 矢嶋瞭(総4・福大大濠高)
PF #11 権田隆人(政3・慶應高)
C #23 黒木亮(環2・延岡学園高)

福元は、持ち前の広い視野でゲームをコントロールした。

福元は、持ち前の広い視野でゲームをコントロールした。

伝統の早慶戦は、慶大ボールで試合開始。1Q序盤は早慶戦の特別な雰囲気に呑まれたのか、互いにリングに嫌われ、無得点の時間帯が続く。その沈黙を打ち破ったのは早大だった。8分30秒に早大がゴール下で得点し、初ゴール。慶大は1対1で攻めるも、早大の高さに苦戦を強いられる。堅いディフェンスの前に攻めあぐねる慶大であったが、徐々にペースを掴み始める。蛯名がドライブインで相手を引き寄せ、権田のゴール下をお膳立て。また権田の速攻、大元孝文(環2・洛南高)のオフェンスリバウンドからの得点、福元のレイアップなどで、残り2分で10-10の同点に。拮抗した展開の中、互いにイージーミスが目立ったものの、それぞれ得点を重ねた。残り37秒で12-14の慶大2点ビハインド。蛯名のオフェンスで早大からファールを奪い、慶大のラストプレーで1Qを締めることとなった。残り時間も少ない中での慶大のオフェンス。伊藤良太(環3・洛南高)がボールをコントロールしながら、その時を待つ。残り僅か、伊藤が厳しいプレッシャーをかけられながらもミドルを放った。ブザーが鳴り響く中、放たれたボールは綺麗にリング中央へ。その瞬間、伊藤渾身のガッツポーズが飛び出し、会場のボルテージは最高潮に。劇的な立ち上がりを見せ、慶大は幸先の良いスタートを切った。

ブザービーターを決めた伊藤を、笑顔で迎えるベンチ。

ブザービーターを決めた伊藤を、笑顔で迎えるベンチ。

主将の蛯名は、体を張ってチームを鼓舞した

主将の蛯名は、体を張ってチームを鼓舞した

2Q序盤も、1Q同様一進一退の攻防が続く。慶大は権田のジャンパー、伊藤の確実なフリースローで得点を稼ぐ中、早大は与えられたフリースローを全て沈め、バスケットカウントや速攻などで一気に12点差をつけた。更に、慶大は本橋祐典(環4・佼成学園高)不在のインサイドを支えていた権田が、3つ目のファウル。ベンチに退かざるをえない、厳しい流れとなってしまう。徐々に相手の方へと傾きだした流れを、慶大は阻止することが出来ず。高確率なシュートで得点を積み重ねていく早大に、慶大は付いて行けない。一気に点差を開けられてしまい、ロースコアなこの日のゲームにおいては痛すぎるビハインドを背負うことになってしまう。これ以上離されたくない状況の中、慶大は蛯名が、リバウンドやルーズボールで必死に対抗。玉際での競り合いで執着を見せ、主将が「らしい」泥臭いプレーでチームを鼓舞する。伊藤がオフェンスリバウンドから得意のスクープショットを決めて早大に食らいつくも、反撃はここまで。このQを僅か10点に押さえ込まれてしまった慶大は、37-24とリードを二桁差に大きく広げられ、前半を折り返す。

