【ラグビー】善戦するも、反則が多く王者に屈する/帝京大戦

突破を図る栗原副将

 10月とは思えない、汗ばむほどの陽射しが照り付ける秩父宮グラウンドで帝京大戦が行われた。昨年度の大学選手権、そして春のオープン戦で負けた悔しさを晴らしたい慶大が、王者帝京大に対してどのような戦い方をするのかが注目された一戦でもあった。試合は前半は慶大がリードして折り返すものの、後半は重い帝京Fwdの前に思うようにプレーさせてもらえず、15-26で王者の前に屈した。これで慶大は対抗戦2連敗となった。

関東大学ラグビー対抗戦A帝京大戦

2011/10/16(日)14:00KO@秩父宮

得点
慶大 チーム 帝京大
前半 後半 VS 前半 後半
2 0 T 1 2
1 0 G 1 0
1 0 PG 1 2
0 0 DG 0 0
15 0 小計 15 11
15 合計 26
 
スコアプレー
時間 得点者 得点方法 スコア(慶大‐帝京大)
前半4分 竹田(帝京大) T(G○森田) 0-7
前半11分 森田(帝京大) PG 0-10
前半17分 服部(慶大) T(G○仲宗根) 7-10
前半24分 服部(慶大) T(G×高田) 12-10
前半31分 高田(慶大) PG 15-10
後半5分 森田(帝京大) PG 15-13
後半26分 森田(帝京大) T(G×森田) 15-18
後半31分 松永(帝京大) T(G×森田) 15-23
後半44分 森田(帝京大) PG 15-26
 
出場選手
ポジション 名前(学部学年) 交代選手
1.PR 古田 哲也(環4) →後25分16.小田 基貴(商3)
2.HO 高橋 浩平(経4)  
3.PR 平野 裕馬(環3) →後32分17.山田 亮介(環3)
4.LO 栗原 大介(総4)  
5.LO 熊倉 悠太(政4) →後19分18.藤本 慎二郎(環4)
6.FL 明本 大樹(総4)  
7.FL 三輪谷 悟士(総4) →後1分19. 石橋 拓也(環1)
8.NO8 鹿児島 昌平(経3)  
9.SH 宮澤 尚人(法1) →29分20.郡司 光太(法4)
10.SO 宮川 尚之(環2)  
11.WTB 服部 祐一郎(総1)  
12.CTB 仲宗根 健太(総4)  
13.CTB 高田 英(経3)  
14.WTB 浦野 龍基(政1)  
15.FB 新甫 拓(経3)  
 

2試合ぶりの先発となった新甫拓

 前半風上に立ち敵陣でプレーしたい慶大だったが、先制したのは帝京大だった。前半4分、慶大は自陣深い位置でのラインアウトを得るも、まさかのキャッチミス。ボールは帝京大の手に渡り、そのままトライを奪われる。ゴールも決められスコアを0-7とされると、前半11分には、慶大の反則から絶好の位置でPGを与えてしまう。これもきっちり決められ0-10と差は広がる。何とかすがり付きたい慶大は、ラインアウトと速い展開ラグビーで流れを掴む。17分に自陣のラインアウトからボールを奪うと、中盤から慶大らしい速いパス回しで敵陣に攻め入る。「前に出てくるディフェンスに対して、一回外に振ろう」(CTB仲宗根主将・総4)と大外に振っていくと、最後は仲宗根主将からWTB服部(総1)へとボールを繋ぐ。服部は相手ディフェンスを振り切ると約20mを走りきって右隅のインゴールに飛び込んだ。仲宗根のコンバージョンも、ゴールポストに当たりながらも決まり、スコアを7-10とした。ワンチャンスをものにして試合は一気に慶大ペースへ。続く24分にも同様の展開から、最後は再び服部がビッグゲインして右隅にトライ。12-10となり逆転に成功した。31分には、帝京大の反則からPGのチャンスを得た慶大は、対抗戦初スタメンのCTB高田(経3)がこれをきっちり決めて15‐10とリードを広げる。チャンス自体は少なかったものの、低いタックルで相手の得点機も耐え続け、リードを保って前半を折り返した。

