【バスケ】会心の2連勝で新シーズンが開幕! vs東大・早大

 

司令塔として活躍する中島

司令塔として活躍する中島

 

慶大バスケ部が始動した。東京六大学リーグ戦は大きな試金石となるリーグ戦だ。この大会でいかにこの冬の鍛錬の成果を見せられるかがポイントである。1日目慶大は初戦の東大相手に格の違いを見せつけた。そして次は白熱した早大との一戦。一進一退の攻防の末、見事勝利を収めることに成功した。慶大にとって最高の滑り出しと言えるだろう。

2015/03/20(金)@明大和泉体育館メインアリーナ
2015年 東京六大学リーグ戦vs東大
1Q 2Q 3Q 4Q 合計
慶大 27 17 28 17 89
東大 12 32
◆慶大スターティングメンバー◆
PG 中島一樹(総4・高崎高)
SG 真木達(環4・國學院久我山高)
SF 堂本阿斗ディーン(商2・慶應高)
SF 木村能生(環2・東山高)
C トカチョフ サワ(環2・國學院久我山高)
4年生が引退し、新体制となった慶大は六大学リーグの初戦東大と対戦した。迎えた第1Q、今季初得点は堂本(商3・慶應義塾高)のアシストからの中島(総3・高崎高)のレイアップシュート。その後続けざまに、堂本や木村(環1・東山高)が得点を決め序盤から点差を広げる。さらに中盤、中島がドライブからの絶妙なシュートを決めると続いてサワ(環1・国学院久我山高)が3P を決めるなど東大に実力の差を見せつける。また、強固なディフェンスで相手に得点を許さず、27-9という大量リードで第1Qを終了した。

第2Qも立ち上がりから中島が2連続得点を決め、慶大ペースで試合が進む。堂本のスティールから後藤(環2・藤枝明誠高)が得点を決めれば、次は後藤のアシストで堂本がシュートを決めるなどしっかりと得点を重ねていき、33点差まで相手を引き離していく。しかし後半、互いのリズムがなかなか合わずシュートを打っても得点につながらない苦しい展開となってしまう。互いに守りあう展開のまま第2Qが終了し、44-14で後半戦へと突入した。

第3Qはベンチメンバーが躍動した。開始5分中島がビハインドバックで切り込み、シュートを決めると、それが口火となって勢いに乗ってゆく。まずはディフェンスでは堂本が強烈なブロックを見せれば、続いて途中出場の藤井(経3・慶應義塾高)が連続で点を重ねていく。後半、どんどんリードを広げてゆくが決して気を緩めず、オールコートディフェンスで東大に付け入るスキを与えない。

迎えた最終Q、3Qの勢いそのままに藤井の3Pで試合が始まる。途中相手に連続得点を許してしまうシーンも見られたが、中盤投入された原(政1・慶應義塾湘南藤沢高)が得点を決め、流れを引き戻す。また、原と同じく途中出場の加藤も後半アシストで魅せ、89-23という大差で東大を下した。新たなメンバーでのスタートを66点差という快勝で飾った慶大。新たな戦力の活躍も見られ、今シーズンに期待を抱かせてくれる一戦となった。

2015/03/20(金)@明大和泉体育館メインアリーナ
2015年 東京六大学リーグ戦vs早大
1Q 2Q 3Q 4Q 合計
慶大 15 22 26 14 77
早大 16 22 17 12 67
◆慶大スターティングメンバー◆
PG 福元直人(環4・福大大濠高)
SG 大元孝文(環4・洛南高)
SF 西戸良(総3・洛南高)
SF 山崎哲(環4・秋田高)
C 黒木亮(環4・延岡学園)
 

大黒柱としてチームを支える黒木

大黒柱としてチームを支える黒木

 

昨年の早慶戦では勝利を収めた慶大だが、新体制となって迎える初めての早大との対決。1Q、序盤から互いにシュートの確度が上がらない。ロースコアの展開が続くが、早大の新主将#34池田を中心に連続得点を許してしまう。開始5分、5点差をつけられると慶大はタイムアウトを要求。すると、山崎のアシストから大元がゴール下を決める。その後も、福元がスティール、黒木がリバウンドを奪い、徐々にリズムを掴み始める。終盤、山崎がシュートを決めると、続いて西戸が1対1を決める。残り10秒で大元のスティールから西戸が相手のファウルを得ると、フリースローを2本着実に沈めた。15-16と1点差に迫り1Qを終えた。

 

 

 

 

続く2Q、一進一退の攻防で幕を開けた。開始3分を過ぎ、西戸は3ポイントを決めると、レイアップ、ミドルシュートと3連続で得点を決める活躍を見せた。ここで一時逆転に成功した慶大だが、早大も譲らず再びリードを許す展開に。残り1分を切り、途中出場の後藤(環3・藤枝明誠高)、真木(環4・國學院久我山高)が3ポイントを決めるも、37-38と1点ビハインドで前半を終えた。

果敢なドライブを見せる西戸

果敢なドライブを見せる西戸

迎えた後半3Q、大元が3ポイントを決めると、福元がディフェンスで奮闘。中盤からは黒木、山崎、サワのインサイド陣が中心となって得点を稼いだ。両者点を取り合うが、慶大に勢いをもたらしたのが、終盤にコートに入った木村(環2・東山高)だ。残り10秒で値千金の3ポイントを決め、早大を引き離した。63-55と8点のリードを奪って最終Qを迎える。

最終Qも、要所でのインサイド陣の活躍が光った。サワが幸先よく得点を決めると、その後も3ポイントを沈める。大元は黒木へ好アシストをするなど、試合を通してアシストを量産した。攻守にわたり落ち着いたプレーで、終始リードを死守。終わってみれば、10点の得点差をつけ、77-67で早大戦を制した。   六大学リーグ初日を2連勝で飾った。新体制になり初めての試合だったが、1戦目ではベンチメンバーが個の役割を果たし、2戦目ではインサイド陣の活躍が印象的な試合となった。新体制のスタートをいい形で切った慶大。この勝利を弾みに、六大学リーグ残り試合での躍動を期待したい。                                                                                  

                                (記事:近藤侑未・水戸部友美)               

 

阪口HC

(試合を振り返って)なかなかセンターの山崎もいいでしょ、そうなるとサワが3番で使えるようになるし、山崎が頑張ってくれればいいよね。あともう一人澤近も入ってくるし。今日は黒木をべったり使っちゃったけど、インサイドが黒木、木村、山崎、澤近の4人いれば相当手厚くなる感じはあるよね。(春休みの練習について)実は最近までアメリカに行ってて練習はあまりできてなくて、これからですね。ただ後藤や桑原にも自覚が出てきたとは思います。(選手の評価は)最初は時差がない組でいったんだけど、サワや、木村の体の変わり方には少しがっかりしたね。山崎とかはしっかりやってたからね。やっぱり上級生の自覚みたいなのがでてきて、そこが下級生との差かな。(明日に向けての意気込み)やることは特に変わらないので、また頑張ります。

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