伝統の早慶戦も今年で71回目。代々木第二体育館には、多くの観客が詰め掛けた。

伝統の早慶戦も今年で71回目。代々木第二体育館には、多くの観客が詰め掛けた。

3Qの逆転劇に大きく貢献した大元。彼のプレーには、会場も大きく沸いた

3Qの逆転劇に大きく貢献した大元。彼のプレーには、会場も大きく沸いた

13点という大きな差を、いかに詰められるが鍵となる3Q。勝利に燃える慶大は、試合の入りからエンジン全開だった。点差を縮めるべく、前から積極的なプレッシャーをかけた慶大だったが、この圧力に早大バックコート陣は大慌て。3Qではディフェンスが機能した」(大元)という言葉通り、スティールや相手のシュートミスから、多くのチャンスが慶大にもたらされた。そのチャンスを得点に繋げたのが、2年生スコアラーの大元であった。積極的にゴールにアタックし、ドライブやジャンプシュートなどの多彩なプレーを武器に、短時間で8得点を荒稼ぎ。反撃の狼煙を上げた。これで勢い付いた慶大は残り4分、ガード陣がバックコートから積極的なディフェンスを仕掛け、2連続スティール。遂に42-43と、早大の背中を捉えてみせる。慶大の十八番であるトランジションバスケットがうまく機能した時間帯であった。そして、この日得点面でチームを牽引する大元の3ポイントで、慶大は2分45秒を残したところで遂に逆転に成功する。大きく湧き上がる応援席と詰め掛けた観客からの声援を背に、その後も攻撃の手を緩めることはなかった慶大。勢いそのままに最上級生の矢嶋が1対1をしっかり決め、流れを早大に渡さなかった。この3Qだけで24-7と攻守ともに早大を圧倒した慶大。48-44と4点リードで、運命の最終Qを迎える。

逆転の瞬間には、ベンチも大きく沸いた。

逆転の瞬間には、ベンチも大きく沸いた。

積極的なシュートとドライブでチャンスを作り出した矢嶋。

積極的なシュートとドライブでチャンスを作り出した矢嶋。

勝負の最終Q。慶大は3Qのいい流れを維持できるのか、またこの大舞台で早大相手に最後まで粘りを見せることができるのか。4Q開始早々、早大に立て続けに3ポイントを沈められ、一気に48-50と逆転された。この流れを断ち切らなければいけない慶大は、矢嶋の攻守に渡る積極的なリバウンドから、矢嶋が自らミドルを決め、同点とする。ここから、早大は一気に突き放しにかかる。慶大のイージーミスから速攻に繋げるなど、速い展開で7点まで点差を広げた。今まで勝負所で踏ん張りきれないことが課題であった慶大は、この大一番で粘りを見せる。伊藤がトップの位置からスリーポイントを沈めれば、伊藤のスティールから、蛯名が矢嶋の速攻をアシストし、早大相手に一進一退の攻防を繰り広げる。残り3分半、早大が3点リード。1つのミスが致命的になってしまう時間帯。ここで、ミスをせず、チャンスを確実に得点に繋げたのは、早大の方だった。正確なミドル、スティールからの速攻などで、残り1分で、62-68と早大が圧倒的に有利な状況とした。慶大は最後のタイムアウトを要求し、ここ大一番に勝負をかける。タイムアウト後、味方が外したこぼれ球を、大元が3ポイントラインからシュート。美しい放物線を描き、ボールはリングに吸い込まれて3点差。その瞬間、会場は一気に盛り上がりを見せた。しかし、その喜びもつかの間。早大がすぐにゴール下で容易に得点し、残り14秒で65-70と慶大の追随を許さなかった。慶大はファールゲームに突入するも、早大はフリースローを1本も外すことはなかった。そのまま無情にもブザーが鳴り響き、悔しい幕引きとなった。試合終了

負傷により、無念の欠場となった本橋。秋のリーグ戦での復活を誓う。

負傷により、無念の欠場となった本橋。秋のリーグ戦での復活を誓う。

早慶戦は、なにが起こるかわからない――。誰しも試合が終わるまで、勝負の行方は分からなかった。本橋不在によるスモールラインナップは「早稲田のリズムが壊れる」(佐々木HC)要因となり、慶大の新たなチームスタイルの可能性を垣間見ることができただろう。その結果、試合は主導権が目まぐるしく入れ替わるシーソーゲームとなり、息をのむ試合展開となった。しかし勝負所の終盤、「リバウンドの部分」(大元)で一歩及ばず、善戦むなしく惜敗を喫した。ただ、落ち込んでばかりもいられない。秋に向けての課題はいい流れをどれだけ継続できるか」(蛯名)と、リーグ戦に向けての課題がすでに明確になっている。1部昇格を達成するための準備期間も僅か3か月。残された時間は多くはない。しかし長いリーグ戦の前に、新人戦が控えている。慶大が迎え撃つのは、昨年も新人戦初戦で対戦した東京成徳大。多くの下級生がチームの中心として活躍している慶大は圧倒的な強さで勝利を収めてくれるに違いない。