明本らFwdもライン攻撃に参加するシーンがあった

 後半も前半の勢いに乗りたい慶大だったが、風下に立ったこともあり思うようなプレーができない。帝京大の重いディフェンスを前に反則も増え、後半4分にはこの日好プレーを連発していたFL明本(総4)が反則の繰り返しによりシンビンを取られ、10分間の退場処分となる。5分にはPGを決められてPGでも逆転の2点差とされ、次の得点が試合の流れを大きく左右する状況に。ここで数的不利のピンチを何とかしのぎたい慶大は、テリトリーを回復したいところだったが、帝京大のキックと「Fwdの当たりの強さ、モールのうまさ」(HO高橋浩・経4)によって自陣に釘付けにされる展開が続く。それでも慶大は反撃を図る。13分に敵陣深い位置でラインアウトを得るとモールからLO栗原副将(総4)がモールサイドを突く場面もあったものの、得点につなげることはできない。また18分には、この試合大活躍の服部がビッグゲインを図り敵陣深くへと入り込むが、フォローが間に合わず、これも決定機とすることはできなかった。スコアできないでいると、試合は徐々に帝京大に支配されていく。26分には、帝京大にモールからボールを回されトライを決められて15-18と再び逆転されると、31分にもトライを奪われ突き放される。残り10分余りで何とか逆転を狙いたいところであったが「後半に負けていて時間が無くなった時の攻め方が単調になってしまった」(SO宮川・環2)と帝京大・南橋が加わり安定感が出た帝京大のディフェンスを崩すことはできない。試合終了間際にはPGを決められ、慶大は後半無得点のまま15-26でノーサイドとなった。

 反則の多さと、小さなミスに泣いた試合だった。勝って折り返した前半とは打って変わって、後半は「キックオフで波に乗れるかと思った直後にミスが生じてしまって、その後は帝京大のロングキッカーによって自陣に釘付けにされる厳しい展開」(田中監督)になってしまった。帝京大の大きなFwdに反則を誘われ、「自分たちのペースでできませんでした」(PR平野・環3)と言うように、ペースを相手に持っていかれることになってしまった。

 しかし、着実に王者帝京大との差は縮まっている。「これまでの対戦で一番やれた」(栗原)という自信も芽生えている。

 とはいえ慶大は対抗戦2連敗。「後がない」(HO高橋)状況である。次の対戦相手は青山学院大。大学選手権出場を目指す慶大はもう負けることは許されない。次戦は1週間後に迎えるが、この試合で得た自信と反省を胸に一戦へ臨めば、次こそ勝利を掴む黒黄軍団が見られるはずだ。

【ケイスポ的MOM】1年生ながら貫禄の2トライ 服部

抜群の決定力を誇る服部

 帝京大のディフェンスをこじ開け、この試合で2トライを奪ったのは1年生のWTB服部祐一郎(総1)だ。筑波大戦ではケガのため欠場したものの、スピードと体格を生かした突破で1年生ながらすでにレギュラーの座を確固たるものとしようとしている。

自身のトライについては「Fwdがボールを出してBksが繋いでくれて取れたトライなので僕はたまたまそこにいただけ」と控えめだが、大学トップクラスの相手にも卓越した身のこなしとランニングでのトライはスタンドから大きな歓声も上がった。同様のトライシーンは他の試合でも見られ、自身の得意な形を大学ラグビーでも遺憾なく発揮している。

 しかし、まだまだ自分のプレーに満足はしていない。トライゲッターとしての結果を出しているものの、この日はキック処理のミスからトライも奪われてしまった。攻守に「ディフェンス、キック処理で安定したプレーを見せたい」と、向上心を覗かせる。更なる飛躍を目指す若き片翼から目が離せない。

