【ソッカー男子】早慶戦企画第6弾!宮地元貴選手インタビュー

今季はDFとして活躍する宮地元貴選手(総3・東京ヴェルディユース)。前期リーグ戦11試合中10試合に先発出場し、最終ラインからチームを支えた。今回は昨年初出場を果たし、本人にとっては2度目となる早慶定期戦への意気込みを語ってもらった。

 

自分のストロングポイントを生かせるのがDF。

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――前期リーグ戦を振り返っていかがですか。

「個人的には退場した試合を除いては試合に出られたのですが、やはり良かった試合・悪かった試合も個人としてもありますし、チームとしても目標に掲げていた4位以内に入るというのは達成できず5位という結果に終わってしまったので、個人的にもチームとしても満足いってないですね。」

 

――では5位という結果はあまりポジティブには捉えていないんですか。

「実質勝ち点差は首位と3差なので、全然首位を狙える位置ではあると思うんですけど、やはりシーズンを通して関東リーグ優勝というのを掲げた上で5位というのは満足いく結果ではないですね。」

 

――アミノ杯を振り返っていかがですか。

「単純にあの試合はもう全てにおいて相手に負けていたと思います。メンタル面ももちろんそうですし、技術面もそうですし、食われるんじゃないかということを思っている中で食われてしまって、それが自分たちの弱さだなと思います。あの負けをポジティブに捉えることは出来ないですけど、あそこからしっかり課題を見つけて今後生かしていかないといけないと思うので、そこはこの夏の良い材料にしたいなと思います。」

 

――今季一番印象に残っている試合はどの試合ですか。

「順大戦は先に点を決められたんですが、(端山)豪君から良いボールが来て自分が点を決められて追いつけたという試合は印象に残っていますね。」

 

――今季はCBとして試合に出ていますが、意識していることや心掛けていることはありますか。

「1年生の時にCBをやっていたのとまた違って、1回FWをやったことでFWがされたら嫌なこととかも分かるようになりましたし、3年生という上級生になって、自分のことだけではなくてチームのこと、試合中ももちろんそうですし、試合外の部分でも自分が存在感を出していかないといけないので、そこは意識してやっています。」

 

――DFをやっていた1年生の時から今にかけてプレーの面で成長したところはどこですか。

「まず関東リーグのスピードに慣れたというか、余裕を持ってプレーが出来るようになって、精神的にもそうですし、技術的にも、1プレー1プレーをとっても1年生の時よりはヘディングだとか、自分のストロングポイントは出せているかなと思います。」

 

――FWとDFはどちらがやりやすいですか。宮地

「結構点を取ることは好きなんですけど、これから自分が大学サッカーだけではなくてプロの世界で活躍していくために、どっちのポジションを選んだ方が自分のストロングポイントを生かせるのかなと考えたときにDFという決断をしました。」

 

――では去年はFWを自ら選んだのですか。

「監督と相談して、去年はプロの世界でやっていくためにはFWが良いんじゃないかと思って監督にわがままを聞いてもらってやらしてもらったんですけど、3年生になったらポジションというのは固めないといけないですし、安定感を持たないといけないので、そういった意味でFWをやった経験も含めてDFだなと思いました。」

 

――今季はDFながらセットプレーでも多くの得点を取っていますが。

「そこは自分のストロングポイントだし、これから上の世界でやっていく上で他のDFと差をつけるのはそこかなと思うので今後も続けていきたいです。」

 

――DFとしての自分の強さはどこですか。

「前への強さですね。ヘディングも大学レベルでは負けてはいけないと思いますし、あとはビルドアップのところは自信を持ってやっています。」

 

――逆に課題や欠点はありますか。

「1対1の対応であったり、小さくて速い選手が来たときの対応であったりとかは課題だなと思います。」

 

――それを克服するために取り組んでいることはありますか。

「練習では今挙げた1対1の対応であったりとか、自分とは体格の違う選手との対応というのは練習していますし、ストロングポイントを伸ばすという意味でヘディングの練習だったり、インターセプトの練習だったりはしています。」

 

 

泥臭く謙虚に――早慶戦は必ず勝つ。

DSC_0041――今後の目先の目標は何ですか。

「まずは早慶定期戦に必ず勝つこと。この夏でしっかりとステップアップして、関東大学選抜もあるのでそこでしっかりと結果を残して、後期リーグで良い状態で成長した自分を見せられるようにしたいです。」

 

――プロへの意識はありますか。

「すごくありますね。武藤選手(現FC東京、1.FSVマインツ05への移籍が決定)がもう海外に行くというのは刺激的ですし、もちろん慶應でサッカーをやりたいという気持ちは強いですけど、在学中にプロの試合に絡みたいなと思います。」

 

――座右の銘はありますか。

「『生きてるだけで丸儲け』ですね。親父が去年の5月に亡くなって、突然だったんですけど、死と直面して、本当に生きているだけで幸せなんだなというか、生きているんだったら自分の目標に向かって突き進んでいかないといけないなと思いました。」

 

――海外のサッカーはよく見ますか。

「レアルマドリードとかはよく見ますね。」

 

――目標にしている選手はいますか。

「セルヒオ・ラモスが好きで、結構試合は見ていますね。」

 

――どんな選手になりたいとかはありますか。

「DFとして完璧な選手になりたいですね。自分のストロングポイントを伸ばしつつもしっかり課題も補って、あいつがいればゴールは決められないという皆から安心して信頼してもらえるようなDFになりたいです。」

 

――宮地選手にとって早慶定期戦とは何ですか。

「去年2年生で初めて定期戦に出させてもらったんですが、自分がマークしていた上方選手に点を決められてしまいました。リーグ戦でも早稲田とはやりましたけど、また違うそのグラウンドに立った人にしか分からないような雰囲気があって、正直去年は早稲田にのまれてしまって自分のプレーもいつも通り出来ずに悔しい思いをしたので、今年こそは絶対勝ちたいなと、絶対に勝つという強い気持ちを持っています。」

 

――早稲田に対してはどんな印象を持っていますか。

「規律がしっかりしたチームだし、一人一人が自立していて、サッカー中もサッカー外のところでも素晴らしい人たちがいっぱいいると思います。」

 

――どんなプレーを見せたいですか。DSC_0045

「慶應が勝つためにはどんなプレーでも自分はしたいと思いますし、泥臭く謙虚にやっていきたいと思います。」

 

――最後に早慶戦への意気込みをお願いします。

「必ず勝ちます。お世話になった方に恩返しが出来るように頑張りたいと思います。」

 

(取材 氏家 滉登)

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