(記事: 丸山由鶴)

2013/06/08(土) @国立代々木第二体育館
第71回早慶バスケットボール定期戦 女子戦
  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
慶大 5 7 8 5 25
早大 38 34 26 25 123
◆慶大スターティングメンバー◆
  選手名(#背番号・学部・学年・出身校)
PG #6 玉橋美咲(商3・三条高)
SG #5 軽部陽子(政3・柏陽高)
SF #8 虎岩里佳(商2・慶應女子高)
PF #10 遠藤真央香(理2・横浜平沼高)
C #4 森下綾(総4・慶應湘南藤沢高)

最後まで攻撃の姿勢を崩さなかった、主将の森下。

最後まで攻撃の姿勢を崩さなかった、主将の森下。

男子本戦に先立って行われた、女子早慶戦。1部リーグに所属する強豪校である早大相手に、どれだけ自分達のバスケットを出せるか。相手は圧倒的に格上だが、チャレンジャーとしての課題を持って幕を開けた運命の一戦。出だしこそ遠藤の3ポイントで上手く滑り出すものの、以降はその実力差を見せ付けられる形となる。強力なプレスディフェンスの前に、ボールをハーフラインより先に運ぶことが出来ず。慶大も必死にボールを繋いでリングに迫ろうとするが、高さと技術を兼ね備えた宿敵の壁を打ち崩せない。6分が経過したところで森下がカットインから得点を奪うまでに、5-22と大きく離されてしまう。途中投入された新入生の中村実里(文1・八雲学園高)がボールを運び出してからはプレスを突破出来るようにこそなったものの、堅いディフェンスを崩して得点るまでには至らず。2Qの7分が過ぎた頃には6-63と、大きなビハインドを背負うことになる。だが、このまま黙って終われない慶大が前半終盤に意地の反撃。再投入された中村が立て続けに2本の3ポイントを決めてみせると、ベンチと会場は大盛り上がり。森下もファウルを誘うカットインを見せるなど、リングへの強いアタックで一矢を報いた慶大。12-72で前半を終える。

チーム一丸となって、最後まで戦う姿勢を貫いた

チーム一丸となって、最後まで戦う姿勢を貫いた

森下主将のジャンプシュートで幕を開けた、後半の慶大。前半こそ圧倒的な力を見せ付けられたが、後半からは堅さも取れたのか、下級生が多い今年のチームは前半以上の運動量を見せ、早大の背中を追う。チーム全員でボールを運び確実にフロントコートに到達出来るようになると、毎オフェンスを確実にシュートで終われるようになる。これでようやくリズムを掴み出した慶大は、果敢なオフェンスからフリースローを獲得。これを遠藤、森下が決めて着実に加点して行くと、3年生の軽部も3ポイントでその勢いに乗る。ディフェンスでも、早大の高さにこそ対抗手段を欠いたものの、全員で足を動かす懸命なディフェンスを披露。点差こそ離されたものの、早大に必死に食らい付いて見せる。3Qで見せた粘りのバスケットは、4Qに入っても変わらない。森下の積極的なオフェンスに引っ張られる慶大は、速攻の先頭を走った酒井亜弥(看2・愛知淑徳高)が、中村のアシストから完全に抜け出してレイアップシュート。ようやく綺麗な形で早大のディフェンスを崩すことに成功すると、虎岩も速い攻撃の流れの中からジャンプシュートを沈め、チームの25点目を記録。その後も、少しでも差を縮めようと奮闘し続けたが、やはり強豪校の壁は高かった。シュートチャンスこそ継続して作り出すも、得点を奪えず。25-123で試合終了のブザーを聞くこととなった。