By Nao Hara 

 

コメント 

田中監督

(今日の試合を振り返って)私が監督に就任して10ヶ月です。この新しいチームの始まりは、去年の大学選手権の2回戦で帝京大学に7-36で敗れたあの試合でした。あのときの悔しさが、今年のチームのスタートでした。春のオープン戦では5-12で敗れました。夏に菅平で練習試合が行われました。それは7-7のドローでした。そして今日、秩父宮での対抗戦です。選手達には、グラウンドでの借りはグラウンドでしか返せない、秩父宮での借りは秩父宮でしか晴らせない、昨年の12月26日の選手権の悔しさをここで晴らそうという話をしました。選手達はとても気持ちが入っていましたし、筑波大に敗れてある意味で背水の陣、そして手負いの虎になった我々にとって、この帝京大との一戦は非常に重要な一戦でした。本当に選手達は筑波大との敗戦を踏まえて、ディフェンスの整備やアタックの更なる充実、そして帝京大さんはとてもFwdの強いチームです。自陣に食い込まれてしまうと、相手の強みを出してしまうことになるので、なるべく敵陣で戦うという形で、前半は風上でしたので風の利を活かして戦うことができました。前半は勝って折り返したのですが、後半は風下になり、キックオフで波に乗れるかと思った直後にミスが生じてしまって、その後は帝京大のロングキッカーによって自陣に釘付けにされる厳しい展開になってしまいました。後半の風下での戦い方をもう一度整備していかなくてはいけないことと、最後はFwdが力負けをしてしまったということがあります。あとは試合を通じて感じますのは、帝京大との差は着実に縮まったなということです。Fwdはあと少し、Bksについては帝京大を上回るプレーもありました。1年生の服部君が2つインゴールに飛び込んだトライも、本当にBksの良いトライだったと思います。今日のこの悔しさを必ず大学選手権で帝京大に当たり、この秩父宮で、あるいは国立の地で晴らしたいと思っています。本当に帝京大さんは強いチームだと思います。帝京大に追いつけ追い越せで今後もがんばっていきたいと思います。(今日のゲームプランは)帝京大の強みというのはやはりFwdです。彼らの強みであるFwdを自陣に入れてしまうと、非常にモールあるいはブレイクダウンで圧倒されてしまう。あるいはスローモールといわれるモールでじわじわ前に来られてしまうので、なるべくテリトリーを取って敵陣で戦うことを考えていました。特に、それをどうしていくかということについては、中盤で揉まない。なるべく敵陣で戦うようにすることと、絶対に中盤で反則をしないということ。反則をしてしまうと、帝京大の森田くんも竹田くんも非常にいいキッカーですので、一気に自陣に入られてしまいます。要するに反則をなくそうということでした。しかし今日は非常に反則が多くなってしまいました。中盤での反則も含めて、スクラムでのコラプシング、それからオフサイド、ノットロールアウェイなどです。やっぱりレフェリーとコミュニケーションを取って、レフェリーが取る反則の癖を把握したうえで戦っていくべきだったのですが、それについてはあまり修正能力がなかったということが少し反省として挙げられると思います。レフェリーの反則の見方というのはレフェリーによって異なるのですけど、そういったものにちゃんと対処適応していかないとこういうビッグゲームでは勝っていけないと思います。そのあたりについては反省です。やはり敵陣で戦って、我々の強みであるBksを動かしていくラグビーをしていきたいと思います。それから、今日は慶應にとって利があるなと思ったのは、非常に暑い天候であったということです。暑い天候であれば、帝京の大きなFwdというのは必ず鈍ってくるだろうと考えておりましたので、今日は暑くなればなるほど慶應にとって利があるなと思っておりましたが、後半風下になってテリトリーをとりきれなかったということで苦戦になってしまったと思います。寧ろ相手のFwdを自陣に食い込ませたことによって、勢いを与える結果となってしまいました。

