【野球】秋季リーグ戦開幕前特集~ラストシーズンに懸ける~②谷田成吾

―春はチームが3位という結果に終わりました

僕がエラーして負けてしまった試合がありました。あとは点を取った後、点が入らない試合がありました。全体的には僕が足を引っ張ってしまいました。

―打率も谷田選手自身納得いかない結果だと思いますが

結果を出そうとして焦ってしまいました。もともと調子自体も上がってこなくて、オープン戦の結果も全然良くない中で試合に出て、打てず、焦りになってしまいました。

―結果が出ない理由は自分の中でわかっていましたか

リーグ戦始まってからどんどんどこが悪いというのはわかってきたのでリーグ戦期間中には直してはいたのですが、それがうまくいかなかったのかなと思います。

―試合で悪いというよりも練習から

練習からですね。

―スランプ時の心境は

打てなくなってからも必死でやってきたのですが、結果が出なかったのはすごく辛かったです。スランプに陥った時は辛いと感じることもなくもがいていました。

―リーグ戦終わった後、練習を変えたり、数値目標を決めたりしましたか

数値は決めていなかったです。自分が今日一日でできることを考え、自分ができる限界まで練習をして数はこなしました。トレーニングは毎日やればいいっていうわけではないですが、鍛える場所変えたりとかトレーニング方法を変えたりはして継続してやるようにしました。

―春のリーグ戦の時から比べると一回り体が大きくなったように思います

大きくなっていると思います。(体重は)2、3kg増えましたね。春のリーグ戦の頃よりは増えました。

―タイミングの取り方とかも細かく変わっていますか

(構えの)グリップの位置から足の上げ方まで変わっていますね。今はそれが合っていてあとはバットの出し方とかを考えていこうかなと思っています。

―今までの長打を狙うことから変えることも

長打を狙っているわけではないですが、三遊間に転がしてみるのもよいのかなと思います。

―ユニバーシアードに出て、心機一転という部分もありましたか

心機一転というかこれからどうするか、どうやって(試合に)出るようにするか考えていました。なかなか大胆に変えることもできないですし。今考えるとやればよかったですが、チームの勝利を考えると、日本代表として行っているので勝つことを考えてやる上で自分がどうすればよいかを考えてやっていました。

―12打数6安打の打率5割という結果でバットも振れていたと思いますが

あのころはまだ試している、途中の段階だったのですが、その中で確かにこうやってやればよいと掴めた大会です。

―他の大学の監督からのアドバイスも

明治の善波監督は春のあのような成績があってすごく長い時間気にかけていただいて、いろんな話が聞けてよかったです。

―チームとしては最後試合ができず、悔しい思いもしましたが

最後、決勝は予備日ないのはわかっていたのでやらなきゃいけないだろうなとはわかっていて二時間遅らして、できたような気もしましたが、すごく残念でした。自分の個人的な調子もどんどん上がってきたので決勝は良い活躍できるのかなとは思っていたので残念でした。

―チームメイトとその後はどんな話を

そのことに関しては残念と言っても変わらないのでその話はしなかったですけど、終わった時はすごく良いチームだなと思いました。

―代表の中でよさがあると思った選手は

それぞれがいろいろな良さを持っていたので僕より良いものを持っている選手がたくさんいました。国学院大の柴田選手は逆方向への打ち方がうまい選手だったので、そういう打ち方ができれば春のリーグ戦での全く打てない時にずっと同じように打ち続けるのではなくてちょっと三遊間にゴロを転がすだとかできますし。試合で試す機会があるかはわかりませんが、打てない時にそういう手段を使ってヒット一本打ったら変わるかもしれないのでそういう打ち方も大事だなと思いました。

―海外の遠征で困ったことは

オリンピック委員会が開いた大会なので結構良い宿舎の環境、食事環境ではあったのですが、それでも日本で食べたいなと思う食事はたくさんありました。あとはトイレに紙を流せないというのですかね。最初詰まっている部屋が何個かありました。

―長い移動については

長かったです。バスが韓国着いてから3時間くらい移動したので。それでも去年のアメリカでの遠征の時は毎日6時間ぐらい移動していたのでそれに比べれば楽でしたね。

―オープン戦チームの調子は

始まってから徐々によくなってきました。オール早慶ぐらいからどんどんチーム状態もよくなってきて、戦えるようになってきました。終盤の試合はよく戦えていて、特に終盤2試合は監督もベストゲームとおっしゃってくれていて、すごく良い準備ができているかなと思います。