1部の早大に対し、果敢に向かって行った4部の慶大。やはり力の差は大きかったが、「最後まで攻め気を忘れない」(森下)という意識を持ち続けた彼女達のプレーには、代々木第二体育館に訪れた人々からも拍手が送られていた。大きな実力差の前に敗北を喫した慶大だったが、プレスを掻い潜れるようになってからは、主将の言葉通りの攻め気を武器に、確実にシュートで終わることが出来ていた。ディフェンス面でも、高さという物理的な壁にこそ屈したものの、プレッシャーをかけて相手のシュートをミスさせることには成功している。「今までやって来たことを強豪の早稲田相手に出せた」(森下)部分も、多々見受けることが出来たのだ。後は序盤に見られたようなミスを減らし、自分達のバスケットを少しでも長い時間徹底して行くこと。敗北こそ喫したものの、手応えはあった。敗戦を糧に得た教訓を以って、彼女達は秋のリーグ戦で必ず成功を手にしてくれることだろう。

(記事大地一輝)

◆試合後コメント◆

佐々木三男HC

3週間、小さな目標を達成しましょうという練習を達成できなかったのが、試合で出ているということです。パスミスとか、意思疎通の無さとか。(センターの本橋の不在について)もしかすると、リーグ戦もそのような戦い方をしなければならないかなと思っていたので、ちびっ子軍団ラインナップを1日練習しました。それで早稲田のリズムが壊れたから、もったのかなと思います。成果が出れば、通用したかなと思うのですが。勝つときは、1つ小さな目標を設定すると、それは偉い勢いで達成する意欲はあったのですが、今はその意欲があまり感じられないんですね。 (早慶戦への意気込み)僕はあまり特別な意識はもっていないです。ただ1つの公式戦だけど、周りがいい環境をつくってくれて、ある意味インカレの決勝を毎年毎年やっていると同じなのです。その経験を生かせないともったいないでしょ、と。今年の下馬評で言うと、お客さんが0でもおかしくないと思います。早慶戦というブランドを自分達のものだけにするのではなくて、社会的財産にするためには、君たちがいい試合をしないと社会的財産にならないと言っています。世の中に広く知ってもらうためには勝たないといけないので、負けてしまって残念です。(3Qにピークがきて、終盤に息切れしてしまった)去年もそうでしたね。3週間で小さな目標を達成する練習をしてきたのですが、それが試合で1回しかできない。それが息切れに見える。あれだけやれる力は潜在的にもっている、でもそれを再現できないんですね。再現性を高めるためには心と頭が大事なんです。スポーツは自分を変えながら表現することをしなければ、面白くもなんともないと思っています。慶應の選手はお人好しなんですよね。日常生活はとてもいい子なんですけど。 (次の試合に向けての抱負)新人戦は小さな成功体験が必要なので、自分のミスをしたことやいいことを伝えてあげなさい、と3、4年生に伝えてあります。それから秋に向けてはタイトなスケジュールなので、それをちゃんと把握しておきなさいと言ってあります。

[G] 蛯名涼(法4・洛南高)

自分の役割が果たされていませんでした。シュートを決めたり点を取ったり、試合に影響するプレーをするのは矢嶋だったり大元だったり伊藤なので、それをどれだけ引き出せるかかなというのをひしひしと感じています。秋に向けての課題はいい流れをどれだけ継続できるかというところです。そのためには自分たちの力が出しきれないと僕らは勝てないので、それをどうするかというのを秋の課題として残して終えたシーズンだと思いました。(本橋選手の離脱について)一つみんなポジションが下がったんですけど、出てる上級生が核となってリバウンドを抑えられたので、そこは心配してませんでした。3Qでは逆にディフェンスが機能した気もしましたし、あいつの想いというのを背負いながらできた気はします。(HCが前強かったときよりも意欲が足りないとおっしゃってますが)やらせようという意欲がないかもしれません。僕は口で言う主将ではなく、それがプレースタイルに現れているか微妙なんですけど、みんながシュートを打ちやすいようにパスを出そうと思ってドライブするし、一本でも多くと思ってリバウンドを取りに行くし、絶対にあいつを止めようと思って河上(#21)につきにいくし、その部分では引っ張ろうと思ってます。ただ先生はそれ以上にキャプテンに求めているものはきっとあるのかなと思います。リーダーシップを持たなければいけないですね。難しいですけどね。でも田中と一緒に二人で一人という感じでやっていければなと思います。(逆転した部分で甘い部分が出がちですが)玉井や木村のところでやられてしまいましたね。俺がそこで甘いって言えればいいんですけど。僕が河上を止められても他がやられちゃっていうところなんですよね。(下級生の新人戦について)今年は青学大にさえ勝てればと思います。なんとかなると思います。