CTB仲宗根主将

(今日の試合を振り返って)相手に取られたトライが、ラインアウトからのミスやキック処理のミスから取られたものだったので、本当に小さなミスから得点に繋がってしまうということを、前々から分かってはいたのですが、実際に体感した試合でした。負けてしまいましたが、それが分かったことが一つ良い収穫なのかなと思います。(試合前に意識していたこと)帝京大学さんのスローテンポのFwdが強くプレッシャーをかけてくるラグビーをしてくるのは分かっていたのですが、それに付き合ってしまったかなというのはあります。その対策としては、敵陣に入ってラグビーをしようということを挙げていました。(自身のプレーを振り返って)試合前に分析していたのが、前に出てくるディフェンスに対して、一回外に振ろうと言うのを話していたので、練習どおりにできたかなと思います。(前半はキックも蹴っていたが)前までは中村圭介が蹴っていたのですが、今日はリザーブだったので、最初は僕が蹴りました。(風や天候の影響)前半は風上で、良い感じに攻めることができたのですが、後半は風下での戦い方が良くなかったのかと思います。慶應は走るチームなので、暑さに関しては慶應に有利なのかなと話していました。(今日見つかった課題は)自分たちのラグビーを煮詰めるというのが、帝京のスローテンポのラグビーに合わせない最も有効な方法だと思うので、しっかり自分たちのラグビーを理解して、日吉で練習して煮詰めていきたいなと思います。(次戦に向けて)慶應はまだ大学選手権出場を決められていない状況なので、しっかり次の青学戦に勝って大学選手権出場に有利な状況にしたいと思います。

LO栗原副将

(結果についてどう受け止めるか)内容としては、夏に対戦したときより良くなりました。これまでの対戦で一番やれたなと思います。(前半のファーストとのところでのミスが失点につながったが)ファーストは去年より意識していこうという思いだったが、自分たちにミスがでてしまった。相手にもミスがあったので、お互いに助けられたと思います。(そんな中でも、前半はリードして終わることができたが)良い雰囲気で後半に臨むことができました。(後半は、早い時間でシンビンをとられた)良い流れだったのだが途絶えてしまった。事前に注意とかはなかったので、そういう意味でも、レフェリングに対応していかないといけないなと。今日はペナルティーの数が15ということが示しているように、対応するまでに時間がかかってしまった。(ディフェンスに関しては)モールディフェンスにはかなりの進歩がみられました。夏から考えても、モールだけでとられることはなくなりました。ただその次の場面で簡単にとられすぎているので、次のディフェンスについては集中してやっていかないといけないです。(今後のチームの強化ポイントは)Fwdが強化されないと、自分たちは次がないと思うので、どこが相手でも、Fwdから圧倒できるようにしていきたいです。(明大戦にむけて)帝京大と同じく、Fwdでガツガツやってくると思うので、とにかくこらえて、チーム全体に良い球出しをしていきます。課題を克服しながら、前に進んでいきたいです。

HO高橋浩

(昨年度の大学王者との一戦だったが意識したことは)やっぱり去年帝京大に負けてシーズンがおわってしまったので、悔しさを胸に下向きに頑張ろう、という気持ちでした。(試合を振り返って)前半はセットプレーに関してはよくなかったのですが、みんなのディフェンスがすごく良かったです。勝って折り返せたのが収穫というか自信になったところです。ただ後半の最後15分くらいのところでやっぱり帝京大の重さだったりFwdの当たりの強さ、モールのうまさといったようなところに負けてしまいました。やっぱりFwdが強くなれば、慶大はもっと強くなれると思います。今までの努力以上に小さい努力を積み重ねていきたいです。(ラインアウトで後半、ノットストレートを多く取られてしまったが)相手チームとのギャップの部分がうまくいっていませんでした。あとは相手が大きいので、そこでプレッシャーを感じてしまって慶大側に投げてしまった、というのがあると思います。そういうプレッシャーにも負けないように、練習から相手をつけてやっていきたいと思います。(スクラムは)春はめちゃくちゃやられてしまったのですが、今回はそれなりにやれました。球は出ましたし、回せるところは回せたと思います。及第点くらいかとは思うんですが、もっと強くならないと優勝はできないと感じています。頑張っていきたいです。(次戦に向けて)やっぱ2敗していて後がないので、相手がどこであろうと関係なく、そういう気持ちをぶつけていこうと思います。

