【男子バレーボール】セッター野口復帰で完勝! 東日本インカレ1回戦

1回戦

いよいよ開幕した東日本バレーボール大学選手権大会(通称:東日本インカレ)。「前半戦における集大成」(岡田主将・商4)と語るように選手たちにとっては、夏前の自らの実力を証明することができる最後のチャンスである。慶大は1回戦をストレート勝ちという良い内容で勝ち上がった。

6月20日(木) 第32回東日本バレーボール大学選手権大会 1回戦vs大東文化大 @墨田区総合体育館

得点
慶大 セット 大東文化大
25 18
25 20
25 18
負ければ終わりの、緊張感あふれるトーナメント戦。とくに慶大が属するHブロックは7チーム中6チームが関東大学リーグ2部以上という、実力校ぞろいの激戦区である。慶大の初戦の相手は大東文化大。昨年2部リーグへと昇格を果たした、新進気鋭のチームである。

久しぶりのスタメンとなった野口⑫

久しぶりのスタメンとなった野口⑫

慶大はこの試合からスタメンにセッター野口(環3)が帰ってきた。秋季リーグ以来、久しぶりのスタートからの出場である。「セッターのことを考えるよりも、チームの皆と楽しくやろうと心がけた」という野口は序盤から伸び伸びとプレー。3年間チームメイトと培ってきたコンビはさすがの安定感を見せ、大東文化大につけ入る隙を与えない。柳田(環3)のスパイクや益田(政4)の1枚ブロックも炸裂するなど良い流れをつくり、第1セットを25-18で取る。

だが、第2セット。サーブを持ち味とする大東文化大に対し、慶大はなかなかリードを広げられない。サービスエースを奪われる場面もあり、細かなミスも見られるようになる。しかし、ここから星谷(理4)のクイックなどが効果的に決まり、野口にも「楽しくやれていること」の象徴という、ダイレクトスパイクが飛び出す。セット終盤に力の差を見せ、25-20で2セットを連取する。第3セットは序盤こそリードを許したものの、柳田のサービスエースなどで中盤以降は盤石の試合運びであった。第3セットも25-18でとり、ストレート勝ちを収めた。

スパイクを打つ柳田⑨

スパイクを打つ柳田⑨

トーナメント戦であるがゆえに、より一層「入りを大事にしよう」(岡田)と心がけた慶大。その言葉通り、見事な勝利で幸先の良いスタートを切ることができた。2回戦の相手は法大。春季リーグではフルセットまでもつれた相手である。その後には、昨年のインカレ王者・筑波大も待ち構える。前半戦の集大成である東日本インカレで、新チーム初のタイトルを獲得へ向け、いかに伸び伸びとプレーできるか。帰ってきた司令塔・野口を中心とした慶大バレー部から、目が離せない。

(文・写真 古尾谷拓真)

選手コメント

岡田拓巳 主将

(今日の試合を振り返って)東日本インカレは僕らにとって、前半戦の集大成ということで、セッターも(野口)剛志郎に戻しましたし、早慶戦では不安があったコンビが心配せずに進められたので、良かったです。トーナメント戦なので、入りを大事にしようということを言っていて、ちょこちょこミスはありましたが結果的に3-0で勝てたので、この流れを大事にしていきたいです。(早慶戦から中3日でしたが、調整はいかがでしたか)早慶戦に照準を合わせていた訳ではなく、東日本インカレへと向かう過程に早慶戦があると考えて計画していたので、そこまでのメンバーの体調管理や練習の強度はコントロールできたと思っています。休みがなかったということで苦しいということはなかったです。(課題のサーブカットはいかがでしたか)今日もなかなか苦戦した所も多かったのですが、逆にあのような(高いレベルの)サーブを今日受けられたことは良かったです。明日以降はジャンプサーブが強力なチームが多いので、今日、このコートでサーブを受けたことが明日、明後日に繋がっていくと思います。(明日の対戦相手である法大の印象は)相手の空気感に僕らが引き込まれずに、自分たちのプレーを終始できれば勝てると思うので、まずは自分たちのバレーをするということを念頭に置いて、明日は戦えればと思います。

野口剛志郎

(久しぶりのスタメン出場でした)そうですね、自分は春季リーグの最後と早慶戦はチームから外れていて、いろいろ考えさせられたというか・・・試合に出たいという気持ちもあったし、今日は久しぶりだったので、コンビどうこうとか、セッターのことを考えるよりも、チームの皆と楽しくやろうと心がけました。(楽しくできましたか)そうですね。調子は悪くもなければ良くもないという感じだったので、楽しくやれたことが良かったです。(ダイレクトスパイクも見せましたね)楽しくやれば体も自然と動けてくるので、ああゆうのは楽しくやれていることを象徴するようなプレーだったのかなと思います。(早慶戦のあとはどのような調整をしましたか)チーム内でミーティングを開いて、コンビが合ってなかったということがあったので、自分がまた(スタメンに)戻るということになったのですけど、この3日間は調整というよりも、ミーティングの方が多かったです。(明日以降への意気込みを)やるからには優勝を目指しているので。明日から1部のチームと戦いますが、1点1点を大事に今日みたいに楽しくやって、優勝したいです。

 

サイド 柳田将洋(環3・東洋高)
セッター 野口剛志郎(環3・東福岡高)
センター 星谷健太朗(理4・渋谷幕張高)
サイド 岡田拓巳(商4・熊谷高)
サイド 益田万太郎(政4・慶應高)
センター 稲田聡典(環3・日向学院高)
リベロ 野瀬将平(環2・東福岡高)

途中出場

 

丸谷将大(環3・東筑高)
佐藤凜太郎(環2・東北高)
上田悠貴(総2・生野高)
林智之(商2・高知学芸高)
 

 

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