[G] 大元孝文(環2・洛南高)

1Q入りの6分くらいは、最初に先生が提示して下さったゲームプランと、少し違う動きを5人がしていて、そこでもたもたしていたというか…。早稲田ももたもたしていたんですけど、そこで慶應は波に乗れなくて、そのままの勢いでずるずる行っちゃった感じですね。あとは終盤にやっぱり相手のオフェンスリバウンドを抑えられなかったです。(競った際に考えていたことは)ボールを持ったら1対1をするように言われていたので、ボールを持ったらとりあえずゴールを見ることを意識したんですけど、早稲田の11番の河合くんが高校時代もやってきた相手なので、ある程度ベンチから指示が出る前にそこを僕が対処された部分で思うようにボールを触れなかったっていう感じです。(早慶戦への思い入れについて)去年の早慶戦の試合内容を全く覚えていなくて…。緊張していたんだと思うんですけど。それで4年生がそれぞれの思いをミーティングで語ってくれたり、スタッフの方の話を聞いたりしていると、相当強い気持ちを持っていて、『4年生のために何としても』っていう気持ちはありました。(試合内容について思うことは)前半ちょっと差をつけられてしまった部分もあったんですけど、後半で慶應のディフェンスから速攻っていう部分での連続得点もあって良い流れになったときに、4Qの入りで河合くんに3ポイントを決められたり、玉井さんに3ポイントを決められたりっていう部分で流れの途切れっていうものがどうしても出てしまったので、そこを修正できていれば、多分あんな追いかける展開にはならなかったんじゃないかなと。(一歩及ばなかった原因は)リバウンドの部分で、慶應がオフェンスリバウンドに行っても河上さんに全部取られていて、玉井さんや池田くんが積極性にオフェンスリバウンドに飛び込んできて、そこを対処できなかったっていうところですね。(今後の抱負は)練習中でもある程度は自分の1対1が通用することが分かったので、そこを最初から出せるようにしていくことと、明後日から新人戦が始まるので、この勢いをそのまま試合につなげられるようにします。新人戦は僕もラストなので、結果を出せるように頑張っていきたいと思います。

[C] 森下綾(総4・慶應湘南藤沢高)

正直もうちょっと得点を取りたかったっていうのが一番でした。今年のチームは私以外ほとんど早慶戦に出たことがない2・3年生主体のチームで、その中で早稲田という強豪と戦ったことで、前半にやっぱり皆が力の差というものに衝撃を受けてしまって、対応するまでに時間がかかってしまったことが悪かったと思っています。ただその中でも成功したプレーもあって、自分たちが今までやってきたことを強豪の早稲田相手に出せたことっていうのは絶対にこれからの試合につながるものだと思っています。(個人的に何を意識して臨んだか)私にとっては最後の早慶戦なので、とにかく自分の持ち味が『シュートを決めること・攻めること』だったので、 どんなにやられても最後まで攻め気を忘れないということだけは意識していました。(チームとして念頭に置いていたことは)やっぱり春にずっとやってきたことを一つでも多く出して、自分たちの実力を試そうっいうことを思っていました。(チームとしての今後の抱負は)私たちは去年のリーグ戦で3部から4部へ降格してしまった経験があるので、これからは秋のリーグ戦に向けて3部に昇格するっていうことを目指して頑張りたいと思います。

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