―谷田選手自身、オープン戦好調の要因は

ずっと春終わってからどう打てばよいのかを考えてこれがいいのかとかを試しながら、量もたくさんこなしてきたのでその成果がでているのかなと思います。

―遠征も多く、練習量の確保が難しかったのでは

遠征中の期間はやれることは限られていると思うので機械を使ったトレーニングもできないですし、練習もバットの素振りぐらいしかできなかったです。でもそれはしょうがないと思いましたけど、その分オールスターでもオール早慶でも良いピッチャーと対戦できたのでそれがすごく良い練習になったと思います。帰ってきてからは普段通りのトレーニングを再開してバットの振る量も増やしたりして順調にできていると思います。

―オープン戦では同じ外野手の梅野(環4)さん、山口(環3)さんも活躍していますが刺激とかは

山口がここ4試合連続HRを打っていてすごく刺激というか、負けてられないなという気持ちです。

―夏の自主練はどなたとやられましたか

夏場は原田(直道=商4)や濱田(経3)とかとやっていました。でもいる人見つけて練習していたので特に誰というのはないですね。

―8月26日には高校日本代表との対戦もありました。久しぶりの大学日本代表の方々と顔をそろえた心境は

ユニバーシアード行く前に僕らはNPB選抜と試合していただいた時に、このままではダメだというのを感じてもっとこうしたほうがいい、ああしたらいいというのが出てきてユニバーシアードでうまく戦えたので、今度は僕らがそういう役目になろうという話をして試合に臨みました。でもエラーしましたけど、すごく楽しかったです。

―高校生の印象は

良い選手がたくさんいましたし、150km/h近い球をちゃんと振りに来ていたので強いなと思いました。

―大学代表チームが解散となりましたが、その時話したことや、心境は

ユニバーシアード優勝した後祝勝会していなかったので、甲子園の後でみんなであつまってごはん食べに行ったりはしたのですが、その時みんなでたわいもないことを話して盛り上がりました。その時にコーチ・スタッフ陣から一言というコーナーがあったのですが何を言われたかは覚えてないですね(笑)。でも頑張れという激励を頂きましたね。

―もうすぐ最後の秋リーグですが、心境は

最後なので優勝したいというそれだけです。

―4年間目標としてきたドラフトも近づいていますが心境は

春にそれを考えて焦っていたのですが、そういうのを気にしてもしょうがないので、春あまりよくなかっただけに何も怖いものはないというか、そんなことよりラストシーズン優勝したいということを考えていて、そうすれば自ずと結果もついてくるかなという感じがします。

―後輩にどんな先輩の姿を見せたいですか

優勝した姿を見せられれば、目標となると思いますし、僕も入学する前慶應が優勝するところを見ていて、自分も優勝したいなと思って入ってきたのでそういう姿を大学の後輩だけではなくて高校の後輩にも見せられれば、慶應がもっともっと良い野球部になっていくと思います。

―本塁打、打点、打率どれにこだわっていきますか

どれもこだわらないですが、打点も繋いで返してくれれば充分ですし、全部できる限り頑張って、数字は関係ないので勝てればよいと思います。

―今の4年生は下級生から試合の中心になっている方が多いと思いますが、なにか話したりは

特になにも話していないですね(笑)。いつも通りみんな必死で自分のやるべきことはないので大丈夫だと思います。

―慶大の今の期待の選手は

1年に太田(経1)というピッチャーがいるのですけど、なかなかセンスあって、背はすごく小さいのですけど、良いです。リーグ戦投げると思います。たぶん毎試合ベンチに入ると思います。山口はこの秋期待しています。このOP戦ぐらいの活躍をしてくれれば、首位打者もあると思います。後ろが打ってくれると楽なので。

―秋のリーグ戦に向けて、応援している人に一言

個人的にもラストシーズンですし、本当に優勝したいという思いが強いので優勝できるように頑張りたいと思います。

 

―お忙しい中、ありがとうございました!

取材:砂川昌輝・後藤理央

◆谷田成吾(やだ・せいご)

1993年5月25日生まれ。183cm90kg。慶應義塾高出身。商学部4年。右投左打。外野手。背番号24。主将の横尾とともに1年次から慶大打線を引っ張り続けてきた。大学通算10本塁打は現役選手トップの数字。今春は打率1割台と苦しみ、この夏は打撃フォーム改造に取り組んだ。インタビュー中何度も繰り返し「優勝したい」と口にしていたのが印象的で、ラストシーズンに懸ける並々ならぬ想いが伝わってきた

タイトルとURLをコピーしました