PR平野

(試合を振り返って)ペナルティが多いということとFwdで劣勢になってしまったことで勝てなかったのかなと思います。 (帝京大の対策は)帝京大は自陣で戦うとモールなどでトライをされてしまうのでまずはノーペナルティということを意識して、あとは先制点を確実に取ろうと意識していたんですけどペナルティの数が多くなってしまって自分たちのペースでできませんでした。(スクラムについて)当たってからの後ろの重みがすごく強くて練習して来たことを出そうと思ったんですけどそこまでうまく出せず、ただ夏に試合した時よりは改善されていたと思うのでこれからも練習してスクラムを強くしたいです。(中盤からスクラムの出来が変わったようだったが)序盤はレフリーチェックの部分でレフリーのコールが遅いと思ったので聞いて出ようと思ったのですが、試合では結構早くて受けてるって印象を見られてたので早く出ようということを意識して臨みました。(モールやラックについて)僕らもラックから球を出すSHにプレッシャーをかけようとブレイクダウンにチャレンジしたんですけどそこまで有効的には出来なくて、モールは分散させることはできたんですけどそのあとに入る矢が遅くなって全体的には良くなかったと思います。(今日出た収穫は)僕自身はスクラムがある程度出来たのでそこは収穫だと思いますがまだ未熟なので 練習していきたいと思います。(次戦に向けて)もし出られたらスクラムからプレッシャーかけて今回Fwdのせいで負けた部分もあるのでそこで名誉挽回しFWDで勝ったって試合にしたいと思います。

FL明本

(試合を振り返って)速いテンポでやろうと思っていたんですが、帝京大のスローテンポに飲まれてしまって出来るはずのラグビーが出来ませんでした。(前半はラインアウトからバックローがうまく展開していたが)あれはたまたまです。ボールが来たので僕が繋ごうと、前に導こうと思ってボールを放っただけでした。(ノットロールアウェイの反則が多かったが帝京大がブレイクダウンで強かったからか)そうですね。ブレイクダウンでやられてしまったのが大きいと思う。そこを改善していかないと次の試合勝てないと思う。タックルに行ってどけなくて取られてしまったんですが、どくように努力しないといけない。僕の判断ミスですね。(モールディフェンスに関して)前半はみんな我慢できてしっかりやれていたと思うんですが、後半に帝京大の思いFwdにやられてしまったというのが結果的に出てしまった。(次の試合に向けて)Fwdが個々で負けないこととモールディフェンスも低く、慶應らしいディフェンスをやっていけば明治は止まると思いますし低く愚直にやっていきたいと思います。

SO宮川

(試合を振り返って)前半勝っていただけに、後半に点を取れなかったのが悔しくて、勝てた試合だと思います。(後半の攻め方について)風下だったんですけど、前半同様にテリトリーを取っていこうと話していました。(キックを織り交ぜつつ)そうですね。キックも使いながらです。(ゲームプランは)帝京さんのFwdが強いので、敵陣に入って戦おうということでした。(SHが前の試合と変わったが連携面は)1週間合わせたので、まあまあだったと思います。(どのようにBksをコントロールしていこうとしたか)筑波戦で中盤で揉みすぎたので、僕から陣地を取っていこうと。前に出てからBks勝負というのを意識しました。(そこの出来は)前半は割と良かったと思います。でも、後半に負けていて時間が無くなった時の攻め方が単調になってしまいました。そこは日吉に帰って修正するところですね。(チームとして帝京大対策は)スクラムは押されるだろうというのと、ラインアウトから攻撃しようと。そのラインアウトを風の影響とかもあってしっかり取れなかったのは敗因の一つだと思います。(Bksでサインプレーは用意していたか)新しいのもあったんですけど、いつも通りやっていきました。(ディフェンス面について)Fwdはすごく頑張ってくれていたと思うんですけど、帝京のFwdをゴール前まで持ってきたディフェンスがダメだったと思います。中盤でのペナルティとかもいけませんね。(対抗戦2連敗となったが雰囲気は)連敗はしているんですけど、チーム力は良い感じに上がってきているので、これから青学、明治、早稲田と勝っていけば問題ないと思います。(青学戦に向けて)2連敗していて流れが悪いので、青学には絶対に勝つつもりで臨みたいと思います。

WTB服部

(今日の試合を振り返って)結果的に負けてしまったのですがここで終わりではないので次を向いていきたいです。自分のキック処理のミスからああいう展開になってしまったので必ず修正したいと思います。(怪我からの復帰戦立だったが)足の状態は問題ないので調子は良かったです。(帝京大の印象は)Fwdがよく頑張ってくれてて、Bksもトライを取れてすごく手応えはあったんですけど、ひとつのミスからああやって一気に持っていかれる強いチームなので必ず選手権で借りを返したいです。(今日は2トライの活躍だったが)まああれは自分で取ったのではなくてFwdがボールを出してBksが繋いでくれて取れたトライなので僕はたまたまそこにいただけです。ただキック処理が僕の課題なので本当に次はそこを修正してしていきたいです。(今日出た収穫は)チームとしては帝京大相手にFwdがあそこまで頑張ったというとで、個人的には収穫のない試合だったと思います。 (次戦に向けて)次に出る機会がありましたらトライを取るのはもちろんのこと、ディフェンス、キック処理で安定したプレーを見せたいです。次の青学大戦はあくまで通過点なので次に繋がる試合をしたいと思います。

FB新甫

(今日の試合を振り返って)前半いい流れで折り返したんですけど、後半ペナルティが流れの妨げになってしまって自分達の思うようにゲームを進められなかったですね。(フォーカスしていた点は)エリアを取って敵陣でプレーすること。後はノーペナルティで相手にペナルティを与えずに、与えると敵陣に釘付けになってしまうので。後Bksで(トライを)取ろうという意識はありました。(序盤は自陣に釘付けの時間が続いた)どうしてもそういった状況は起こってしまうのは仕方ないと思う。そういう状況を作らないのも大事なんですがそこでどう守り切るかも大事になってきますね。今回はそういった状況を作らないように敵陣でプレーすることを意識していた。ペナルティがかさんでしまって妨げになってしまいました。(ノットロールアウェイの反則も多かったが)同じようなペナルティを何回も取られてしまったので、チームとして意識を早く統一する必要があったと思いますね。今日の試合はペナルティに尽きるかなと思います。同じことを繰り返さない、一回シンビンも出してしまいましたしそういったディシプリンが大事になってくると思います。(帝京大のブレイクダウンの強さも反則の要因になってしまったか)ブレイクダウンでFwdがすごい頑張ってくれてて、ディフェンスの場面では何度も守り抜いてくれた。その中で精度を追求していくことがこれから勝ち進んでいく上で大事になってくると思いますね。(後半は風下だったが)風が強かったので相手がハイパントを上げてきた。そこから自分達の攻撃に繋げられれば良かったんですがそれも出来ず、相手のやりたいことをそのままやらせてしまった感じですね。自分達のテンポ、リズムで試合を進めていけたらもっと違った形になったかなと思います。(自身の出来は)いつも試合は緊張してしまうんですが、今日は気持ちで試合に臨めて楽しくプレー出来ました。次は勝ちに繋げたいです。(次の試合に向けて)もう負けられないと思うのでチーム全体で勝ちに向かって進んでいきたいと思います。

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